壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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積み重ね? なにそれ? 美味しいの?(by龍馬伝)
複線とエピをプリーズ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
毎回そう思うんですが、今回は特にそう思った今週大河。まぁ最初から順番に。
龍馬が運んだ銃の入った小汚い箱をこれみよがしに畳の上に置いてある冒頭から、やってくれます。いくら容堂様に見せつけたかったからってねぇ、そりゃ容堂様じゃなくても「なんじゃこりゃ!(畳が汚れるだろ!)」と怒鳴りたくもなります。せめて、庭先に置けよ。
で、後藤様がこの銃を土佐にもたらせたのは龍馬だ、そいつに逢って欲しいと進言する訳ですが、え? この銃って弥太郎に手配させて買わせた銃……つまりは土佐藩が金出して買った銃じゃなかったですっけ? それなのになんでそんな、龍馬のポケットマネーで買ったような言い草なの? しかも最後の方、この銃を九千両で買う! と容堂様言っても龍馬普通に受け取ってるし……え? これって新手の詐欺???
しかしどうして容堂様がこんなに大政奉還について否定的なのかいまいち分からない。山内家は徳川家に恩義があるからとか色々言ってましたが、それを入れても説得力薄いし。
……と、言うよりそもそも、容堂様のキャラ自体がよく分からない。近藤さんの怪演のおかげでしたたかな曲者って雰囲気だけは出てるんですが、それでも圧倒的に描写不足だから雰囲気だけで、この人がどんな信念を持っていて、何を考え、どうしたいのかがさっぱり分からない。
だから、後藤様の意見を跳ね除け続ける理由が分からず、感情移入が全然出来ない。
さらには、薩長同盟を結んだのは龍馬だってことさえ知らなかった事実に、ガックリ。え、そんなことも知らなかったのかよと。。。。
が、これは後藤様も同じことで、中の人・青木さんが今回も滅茶苦茶頑張って味のある熱演をされてはいるのですが、後藤様の心情もいまいち理解できない。
尊敬する叔父さんに自分より早く認められた龍馬に嫉妬していたのは分かりますが、その嫉妬さえ吹っ飛ぶくらい龍馬を見直したシーンが皆無だから、龍馬を容堂様に逢わせれば上手くいく! と固く信じて容堂様に懇願する彼に感情移入が出来ない。え? 一体いつの間にそんなに龍馬のこと思うようになったの? と。
それから、龍馬と何処まで意思疎通出来てるのかも分からん。二人が日本の未来について語るシーンや今後の計画について話し合うシーンもないから。
龍馬の考えを詳しく説明できないから、直接逢わせようとしてるの? でも、それだったら同志とは言えないし、う~ん。。。
と、そんなこんなで「?」マークでいっぱいになってると、龍馬が「もう時間がないのに逢えないとか何やってんだよ!」と龍馬が後藤様に詰め寄ったんですが……先週、悠長に「今日は波が高いから船が出せない? やったぁ! じゃぁお龍ともう一日一緒にいられるねv」とはしゃいでた奴に言われたくないですよ、後藤様も。
で、仕方ないから、龍馬は坂本家に行くんですが、ここでも描写不足が際立つことに。
いつの間にか、継母さんが亡くなっており、回想シーンで「龍馬さんに母親らしいこと、何もしてあげられなくて…」と継母さんが悔やんでおられましたが、継母さんがそんなふうに言うようなシーンが全くなかったからこれまた感情移入できない。
きっと、ホントは色々あったとは思うんですよ? 龍馬はお母さん子だったし、母親をあんな形で亡くした訳ですから、最初は継母になかなか心を開けなかったんじゃないか。で、継母さんはそのことで心を痛めていたとか……想像はできます。でも、ちゃんとドラマ内でやってくれないから、上っ面にしか見えない。
兄ちゃんが未だ龍馬に家督を継いでくれっていうのもねぇ。なんか、「佐那を嫁に貰ってやってくれ!」の重太郎先生を思い出しましたよ(遠い目)
しかも、そんな兄ちゃんへの返事が重太郎先生と全く同じ「俺にはまだやることがあるんだ。それが終わったら…」だったのがなんともはや。お前はどうしてそんなにキープ魔なんだ!
