壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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国を守るためとはいえ、哀しい
いよいよ、親父追放!!!!……だった訳ですが。
武田一家、カッコイイやら切なすぎるやら…!
まず、あの弟の兄へのラブっぷり忠臣っぷりにぐっと来ました。
そうだったのか!君はそんなふうに思っていたのか!
こういう兄弟の家督争いの場合、他家では弟が「俺が継ぐんだ、馬鹿野郎!」と最後まで反抗して、兄貴は泣く泣く斬るというパターンが多いですが、この弟は賢いですね。
親にいくらちやほやされても、それに浮かれることなく、しっかり周りが見えてた訳ですから。
で、親父ですが……う~ん。
今までずっと馬鹿殿馬鹿殿と言ってきましたが、今回の回を見ると違った印象を受けてしまいました。
今川義元に「この駿府の地で知力・武術を磨き、自分の力で世を渡っていって欲しい」と言ったり、勘助に対して「俺を殺しても甲斐は取れない。甲斐には俺がしごいて育てた息子がいるんだ。あいつはいずれ駿府を従え、天下を獲るんだ」と言ったり……。
もしかしたら、今までの仕打ちはあの親父なりの教育だったんでしょうか?
自分が手取足取り教えて名将に育てるのではなく、敢えて息子の困難として立ちふさがり、その自分を乗り超えて行かせることで名将へと育て、甲斐を任せたのか……と。
そう思うと、どうしようもなく不器用であるけれど、あの名将ひしめく地で甲斐を戦って切り取った戦国武将らしい息子への愛情のような気もします。
まぁ、あの勘助に言った言葉を単なる負け惜しみとして捉えることも出来ますが、私はそう思いたいです。
けれど、どちらにしろ。「お前、俺に何か恨みがあるだろう?」と勘助をわざと挑発し、死に急ぐ信虎が実に切なかったです。
いや、切なさで言えば、あの武田家総出で「出てけ!」と言われるあのシーンが一番だな!
もう、自分が蒔いた種とはいえ、なんて哀しいのか(涙)
あの途方にくれる仲代さんの表情が忘れられません。ホント、なんて表情するんでしょう…!名優ですね、やっぱ!
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