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もう密約が全然密約じゃない件

>web拍手レス
9月2日22:55  くうぅ様 
拍手&復讐者へのコメントありがとうございます。おお、「復讐者五章」読んでしまわれましたか。しかも18話目、一番ヤキモキする寸止めだったかと思います(苦笑)千ちゃん大ピンチ中な訳ですが……そうですね、私もくうぅ様が思われたように、ここを書いてる間、千ちゃんよりも明亮さんが可哀想でしょうがありませんでした。千ちゃんは明亮さんが良ければ自分に何が起ころうと案外どうでも良かったりする方なのですが、明亮さんは千ちゃんに何かあったら滅茶苦茶自分を責めますからね。溝口でもいいから(酷)、何とかして欲しいところですがどうなることやら。次回もお付き合いいただけたら幸いです。
あと、楡っちをそのように言っていただいてありがとうございます。本当は明亮さんと別れさせたくなかったんですけどね。やくざになることを決めた明亮さんの覚悟を思うと、こういう決着しか思いつけませんでした。いつかはこの二人、再会させてあげたいものです。



手を斬られたくらいであんな瀕死状態になるものなの……?

これが今回一番の疑問だった訳ですが、まぁとりあえず最初から。

密約交わした翌日に、早速幕府にばれちゃった訳ですが幕府の隠密どんだけ優秀なんだYO! 以前もニ重鎖国状態の薩摩藩に侵入した上に、大海原を行く船上から忽然と姿を消してみせていましたが、まさか薩長同盟会場にまで潜入するとは恐るべし!

……と、思ったのですが、寺田屋で龍馬と弥太郎がでかい声で薩長同盟の話をしてる場面を見て、秘密が漏れたのただ単に龍馬のせいじゃねぇのと思ってしまいました。
先週庭先でお龍さんに話した時もうかつ過ぎると思いましたが、今回のこれはもっと酷い。こりゃ噂になる訳だよ。

しかも今回は龍馬自らが薩長同盟に話を振ってるし。その上あんなにぺらぺら喋って、「これからニッポンが変わると後藤さんにも伝えておいてねv」と言った挙句、「でも、俺のこと言ったら、殺す」と銃突き付けるって滅茶苦茶過ぎるだろ!
もうなんかこのへんは相変わらずの上から目線よりも、薩長同盟を自分が成立させたことともらった鉄砲見せびらかしたかったように見えたことがただただ鼻につきました。
特に弥太郎に銃突きつけた時のどや顔には、もうねぇ・・・。
(そういや、前回疑問に思ったけど……弥太郎、龍馬が薩長同盟結ぼうとしてるってなんで知ってたの? で、なんで喋っちゃったの??)

ってか、先週はお龍さん、今週は弥太郎と……一体何人に同盟のこと話せば気が済むんでしょう、この人。なんかこの口の軽さを見てると、この二人にも喋ってる気がして仕方ない。「お前は友だちだから話すけど」みたいな。

その後、三吉さんにかの有名な裏書きの件を話す訳ですが、やはりこのドラマでの描き方では木戸さんが龍馬に裏書きを頼んだのかの理由づけがあまりに弱いと思えました。
龍馬を信頼してというのは事実だと思いますが実際は、龍馬が薩摩藩に絶大な信頼を寄せられるエージェント的存在だったことが大きかったはずだと思うんですけどねぇ。。福山龍馬の科白じゃありませんが、こんな何の背景も持たない脱藩者にいくら証明してもらったって何の価値もないというものです。

で、その話の最中、龍馬は三吉さんに言った「生涯の友になれる気がする」って言葉がもうすぐ起こる寺田屋騒動のためのとってつけたような複線ってのが見え見えで、ひどく白々しく聞こえてしまいました。
いつもそうですが、「お前は俺のかけがえのない友だちだ!」って言わせるなら、そういうエピを入れてくれ! 突然科白だけで言われても全然実感できないし、白けるだけなんだってば!!

まぁ白けると言えば、次のお龍さんとのシーンもそう。「もうここへは来ない」「そんなの嫌!」って……そのやり取り先週も見たから!!! しかも龍馬、今回もそんなこと言うならどうして戻ってきたんだYO!

と、突っ込みを入れまくった末、とうとうその時。寺田屋事件になりました!

もう、とっても楽しみにしてました。
お龍さんが全裸で龍馬に知らせにいくのか(←ちょっ!)とか、龍馬は史実通り取り方を射殺するのかとか、高杉さんからもらった銃は実は弾がなくならない魔法の銃で、銃無双が繰り広げられるのかとか…!

が、蓋を開けてみれば……なんだ、お龍さん裸じゃねぇのか!(←当たり前だ!)

でもなんか……私は、お龍さんがいち早く気がついて、龍馬に知らせたと記憶していたので、別にお龍さんが知らせなくても龍馬は分かった感じになっちゃってたのが、ちょっと不満でした。あれじゃ、お龍さんの頑張りが薄らいじゃうじゃないかよと。

で、この後乱闘シーンに突入する訳ですが……どうして龍馬さん、刀を抜かなかったのかしらん。銃も三発で撃つの止めちゃう(しかも威嚇射撃)し……やる気あるのか、あんた!

まぁ……予想はしてましたけどね。あんなにも人殺しはいかん! 喧嘩はいかん! と言っておいて、取り方殺しちゃつじつまが合わなくなるから、人を殺すシーンは入れないだろうと。

しかしそのせいで何ともぬるいシーンになってしまったっていう。

敵を気遣って生き延びられるほど甘い訳ないじゃないですか。
殺さなきゃ殺される。生き残るためには殺すしかない。
そういう緊張感、覚悟、必死さが幕末の醍醐味のはずなのに、それが全部なくなっちゃって……ただのチャンバラにしか見えませんでした。

で、今回一番の謎。手を斬られただけで、なんであんなに瀕死状態になったの? 龍馬。
私が見逃しただけかもしれませんが……手しか斬られてないですよね? あの人。それなのになんで、「血が止まらないよぉお!」だの「もう歩けなぁい!」だの三吉さんに駄々捏ねてんですか???? 

なんかねぇ、これまで拷問されまくった以蔵や弥太郎、三文字切腹した武市さんと散々見せられてきたからねぇ……手ぇ斬られたくらいでそんな弱音ガタガタ言うな! 以蔵や武市さんはもっと痛かったんだぞ!! と思わずにはいられませんでした。

しかもその後、「もう俺は駄目だ。みんなごめん」と遺言をくっちゃべリ始めたのには、唖然。

だって龍馬って言ったら、「おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ」とか「死ぬ時は前のめりに」って言う言葉を残すくらい、何があろうと絶望しない人ってイメージじゃないですか。死ぬ寸前までも先のことを考え、足掻き続ける。
それが龍馬の魅力だと思うんですけどね、こんなにあっさり諦める龍馬なんか見たくなかった(泣)
(で、これにはさすがに一緒に見ていた父も呆れたらしく、「水木先生はこれよりもっと苦しかったけど、そんな弱音は吐かず、必死で活路を見出した」と愚痴る始末)

お龍さんや三吉さんが龍馬を助けるために物凄く頑張っているシーンが良かっただけにね、いっそうそう思ってしまいました。

さて、来週予告どうも結婚するとかそういうのがメインのようですが、私には吐血した高杉さんが気になって仕方ありません。そんな! もういなくなっちゃうの? 高杉さん。嫌だぁ、まだそんなに出てないのにぃいい(泣)

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