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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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今回は珍しく泣かなかったな、兼続

今回も辛口です・・・。

一週遅れでようやく、第5回大河を視聴しました。今回は信長に会いに行った訳ですが……何というか色々と「???」が最初から多くて

まず、初音の手引きで信長に会うとこ。初音は織田家でどんな扱いを受けているのか? と。

あんな綺麗な着物着せてもらってたり、兼続を信長に会わせるために信長の部屋に兼続を招きいれたり、信長秘蔵品であろうオルガンを普通に弾いてたり……真田の姫なんでしょ? この人。なんでこんなに織田家(いうなれば敵の家)でやりたい放題なんだ????

で、信長。「この信長に会いたいがためにここまで…」とか言ってましたが、苦労なんてしてないですよ、兼続は。全部初音にセッティングして貰ったし。そんな、すべて兼続一人の力でここまで来たっぽい言い方は違うでしょう? それか、初音がそういうふうに説明したのか? だから、たかが小姓にワインまで飲ませて、熱弁ふるったのかしらん。

ここで、信長が自らの考えを語る訳ですが(この時の吉川〇司の演技はなかなか良かったなぁ)、改めて信長は現代人にとても近い考え方の人だったんだと思いました。過去のしきたり、風習に囚われず、ありのままを見、あくまで合理性を追求する。それが世の情勢を見据えながら出した、信長の真実。
だから、筋もしっかり通っているし、揺るぎがない。

それに比べて、兼続の言う「義」は実に薄っぺらい。もっともらしいことを言ってはいますが、結局は「憧れの謙信がそう言ってるから」ってだけですからね。ホントは謙信の言う「義」の意味なんて全く理解していない。だから、信長に容易く論破されてしまうんですよ。

その後、信長は兼続を斬るよう秀吉に命じ、初音が佐吉に頼んで兼続を逃がしてやった訳ですが、兼続に逃げられたら、秀吉は間違いなく信長に怒られるでしょう。初音、そっちのフォローも考えてるのか? それとも、「知らぬ仲ではない」からって佐吉が許してくれるとでも思っているのか?? 

佐吉も佐吉ですよ。おそらくは「兼続を刺客から匿ってあげて」としか言われていなかったんでしょうが、岐阜城で上杉の小姓が襲われるって、信長が殺そうとしているってくらい、分からないのか。「信長様に楯突くような馬鹿…」とか言って、お前も十分楯ついてるじゃないか。これでは、切れ者とは言えないぞ。
ってか、そもそもなんで佐吉が岐阜城にいるんだ? 確かにその頃から秀吉に仕え始めてはいるけど、信長の小姓ならいざ知らず、たかが秀吉の小姓が入城出来るものなのか??
 
それに使者たちと一緒にいれば信長は兼続には手を出さないって、いや、兼続を斬る時点で上杉に喧嘩売ってる訳だから、他の使者云々は問題じゃないだろう。というか、信長の性格なら、兼続と言わず使者全員を血祭りにあげろと言う方が自然な気がする。
それなのに、次の日。普通に使者たちに混じって帰ってく兼続に「気をつけてねv」って送り出したのか? んな馬鹿な!

で、なんだかんだで普通に兼続、帰ってくる訳ですが、兼続といい景勝も景虎も「義」「義」「義」言いすぎです。まるで何処ぞの某戦国無双のようだ!

しかし、ぶっちゃけ景勝たちも兼続と同じように謙信の言う「義」の真の意味を全く分かってないんじゃないかなぁ。
分かっているなら、正義の鉄鎚を信長に下してやろう! 正義のある我らが天下に号令をかけるべきだ! なんて結論になる訳がない。それでは、結局。信長の言うとおり、「義」はただの戦をするための言い訳になってしまうんですから。
そんなことも分からず、「正義のために戦おう!」って……それじゃぁ、兼続曰く「義」のない人間はただの獣以下の存在になってしまいますよ?

そのことに、兼続たちは気づく時が来るんでしょうか? ……いや、気付いてもらわないと困るんですが。

そう言えば、お船さんがついに嫁入りすることになるみたいですね。しかし、お船さん「私がどこぞの男の嫁になってもいいのか!」って、兼続はどう答えればいいんだ? 「嫌だ! 一緒に駆け落ちしよう!」とでも言って欲しかったのか?

で、最後にどうでもいいこと。
兼続は始終もってた、あの箱。一体なんだったんだろう・・・。


<追記>
よくよく考えてみると、この謙信も私のイメージと違うような気がしてきました。

私のイメージする謙信って言ったら、軍神と讃えられていても、決して自分の国が攻められない限り、絶対に剣を抜かない人だと思っています。
彼が剣を取るのは、あくまで自分の国の民百姓を戦火から守るため。天下を取るとかそんなものはただの私欲で、あるまじきことだと信じている。

この謙信も、そう考えてるっぽい。でも、何かが違う。
何かな、と考えていたんですけど、父と話していたら、それは「人間臭さ」なのかもしれないと思いました。

この謙信はとても人間臭いと思います。信念は持っているけれど、周囲に理解されないことに苦悩したり、自分の意図とは違う方向に家臣団が流れていっても、止めることも出来ず、ただ悩んで、結局嫌々信長と戦うことにしたり…。

これが違うんじゃないか、謙信はこんなに弱くないんじゃないか?

信長と同じように、謙信だって自分の信念を固く信じていて、何があろうと絶対揺らいだりしないんじゃないか? だからこそ、みんなそんな彼の揺るがない強さをして軍神と讃えるんじゃないか?

そう思うもんだから、兼続たち家臣団全員が「『義』のある我らが天下を!」なんて言っても流されるんじゃなくて、逆に「お前らは、何をとち狂ったことを言ってるんだ!」と怒鳴り散らすくらいのことはして欲しかった。
そして、全員に自分の考えを理解させた上で、越後に攻めてきた信長に対峙して欲しかった。

それでこそ、「利」ではなく、「己の信念」で皆を付き従わせた戦国武将唯一のカリスマだと思うんですけどね・・・。

それなのに、あれじゃぁ……。

それに、そもそも兼続たち若者が「天下を!」といきり立つのは分かるとしても、譜代の家臣たちにまで言われちゃね……全く自分の方針が浸透してなかったってことだしね…、なんとも。

この話において、謙信の描き方は最も最重要だと思うので、どうか次の回でそのカリスマっぷりを示して頂きたいものです。
 

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