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『面狐、拾いました 4(最終回)』配信スタート!

母「今回は風邪気味だったから……343個しか、おはぎ作れなかった(;´Д⊂);

私「十分だよ!!!!!! (`(エ)´)ノ_彡☆


……さて、


お知らせが遅れましたが、web
マガジン「小説花丸」にて連載配信されております「面狐、拾いました」の第4回が、白泉社e-net!様はじめ、電子貸本Renta!様、パピレスにて先行配信されました! 

よろしくお願いします!

タイトル : 「 面狐、拾いました 4 」(これにて完結!)
イラスト : 小禄先生



       表紙
 


【あらすじ】狐の面をつけた神の眷属・蘇芳が自分のせいで瀕死の状態に陥っていると知った刀鍛冶の宗司は、蘇芳の命を助けるために神と賭けをすることになった。神の国の鉄を使い見事刀を完成させれば蘇芳の命は助かるのだ。けれど、それは同時に宗司と蘇芳の別れを意味していて…。


四か月にも渡って連載してきたこのお話も、今回で最終回です。

ケモミミというお題を出されたに関わらず、何でか日本刀愛に驀進しまくったり、攻がお面被ってて顔が見えなかったり、受が何度も死にかけたりした挙句、気が付いたら、私の書いた話の中で一番スケールでかいラストになっていた……という、トンデモ話だったわけですが、いかがだったでしょうか?

少しでも楽しんでいただけますと、幸いです。

そして、この完結を機に手に取っていただけると嬉しい限りです!





>ブログ拍手レス
9月22日 Y様
大河感想へのコメントありがとうございます。今週大河……おっしゃるとおり、女たちの長政に対する態度は異常過ぎました。長政だって、こんなことをして辛くなかったわけではないのに、その気持ちや立場を慮ることもなく、侍女たちまで使って、実の母親と嫁が吊し上げる。おまけに、長政の失態という体で鶴姫を逃がせだなんて(もし、秀吉が鶴姫のことを許さなかったら、責めを追うのは長政)……滅茶苦茶です。こんなの、現代だってありえません。前々から、周囲の長政に対する扱いが酷いと思っていましたが、今回は特に酷過ぎました。官兵衛をよりよく見せるために、長政を貶めているということなのでしょうか? でも……もっと違う方法で、主人公を持ち上げてほしいものです。




>web拍手レス
9月24日20:01 kou様 
いつもコメントありがとうございます。アジア大会、熱いですね! そして独眼竜も熱かった! 愛姫の健気さ、可憐さには毎度キュンキュンしてしまいます。マー君は……普通に考えれば困ったDQNなんですが、敵があの!勝秀吉だから小気味よく見えてしまうんですよね。やはり、敵は強くなければ! それに引き換え、現行大河。。。おっしゃるとおり、前日に愛姫を見てるだけに、光さんや糸の酷さには目も当てられませんでした。下手をしたら黒田家が取り潰されるかもしれんのに、「可哀想だから逃がして!」でも、逃がした後はしらんがなってね、浅はか過ぎます。おまけに、あれだけ長政を責めておきながら、最後はドヤ顔で「父上も、長政の立場だったら同じことをしていた……云々」とか言い出した時はそんなこと言うなら長政に今すぐ土下座して謝れ‼ 今すぐだ!!!!  と、不快指数がMAXになり、この時点でこの人は私の中では「江」に並びました。又兵衛も、今回非常に嫌な感じでした。長政の補佐役でそばにいるくせに、御家のために自ら泥を被ろうとした長政の行為を止められなかったばかりか、「なんてことしてくれたんだ! 官兵衛様はこのこと知ってるのかよっ?」って……無能な上に、長政を主とは欠片も思っていません。政宗のためなら、いつでも喜んで死ねる小十郎や成実を見た後だと、もう。。。官兵衛も、佐々と同じ……いや、それ以下の右往左往っぷりだったのに、かたや切腹。かたや次期天下人。まるで説得力がなくて……最初はクレームを恐れまくった、無味無臭大河だったはずなのに……嫌なほうに進化してしまいましたね。。。


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長政、よく家出しないな。。。

愛が可愛過ぎて辛い。。。なんだ、あの健気さ。そりゃ、政宗も力の限りガシッ! と抱き締めたくなるYO!
しかし、あんなに愛を愛してるくせに、愛が人質に行った途端、領民扇動して秀吉に喧嘩を売るのが政宗クオリティ。
どう見ても好意的に忠告してくれてる蒲生さんや浅野さんにまで、「俺には俺の流儀があんだよ!」とか言っちゃったり。

それでも、何でか肩入れできちゃうんだよね。ラストの毒見シーンで、毒なんか入ってないのに腹痛を起こす芝居をして、蒲生さんたちをビビらせたとこなんか痛快。してやったりとか思っちゃったりして。

これは多分、喧嘩を売ってる相手が勝秀吉だからでしょう。
あんなにも強大で恐ろし過ぎる相手に、危険も顧みず喧嘩を売って……伊達じゃのう! ってなもんです。

やはり、敵役が強ければ強いほど、燃えますね!


