壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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本能寺が爆発って…
>web拍手レス
5月11日 0:20 大河。観なくて正解です。どうにもこうにも~… の方
私の大河への嘆きにまたもコメント下さり、ありがとうございます! そうですか…、やっぱり駄目でしたかorz簡単に逃げられそうな本能寺なんて最悪ではないですか(泣)千葉ちゃんの時は千葉ちゃんの熱演のおかげでまぁ見れたものでしたが…というか、他の方が書いてらっしゃいましたが、信長の敦盛&自害シーンカットで本能寺がいきなり爆発したとか、初音が布で光秀の首を絞めたとか、光秀が上杉に助けを求めようとしたとか……本当なんですか?! もしもそうなら、卒倒ものですね。そして、「大暴言」とおっしゃったこと。全くもって激しく同意です!
そして、やっぱり色々な事で不快になるということですが……
これについては、思うところがあるので、返しなしで。
どうして、今年の大河はこんなに見ていて、ムカムカ来るのか。
それは、脚本家…というか制作者さんたちが、戦国時代についてあまり、ってか全然知らないことは勿論ですが、一番の理由は多分、この話で一番伝えたいのだという「義」にあるのだと思います。
「義=人が人として美しくあること」
まるで、どっかの元首相の「美しい日本」みたいに抽象的で漠然とし過ぎてて、結局どういうことなのかさっぱり分かりません。
作中何かにつけて、しつこいくらい「義のため」「義のため」と声高に叫んでますが、やっぱり漠然としてるし、酷い時には前回言ってたこととまるで正反対になっちゃったりする一貫性のなさ。これじゃぁ、体のいい逃げ口上、自己弁護にしか聞こえません。
一番に伝えたいモノがこれじゃぁ、戦国時代が描けてない云々以前の問題です。
でもね、仮に謙信の言う「義」がしっかり描けていたとしても、それはそれで変なことになるんですよ。
「謙信の意志を継ぐ唯一の者=兼続」って図式のせいで。
景勝が謙信の意志を継ぐのなら分かるんですけどね。無理なんですよ、一家臣が主の…いや、先代主の意志を継承するなんて。
家臣は自分よりもまず、主君ありき。主君の信念、夢が自分のそれ。
勘助がそうです。「天下統一が夢!」って言ったって、それはあくまで「御館様の天下」であって、自分がじゃない。
兼続だってそうだったと思うんです。
まずは主君・景勝ありき。景勝を誰よりも敬い、景勝が何を思い、どうしたいのか。またはどうすれば、景勝を盛り立てていけるのか。それを第一に考え、動いていた。
だからこそ、天下人達の誘いを蹴り、生涯を景勝に捧げ、名参謀として名を残せたんだと思うんです。
だから、私的には兼続には「景勝>謙信」でいて欲しかった。
謙信に言われたから景勝の下にいるんじゃなくて、景勝を真の主と思っているから側にいる。景勝が重んじるから、謙信の意向を重んじるぐらいにね。
そうすれば、今みたいに景勝が空気になることなんてなかったし、主従愛もきっちり描けたように思うんですよね。
それなのに、「謙信>景勝」なんてしちゃったもんだから、兼続がなんで景勝に付き従ってんだか分からない。
おまけに謙信が景勝たちよりも兼続を重宝した上に、「お前こそ、俺の後継者!」なんて言っちゃったもんだから、兼続はまるで自分が謙信の跡継ぎのようにやりたい放題だし、景勝の面目丸潰れ……いや、むしろ存在自体が無価値になっちゃったんじゃなかろうか。
だから、兼続の言うことをはいはい聞くだけの景勝が馬鹿に見えるし、困った時だけ一家臣に戻る兼続が不快になる。で、そんな歪んだ関係から、謙信の「義」が表現出来る訳がなく……。
「不義」。何処までも色んな意味でとにかく「不義」なんですよ。
でも、そんなこと本人は分かっちゃいない。それなのに、偉そうに「義、義、義」と喚くから、気分が悪くなる。
で、これは兼続だけでなく、全登場人物に言えることで……。
私は、戦国武将の最大の魅力って、あんな過酷な時代(現代と同じだって言う人もいますけど、絶対違うと思う)であるに関わらず、それぞれが自分なりの「信念」「哲学」をしっかり持って、懸命に武将として生まれた自分の人生を生きた生き様だと思うんですよね。
「人は城、人は石垣」と家臣の絆を尊び、生涯城を築くことはなかった信玄。
自分を信じる民が住む越後を徒に戦火に遭わせぬよう、他国へ侵略することのなかった謙信。
古いモノを壊さなければ前へは進めないと、禁忌である仏閣に弓引いた信長。
その心根の強さ、生き様に魅了されるというのに、それがない戦国モノなんて、苺の乗っていないs……略
まぁつまり何が言いたいかと言うと、愛してるぞ、戦国時代!!!!!!!!!(叫)
5月11日 0:20 大河。観なくて正解です。どうにもこうにも~… の方
私の大河への嘆きにまたもコメント下さり、ありがとうございます! そうですか…、やっぱり駄目でしたかorz簡単に逃げられそうな本能寺なんて最悪ではないですか(泣)千葉ちゃんの時は千葉ちゃんの熱演のおかげでまぁ見れたものでしたが…というか、他の方が書いてらっしゃいましたが、信長の敦盛&自害シーンカットで本能寺がいきなり爆発したとか、初音が布で光秀の首を絞めたとか、光秀が上杉に助けを求めようとしたとか……本当なんですか?! もしもそうなら、卒倒ものですね。そして、「大暴言」とおっしゃったこと。全くもって激しく同意です!
