だからさあ、パパ。兄ちゃんのこともたまには褒めてやって！（声高）

前回大河から一週間が過ぎたわけですが、いまだ梅が死ぬまでの描写に対してモヤモヤが消えない今日のこの頃。

なので今回、梅が死んだことを嘆き悲しむ源次郎に、まるで心が添えなくて困りました。

赤ちゃんにおっぱいあげるためなら隊列を乱しても構わないという、戦を舐め腐ってるとしか思えない考えで戦に参戦し、佐助たちに面倒をかけ、最後は勝手に犬死するような女が、聡明？　「私に戦のあり方を教えてくれた？」はあ？　みたいな。

だから、いつまでもグジグジしてる源次郎に、「いつまで腐ってんだ」としか思えず……梅が大好きなキャラだったら、「源次郎、気持ち分かるよ！」と言って、一緒に悲しめたんでしょうけどねえ。
 
きりもなあ。梅が死んでるのを見てソッコーで「子供は私が育てます！」とか、こいつ何言ってんの？　と思ってたら、今週早々に育児放棄。で、源次郎には「梅ちゃんの兄貴がどうしてもって私から赤ちゃんを取り上げたの！」などとほざく。

ここだけで、相変わらずクズやと思ってたら、大坂について来るとか言い出して、マジで「げえええ！」と声を上げてしまいました。
（で、この時の、源次郎と一緒に大坂へ行ける！　やった！　と、はしゃぐきりを見つめる三十郎の顔が切な過ぎた。こんな女より三十郎連れてってやれよ！　可哀想だろ！！）
その後も、源次郎の後ろを延々金魚のふんのごとくついて来て、いつものタメ口。挙げ句の果てに、源次郎と同じ部屋じゃないのかよとぶーたれるっていう。マジで何なの、この女。全力でいらない。直江さん、言ってくれ！「斬り捨てますか？」と。
 
と、相変わらずこの二大ヒロイン（）には不快感爆発だったのですが、他の女性陣のシーンはよかった。

まず、こうさんパート。
自分のことは一切褒めてくれないくせに、源次郎のことはべた褒めなパパにぷりぷりして帰ってくるなり、顔も見ずに相手の膝の上に頭を乗せて、愚痴を言い始めた兄ちゃん見て、なんかほっこりしました。
こうさんは「祝言」回で、夫の本気の頼みを体を張って果たそうとしたし、何だかんだで結構仲がいい夫婦なのかもしれません。

それから茶々。
ちょっとしか出てきませんでしたが、なかなかに好印象でした。
最近の茶々は、いつもぶすっとして、「浅井の仇！」「サルめ！　私は絶対許さぬ！」と喚くばかりの、非常に可愛くない奴ばかりでしたからね。あんなに天真爛漫で明るく、愛らしい感じなのはすごくいい！　これからに期待です。

あと、地味に三成妻。秀吉は猿に似ているのかという質問に対し、「分かりません。猿を見たことがないので」という返答には噴きました。


で、男性陣のほうですが……源次郎に梅のことを吹っ切れさせるためとはいえ、エンジェル景勝と石川さんに情けない発言をさせ過ぎたように思いました。

特に、石川さん。これまで会ったこともない若造、しかも真田である源次郎にああまで言うかと、なんかすごく不自然な感じがしました。

エンジェル景勝もねえ……景勝さん！　そういう胸のうちは「景勝命」の直江さんに言ってください！！！　
彼、今日もあなたの心労を慮って、いけ好かない源次郎に「お前がそばにいてくれると、殿の心が少しは紛れると思うんだ。頼む。ついてきてやって」と頭下げたんですよ！　そんだけあなたを愛してるんですよ！　分かってます？？？（←煩い）

とはいえ、「今ならまだ間に合う。三成を斬って、越後に帰ろうかな……冗談だよ」と乾いた嗤いを漏らした時や、今日は秀吉来れなくなったと伝えられた時の表情がね。どれだけ屈辱だったかがひしひしと伝わってきて、非常によかったです。そして、屈辱のあまり何も言えない景勝さんに代わり、すかさず自分が答える直江さんがね。愛よね。分かってます、景勝さん。直江さんの愛ｇ…略

それから、信尹おじさん。今回も格好よかった。
「牢に入れられて囚われの身。それでも信尹なら、信尹なら何とかしてくれる！」という、仙道ばりに寄せられる信頼に見事応えちゃうところといい、「俺の家来になれ」という家康との問答といいね。素敵だわあ。

三成は……鼻持ちならないところは出ていましたが、まだまだこれからって感じですね。この先が楽しみです。

さて、来週はいよいよ秀吉登場となるわけですが、どんな秀吉像でくるのか。楽しみにしたいと思います。


　
 >web拍手レス
4月5日19:58 kou様　
いつもコメントありがとうございます。インフル、かからなかったようで何よりです。今週大河、やっぱり梅のシーンは最悪でしたよね。お母様のおっしゃるとおり、殺すならもっと他にやり方があっただろうにねえ。あんな自業自得な死に方されても、哀しいだなんてこれっぽっちも思えません。おまけに、前回までは聡明なキャラだっただけに余計に訳が分からなくて……ホント、これまたおっしゃるとおり、男性陣の描き方はいいのに、どうして女性陣はこんなにひどいんでしょう。嫌な感じです。稲姫は好きなので、素敵な女性に描いてほしいところですが……どうなることやら（遠い目）でも、お兄ちゃん素敵でしたよね！　ホントこの人大泉さん？！　と、私も本気で思って（←失礼）「徳川吉宗」の家重と「毛利元就」の志道とを見事に演じ分けた梅雀さんにも驚いたものですが、役者さんっていうのは凄いですよねえ。