とはいえ、それを差し引いてもこのシーンは失笑モノでした。「この大仕事を終えたら、この家に戻ってくる!」なんてね。んな訳ねぇだろう! と。
このドラマでも取り上げた、船中八策でも言ってたじゃない。龍馬は大政奉還した後の新しい日本をこうしたい、ああしたいって。つまり、大政奉還はただの通過点で、その後にも山ほどやるべきことがあると思ってたんじゃないの?
それなのに……もしかして、龍馬は大政奉還さえできれば、あの船中八策で言ってた世界がいっぺんに実現できるとでも思ってるとか? それだったらどんだけお花畑な頭なのかよと……え? だから先週から大政奉還を俺にとって最後の大仕事! と連呼してるの? それが終わったら、日本ほっぽり出して、家族連れて世界旅行に出かけるって? それはいくらなんでも酷くね?
まぁ、かといって、龍馬は大政奉還を成し遂げたら自分は死ぬだと悟っていて、こんなことを言っているって設定でも同じくらい嫌なんですけどね。。。
ホント、ここらへんの描写は龍馬じゃないだろうと思わずにはいられない個所でした。
その後も、複線不足、描写不足シーンは止まりません。岩崎家って坂本家で酒盛りするぐらい仲良かったっけ? とか、弥太郎って「お前の下で働きたいんだ!」って上士に熱望されるほど慕われていたっけ? ってか、弥太郎が今使ってる金って何処の誰の金だよ? とか、龍馬と海辺で話してる奴ら誰だよ? とか……あげていったらきりがない。
そして、今回最大の見せ場であろう、容堂様との対面シーン。
まさか、あの武市さん捏造ネタをここで使うとは。。。。製作者渾身の複線だったんでしょうが、そのエピ自体が強引かつ支離滅裂だから全然活かせてない。
ってか、この期に及んで後藤様の前でいけしゃあしゃあと「武市さんは間違ってない」とかよく言えるよな。このドラマにおいて武市さんが私怨で東洋様を殺した事実はどうあってもひっくり返らないってのに。
しかし「武市さんは武士の鑑だった」って言葉、ホントに上っ面ですよね。あんなに武市さんのやることなすこと批判しておいて。
さらにそのすぐ後で、武士はこの国を牛耳ってる悪いもので、この二百六十年続いた江戸の太平だって悪しきメカニズムの時代だと断罪したのには、乾いた嗤いしかこみ上げてきませんでした。
約百年の乱世を経て、ようやく築いた江戸の太平をどうしてそんなふうにコケ落とせるのか。確かに時代の流れは倒幕へと傾いていましたが、もっと別の言い方があるでしょう?
二百六十年もの間、平和を持続できた体制が完全悪っていうんですか? そして、そんな世を守ってきた武士は、ただ農民たちを虐げるだけの存在だったと? 愚弄にも程がある。
もしかしたら、龍馬のいう「今の世」とは身分差別の激しい土佐藩の在り方をさしているのかもしれませんが、もしそうなら、視野が狭すぎる。だったら、ニッポンを変えずに土佐だけ変えろやって話ですよ。
そしてやっぱり、この話を聞いた容堂様が何を考え、どうして龍馬の話を聞きいれたのか分からない。龍馬が「武市さんの牢に行ってあげるような人だから」と言っても、容堂様がどうして武市さんの牢に行ったのか未だに分からないから、ぴんとも来ない。
最後におまけのシェイクハンドも、二人は盟友・同志だ! って描写が皆無だったので、置いてけぼり(ってか、このシーンは「まだ、大政奉還が決まった訳じゃないから、気を引き締めていこうぜ」ってやった方が良かったような)
ということで、今回はとにもかくにも「今までの圧倒的描写不足」これに尽きたと思います。複線がしっかりしていれば、感動できたのかもしれませんが……はぁぁ。
来週、いよいよ大政奉還な訳ですが、また新選組が出てくるみたいでとっても不安。お願いです。もう出さないで下さい(切実)
毎回そう思うんですが、今回は特にそう思った今週大河。まぁ最初から順番に。
龍馬が運んだ銃の入った小汚い箱をこれみよがしに畳の上に置いてある冒頭から、やってくれます。いくら容堂様に見せつけたかったからってねぇ、そりゃ容堂様じゃなくても「なんじゃこりゃ!(畳が汚れるだろ!)」と怒鳴りたくもなります。せめて、庭先に置けよ。
で、後藤様がこの銃を土佐にもたらせたのは龍馬だ、そいつに逢って欲しいと進言する訳ですが、え? この銃って弥太郎に手配させて買わせた銃……つまりは土佐藩が金出して買った銃じゃなかったですっけ? それなのになんでそんな、龍馬のポケットマネーで買ったような言い草なの? しかも最後の方、この銃を九千両で買う! と容堂様言っても龍馬普通に受け取ってるし……え? これって新手の詐欺???