……さて、そんなこんなで現行大河。

良かった箇所としては、官兵衛が自らの手で宇都宮の倅を葬ったことと、独断で宇都宮を討った長政に対して、「卑怯なことをして!」だの何だの叱らなかったことですね。
もうね、これをしてたらもう救いようねぇなと思っていたので、ここだけは良かったです。

(まぁ、あんなに躊躇していたくせに、殺す決意をした過程が何ですっ飛ばされてんだよとか、殺すんなら何も知らせずに殺してやるべきだったんじゃないの? とか……何なの? 「秀吉の命令で、お前の親父殺したから。んで、お前も腹斬ってくんない?」とかほざいて軽く絶望させてから、ゆ~っくりと脇差で首刺してじわじわ殺すとか……。
官兵衛は悲壮な顔をしてましたが、相手に悪いと思ってんなら、一思いにさっと殺してやるのが情けってもんでしょう? それなのに、「秀吉様が言うから殺したんだ」と言い訳したり、殺すの躊躇って、余計に苦しませたり……単に、「嗚呼! 俺はなんて悲劇のヒーローなんだ!」と自分に酔ってるようにしか見えんかった)


でもね、あとがね、もうね。。。

まずは、又兵衛。
宇都宮を騙し討ちにした長政に対し「何ということを! これで黒田の豊前での評価は地に落ちた!」だの何だのと正義面してほざいたのにげんなり。
何ということを! も何も、じゃぁどうすりゃ良かったんだよっ? 代替案もないくせに長政を責めるな! ここは、長政の言う通り「黒田の家が潰れたら元も子もない」んだよ!

それだってのに……「なぜ、この又兵衛にその任を任せてくださらなかった! 喜んで若の代わりに泥を被りましたのに」って怒るんならまだしも。。。

こいつは前回も、宇都宮の罠に気づいていながら、その説明を一切せず「殿が帰ってくるまで待ちましょう!(訳:お前みたいなアホじゃ何もできねぇよ。官兵衛帰ってくるまで何もすんなpgr!)」だなんて、どう考えても長政を煽るようなこと言って、長政を城井谷に行かせていましたが……

どうも、この又兵衛は、官兵衛が評価するほど優秀には見えません。長政が「死ねばいいのに」って思うほど嫌いでイジメてるってんならまだしも……そうじゃないなら単なるアホです。

しかし、又兵衛なんてまだ可愛いほうでした。

今回最も嫌悪感Maxだったのは、断然光さん&糸です。


親父の尻拭いで、自ら泥を被った息子に対して、「なんて酷いことをしたのです!」と怒鳴り散らし、勝手に所領安堵&家臣にしたら許してあげるvと安請け合いした夫の所業を棚に上げまくって「本領安堵を約束しておきながら反故にした秀吉様が全部悪いのに~!」とか喚き散らした段階ですでに、うへあ状態だったのですが、その後。

城井谷を討伐し、くたくたになって帰ってきた夫を出迎えもせず、「飯は?」と聞けば、「お前なんかの飯を作りたくないって、侍女全員がボイコットした」と、いけしゃあしゃあと語り、その後は侍女たちを引き連れた光さんまで出てきて、全員で吊るしあげながら「鶴姫を助けないなら、許さないんだから!」? ……( ゚Д゚)ハァ?

先週、「私たちは、殿とともに戦っておるのです。だから、しゃんとしてください!」とかほざいていたくせに、傷ついた夫の胸中を察するどころか、奥の仕事全放棄して、「よく分からんけど、鶴姫可哀想だから逃がしてやって」? ……(# ゚Д゚)ハァ?

「お前は何を言って~」のAAを張りたい気分。

長政がどうして、騙し討ちだなんて汚い手を使ってまで宇都宮を討ったのかも、宇都宮の残党を生かすことがどれだけ危険(秀吉の命に背いた&いつか黒田の仇討に来るかもしれない)なことかも、こいつらまるで理解していない。

さらに、助けたって言っても、はした金渡して身一つで追い出しただけ。
城持ち大名の姫が身一つで投げ出されて、この乱世を生きていけるとでも? どう考えても無理だろ! すぐ野党に捕まって、○○されて××されるんがオチや!!

