壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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斉興「ロシアンルーレットの次は何だよ。。。」
斉彬様「母上ぇ……これが……心づくしの膳でござるかぁああ!」
……なんてね。とか、ちらりと考えた今週大河。
今回は斉彬様毒盛られ回になります。
最初は虎寿丸ちゃん、斉彬様と何の前触れもなくパタパタ倒れて行くので、西郷どんの父ちゃんといい、この大河は「突然の死!」描写多過ぎじゃね? とか思ってたら、あら? 今回は毒でくるのと。
で、天才医師・左内先生による銀を使った名推理により、斉彬親子はヒ素を少量ずつ盛られていたこと発覚するわけですが……いやあ、それってどうなの?
いくらヒ素が無味無臭とはいえ、毎日異物混入しても今までばれなかったとか、薩摩藩セキュリティゆる過ぎね?(直弼の密偵も、普通に薩摩藩邸に潜入してたし)
毒が盛られてたとかどうでもいい!!! と、斉彬様絶叫されておられましたが……いやいや、そこはしっかり調べさせておこうよ。命なんか惜しくない(キリッ)と言われても、知ってて毒盛りご飯食べるなんて阿呆過ぎますぞ!
あと、斉彬様たちの体の異変に気づく医者は薩摩藩にはいないのか。ヒ素なんて、天才医師・左内先生にしか分からないのです! ということなのか??
と、首を傾げること頻りだったのですが、他にも……
・冒頭、斉彬様と直弼の会話シーン。中の人の演技力で雰囲気は抜群だけど、会話内容がお互い直球過ぎる&「思いが強い者を天が選ぶ」という、ロシアンルーレット事件を思い出させる発言に激萎え。
・虎寿丸ちゃんと相撲で投げ飛ばすだけ投げ飛ばし、虎寿丸ちゃんが起き上がるのを見守ってあげない、実は結構冷たい西郷どん。
・西郷どんが投げ飛ばした直後に倒れ、そのまま帰らぬ人となった虎寿丸ちゃん。普通、誰かが西郷どんを責めるだろうし、西郷どんも「自分がもっとしっかり見ていれば!」とか悔やみそうだが、誰も西郷どんを責めないし、西郷どんも自分を責めない。
・滝に打たれるだけでは満足できず、祈祷まで始めた西郷どん。んなことまでできたのか!
・「虎寿丸ちゃんが死んでも仕事仕事。斉彬様は悲しくないのかしら?」篤姫にこんな頭の悪い台詞を言わせるのは、非常に解せない。
・先週、家定は子どもが作れないと聞いていたはずなのに、今週そのことを言われるたびに、一々初耳! と言わんばかりに驚く西郷どん。
・「我が子が死んだ直後……養女を不幸にすると分かっていながら祝杯をあげるなど!」とか、「この国が~」とかいくら立派なこと言っても、その後すぐにいそいそと「呑み直しじゃあ」と品川宿に向かうようじゃ全然説得力がないヒー様。
・他で、家定は子作りできないと連呼してるのに、立派な御台所になって子どもを産め! と口やかましく言っている幾島が非常に違和感。
・ヒー様は遊びに来ている設定だからいいとして、左内は品川宿に毎日何をしに来てるのか。ヒー様の監視? いや、ちょっとそれ暇人過ぎじゃね?
・ヒー様の正体を知っているのに、品川宿ではぞんざいな扱いの西郷どん&左内。上下関係ゆるゆるな世界。
・襖を締め切って密談をしていたら、ばっちり盗み聞きされる三人。「密談は襖を開け放ってするもの」という「翔ぶ~」の幾島さんは正しかった。
・斉彬様がヒ素を盛られていたことを知ってカッとなった西郷どん。証拠もないのに、斉興様のもとへ殴り込み。ロシアンルーレットの時といい、今作の斉興様は道理の通じないあんぽんたんばかりに絡まれまくって不憫過ぎる。
・こんなやつ、叩き切って門前に晒しておけばいいのに、屋敷に入れてあげた挙げ句、会ってくれる……「このドラマは西郷どんに限りなく甘い」という理から逃げられなかった斉興様。
・斉興様「お前が色々嗅ぎ回ってることは知ってる!」西郷どん、密偵失格!
・斉興様「証拠もないのに無礼であろう!」ぐう正論。
・やくざキック→「つまらんつまらんつまらーん!」絶叫。加山斉彬様では絶対に見られないだろう言動。
・西郷どん「どうして、俺を使ってくれるの?」斉彬様「俺と同じ馬鹿だから」
いや、もっと納得できる理由をくれ! そして、二人とも馬鹿には完全同意だけど、もっと利口になってくれ!
と、今回もツッコミどころ満載だったわけですが、今回一番引っかかったのは、大久保さんと久光さんの邂逅シーン。
身分的に考えて、この二人がこんなふうに会えるわけないとか、大久保さん久光さんに物言い過ぎだろ! とか、そういうことはこの際目を瞑るとして、一番気になったのは、大久保さんがこの段階で久光さんに近づいた動機。
久光さんにすり寄ろうと思い至る描写が、私が記憶する限り全くないので、何を思って近づいたのか分からない。
自分だけ、薩摩で燻っているのが我慢できない。久光にすり寄ってでも出世してやる! みたいに思ったとか?
でもなあ……それってどうなの? 大久保さん、斉彬様に仕えたかったんじゃないの? 久光は由羅の子だから嫌いなんじゃなかったの?
てか、西郷どんたちは久光は由羅一派にカテゴリーしているだろうから嫌ってるはず。西郷どんたちと敵対してでも構わないと思ってるの?
ちなみに、「翔ぶ~」の大久保さんが久光に近づこうと思ったのは、斉彬様が亡くなり、西郷さんが島流しにあった後のことでした。
西郷さんを呼び戻すためには力がいる。そのためには、我らが敬愛する斉彬様の仇である由羅の息子であろうとすり寄らなければ……と、これはとても納得できる理由でした。
この先、今の段階で久光にすり寄ろうと思った明確な理由が語られる時が来るのか。納得できる理由がほしいですが……来週、大久保さんへ手紙書くことそっちのけで、篤姫と駆け落ち騒動起こすっぽいこのドラマじゃなあ……。。。
>web拍手レス
3月13日21:01 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週の西郷さん。ホント、密偵に向かない男です。というか無能。そして、こんな男を自分の手足にと考える斉彬公が、もう……ねえ。。。利根川さんに説教してほしくてしかたありませんでしたが、こんなアホでも密偵勤まっちゃう優しい世界……ぬるま湯過ぎて、うへぁ! となってしまいます。そして……翔ぶが如くを見たことがここまでボディブローのように効いてくるとは思いませんでした。嗚呼ホント、あの殺伐としながらも血よりも濃い男の友情を描き切った世界が恋し過ぎる(号泣)
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