壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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このドラマは何が何でも数回、子役を絡めないと気が済まないのか
薩摩の当主はロシアンルーレットで決めるッ!!!!!!!!!!!
何でだよっ(ノ`△´)ノ ┫:・'∵:.┻┻:
この時代にロシアンルーレットが伝来してたのか何とか、そのへんのことは置いておくとして、こんなやり方で当主交代を促すのはどうなのか。で、のる方ものる方や!
まあ、それまでの流れもスカスカでしたけどね。
阿部さんがいきなり、斉興さんに茶器をプレゼント! ってだけ。斉彬様が阿部さんに根回しするシーンはおろか、幕府が斉興さんに隠居を迫る理由さえなし。だから、なぜ阿部さんが斉彬様を推すのかさっぱり分からん……え? 斉興が暗君だから? あーそうなの?
で、「隠居しろ!」「やだ!」の問答も、徹底的に「斉彬様:善」「斉興さん:悪」図式にしているので、「出やえ! 出やえ!」なんて台詞が飛び出すほどに水戸黄門テイスト。
最後は、引き金引けた斉彬様マジパネエッス! これぞ当主の器! それに引き換え、引き金引けなかった斉興さんマジチキンのくそですわ! とっとと隠居せい! ってことで、次の当主決定。
やった! 斉彬様が当主になった! これで全部上手くいく!
これにて一件落着。アッハッハッハ!
……なんかなあ。斉彬様と斉興さんの中の人の頑張りで、それなりの迫力は出ているんだけど、話を簡略化し過ぎ&斉興さんを小悪党に描き過ぎですごくモニョる。
紀行でも解説していたとおり、斉興さんは別に暗君じゃないでしょ?
祖父の代で傾いた財政を調所さんと一緒に立て直したんだから。
これまではそれでよかったが、時代は変わってしまった。という描写をしっかり描き、だからこそ斉彬様が当主にならなければならない! 的な描写にしないと、斉彬様の偉大さって伝わらないのではないか。
あとなあ、斉彬様が普通に西郷どんからの手紙を受け取ってることに、「???」
誰が渡してるんだよ、あれ。
(というか、やっぱり殿様と下々の距離が近過ぎる。最後なんて、「こいつが新しい殿さまか?」と信吾が指さすし、無礼にも程がある)
で、西郷どんの手紙のおかげで目が覚めた! だの何だの言う斉彬様の台詞に激萎え。
なんでもう、主人公に一目置いちゃってるの? 早すぎるだろ。
とはいえ、西郷どんは今回もいいとこなし。というか、リーダー的オーラが全く見えない。
激昂する皆を押えるどころか、自分が一番激昂して、皆に「まあまあ」と取り押さえられるなんて……おい! それはシュンサイのポジや!
こんなに短慮で血の気が多いと、普通に異人斬って薩英戦争勃発させてもおかしくないぞ。
正助どんもなあ、ただのモブにしか見えんし……あと、とにかくどのシーンも軽い。
赤山さんとの別れのシーンなんて、遠くへ引っ越す恩師の送別会くらいのノリにしか見えんかったし、親父が島流しにあい、自分も失業した正助どんの絶望感もちっとも描写されない。
「翔ぶが如く」では、落胆のあまり三角座りしちゃってる正助どんの元に、毎日芋を運び、励ます西郷どんを映すことで、事の深刻さ、二人の友情、西郷どんの情の深さを映し出していたというのになあ。。。
ということで、今回も何だかなあな回でした。てか、四回分かけて「翔ぶが如く」一話分の話をやったというのに、情報量は「翔ぶ」のほうが圧倒的に上ってどういうことやねん!
ちなみに、唯一共感できたのは、赤山助命を嘆願してくる西郷どんに対し、「おいに何ができる」と零した久光かな。そうだよね。今の久光の立場じゃどうしようもないよね。
>web拍手レス
1月22日21:27 kou様
いつもコメントありがとうございます。今年は雪が多いですね。毎朝積もってやしないかとビクビクしています。お互い気をつけましょうね。今週大河、毎度の不憫な子ども出してのいい人アピールはホントうざいです。女子ども搦めてのオリジナルエピばかりで、政治描写もほとんどなく……去年も史実無視したフリーダムっぷりがすごかったですが、今年も大概です。こんな、女子どもときゃっきゃうふふしてるばかりの西郷どんが、えげつない手を使いまくって幕府を追い詰めることができるのか。「いんや、そいは全部一蔵どんの仕業で、オイは知らんでごわす!」なんてことにならなきゃいいですけど(儚い希望)
COMMENT
無題
コメントありがとうございます!
大河感想へのコメントありがとうございます!
おっしゃるとおり、敵役がケチな小悪党に描かれる作品はつまらないですよね。翔ぶが如くにおいての斉興も悪役ちっくに描写されていましたが、あんなにひどくはなかった(翔ぶ~で大久保さんを好演した鹿賀さんが演じてるだけに、余計に辛い><)
久光においても、藩のために立派に働きたい! という志や斉彬を敬愛するさまを序盤から丁寧に描いていたので、斉彬死後、斉彬の志を実現したいという思いは同じなのに、どうしてもすれ違ってしまう西郷さんとの関係が、とてもドラマチックでした。でも、今の西郷どんの描写だと。。。
西郷さんに敵対する人はこれからたくさん出てきます。
幕府軍、長州、朝廷……最後には、大久保さんさえもたもとを分かっていく。これらすべての人を今のように小悪党に描く気だとしたら……今から眩暈がします。。。