自分たちが手を下さないなら、ノーカンってか?
  
こんな安っぽい善意のために、御家が潰されるかもしれない要求を奥の仕事ボイコットしてまでするなんて、滅茶苦茶です。

なのに、「逃げました」とドヤ顔で官兵衛に言うもんだから、もう胸糞悪くって。。。
何なんだ、この女。とマジで思ってしまいました。

ってか、「逃げた」ってことにすれば、秀吉は許してくれると思ってる時点で、全員頭の中がお花畑すぎます。
 (ついでに言うと、「敵の情けは受けぬ!」という鶴姫に対し、「生きられよ。死んだら仇討もできぬぞ」とかほざいて説得する又兵衛にまたもげんなり。こいつは誰に対しての「仇討」と言ったのでしょう? まさか豊臣家じゃないよね? それだったら、マジで救いようないんですけど)

でも、結局秀吉は簡単に許しちゃうんだよね(ついでに分かりやすくクズになっていくんだね)
おまけに朝鮮出兵のことを聞かされた時も、「民の暮らしぶりを見てみろよ。駄目に決まってんだろ」だなんて、ドストレートに正面切って反対しても全く御咎めなしで……なんてイージーモードなんだ。これなら、宇都宮斬らなくても許してもらえたんじゃね? と思えてしまいます。
(そういや、秀吉と話している時に、「口をはさむな! 俺は今秀吉様を話してんだよ!」と三成を怒鳴ったのには噴きました。いや、お前だってこれまで何度秀吉と話してる三成の言葉遮って、話に割り込んできたよ? 自分はよくて三成は駄目なのか!)

で、その後で、秀吉が死んだ後、天下を獲るのは官兵衛! とか言われても、全然説得力がないっていう。。。

ということで、今回は非常に胸糞回でした。
もう……息子or夫を侍女たち引き連れて集団で吊し上げるの図が破壊力あり過ぎて。。。

この分だと、長政が糸を○○する回が来ても、「よかったな、長政! これでようやく糞嫁から解放されるぞ!」とか思ってしまいそうです。


 
 >web拍手レス
9月17日00:04  kou様
いつもコメント、ありがとうございます。独眼竜はまさに神回でしたね。首元をビシッと叩くシーンは何度見てもゾクゾクしてしまいます。小十郎との主従愛も痺れました。それなのに……今週大河。独眼竜と放送が一日違いな上に、やっている時代もほぼ同じだから、どうしても比べてしまい、見苦しさが二倍三倍に。。。おっしゃるとおり、目上の者への態度が全然なってません。何なんでしょう? 主筋に対しての、あの「昔から知った仲じゃん♪」という馴れ馴れしさ。ああいう尊大で無礼な態度ばかり取るから、主人公サイドに好感が持てないんですよね。それから、宇都宮謀殺。これまたおっしゃるとおり、もうちょっとどうにかできなかったんでしょうかね。息子に好き勝手された時点で、官兵衛もいよいよ能無しになってしまって……どうしてこうなってしまったんでしょうねぇ。。。

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長政、いじめられ役。汚れ役←New!

今回の独眼竜「天下人」回が神回過ぎて辛い。。。

真の天下人……化け物っぷりに圧倒され、愛姫が愛らし過ぎて生きるのが辛い! となり、最後は小十郎との主従愛に昇天。

脚本、俳優、演出……全部完璧過ぎてね、もうね……二回も見ちゃった。

嗚呼! やっぱ大河ドラマって面白い!!!! と、悦に入りまくった後での現行大河。



ドラマ<宇都宮の件は全て、秀吉&長政のせいです!!! 官兵衛様は何一つ悪くありません!!!!!

( ´_ゝ`)……うん、知ってた。。。


知ってたよ。このドラマには、「主人公は絶対正義」「どんな手を使ってでも、どう考えても辻褄が合わなくなっても主人公に泥を被せない」という超強力縛りがあるからね。
こうなるだろうってさ。でもね……。。。

ドラマ内ではそういうことになっていても、見てるこっちは全然そう見えないんですよ!!!

