壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
[PR]
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
対決6 大塚明夫VS小山力也
「 俺は、ヤナさんが何か隠しているような気がしてならなかった。それが何なのか、分からないまま……また、死体が打ち上げられる 」
これまでに数々の事件を解決してきた柳本と小野寺。
ベテラン刑事として若い小野寺に刑事魂を叩き込む柳本。
そして柳本を信頼し刑事としての心得を学ぶ小野寺。
いつしか二人は警視庁一の「名コンビ」と呼ばれる程のパートナーとなった。
更に小野寺は、柳本の一人娘・愛との婚約をきめる。
しかし、そんな小野寺ですら知らない柳本のもう一つの姿・・・
それは、十数年前のある忌まわしい事件がきっかけだった。
複雑な心境を抱えながらも、己の目的を全うしようとする柳本。
柳本を信頼しつつも、その裏の顔に次第に気付き始める小野寺。
そして柳本と小野寺が名実ともに親子になる前日・・・
事態は急転直下・・風雲を告げる。
早速猛然と試聴した訳ですが、これは明夫演じるヤナさんが主役ですね。
彼の物語と言ってもいい。
十数年前。家に帰って来ると、レイプされた上に惨殺された、変わり果てた妻子を目撃する柳本。
(この時の明夫の悲痛な叫びが胸を突きます。あまりの衝撃に真っ白になってしまった瞬間。そして、だんだんと状況が飲み込め、怒りと悲しみと喪失感で押し潰されて上げた絶望。哀しいくらいに伝わってきます)
必ず犯人を捕まえてやると、殺された妻子に誓った柳本は犯人を逮捕するためなら手段を選びません。怪しい奴を見つけたら、烈しい暴力を用いて情報を聞き出そうとします。
そんな手荒な捜査が祟って、捜査本部を下ろされてしまいますが、独自に調査を進め、ついに犯人の一人を発見します。
彼は犯人を目の前にして我を忘れます。衝動のまま犯人を殴り続け……ついには殺してしまいます。
殺す気はなかった。運が悪かった……いや、これはきっと殺された妻子が自分に乗り移ってこいつに復讐したんだ、そうに違いない。
ここから、彼は復讐の鬼になります。
人を殺してしまった。もう後戻りは出来ない。こうなったら、残りの奴らも全員俺の手で殺してやる。
小山さん演じる小野寺と出会うのは、その殺しを隠蔽した翌年です。
この小野寺が……なんかこう、キチメガの本多を思い出させるような、暑苦しい程元気で真っ直ぐな熱血漢です。しかも、物凄く甘えん坊な大型犬みたいな奴で、ヤナさんに暑苦しい程懐きます。
なので、最初はキチメガ本多に抱いたそれのように、うざったいなぁと思っていたのですが、ヤナさんが撃たれて入院した時。
犯人がまたヤナさんを襲ってきたら大変だとヤナさんに三日間着きっきり、しかもほとんど眠らず看病した上に、ヤナさんが起きたら「よかったですぅうう。・゚・(ノД`)・゚・。」と大号泣。
けど、この事件を機に「柳本さん」から「ヤナさん」と呼んでもいいぞと言われ、何度も何度も「ヤナさんvヤナさんv」とそれはそれは嬉しそうに連呼して……。
そして、極めつけ。小野寺さん、ヤナさんの生き残った娘さんと結婚することになったのですが、二人が結婚したら刑事を辞めると言い出すヤナさんに、もっとヤナさんとコンビを組んでいたいと…
「じゃぁ、俺。結婚するの止めます!!!(即答)」
どれだけヤナさんが好きなんだ、小野寺(*´д`*)ハァハァ
もうここまで来ると可愛くってしょうがない。
しかもただ懐いてるだけじゃなくて、小野寺はヤナさんが何か秘密を抱えていることに気付きます。
それで何度も何度も問いかける訳ですが、「何にもない」の一点張りです。
小野寺は聞くことを止めます。パートナーであり、尊敬する先輩を疑うのはいけないことだと。この物凄くいい子ちゃんっぷりにまたも胸キュン(死語)
けれど、ずっと心配し続けるんです。このへんの心配し具合が小山さんがとても上手い。
物凄く心配している気持ちと、隠し事されている寂しさがひしひしと伝わってきます。
憎悪に取り憑かれた復讐鬼・柳本と、その暗い過去と闇を探し続けた小野寺。
嗚呼、「熱砂のプロメテウス」の時から復讐に生きる男に弱いと自覚していたけれど、まさか今回もこんなにクリーンヒットするとは!