そして、やっぱり色々な事で不快になるということですが……
これについては、思うところがあるので、返しなしで。
どうして、今年の大河はこんなに見ていて、ムカムカ来るのか。
それは、脚本家…というか制作者さんたちが、戦国時代についてあまり、ってか全然知らないことは勿論ですが、一番の理由は多分、この話で一番伝えたいのだという「義」にあるのだと思います。
「義=人が人として美しくあること」
まるで、どっかの元首相の「美しい日本」みたいに抽象的で漠然とし過ぎてて、結局どういうことなのかさっぱり分かりません。
作中何かにつけて、しつこいくらい「義のため」「義のため」と声高に叫んでますが、やっぱり漠然としてるし、酷い時には前回言ってたこととまるで正反対になっちゃったりする一貫性のなさ。これじゃぁ、体のいい逃げ口上、自己弁護にしか聞こえません。
一番に伝えたいモノがこれじゃぁ、戦国時代が描けてない云々以前の問題です。
でもね、仮に謙信の言う「義」がしっかり描けていたとしても、それはそれで変なことになるんですよ。
「謙信の意志を継ぐ唯一の者=兼続」って図式のせいで。
景勝が謙信の意志を継ぐのなら分かるんですけどね。無理なんですよ、一家臣が主の…いや、先代主の意志を継承するなんて。
家臣は自分よりもまず、主君ありき。主君の信念、夢が自分のそれ。
勘助がそうです。「天下統一が夢!」って言ったって、それはあくまで「御館様の天下」であって、自分がじゃない。
兼続だってそうだったと思うんです。
まずは主君・景勝ありき。景勝を誰よりも敬い、景勝が何を思い、どうしたいのか。またはどうすれば、景勝を盛り立てていけるのか。それを第一に考え、動いていた。
だからこそ、天下人達の誘いを蹴り、生涯を景勝に捧げ、名参謀として名を残せたんだと思うんです。
だから、私的には兼続には「景勝>謙信」でいて欲しかった。
謙信に言われたから景勝の下にいるんじゃなくて、景勝を真の主と思っているから側にいる。景勝が重んじるから、謙信の意向を重んじるぐらいにね。
そうすれば、今みたいに景勝が空気になることなんてなかったし、主従愛もきっちり描けたように思うんですよね。
それなのに、「謙信>景勝」なんてしちゃったもんだから、兼続がなんで景勝に付き従ってんだか分からない。
おまけに謙信が景勝たちよりも兼続を重宝した上に、「お前こそ、俺の後継者!」なんて言っちゃったもんだから、兼続はまるで自分が謙信の跡継ぎのようにやりたい放題だし、景勝の面目丸潰れ……いや、むしろ存在自体が無価値になっちゃったんじゃなかろうか。
だから、兼続の言うことをはいはい聞くだけの景勝が馬鹿に見えるし、困った時だけ一家臣に戻る兼続が不快になる。で、そんな歪んだ関係から、謙信の「義」が表現出来る訳がなく……。
「不義」。何処までも色んな意味でとにかく「不義」なんですよ。
でも、そんなこと本人は分かっちゃいない。それなのに、偉そうに「義、義、義」と喚くから、気分が悪くなる。
で、これは兼続だけでなく、全登場人物に言えることで……。
私は、戦国武将の最大の魅力って、あんな過酷な時代(現代と同じだって言う人もいますけど、絶対違うと思う)であるに関わらず、それぞれが自分なりの「信念」「哲学」をしっかり持って、懸命に武将として生まれた自分の人生を生きた生き様だと思うんですよね。
「人は城、人は石垣」と家臣の絆を尊び、生涯城を築くことはなかった信玄。
自分を信じる民が住む越後を徒に戦火に遭わせぬよう、他国へ侵略することのなかった謙信。
古いモノを壊さなければ前へは進めないと、禁忌である仏閣に弓引いた信長。
その心根の強さ、生き様に魅了されるというのに、それがない戦国モノなんて、苺の乗っていないs……略
まぁつまり何が言いたいかと言うと、愛してるぞ、戦国時代!!!!!!!!!(叫)
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