冒頭、長政が敵の罠に嵌って突っ込んでいったという知らせを受けて、「今助けに行っても、いたずらに兵を失うだけ。捨ておけ」と、あっさり長政を見捨てる官兵衛。

今まで散々……上月城攻めの時とか、「いくら大軍に囲まれてるからって、仲間を見殺すとかないわ! 信長様マジ鬼畜!」と信長をdisり、上月城の人たちを助けようと奔走したくせに、自分の嫡男はいいんかい! 跡継ぎだろ? 熊ちゃんがいるからいいってか? どんだけ長政が嫌いなんだYO! と思ってしまう。
(ってか、賤ヶ岳などの活躍一切カットな上に、誰もが「罠じゃん!」と分かるのに、一人分からないアホの子描写される長政が憐れ。そして、罠だと100%分かっていながら、命をかけてでも長政を止めなかった又兵衛も、もれなくアホの子にクラスチェンジ)

一応、長政が帰ってくるまで心配している素振りを見せ、帰ってきた長政に「どうして負けたのか考えろ。そして、次どうやったら勝てるか考えろ」と諭しはしますが、今まで長政に何も教えてこなかったくせに、考えろも何もありません。
おまけに、小早川さんたちとの会合の場にやってきた長政に対し、いきなり「宇都宮討伐プラン考えたんだろ? ここで話してみろよ」とか言い出す官兵衛。

誰もが罠だと分かる罠にも気づけなかったアホの子に、天下随一の智将たちの前でプレゼンさせるとか、鬼畜過ぎる。

そして、こんなとこでまさかそんなこと言われるとは夢にも思ってなかった&まだ何も考えてなかったっぽい長政が、涙目になりながら、又兵衛から聞かされた兵糧攻め(官兵衛の策)を震え声で話す姿が何とも憐れ。
 
しかし、叛旗を翻した宇都宮に秀吉は激おこだから、早く何とかしたほうがいいよと、安国寺さんに助言されたので、長政の兵糧攻めプランはあっさり蹴り、「じゃあ、宇都宮。俺の家臣になれよ。そしたら、今の領地に住まわせてやるから」という約束を勝手に結び、宇都宮を家来にする官兵衛。

「同じことを繰り返す気か!」と長政にパンチとともに見舞ったその言葉を、そっくりそのまま返したい。
「本領安堵? 大丈夫大丈夫。俺に任せておけって!」と安請け合いした結果、どうなったか……何も学んでいない。

早く宇都宮を討って、豊前を平定しろと言っている秀吉が、そんなことを許すと本気で思っているのでしょうか? 思ってるなら、本気でb…略
(そして、あんな手酷い裏切られ方したのに、「これも官兵衛のおかげ…」とか言い出す宇都宮一家に、うへあ。。)


やっぱり秀吉は許しません。さっさと宇都宮を斬れと言ってきます。当然ですね。
けれど、そんな秀吉の命令を、血迷った暴君による暴挙のように捉える黒田家家中。……いや、分かってないお前らのほうがおかしい。

そんで、長政抜きでどうしようと話し合いが行われ、善助に秀吉の説得に向かわせるのですが……これがまたね、全然説得できる気がしない。
小十郎が行ってきますって言ったら、小十郎なら絶対やってくれるという実家のような安心感があるのに、なんだこの違いは。

で、案の定、善助は秀吉を説得することができなかったのですが……説得内容も主同様酷かったですが、その時の秀吉に対しての態度があまりにもフレンドリー過ぎて噴く。
相手は天下人ですよ? いくら何でも頭が高すぎる。勝秀吉に対しては皆、頭を上げることさえ恐れ多いって感じだったのに
 
ついでに言うなら、秀吉、羨ましがることありませんよ。黒田家家中にはろくな家臣がいないので(官兵衛がいなきゃ何もできない&官兵衛イエスマンばっかり)

そして、やっぱり長政抜きで、善助の報告を受け、さてどうしたものかと考える官兵衛……て、いや、ここまできたら道は一つしかねぇだろ。何悩んでるんだと思っていたら、ここにきて、官兵衛が今まで悉く長政抜きでこの件を進めてきた理由が明らかに。

宇都宮騙し討ちを、全部長政のせいにするためでした。

……ハハ、そういうことかよ。そうだよね、長政同席させてたら、騙し討ちに官兵衛が一枚噛んじゃうもんね。だから、同席させるわけにはいかなかった。
意図は分かります。しかしその結果、官兵衛が心優しい名将に見えたか。答えは断然Noです。

さらに言うなら、汚いことは全部他人にやらせるばかりで、自分の手は一切汚さず、綺麗事しか口にしない官兵衛よりも、黒田家のためなら、自分の手を汚すことも厭わない長政のほうがよっぽどましに見えました。
親父よりもずっと、腹芸ができてましたしね(まぁ家来の動揺っぷりはおいおいと思いましたけど……)

