壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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西行再登場の意味とは何だったのか
前回、今までただ顎で使うばかりだったのにいきなり「いやぁ、ここまでできたのは兎丸のおかげだよv」と褒め始めたり、兎丸をこよなく愛する兎丸のファミリーが出てきたり、時忠のやることにドン引きしたり……とフラグを乱立しまくった兎丸さん。
早速今回、フラグ回収回となった訳ですが、このドラマのオリキャラとはいえ、初期から登場していた上にポジション的にも重要キャラだったこともあってか、一回丸々兎丸サヨナラ回となかなか優遇された最期でありました。
で、話的に……ぶっちゃけると、今回だけで見れば面白かったです。
この男について行けば、自分の思い描いた世の中を創ることができる。面白く生きることができる。そう信じて、何十年もの間、一緒にがむしゃらに走ってきたはずなのに、いつの間にか、相手は変わってしまっていて……という、兎丸の哀しさ、口惜しさ。
兎丸の諫言も盛国の言葉も「お前らは分かってない。これは俺たちが夢見た国づくりのためのことなんだ」と聞く耳を持たず、自分のプランを強行する清盛の孤独感。
そして、決別の末に訪れる兎丸のあの最期。
あれは……凄かったなぁ。
殺し方のえぐいことえぐいこと。
無表情の年端もいかない子どもたちが、大人の男を寄ってたかって……さらに、その亡き骸を見せしめに晒すってねぇ。
(この時の兎丸の姿に、私はふと横溝先生の金田一を思い出してみたり。なんかねぇ、死体を無駄に着飾る感じが似てるなぁと。あと禿とか、彼らが歌ってたわらべ歌とかもなんか金田一ワールドに出てきそうだなぁとか)
しかし、ここまでのことをしておいて、禿たちには罪悪感の欠片もない。むしろ、自分たちはいいことをしたと思っていて、清盛に褒められるのを今か今かと待っている。
ここでねぇ、この禿たちが初めて年相応の子どもらしい表情を浮かべて笑うんです。
それが何ともやりきれない。
だって、あの子たちには悪意なんてこれっぽっちもない。大人(時忠たち)に「こうするのはいいことなんだよ」と教えられ、やれと言われたからやったまでで。。。
それなのに、清盛から忌わしいものを見るように睨みつけられ、「始末しろ」と言われて……あれは、全員殺されたんだよな。。。
盟友をあんなふうに殺した禿たちに怒る清盛の気持ちも分かりますが、あれは……酷いよな。
禿たちにさせていたことを容認し、野放しにしていたのは他でもない清盛で、清盛が兎丸を殺したと言っても過言ではない。それだってのに、知らなかったとはいえ自分の友を殺したから、今まで散々利用し働かせていたことを棚に上げて……あんまりです。
だから、始末した禿たちの着物を燃やす時忠の悔しさは共感できました。時忠のやったことはとても肯定できませんが、彼なりの信念、理屈の元、親も家もない可哀想なあの子たちに仕事を与え、出世できるようにしてやろうという優しさがあったわけですから。
と、禿を絡めた兎丸との決別ストーリーは色々と見応えがあったんですが……これまで兎丸を清盛の盟友としてちゃんと描けてきたのかと言うと、私的に「う~ん」な感じでして。。。
確かに、今までずっとそばにいて、二人で悪だくみして色んなことする描写だって何度もあったんですが、じゃぁ二人は何してどんな夢を語り合って親交を深めていってた? と言われると、ぱっと思い出せない。
なので、兎丸がどれだけ清盛と言う男に惚れ抜いていたかも、清盛がどれだけ兎丸を信頼していたのかも、そんなに実感できない。
ホント、何がどうしてそう思うのかと言われると難しいんですけどね。う~ん。
だから、そこをもっと実感できていたら、今回はもっと面白かったろうに思って、残念だったなぁと。
そういえば、盛国の描き方も印象的でした。
兎丸を失い、落ち込んでいる清盛に向かって「ここで立ち止まるつもりですか? もしもこのまま突き進む覚悟がおありなら、最期までついていきます」ってね。禿のことなど、清盛のやり方に納得できていないだろうに……あれかな。盛国は盲目的過ぎたんだろうか。
清盛が「お前には俺の気持ちは分からない」と言われたから、そうか。俺は分かってあげられないんだ。じゃぁせめてついていくだけでも、とか思っちゃったのか。
もし、盛国がここで兎丸のように苦言を呈することができる腹心であったら、何かが変わっていたのか。あそこも色々考えちゃいましたね。
で、それ以外でいきますと、五条大橋の戦い。結構あっさりと終わってしまったわけですが、牛若の動きの機敏さにオオ! となりました。龍之介くん、めっちゃ動きの切れがいいな。これは今後の戦シーンが非常に楽しみです。
キャラも結構いいキャラしてましたね。澄まして素っ気ない感じなのに、ふと見せる幼さ。なかなかに好感触です。兄貴より全然いいキャラしてる!!
弁慶は「おいおい、それが999人分の刀の選りすぐりコレクションかよ。しけてんな」とか「こん時、弁慶いくつだっけ? まだ青臭い感じだなぁ」とか「こいつ、いつから平家憎しになったんだ??」とか色々思うところがあるんですが、まぁ……牛若がいいキャラだったからいいや(←いいのか?!)
