朝からこれかい！

弟「だから無理だって言ってるだろ！」
母「何馬鹿なこと言ってんの！この意気地なし!!!!」

と、朝っぱらから怒声が雨月家に木霊します。一体何があったんだと、眠気眼を擦りながら聞いてみると、

母「この子、この歳にもなって錠剤が飲めないっていうのよ！！」

不躾に弟を指差しながら、母が叫びます。
私「はぁ？錠剤？？？」
弟「しょうがねぇじゃん。俺、いつも気合いで治して、ゴホ…来たんだから…ゴホゴホ」
母「そんなこと言ってもその歳で錠剤一つ満足に飲めないなんてまずい！それにいい加減、その咳そろそろうざいし」
だから、とっとと飲め!!!!!と母が水と錠剤を弟に押しつけます。で、その剣幕に押され、弟は錠剤を飲むことを決意。
母「大丈夫よ。雨月（私の名前）でも飲めるんだから、あんただって飲める！」
なんだかとてつもなくひっかかる励ましを受けつつ、弟はコップの入った水に……何故か錠剤を投入！

母「何やってんのよ、あんた！」
弟「こうやったら飲みやすいと思って…」
母「違う違う！最初にちょっとだけ水を口に含んでから薬を口に入れて、もう一度水を口に含みつつ飲み込むのよ！」
おいおい、そんなこといっぺんに言って大丈夫か？と思っている間に弟水と錠剤を口に含んで飲み込んだのですが……

母「どうして錠剤だけ飲み込んでないの？！」
弟「ほっといてくれ！俺はどうせ駄目な人間なんだよ！！（自棄）」

と、こんなふうに慌ただしく朝が始まった今日この頃です（涙）