ということで、今回も「主人公絶対正義」縛りのせいで散々な回でした。

ホント、あの縛りどうにかしてほしい。
その縛りがある限り、戦国時代なんて描けませんよ。戦国武将に清廉潔白な善人なんかいないんですから。



>web拍手レス
9月8日23:20  kou様
いつもコメント、ありがとうございます。お体のほう、治ったのなら幸いです。どうぞこれからもご自愛ください。今週の独眼竜、おっしゃるとおり、政宗が利家たち相手に演説ぶつシーンは痛快でしたね。台詞といい、リズムといい……で、一番びっくりなのが、政宗が言ってることのほとんどが嘘だということ。本当に痛快。そして勝秀吉、即無礼討ちされそうな怖さ。分かります。勝秀吉はあの威圧感と緊張感がたまりませんね。真の天下人とはかくありやと思わせてくれます。こちらはホント、毎週楽しみです。それに引き換え、今週大河。おっしゃるとおり、親父の凄さを見せるために息子を踏み台にするのはやめて欲しいです。「平清盛」でもきつかったですが、あっちはまだ、清盛も悪く描いていました。しかし、今回の大河は意地でも主人公に汚いことはさせないようですから、汚れ役さえ息子に押しつけるのかと思うとねぇ。これまたおっしゃるとおり、長政よくぐれないですよね。。。
 

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茶々の棒読み……もうちょいどうにかならないかしらん。。。

いやぁ、今週の独眼竜すごかったなぁ。

東北で大暴れしていた政宗がついに全国デビュー! 
利家や家康といった名のある武将たちと堂々と渡り合い(尊大になり過ぎず、かと言って卑屈になり過ぎてもいけない、絶妙な振る舞い、腹芸……あの駆け引きシーンはゾクゾクしました)
「お? なんだ、結構上手くいくじゃねぇか」と、ちょっと調子に乗ってきたところへのラスト、ラスボス・秀吉との初対峙シーン。
「あ……こりゃやべぇわ‼」という政宗の悪寒っぷりが、手に取るように分かって……今回は、全編通してここまでの前振りにすぎなかったと思い知る。
それだけの衝撃を、物言わずとも佇まいと睨みだけで表現できてしまう……さすが、勝さん! ぱねぇっす!!

来週は、大河屈指の名シーン・秀吉との初対面。嗚呼! 来週が待ち遠しくてしかたない!!!!


……なんて、勝秀吉の迫力に痺れ過ぎた翌日に迎えた現行大河でありますが。。。

初っ端の、露骨なまでの「独裁者・秀吉が全部悪い!」「伴天連追放令は完全な間違い!」「伴天連は一方的な被害者!」描写にモヤモヤ。

先週秀吉も言っていましたが、伴天連は九州でかなり好き勝手やっておりました。

(このドラマでは奴隷売買については完全スルーしてるけど)
寺社をぶっ壊して教会立てる。金貸して借金の肩に領地を巻き上げる。立派な大砲積んだ鉄船持ってる。おまけに、秀吉に敬意を払わない。

ここまでの要素が揃っていたら、秀吉が追放するのも当然です。
(そんな秀吉の危惧を、官兵衛は「気のせいです!」だなんて……お前、キリスト教に洗脳されとるやん! と思わず突っ込まれそうなこと言って止めてましたけど。。。)

それなのに、あたかも伴天連側には何の非もないような描写をして……なんだかなぁと思ってしまいます。
歴史的に見ても、秀吉のこの判断は英断なのに……やはりあれですか? 官兵衛がキリシタンだから、「伴天連のほうが悪い」ってやると官兵衛に都合が悪いからって奴ですか? だから秀吉に悪役になってもらおうって? 
 
そういやあれだよね。今週も秀吉sageに必死だったね。けど……もう少しどうにかならなかったのですか?
「俺に従わない奴はぶっ潰す★」を馬鹿の一つ覚えみたいに連呼しまくってた気がするんですけど?

