壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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新撰組「え? 俺らがデマ流してる? マジで?」
池田屋事件と言えば、歴史好きにとってはたまらないエピの一つなはずですが……
先週「俺、脱藩してやったんだZE★」とどや顔で語っていた高杉さんが、何の理由でか分からんけどホイホイ長州に戻った途端、脱藩の罪で野山獄に投獄。
「政の中心で活躍しろと言ったくせに、今度は投獄かよ。面白い!(キリッ)」とか言って、久坂のように壁に当たり散らす姿に眩暈がし、
そんな高杉さんに真っ先に会いに来るのが、妻ではなく文で、その後も高杉夫婦の逢瀬の場にふてぶてしく居座る姿に「早く帰れよ」と舌打ちし、
二年前の二心殿は最高だったのに、どうしてこうなった。。。と、ど○ろっくのコンビ解消場面を見ながら思い、
グラバーと商談……今度は誰の手柄を横取りですか? 伊之助様。となり……
と、アバンタイトルの時点でゴリゴリ視聴意欲を殺いでいく展開にげんなり。
そして、本編に入ってからも……池田屋についてのエピはなかなか流れて来ず、垂れ流されるのは、
「山口に戻ってくるから、くめちゃんと二人で来てねv」という、お前は大事な職務中に何考えてんだ‼ と叫びたくなるような久坂の手紙を受けて、くめちゃんと二人で山口旅行に出る文や、
養子にもらったけど、くめちゃんがなかなか懐いてくれなくて困っちゃう★エピや(くめちゃんの子役は可愛い顔してる)
洗練された無駄のない無駄なスローモーション多用で演出される、文と久坂の再会シーンや、
卒業式の祝電みたいな感じで披露される、糞どうでもいい杉ファミリーからのお手紙コーナーや、
久坂が「浮気した」とゲロッたことなど存在しなかった。いいね? と言わんばかりにイチャつき始める久坂夫婦などなどが延々に続く。
あれ? 今日は池田屋じゃなかったの? どういうことだよと思っていたら、やっと新撰組出てきたんですが……
「我ら(長州)が京の街を焼こうとしておると、新撰組が吹聴している‼」
あ……ありのまま、今起こったことを話すぜ!
史実の池田屋は、長州藩士が京を焼こうとしていたのを察知した新撰組が、それを力づくで阻止したもののはずなのに、今目の前の長州藩士と名乗る何かは、長州が京の街を焼こうとしているネタは新撰組のでっちあげだとかほざいてやがる。
何をされたのか分からなかtt……略
HAHAHA! まさか池田屋においてさえ、「長州悪くない!」にしちまうとはね。さすがすぎるぜ。コンチキショー‼(∀`凸
(追記:後で調べてみると、長州藩士が京の街を焼こうとしていた云々については、諸説あるようですね。で、今回は「新撰組によるでっちあげ説」を取ったと。でもねえ、それを考慮しても「じゃあなんで新撰組はそんなことしたのか」という描写も糞もないので、結局は「とにかく! 長州は悪くなくて、悪いのは全部会津です!」という強引なやっつけ仕事であることに変わりありません)
それから、問題の斬り合いシーンも……なんで沖田が近藤さん差し置いて突撃してんだよ。ここは近藤無双のはずだろ! お前は血ぃ吐いて引っ込んでろ!
長州藩士たちも、新撰組に気づいたなら、沖田が襖開けるまでスタンバッてないで逃げろよ!
それからなんで血飛沫も階段落ちもないんだ、いい加減にしろ!
と、思っていたら、逃げていた稔麿がいきなり「友だちの友だちは大切にって松陰先生言ってたから、俺戻るわ」と言って戻り、そのまま討死という流れに絶句。
……いや、確かに稔麿の死にざまは諸説あるよ? でも、幾らなんでもこれはないんじゃない?
「今度こそ松陰先生のココロザシから逃げたくない」って……「友だちの友だちは大切」というその格言が松陰先生からいただいて長年大事にしてきたものならともかく、今日初めて出てきた程度の格言だし、
「死して不朽の見込みあらば~」って格言もあるし、
助けに行こうとしている奴らが、ドラマ内でモブ以下の描写しかされていないもんだから助けたい……てか一緒に死にたいという思いに共感できんし、
そもそも松陰先生と袂を分かった後の稔麿の苦悩をほとんど描写していない等々諸々の理由から、ただの無意味な自殺にしか思えん。。。
だから、稔麿が死に際に文を思い出すと言う嫌な予想を裏切ってくれたとしても(まあそれだったら、文に惚れてたエピって何だったんや! とも思いますけど)その死に対し、何も思えず……
それどころか、稔麿の死を聞いて「会津め! よくも稔麿を!」「志半ばで、さぞかし無念であったろう。ぶっ殺してやる!!」と長州藩士たちが涙ながらに息巻いていても、
「いや、無念も何もあいつ死ななくてもいいのに自分で死にに行ったし…」「会津藩とばっちり過ぎる…」という気持ちしか湧かず。。。
で、その後は池田屋事件起こって大変なはずなのに、家族団らんして、暢気に未来予想図を妻と語り合う久坂のシーンが延々垂れ流されるっていう……仕事しろや、この野郎!!!
文は文で、新居でも塾を開きたいって……松下村塾を守っていきたいとか何とか言ってたのはどこの誰でしたっけ? ……ああまあ、最近塾ほっぽり出して、山口に入り浸ってるし、どうでもいいんだな(遠い目)
そしてラストは、自分の旦那に向かって「久坂玄瑞さま!!!」となぜかフルネームで叫んで完。
……もう、何なんだこれ。
池田屋事件は長州サイドにとっては非常に都合の悪いエピなので、どう描くのかと思っていたら、こんな……。。。。
ホント、どんどん下へ下へと向かって行くドラマだよ。。。
>web拍手レス
6月15日23:48 kou様
いつもコメントありがとうございます。新刊、おっしゃるとおり神様シリーズ第三弾です。日本には八百万の神様がいらっしゃいますから……いやあいい国に生まれたものです(笑)今回もよろしかったら、お手に取っていただけますと幸いです! そして今週大河。新撰組の初登場シーン、酷過ぎますよね。「新撰組の沖田です」と礼儀正しく自己紹介する沖田といい、「俺は高杉晋作じゃああ!」と自ら名乗る高杉といい、銃の威嚇射撃一発で逃がしてくれるへっぽこ対応といい。来週の池田屋を想うと眩暈がします。文&伊之助パートはホントに嫌になりますね。この二人は二十分以上出さなきゃならん決まりでもあるのか(遠い目)話変わって「デビルマン」いやあ、あれはすごいですね。少年誌でここまで徹底的に描くものかと、ある意味感動ものでした。でも、子供の頃にこれを読んでたら……どう思っただろ、自分。ちなみに私は、手塚治虫の「奇子」をうっかり小学生で手に取ってしまい、衝撃を受けました。よく行ってブラックジャックのイメージまでしかなかっただけに、唖然としました。おっしゃるとおり、マンガは絵のインパクトもすごいから、かなり脳裏に焼き付くんですよね。
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