壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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秀頼ちゃんは利発キャラでいくのかな
長らく引っ張ってきた秀吉ですが、今回でついにサヨナラ回を迎えたわけですが、もう危ないというのを分かっていながら、誰も秀吉のそばにいないってのがなあ。
寧さんいてやれよ。なんでそばについててあげないの? と、激しく思ってしまった。
「天下人に昇りつめながらも、最期は独り寂しく死んでいく」ってのをやりたかったからってのは分かるんですけどね。
冒頭、「何かあったらこの鈴を鳴らしてね。すぐに駆けつけるから」と、源次郎に言われて、何度も鈴を鳴らして、やってくる源次郎を嬉しそうに見遣る秀吉を見るとね。誰の目から見たって寂しがってるってのが分かるだけに、どうして独りきりにしてしまうんだろうと、モヤモヤ。
寝たきりの秀吉に無理矢理手紙書かせるのも、見ていて気分のいいものじゃなかったですしね。
ただ、正信と阿茶の局に炊きつけられて来たには来たけれど、いざ書かせるとなると、良心が痛んで見てられない。んで、後日単身またお見舞いに来ちゃう家康はなんかよかったです。
源次郎に言った言葉だって、結構本心だと思うんですよね。絶対負けない戦なんかないから、戦なんて大嫌い。秀吉が生きていることで戦が起こらないなら、ずっと生きててほしかったってね。
こういう、端々に情や弱さが滲み出ちゃうところが、この家康の魅力なのかなあと思ってみたり。
それに引き換え、三成はなあ。
家康のところへ念を押しに行ったの、あれ完全な悪手だよなあ。
言い草も「念を押しに参りました」ってね。あれじゃ協力するもんもしないよ。
書状の書き足しは大事なこととはいえ、「もう眠い。。。」と言ってる秀吉に「眠くない!」と怒鳴りつけるのも……一生懸命なのは分かるんだけどねえ。
源次郎もそれは重々承知しているわけで、だからこそ、秀吉から「佐吉を頼む」と言われて、一番心が揺れたんじゃないかな。
茶々と秀頼が見舞うシーンもよかったです。
秀頼の利発さが出ていたし、茶々も……そうか。本当は自分が秀吉に会いたくなかったのか。
確かに、我が子の死を間近で見てしまったら「死」はトラウマになるよね。
それでも、秀吉に会いに行って、一生懸命いつもの明るい声で「殿下v」と呼んで、笑顔を見せたところや、たまらなくなって寧様に抱きつくところは、本当によかった。
最近の茶々は「サルが死んだぜ! ざまあああwwww」ってのばっかりでしたからね。こういう、秀吉に思う所はあれど、ちゃんと愛情を持って見送る茶々も味わい深くていいものです。
その後、秀吉は血まみれの男の夢を見て、三成に家康殺しを頼むわけですが……あの男の子誰だったんだろう???
一瞬、万福丸? とか思ったけど、やっぱり秀頼かなあ。そのほうが話は繋がるし。
で、三成は間違った桃太郎を孫たちに教える昌幸パパに家康を暗殺を依頼し、パパは出浦さんに暗殺の命を下すわけですが、その暗殺を阻んだのが兄ちゃんというのが何とも皮肉。
しかし兄ちゃん。その場に居合わせた理由が、側室にも子ども作っちゃったって、忠勝に言うのが怖いから、何とかしてくれと家康に泣きつくためってのは、ちょっと情けなさ過ぎではないでしょうか? もうちょっと何とかならなかったのか。
とはいえ、ここの秀忠の反応はなんか可愛かったです。その後も「俺にも江って怖い嫁がいて大変なんだよね。今度一緒に愚痴言い合わない?」とか、賊が出て来たことにびっくりして兄ちゃんにしがみついたり……なんだ、実は結構可愛い奴だったのか?! 初登場は可愛げゼロだったのに。彼の今後が気になります。
出浦さんVS忠勝は、まあぼちぼち見応えはありましたけど、別になくてもよかったような?
ともかく、この件で徳川とどうなっていくかが、気になるところです。
さて、そんなこんなで最期を迎えた秀吉。
最初に言ったように、危篤状態の秀吉を独りにしておくなんて不自然過ぎると思いながらも、それに目を瞑ってみれば、何とももの悲しい最期でした。
何と言うか、どうしようもなく孤独で……。
というか、鈴が床に落ちていたのは、単純に秀頼の仕業なのか。もしかしたら、これまで秀吉が殺してきた者たちの怨念? とか思うと、あんな最期を迎えることになったのは、因果応報ということなのかなあ……と、色々考えてみたり。
しかし、とにもかくにも、小日向さんお疲れさまでした!
今までにない斬新な秀吉像で、最後の最後まで魅せてくれました。ありがとうございました!
さて、次回からは関ヶ原に向かっていくわけですが、源次郎、今より少しは主人公っぽくなる……かな?
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