分っかりやすい悪役台詞喋らせて、悪役だと印象付けたいのは分かりますが……もっと他にバリエーションはないのか。。。
 
とはいえ 、いくら台詞が悪役仕様でも、やっぱりやってることは至極まともなのが、今作の秀吉クオリティ。

伴天連を追放したのも、宇都宮の領地替えも(自然の要塞であるあの場所に、外様を置いておくわけにはいきませんから)理に適っているし、
官兵衛を九州に領地替えしたのも、官兵衛を疎んじたからではなく、先を見越してのこと(おそらく朝鮮出兵のことでしょう)だし。。。

ホント、色々とちぐはぐな秀吉。これも、ただただ官兵衛を悪く見せないためだけに……ってのがねぇ、ホント……(遠い目)

そしてこれは、黒田家家中においても同じ。
官兵衛が宇都宮と戦わずして説き伏せようとしていたのに、長政が独断で宇都宮を攻めてしまったということにしてしまいました。

しかし、いくら全責任を他人に擦り付ける&周囲を小物に描くなどして、「官兵衛悪くない!」を声高に主張しても、やっぱり官兵衛が正義に見えないのが、今作クオリティ。

「私は褒美のために戦っているのではありません。天下泰平のために戦っているのでございます(ドヤァ…」
と、言っておきながら今回、秀吉から「豊前やるよ」と言われ、一応「え~じゃぁ、宇都宮はどうなんの?」と聞くには聞くけど、豊前いらねぇとは一言も言わず、ちゃっかりいただいちゃう官兵衛。
前回も断ったんだろ? だったら今回も断ったら?
(……それとも、あれですか? 「今度の領地、元の領地の三倍だって? やったぁあ!」と喜びまくってる家臣たちの場面が挿入されたから……僕はホントは欲しくないんだよ? でもほら、可愛い家臣たちが欲しがってるから……彼らのためにしかたなく、とでも言いたいとか?)


んで、宇都宮に本領安堵を安請け合いして果たせなかった上に、代わりに豊前をいただいた分際で、今回も大好きな「突撃★今日の敵城訪問」を敢行。
そして、偉そうに「さっさと俺の土地から立ち退けや、おらぁ!」だなんて……さぁ! 怒りに任せて俺を斬ってくれ‼ と言わんばかりのことをのたまう。

「俺の土地だ? ふざけんな、この野郎! 本領安堵してくれるって言ったくせに、よくも俺を騙したな!」と至極まともな怒り方をする宇都宮(中の人がとっても頑張ってる)に対して、


「しょうがねぇだろ! 秀吉様がそう言ってんだから!」と、全部秀吉のせいにして逆切れ。

約束を果たせなかった己の非については、華麗にスルー。詫びもしない。実は説き伏せる気ねぇだろ、お前。

こんなの、普通なら斬られます。しかし、絶対斬られない。
なぜなら、俺には史実と脚本家の加護を受けている。だから、どんな暴言吐いたって平気さ★
意気揚々と帰っていく官兵衛の姿が、そう言ってるような気がしてしかたなかった。

その後は、お得意の長政いじめが続きます。

宇都宮をこのままのさばらせておいては、地侍がつけあがるし、秀吉への心証を悪くするのでは? という、とても真っ当な長政の問いに、「力でねじ伏せては駄目だ」という具体性の欠片もない精神論を……たった今、秀吉の威光をふりかざして「とっとと出てけ!」と宇都宮を恫喝して煽ってきた口でのたまう官兵衛。

それからも、「あの土地は攻めづらいから」と攻めるのは止めるけど、別の宇都宮攻略を講じるでもなく、放置プレイを続ける官兵衛。

すると、官兵衛が豊前を出た隙をついて、宇都宮が他の地侍たちと呼応して挙兵。
長政が挙兵しようとしたら、「落ち着けよ、くそが!」と……攻める以外の明確なプランの説明を長政にしていなかったどころか、放置して挙兵されたくせに何言ってんだ! と言いたくなるようなことを言って、長政を叱責する官兵衛。

官兵衛がいない時に挙兵があると、「殿のお帰りを待ちましょう!」……つまり、お前じゃ何も出来ねぇから! とほざくばかりのデリカシーの欠片もない黒田家家中。
(独眼竜の家臣たちは、本心ではどうあろうと、嫡男である政宗の気持ちに配慮した発言をしていたというのに。。。)

あと、ついでに言うなら、「長旅、疲れたであろう?」という当主に対して、「ええ、とっても!」と返す糸がね……なんというかね。お前は夫に恥を掻かせているのが分からないのかとね。。。
こういう描写ばっかりだから……あと、長政と仲睦まじくしてるシーンなんか一切なかったから、光さんが「長政、糸に会えてうれしいのね」と言われても全然ぴんと来ない。むしろ、無理矢理「うん」と言わされてる感までして、なんか長政が不憫に思えてしまうっていう。

もうほんと、長政が可哀想! 秀吉のそばにいるほうが、お前は絶対幸せだYO!