しかしどうして容堂様がこんなに大政奉還について否定的なのかいまいち分からない。山内家は徳川家に恩義があるからとか色々言ってましたが、それを入れても説得力薄いし。
……と、言うよりそもそも、容堂様のキャラ自体がよく分からない。近藤さんの怪演のおかげでしたたかな曲者って雰囲気だけは出てるんですが、それでも圧倒的に描写不足だから雰囲気だけで、この人がどんな信念を持っていて、何を考え、どうしたいのかがさっぱり分からない。
だから、後藤様の意見を跳ね除け続ける理由が分からず、感情移入が全然出来ない。
さらには、薩長同盟を結んだのは龍馬だってことさえ知らなかった事実に、ガックリ。え、そんなことも知らなかったのかよと。。。。
が、これは後藤様も同じことで、中の人・青木さんが今回も滅茶苦茶頑張って味のある熱演をされてはいるのですが、後藤様の心情もいまいち理解できない。
尊敬する叔父さんに自分より早く認められた龍馬に嫉妬していたのは分かりますが、その嫉妬さえ吹っ飛ぶくらい龍馬を見直したシーンが皆無だから、龍馬を容堂様に逢わせれば上手くいく! と固く信じて容堂様に懇願する彼に感情移入が出来ない。え? 一体いつの間にそんなに龍馬のこと思うようになったの? と。
それから、龍馬と何処まで意思疎通出来てるのかも分からん。二人が日本の未来について語るシーンや今後の計画について話し合うシーンもないから。
龍馬の考えを詳しく説明できないから、直接逢わせようとしてるの? でも、それだったら同志とは言えないし、う~ん。。。
と、そんなこんなで「?」マークでいっぱいになってると、龍馬が「もう時間がないのに逢えないとか何やってんだよ!」と龍馬が後藤様に詰め寄ったんですが……先週、悠長に「今日は波が高いから船が出せない? やったぁ! じゃぁお龍ともう一日一緒にいられるねv」とはしゃいでた奴に言われたくないですよ、後藤様も。
で、仕方ないから、龍馬は坂本家に行くんですが、ここでも描写不足が際立つことに。
いつの間にか、継母さんが亡くなっており、回想シーンで「龍馬さんに母親らしいこと、何もしてあげられなくて…」と継母さんが悔やんでおられましたが、継母さんがそんなふうに言うようなシーンが全くなかったからこれまた感情移入できない。
きっと、ホントは色々あったとは思うんですよ? 龍馬はお母さん子だったし、母親をあんな形で亡くした訳ですから、最初は継母になかなか心を開けなかったんじゃないか。で、継母さんはそのことで心を痛めていたとか……想像はできます。でも、ちゃんとドラマ内でやってくれないから、上っ面にしか見えない。
兄ちゃんが未だ龍馬に家督を継いでくれっていうのもねぇ。なんか、「佐那を嫁に貰ってやってくれ!」の重太郎先生を思い出しましたよ(遠い目)
しかも、そんな兄ちゃんへの返事が重太郎先生と全く同じ「俺にはまだやることがあるんだ。それが終わったら…」だったのがなんともはや。お前はどうしてそんなにキープ魔なんだ!
