今回も相変わらず子役が可愛かった

願わくば、我に七難八苦を与えたまえ。で、有名な山中鹿之助が登場した今週大河。
先週は妙なＢＬ展開に置いてけぼりを食らったわけですが、今回は……結構面白かった。

秀吉と半兵衛の意味深なアイコンタクト。陣内宇喜多の顔芸悪っぷり。
いいですねぇ。やはり、こういう含み、毒のある人物がいないと戦国ものは面白くない。
欲を言えば、もっと多くを語らず不気味さを出してほしいとこではありますが、陣内宇喜多にはこれからもぜひ頑張っていただいて、毒を吐きまくってほしいものです。

あとは、信長が秀吉に茶器をプレゼントしたエピは、信長＆秀吉主従スキーにはホクホクもんでした。
「お褒めのお言葉を承っておきますが？」という濃姫に対して、「いらん。あいつはこれは見れば全部分かる」という信長のやり取りと、その後の秀吉の喜びっぷり……ええわぁ。。。
（……ただ、ここの会話で思い出したけど、家康はいつ出てくんのかな？　本能寺の変後ぐらいか……まぁ、ここまで出てこないなら、家康が光秀を唆した説は使わないっぽいな）

と、脇は満足だったのですが、やはり主人公サイドがねぇ。。。

今週も官兵衛はリアクション芸人ばりに、オーバーリアクションしまくりの、大声上げまくり。

義姉の夫に「身内で争うなんて悲しいでしょう！」という倫理論のみで声高に説得を試みたり、

制止する秀吉の言葉も聞かず、秀吉の周りをうろうろ動き回って、「早く攻めましょう！　ほれ攻めましょう！」とまくしたてたり、

首実検で秀吉たちの前で取り乱しまくり、

「家臣を唆して、上月を討たせたのは俺さ。どうだ、すげぇだろ？」と悪ぶる陣内宇喜多の煽りプレイに乗せられ、声荒げちゃったり、

そしたら、官兵衛に負けてなるものかと黒田家家臣までもが、大声上げて取っ組み合いの喧嘩おっ始めちゃったりなんかして（ここの光景が、さながらヤンキー高の学級崩壊したクラスみたいなのが何とも。。。）……頼むから、お前らいい加減落ち着いてくれＹＯ！！！！

鹿之助たんは、すぐ自分を省みることができる官兵衛はすごい。天下に轟く名将になるだろうとヨイショしていましたが……この官兵衛は、反省はしてもそれを活かさないからなぁ（私情で目が曇っていたって反省、これで何度目だよ！！！）
（ってか、あれほど「毛利は義を重んじる家」だのなんだの言ってたのに、今回は「毛利の卑怯な策略に嵌り…」とか言ってるのに噴く。一体どっちやねん！）

ホント、そろそろ落ち着いてほしいです。

あと、上月が家臣に討たれ、首を持ってきたところの流れに、「？？？」

上月は一体、どこで家臣に討たれたのか？
普通に考えれば、籠城していたのだから城内と考えるのが普通ですが、だったら妻子もそばにいて、一緒に討ち取られているはず。
なのに、官兵衛たちは城内の兵を斬り殺して、天守閣に向かうと妻子は生きていて……これってどういう状況？？？？

上月を殺した時、妻子は難を逃れ、天守閣に立てこもったとか？　で、謀反人はそれをほったらかして、上月の首持って、羽柴陣中に赴いたと？　んなアホな！

まぁ、ここは単純に自害しようとする義姉を止め、「生きろ！そなたは美しい」という決め台詞を官兵衛に叫ばせたかったからでしょう。
けど、私的にあのシーンは……ねぇ？（←何の同意だ！）

ちなみに、ドラマではスルーされましたが、秀吉はこの後、上月城の家臣どころか、女子供二百余人を見せしめとして、備前・美作・播磨の国境において、子供は串刺し、女は磔にして晒しおいていたりします。

秀吉のその行為に付き従ったにしてしまったら、爽やか好青年のキャラが崩壊してしまうからかな。うーん、そういうとこもしっかり描いてこそ、黒田官兵衛のような気がするんだけどな。


>web拍手レス
３月３１日21:25     kou様　
いつもコメントありがとうございます。今週大河、感情がすぐ顔に出る官兵衛……どうにかならないんですかね。あれではとても切れ者に見えません。竹中さんと鶴太郎さんの対面シーンはおっしゃるとおり、なかなか見応えがありましたね。ああいう癖のある演技のぶつかり合いは楽しいものです。信長は……難しいですよね。おはぎのほうはようやく制作が終わりまして、今集計中です。数が多すぎて分からなくなったとかで……一体いくつになったのやら。。。そして、とうとう８％になってしまいましたね。それに追われるように、三月は浪費しまくってしまったから、しばらくは節約かな。とほほ。。。