そういや、その少し前の、侍女がついて来る来ないエピ……あれ、要りますか?
住み慣れた土地を離れることへの葛藤を表現したいという意図は分かるのですが、あの侍女今まで光さん以外どうでもいいってスタンスの人だったから、ご先祖様の墓を残していくのが気がかりだからとか何とか言われても釈然としないんです。
その後の「残るなんて言わないで! 代わりに私が残るから!」って説得もなんか変ですし……もっと他の表現はなかったのかしら? そして、善助の女房はいつまで光さんの侍女をやってるの? 

ということで、今年も何だかなぁな回でした。
そして多分、来週も……官兵衛は何も悪くないって感じに持ってくんだろうなぁ(遠い目)
とりあえず、宇都宮の中の人がとても頑張っていらっしゃるから、彼を楽しみに来週を待ちたいと思います。




>web拍手レス
9月3日23:37  kou様 
いつもコメントありがとうございます。まだ、体調が優れないようで。夏風邪はたちが悪いと言いますが、どうぞご自愛ください。今週大河、おっしゃる通り、どんな手を使ってでも主人公を正義にしようとする手法、どうにかならないんでしょうかね。。。ここまでくると、ホントどうでもよくなってきます。官兵衛にだって非はあるのにね。そして今回の被害者、宇都宮さん、独眼竜の綱元さんなんですよねぇ。独眼竜を見た後だと、渋みの増したいい俳優さんになったなぁとしみじみ思いました。それだけに、これからが……彼の最期はしかと見届けたいですね。間違っても、「官兵衛、お前に会えてよかった!」が最後の言葉になりませんように! と祈りながら。。。

9月4日14:22  極道ML…大好き♪で、リバ…大好物♪ の方
拍手&「掌」シリーズへのコメントありがとうございます! 気に入っていただけて大変嬉しいです。また、二人の馴れ初め話である「繋いだ手のその先に」にも興味を持っていただきまして、ありがたい限りです! ……しかし、web小説花丸様でのこの話の掲載はもう終了しておりまして、お読みいただくことができません。最初に掲載させていただいた、雑誌の「小説花丸2011年秋の号」を入手して、という手もあるかもですが、さすがにもうないでしょうし……せっかく、興味を持っていただいたのに、大変申し訳ございません。ただ……もしかしたらいつか、リニューアルしたweb小説花丸様にて、掲載されることがあるかもしれません。その時は(有料になってしまいますが)手に取って(?)いただけますと幸いです。   

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茶々とおねのシーンは結構よかった気がします

悪=秀吉&三成

この構図が露骨すぎるくらいアピールされまくった回でした。

二人の演技をもろ悪者にするわ、「俺に逆らう奴は誰であろうと討ち滅ぼす」だなんて、分かりやすい悪役台詞を秀吉に言わせちゃうわ。
 
 「悪いのはこの二人です」「官兵衛は全然悪くないんです」

それをドラマ全体で声高に主張していたわけですが……歴史ドラマを善悪二元論で片付ける趣向の是非について云々以前に、その善悪さえちゃんと描けていないのが何とも。


まずは、秀吉サイド。

島津にボロ糞言われて腸煮えくり返って、一時は「ぶっ潰してやる」と思いながらも、結局は今後のことを考え、本領安堵を約束しました。

播磨に立ち寄った時も、大勢の客と会わなければならないくそ忙しい中でも、ちゃんと光さんたちの元を訪れ、待たせたことを詫びてもいました。
 
今回の目玉、伴天連追放令についても、奴隷売買の件は華麗にスルーされた上に、宣教師の20日以内の国外退去などを強調して、秀吉の非道さをアピールしていましたが
(実際は……「この機に乗じて宣教師に危害を加えたものは処罰すると言い渡しており、強制的にキリスト教への改宗をさせることは禁止しているが、個人が自分の意思でキリスト教を信仰することは規制しておらず、一定の領地を持つ大名がキリスト教信者になるのも認可制(秀吉の許可が必要)とされたが、これも禁止されてはいない。また、下層の民については自由であることを定め、建前としては信仰の自由を保障するものであった」wikiより)

このドラマの中だけで描かれている描写(イエズス会の幹部(?)コエリョの失言オンパレード、「日本の技術では沈めることができない」上に「立派な大砲まで積んでる」ポルトガルの船を渡さない等など)だけでも、秀吉が伴天連追放令を出すのは理に適っています。

さらに言うなら、このドラマの右近があまりにも性悪な偽善者なので、秀吉が「あいつを信用できねぇ」と言ってもしょうがねぇなと思ってしまったり。。。
(「荒木村重を裏切ったのは間違いだった。今度こそ、正しい道を行きたい!」だ? 「光秀の行いはデウス様もお許しにならないでしょう!(キリッ」とか言っておいて!!!)