次回、予告の雰囲気的に今度は滋子サヨナラ回みたいですね。私の中ではいまだにキャラが定まっていない滋子ですが、果たして最後までにキャラが固まるのか。そこがとっても心配。。。
早速今回、フラグ回収回となった訳ですが、このドラマのオリキャラとはいえ、初期から登場していた上にポジション的にも重要キャラだったこともあってか、一回丸々兎丸サヨナラ回となかなか優遇された最期でありました。
で、話的に……ぶっちゃけると、今回だけで見れば面白かったです。
この男について行けば、自分の思い描いた世の中を創ることができる。面白く生きることができる。そう信じて、何十年もの間、一緒にがむしゃらに走ってきたはずなのに、いつの間にか、相手は変わってしまっていて……という、兎丸の哀しさ、口惜しさ。
兎丸の諫言も盛国の言葉も「お前らは分かってない。これは俺たちが夢見た国づくりのためのことなんだ」と聞く耳を持たず、自分のプランを強行する清盛の孤独感。
そして、決別の末に訪れる兎丸のあの最期。
あれは……凄かったなぁ。
殺し方のえぐいことえぐいこと。
無表情の年端もいかない子どもたちが、大人の男を寄ってたかって……さらに、その亡き骸を見せしめに晒すってねぇ。
(この時の兎丸の姿に、私はふと横溝先生の金田一を思い出してみたり。なんかねぇ、死体を無駄に着飾る感じが似てるなぁと。あと禿とか、彼らが歌ってたわらべ歌とかもなんか金田一ワールドに出てきそうだなぁとか)
しかし、ここまでのことをしておいて、禿たちには罪悪感の欠片もない。むしろ、自分たちはいいことをしたと思っていて、清盛に褒められるのを今か今かと待っている。
ここでねぇ、この禿たちが初めて年相応の子どもらしい表情を浮かべて笑うんです。
それが何ともやりきれない。
だって、あの子たちには悪意なんてこれっぽっちもない。大人(時忠たち)に「こうするのはいいことなんだよ」と教えられ、やれと言われたからやったまでで。。。
それなのに、清盛から忌わしいものを見るように睨みつけられ、「始末しろ」と言われて……あれは、全員殺されたんだよな。。。
盟友をあんなふうに殺した禿たちに怒る清盛の気持ちも分かりますが、あれは……酷いよな。
禿たちにさせていたことを容認し、野放しにしていたのは他でもない清盛で、清盛が兎丸を殺したと言っても過言ではない。それだってのに、知らなかったとはいえ自分の友を殺したから、今まで散々利用し働かせていたことを棚に上げて……あんまりです。
だから、始末した禿たちの着物を燃やす時忠の悔しさは共感できました。時忠のやったことはとても肯定できませんが、彼なりの信念、理屈の元、親も家もない可哀想なあの子たちに仕事を与え、出世できるようにしてやろうという優しさがあったわけですから。
と、禿を絡めた兎丸との決別ストーリーは色々と見応えがあったんですが……これまで兎丸を清盛の盟友としてちゃんと描けてきたのかと言うと、私的に「う~ん」な感じでして。。。
確かに、今までずっとそばにいて、二人で悪だくみして色んなことする描写だって何度もあったんですが、じゃぁ二人は何してどんな夢を語り合って親交を深めていってた? と言われると、ぱっと思い出せない。
なので、兎丸がどれだけ清盛と言う男に惚れ抜いていたかも、清盛がどれだけ兎丸を信頼していたのかも、そんなに実感できない。
ホント、何がどうしてそう思うのかと言われると難しいんですけどね。う~ん。
だから、そこをもっと実感できていたら、今回はもっと面白かったろうに思って、残念だったなぁと。
そういえば、盛国の描き方も印象的でした。
兎丸を失い、落ち込んでいる清盛に向かって「ここで立ち止まるつもりですか? もしもこのまま突き進む覚悟がおありなら、最期までついていきます」ってね。禿のことなど、清盛のやり方に納得できていないだろうに……あれかな。盛国は盲目的過ぎたんだろうか。
清盛が「お前には俺の気持ちは分からない」と言われたから、そうか。俺は分かってあげられないんだ。じゃぁせめてついていくだけでも、とか思っちゃったのか。
もし、盛国がここで兎丸のように苦言を呈することができる腹心であったら、何かが変わっていたのか。あそこも色々考えちゃいましたね。
で、それ以外でいきますと、五条大橋の戦い。結構あっさりと終わってしまったわけですが、牛若の動きの機敏さにオオ! となりました。龍之介くん、めっちゃ動きの切れがいいな。これは今後の戦シーンが非常に楽しみです。
キャラも結構いいキャラしてましたね。澄まして素っ気ない感じなのに、ふと見せる幼さ。なかなかに好感触です。
弁慶は「おいおい、それが999人分の刀の選りすぐりコレクションかよ。しけてんな」とか「こん時、弁慶いくつだっけ? まだ青臭い感じだなぁ」とか「こいつ、いつから平家憎しになったんだ??」とか色々思うところがあるんですが、まぁ……牛若がいいキャラだったからいいや(←いいのか?!)
次回、予告の雰囲気的に今度は滋子サヨナラ回みたいですね。私の中ではいまだにキャラが定まっていない滋子ですが、果たして最後までにキャラが固まるのか。そこがとっても心配。。。
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