壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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「この世界なら、ワシは天下を獲れる(`・∀・´) キリッ」(by父)
今回は、天下分け目の関ヶ原目前準備回だったわけですが……↑のような台詞が飛び出しちゃうくらい、穴だらけ感半端なくて噴く。
まずは手始めに九州平らげて、次に毛利倒して、三成vs家康で勝った方を倒して天下を……ってのは、よく言われてる策ですが、正直こんなのムリゲーです。
島津は中央に兵やってるからとか言ってましたが、島津が関ヶ原に寄越した兵は三千or千程度で、主戦力は現地でバリバリ滞在中。
しかも、鬼のように強いですからね。物量作戦で屈服させた前回のようにはいかないから、結構手間取るはず(兵は金で集めた寄せ集め(そういや以前に、「いくら数がいても、兵の心が一つになってなきゃ勝てない」だ何だと、秀吉に説教したことありませんでしたっけ?)な上に、大友倒してからだからなおのこと)
これで、次は毛利……だなんて、時間がかかり過ぎるし、何より兵が持ちません。
島津とはやるにしても、毛利くらいは手を組んで置かなきゃ無理。
できるだけ早く九州制覇して、手を組んでおいた毛利領は素通り。そのまま中央になだれ込んで、秀頼を確保して……まぁ、これでも結構至難の業ですけどね。
それでも、このくらいは頭を回してほしいところ。
それと、失敗した時の手筈とかね。
今回の挙兵は、関ヶ原が長引くことを見越してのことですが、もし早く終わってしまった時の言い訳が必要です(隠居が勝手にやったことだから! じゃ、理由になりませんからね)
例えば、徳川方についている長政のことを考え、表向きは徳川のために挙兵したってことにするとかね。
三成側である島津、毛利の動きを封じるために、両者に隣接する黒田が動いたとか何とか。
家康もそれを当てにしながらも、戦が長引けば官兵衛がこちらに牙を剥くことを当然見越していて、短期決戦で終わらせるよう目論む、またはわざと自分の主戦力部隊を遅らせるなど策を練り……くらいやってくれんかなと、父と話してたんですが、勿論そんな期待に応えるわけがないのが今年の大河。
徳川方についてる現当主・長政の都合など一切考えず、黒田家の金をばらまき、ごろつきたちを雇用。
おまけに、二回給金せびりに来たがめつい輩にも「二人分働けるか?」と聞くだけで、御咎めなしで……おい、せめて「お前、最前線に配置してやるよ」くらい言えよ。じゃなきゃ、二回給金せびりに来る奴続出するぞ!
と、突っ込んでいたら、無駄に長い光&栄姫脱出大作戦パートへ突入。
準備は整えてる。安心してくれ(キリッ)とか言うから、どんだけ綿密なプランがあんのかと思いきや、二人が入った俵を、行商人に扮したオリーブオイルさん自ら(注:黒田家の家老です)が担いでという……真面目にやれよ、チキショー! と、思わず胸倉を掴みたくなるような方法で屋敷を脱出。
その後、奥方を出せと詰め寄る三成方に、「奥方をみだりに人前に出せば、奥方が自害されてしまう」という……あのヤンデレ夫細川家ならいざ知らず、今まで散々ホイホイ人目に付きまくってた光では、説得力ゼロのプレゼンをし、納得してもらえないと、チンピラ恫喝&安いメンチを切る善助。
挙げ句、よりにもよって自分の古女房を、主君の十六歳の若妻の替え玉に使うという大失態をやらかす。なのに、何でか言いくるめられる三成サイド。
で、またも黒田家筆頭家老自らが奥方を隠した荷を運び、怪しまれると天下の名槍・日本号をこれ見よがしに振り回しても、やっぱり何でかバレず、無事中津へ帰還……って! んなアホな!
どんだけ三成勢無能揃いなんだよ! 酷過ぎるだろ! そして、善助たちの行為が「機転」だなんて断じて認めない。いいか、絶対だ!
