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ウルヴァリン<ネタバレあり>

「 ……獣じゃないのよ 」


ウルヴァリン:X-MEN ZERO

+あらすじ+
幼少時代に驚異的な能力が覚醒以来人としての幸せを捨て、幾多の戦争の中に身を投じて生きてきたローガン。ケイラという女性と出会い、初めて人間として生きる喜びを知る。だが、ある日突然彼女は殺されてしまう。深い絆で結ばれていたはずのローガンの兄ビクターの手によって…。兄を倒すため謎の巨大組織と取引したローガンは、最強の戦士となるべく、地上最硬の超金属アダマンチウムを全身の骨に移植する改造手術をうけ、<ウルヴァリン>という名の人間兵器に生まれ変わる。獣のような闘争本能と人間としての心の間で葛藤するローガンと、野獣と化した兄ビクターとの複雑な関係。巨大秘密組織が仕掛けた恐るべき陰謀と、ウルヴァリンの記憶を失わせた絶望的裏切り。最も過激なヒーローの誕生と、復讐の物語が初めて明かされる!



終演間近ということで、急遽崎原氏と一緒に観に行って参りました、「ウルヴァリン」
レイトショーで観に行ったのですが……いやぁ、映画を見るならやっぱ夜ですよね。お客さん少ないから、凄くゆったりと見ることが出来ます。
ただ、映画見終わったら次の日が休みじゃない限り、すぐ帰らなきゃならないんですけどね。映画鑑賞後は延々と映画談義に花開かせたい私としてはそこが痛いところ。

昨日も色々語りたかったのに、早々に解散しました。嗚呼、もっと語りたかった!


そう言えば、帰り際。崎原氏がハザードを点灯させて、「バイバイ」ってしてくれたから、思わず手を振って応えたんですが……よく考えたら、見える訳がなかったと今、唐突に気が付いた(←あ~あ~)

さて、この映画の率直な感想ですが……物凄い駆け足です。

話はテンポ良くて、飽きさせないんですが、どうもストーリーを表面だけなぞった感が否めません。それに説明不足なんですよ、色々と。

いや、まぁ原作知ってる人とか、X-MENシリーズを見てきた人には分かるのかもしれんけど、X-MEN見たことあるけど遠い昔過ぎて忘れてしまった私には、はっきり言ってきつかった。

冒頭部分なんかすでにそうです。

ベッドで寝てる病弱な男の子とそれをぎろっと睨んでる少年が突然ぽんっと出てきて、ああ、兄弟なのかな? と思ったら、男の子の父親っぽい男が入って来て、少年に「まだいたのか、帰れよ」的なことを言うので、ええ? この子らは兄弟じゃないの? と思ってたら、下の方で別の男の怒鳴り声が聞こえてきて、様子を見に行った父親っぽい男が速攻で殺され、今まであんなに弱々しくゴホゴホしてた男の子が「クリリンのことかぁーー!」と覚醒。爪伸ばして、その男を刺殺。そしたら、その男がいきなり死ぬ間際「お前の本当の父はこの俺だ!

この間、説明らしい説明は一切なし。

後々考えてみれば、多分こう言うことなんだろうなと想像出来るには出来るんですが、初見じゃ何もかもが急展開過ぎてぽかーん状態。

この映画終始こんな感じなので、首を傾げたくなるところが多々ありすぎて、感情移入も出来やしない。
キャラ自体もね。特殊能力がそれぞれ特徴的だから一応キャラ立ちは出来てるんですが、それは格ゲーのそれっぽくて、キャラの性格とか人間性とかはあんまり掘り下げられていない。苦悩や葛藤はえらくさらっと流し、嫌に淡々と進んでいくという…。
(でも、親切な爺さん婆さんが殺された時はゼロに凄く腹立ったな。なんで、あんな善良な人たちを殺らなきゃならん(泣))

ストーリー的に考えて、それぞれ物凄い葛藤があると思うんですけどね。
エピソードや出て来るキャラを減らして、もっとじっくりキャラの心情をやれば、面白かったろうに。

特に悪役の大佐! なんでミュータントの完全体を作りたいのか、もっとはっきり明確な信念を見せてくれれば、話が締まったろうに、えらく中途半端な悪役になっちゃって。そんなもんだから、ケイラやビクターまでも中途半端で浅いキャラになった感じ。残念だよな。

こんなことなら、ビクターとの兄弟の確執をじっくり描いてくれた方が良かった。その方が、崎原氏のような兄弟萌え方々には絶品となり得たでしょうに。

そして最後の記憶喪失、凄まじく強引に思える。ってか、そんなことする意味があるのか? いいじゃん、別にそんなことしなくてもとか思ってしまいました。まぁ、先出しのX-MENで記憶喪失になってるから、ならないといかんのですがね。

と、ストーリー的には文句たらたらなんですが、これはアクション映画。ストーリーなんて二の次でいいじゃない★超ド級アクションが楽しめれば! と割り切ってしまえば、十分楽しめます。

みんな戦い方がそれぞれ格好いいですしね(ただ、この特殊能力についても少しは説明して欲しかったな。最後の奴だって、「あれ? 首刎ねたら良かったの??」とか結構混乱してしまった)ゼロって人の拳銃さばきはもろガン・カタじゃね? とか、日本刀の使い方可笑しすぎるだろ! と突っ込みたくはあったけど……。棒の彼は格好良かったな。どういう能力なのかいまいちよく分からんかったが(←あ~あ~)

その中でも群を抜いて輝いていたのが、やっぱりヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリン! 能力は他に比べて結構しょぼいですが(←酷!)、あのアクション、あの肉体美! 物凄く絵になります。格好いい!
それに、悲壮感漂ってるけど、荒々しく野性味溢れていて、……それでいて妙にお茶目で小粋なキャラも彼に合っていていいですね。

ということで、X-MENファン、ただ純粋にアクションを楽しみたい人、ヒュー・ジャックマンの肉体美を舐め回すように堪能したい人にはおすすめです。

そう言えば、これ。次回は日本が舞台かも?! とかいってるようですね。ぶっちゃけ勘弁して欲しい。ウルヴァリンがたどたどしい日本語で「ゲイシャ、ニンジャ」とか言って、キル・ビルばりのぶっ飛びジャパンワールド展開されても正直きついです。

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