特にトラック5なんて、かなりきます。
乾いた嗤い声を上げながら、「もう戻れない……俺が殺してやるんだ、俺が裁いてやるんだ」と虚ろに喋り続ける柳本の悲哀が哀しすぎます。
きっと、彼は一番許せなかったのは妻子を守れなかった自分だったんでしょうね。だから、どんな形でもいいから二人への罪滅ぼしがしたかったんじゃないか。許して欲しかったんじゃないか。そう思えました。
そして、その柳本に必死に叫び続ける小野寺のやるせなさがそれに相まって……!
おほほぉ……どうしてこんなことに。・゚・(ノД`)・゚・。
実に王道な話でもうちょっとひねりが欲しくない訳でもなかったですが、じっくり味合わせて頂きました。満足であります。
やっぱり、このお二人は凄かった!!
彼の物語と言ってもいい。
十数年前。家に帰って来ると、レイプされた上に惨殺された、変わり果てた妻子を目撃する柳本。
(この時の明夫の悲痛な叫びが胸を突きます。あまりの衝撃に真っ白になってしまった瞬間。そして、だんだんと状況が飲み込め、怒りと悲しみと喪失感で押し潰されて上げた絶望。哀しいくらいに伝わってきます)
必ず犯人を捕まえてやると、殺された妻子に誓った柳本は犯人を逮捕するためなら手段を選びません。怪しい奴を見つけたら、烈しい暴力を用いて情報を聞き出そうとします。
そんな手荒な捜査が祟って、捜査本部を下ろされてしまいますが、独自に調査を進め、ついに犯人の一人を発見します。
彼は犯人を目の前にして我を忘れます。衝動のまま犯人を殴り続け……ついには殺してしまいます。
殺す気はなかった。運が悪かった……いや、これはきっと殺された妻子が自分に乗り移ってこいつに復讐したんだ、そうに違いない。
ここから、彼は復讐の鬼になります。
人を殺してしまった。もう後戻りは出来ない。こうなったら、残りの奴らも全員俺の手で殺してやる。
小山さん演じる小野寺と出会うのは、その殺しを隠蔽した翌年です。
この小野寺が……なんかこう、キチメガの本多を思い出させるような、
なので、最初はキチメガ本多に抱いたそれのように、うざったいなぁと思っていたのですが、ヤナさんが撃たれて入院した時。
犯人がまたヤナさんを襲ってきたら大変だとヤナさんに三日間着きっきり、しかもほとんど眠らず看病した上に、ヤナさんが起きたら「よかったですぅうう。・゚・(ノД`)・゚・。」と大号泣。
けど、この事件を機に「柳本さん」から「ヤナさん」と呼んでもいいぞと言われ、何度も何度も「ヤナさんvヤナさんv」とそれはそれは嬉しそうに連呼して……。
そして、極めつけ。小野寺さん、ヤナさんの生き残った娘さんと結婚することになったのですが、二人が結婚したら刑事を辞めると言い出すヤナさんに、もっとヤナさんとコンビを組んでいたいと…
「じゃぁ、俺。結婚するの止めます!!!(即答)」
どれだけヤナさんが好きなんだ、小野寺(*´д`*)ハァハァ
もうここまで来ると可愛くってしょうがない。
しかもただ懐いてるだけじゃなくて、小野寺はヤナさんが何か秘密を抱えていることに気付きます。
それで何度も何度も問いかける訳ですが、「何にもない」の一点張りです。
小野寺は聞くことを止めます。パートナーであり、尊敬する先輩を疑うのはいけないことだと。この物凄くいい子ちゃんっぷりにまたも胸キュン(死語)
けれど、ずっと心配し続けるんです。このへんの心配し具合が小山さんがとても上手い。
物凄く心配している気持ちと、隠し事されている寂しさがひしひしと伝わってきます。
憎悪に取り憑かれた復讐鬼・柳本と、その暗い過去と闇を探し続けた小野寺。
嗚呼、「熱砂のプロメテウス」の時から復讐に生きる男に弱いと自覚していたけれど、まさか今回もこんなにクリーンヒットするとは!
特にトラック5なんて、かなりきます。
乾いた嗤い声を上げながら、「もう戻れない……俺が殺してやるんだ、俺が裁いてやるんだ」と虚ろに喋り続ける柳本の悲哀が哀しすぎます。
きっと、彼は一番許せなかったのは妻子を守れなかった自分だったんでしょうね。だから、どんな形でもいいから二人への罪滅ぼしがしたかったんじゃないか。許して欲しかったんじゃないか。そう思えました。
そして、その柳本に必死に叫び続ける小野寺のやるせなさがそれに相まって……!
おほほぉ……どうしてこんなことに。・゚・(ノД`)・゚・。
実に王道な話でもうちょっとひねりが欲しくない訳でもなかったですが、じっくり味合わせて頂きました。満足であります。
やっぱり、このお二人は凄かった!!
PR
TRACKBACK
TrackbackURL
COMMENT