ついでに言うと、茶々にお熱だった理由が、茶々の中の「信長の血」が欲しかったからってこと。
(「信長様の血が、この秀吉の子に流れる!(感無量)」とか言い出した時は、マジで噴きました。政治的思惑もあるだろうけど、どんだけ信長好きやねんと(爆))


と、こうしてみると、確かに悪ぶっちゃいるんですけど、筋がちゃんと通ってるんです。
だから、あんまり暴君には見えない(まぁ名君にも見えませんけど)


対する官兵衛サイド。

天下人が忙しいってことくらい、ちょっと考えりゃ子どもでも分かるだろうに、「いつまで待たせるのよ! 遅いわね」と愚痴る糸に、「秀吉様はお忙しいのでしょう」と言うばかりで、それを窘めようともしない光さん。
ついでに、糸の侍女(?)は「いつまで待たせるおつもりか? このお方をどなたと心得る!」などと騒ぎ出し……

天下人&上司相手に……この二人(ついでに侍女)は自分たちの立場をどう認識しているのでしょう?

おまけに、一方的に喋って、さっさと帰ってしまったとはいえ、待たせたことをちゃんと詫び、褒美まで置いていった秀吉に対し、「なんて素っ気ないの!」「私たちが領地加増を催促にきたと思ったんでしょう。酷過ぎます!」「秀吉様って変ったわ」と、非難の嵐。

ホントお前ら何様だ状態だとか、秀吉の家臣たちが行きかってる場所でそんなこと言うなんて、うかつ過ぎるだろう! とか、領地加増を催促しにきたと思われた? いいじゃん、オリーブオイルさんはじめ家臣たちは「この前の戦の恩賞なかった。マジむかつく! 働いたんだから、恩賞くれ!!!」って思ってんだから、とか……突っ込んだら切りがない。


で、主人公はといえば、相変わらず息子に対してやたら冷たいし、九州に訪れた秀吉が「お前は秀長とともに動け」と言われて拗ねたり(一体どこの女子だ!)

秀吉&三成との三人との話し合いで、三成が気に入らない発言をすると、一々杖を打ち鳴らしたり、椅子をうち倒したりして大きな音を出すわ、立ち上がって、三成の眼前に歩み寄り、上から睨みつけながら怒鳴りつけるわ。。。
そんな失礼なことされても顔色一つ変えないどころか、官兵衛に対して悪口一つ返さず黙っている三成のほうがよっぽど大人に見えます。

伴天連追放令を止めにきた時も、ポルトガル船を秀吉に献上するよう、相手を説き伏せてきたならまだしも、何もしないで……おまけに、秀吉が危惧している問題についての打開策を何一つ示せない分際で、その発令は思いとどまってくれと言ったって、説得力がありません。
城井の本領安堵についても……それは官兵衛が勝手に取り決めたことですからねぇ。。。

おまけに、「秀吉様は変わられた」と嘆くのは、秀吉が自分の言うこと聞いてくれなかった時で、「秀吉様は昔と変わられてはおられない!」と嬉々として喜ぶのは、秀吉が自分の言う通りにした時だけってのが何とも。。。
しかもこの官兵衛、「秀吉様が俺の言うこと聞いてくれた。良かった!」で思考が止まっちゃって、秀吉がどんな思いで官兵衛の案を飲んだのか、考えようともしない。

そういう奴だから……いくらヒーロー演出して、綺麗な言葉ばかり口にさせようが、官兵衛が善には見えないんですよ。それどころか、偽善者臭が半端なくて、ムカムカくるっていう。。。

来週は城井の件をやるようですが……ここはどう描く気かな? 官兵衛かなりえげつないことやってるけど……多分、長政が全部泥をかぶるんだろうな(遠い目)




8月26日00:01 kou様 
いつもコメントありがとうございます。体調不良ということで……大丈夫でしょうか? まだまだ変な天気が続いていますからね、ご自愛いただけたらと思います。今週大河、私が毛利好きなだけに特に酷い回だと思ってしまいました。いくら秀吉や三成をワルっぽく描いても、主人公があれだと……これからどうなっていくんでしょうねぇ。。。あと更新、楽しんでいただけたようでよかったです。普段オラオラな攻の板垣が受けるということで、嫌な人は嫌だろうなぁと思っていたので。でも、おっしゃるとおり、このリバはジイジの人柄の賜物だと思います。ジイジじゃなかったら、板垣みたいなキャラを絶対受けさせられなかったろうから。さて、次回は新たな扉を開いてしまった二人のその後ですが……話はもうちょっとだけ続くので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

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