とはいえ、それを差し引いてもこのシーンは失笑モノでした。「この大仕事を終えたら、この家に戻ってくる!」なんてね。んな訳ねぇだろう! と。
このドラマでも取り上げた、船中八策でも言ってたじゃない。龍馬は大政奉還した後の新しい日本をこうしたい、ああしたいって。つまり、大政奉還はただの通過点で、その後にも山ほどやるべきことがあると思ってたんじゃないの?
それなのに……もしかして、龍馬は大政奉還さえできれば、あの船中八策で言ってた世界がいっぺんに実現できるとでも思ってるとか? それだったらどんだけお花畑な頭なのかよと……え? だから先週から大政奉還を俺にとって最後の大仕事! と連呼してるの? それが終わったら、日本ほっぽり出して、家族連れて世界旅行に出かけるって? それはいくらなんでも酷くね?
まぁ、かといって、龍馬は大政奉還を成し遂げたら自分は死ぬだと悟っていて、こんなことを言っているって設定でも同じくらい嫌なんですけどね。。。
ホント、ここらへんの描写は龍馬じゃないだろうと思わずにはいられない個所でした。
その後も、複線不足、描写不足シーンは止まりません。岩崎家って坂本家で酒盛りするぐらい仲良かったっけ? とか、弥太郎って「お前の下で働きたいんだ!」って上士に熱望されるほど慕われていたっけ? ってか、弥太郎が今使ってる金って何処の誰の金だよ? とか、龍馬と海辺で話してる奴ら誰だよ? とか……あげていったらきりがない。
そして、今回最大の見せ場であろう、容堂様との対面シーン。
まさか、あの武市さん捏造ネタをここで使うとは。。。。製作者渾身の複線だったんでしょうが、そのエピ自体が強引かつ支離滅裂だから全然活かせてない。
ってか、この期に及んで後藤様の前でいけしゃあしゃあと「武市さんは間違ってない」とかよく言えるよな。このドラマにおいて武市さんが私怨で東洋様を殺した事実はどうあってもひっくり返らないってのに。
しかし「武市さんは武士の鑑だった」って言葉、ホントに上っ面ですよね。あんなに武市さんのやることなすこと批判しておいて。
さらにそのすぐ後で、武士はこの国を牛耳ってる悪いもので、この二百六十年続いた江戸の太平だって悪しきメカニズムの時代だと断罪したのには、乾いた嗤いしかこみ上げてきませんでした。
約百年の乱世を経て、ようやく築いた江戸の太平をどうしてそんなふうにコケ落とせるのか。確かに時代の流れは倒幕へと傾いていましたが、もっと別の言い方があるでしょう?
二百六十年もの間、平和を持続できた体制が完全悪っていうんですか? そして、そんな世を守ってきた武士は、ただ農民たちを虐げるだけの存在だったと? 愚弄にも程がある。
もしかしたら、龍馬のいう「今の世」とは身分差別の激しい土佐藩の在り方をさしているのかもしれませんが、もしそうなら、視野が狭すぎる。だったら、ニッポンを変えずに土佐だけ変えろやって話ですよ。
そしてやっぱり、この話を聞いた容堂様が何を考え、どうして龍馬の話を聞きいれたのか分からない。龍馬が「武市さんの牢に行ってあげるような人だから」と言っても、容堂様がどうして武市さんの牢に行ったのか未だに分からないから、ぴんとも来ない。
最後におまけのシェイクハンドも、二人は盟友・同志だ! って描写が皆無だったので、置いてけぼり(ってか、このシーンは「まだ、大政奉還が決まった訳じゃないから、気を引き締めていこうぜ」ってやった方が良かったような)
ということで、今回はとにもかくにも「今までの圧倒的描写不足」これに尽きたと思います。複線がしっかりしていれば、感動できたのかもしれませんが……はぁぁ。
来週、いよいよ大政奉還な訳ですが、また新選組が出てくるみたいでとっても不安。お願いです。もう出さないで下さい(切実)
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