(ついでに言うなら、「官兵衛は人の生き血を啜る恐ろしい人」云々なんて噂初めて聞いたぞ!)
と、突っ込んでいたら、金をばらまいてごろつきを雇う以外何もしていなかった軍師()様は、↑のようなアホ家臣たちに策を全て見抜かれて……え? マジでこいつらが考えてる以上の策は考えてなかったの? 「手始めに九州平らげて、次に毛利を討つ。で、家康と三成、勝ったほうと戦って天下を獲ります!」だけ……? それって酷過ぎね?
おまけに、手を回していなかった、長期戦になることを見越しての兵糧集めをやってもらっていたことに感動って……どんだけ無能なんだよ!!!!
さらにさらに、超今更「長政どうするよ?」って……それ真っ先に考えるべきことだろ! どんだけ長政嫌いなんだよ、お前!! と思わず突っ込みたくなるほど、長政への愛情&気遣い皆無のくせに、
官兵衛「俺は長政を信じてる(キリッ)」
散々息子の首絞めるようなことしといて、なんでそんなことが言えるんだ、お前は?!
これで来週、「長政に裏切られた! 信じられない!」とか言い出したら、マジで受けるんですけど。
それから、「大友と毛利を蹴散らして!」とさらりと言ってますけど(この時点で、島津のことコロッと忘れてます)
大友は九州遠征の際、官兵衛の援軍を泣いて喜んでくれたとこですし、毛利は散々お世話になった隆景さんが必死に護ってきた御家です。……そういや、糸も完全にいなかったことになってましたね。
ホントにね……自分からは、相手の信用を勝ち取る行動を一切取っていない&相手の立場を慮るなどの行動を一切取ってないくせに、ホイホイ相手を信じる。この愚行、何回目だよ? いい加減学べ!!!
ってか今回、官兵衛って何かしました? 金ばらまいて、アホ家臣どもとキャッキャ話してただけでは?
長政だけですよ、ちゃんと動いてたの。
正則の心が揺れていることをすぐに察し、家康に言われる前に説き伏せたり、おねから秀秋についての文を受け取って、調略に乗り出したり、こっちのほうがよっぽど軍師です。
そして最後、紀行にて、黒田二十四騎って……残りの二十人はどこ行ったよ?! と突っ込んで今週大河終了。
戦の勝敗は、事前の根回しで七、八割は決まる。そう言われるくらい、大事な根回し回だったのに、ヌルい脱出大作戦に時間割いて、主人公ほとんど何もせず……って、どうなってるのか、全く。。。。
もう来週が思いやられますが、あと二回……かな? ここまできたら、最後まで見届けますが、どうなるかなぁ……。。。
>web拍手レス
11月24日23:45 kou様
いつもコメントありがとうございます。独眼竜、とうとう勝秀吉が逝ってしまいましたね。おっしゃるとおり、圧倒的存在感でしたし、秀吉と家康のバランスが見事でした。この二人だと、信長は誰がやれるんだって話ですが(笑)で、確かに三傑のバランス「も」イマイチな現行大河。主人公の未来人ばりな先読みは勿論のこと、今までの綺麗事まみれの平和主義者が、突如己が欲望のために天下取りに乗り出して、大乱を起こすよう画策してる。ダークヒーロー演出も、官兵衛の笑い笑顔のアップだけ。ホント何なんでしょう。で、やってることは秀吉たちと似たり寄ったりなのに、絶賛する黒田家中も訳ワカメ。糸に至っては、実在の糸姫が可哀想になってくるような酷いキャラでした。糸姫なんて、官兵衛が主役じゃなきゃ、ほとんど出てこないようなマイナーキャラなのにねぇ。。。次回は一体どんだけ破たんするんだか。地震、ホント忘れた頃にやってきますね。けれど、震度6という大きな地震が来ても、大事にならず済んだのは、日本人の危機意識が上がって来てるってことなんですかね。今週は健さんを悼んで、たくさんの健さん特集が組まれていましたね。それを見るにつけ、本当に惜しい人を亡くしたと思って、今更ながらしんみりしてしまう今日この頃です。
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