ペイチェック 消された記憶（ねたばれ注意）

「　未来を知れば、未来が終わる…っ　」




  【あらすじ】極秘プロジェクトに参加し、その間の記憶を消して多額の報酬を得ていたコンピューター・エンジニアのマイケル。だが約100億円の報酬を得られるはずの大仕事を終えた彼に残されたのは、意味不明なガラクタだけ。しかもガラクタを送りつけたのは自分自身で、さらに何者かに彼は命を狙われていた。一体なぜ？ はたして記憶を失った間に、どんな出来事が彼の身に起きたのだろうか！？

テレビでやってるので見ました。
ジョン・ウー監督作品っていうのと、ベン・アフレック＆キル・ビルの彼女が出ているということで見ました。
ベン……なんか超久しぶりに見ると思うのは私だけ？

とりあえず、いつ鳩が出て、いつキル・ビルの彼女がキれるのか楽しみにしながら（？）鑑賞した訳ですが……正直。最初は見るのを止めようかと何度か思いました。
だってね、最初１５分くらいははっきり言って面白くないんです。退屈。仕事内容を外部に漏らさないために記憶消すっていう世界観の説明など、この映画に必要なことだというのは分かってるんですがね、どうも…。
あの、同じ監督作品。「フェイス/オフ」は最初からぐいぐい引きつけてきたので、期待しすぎたのかもしれません。

主人公もそんなに魅力的に見えないし。なんだ、こりゃ外れかなぁと思ったのですが、三年間の仕事を終え、記憶を消して約束の報酬１００億を貰いにいったのに、１００億の報酬を放棄してガラクタを受け取っていたってところから話はグッと面白くなって、主人公もグッと魅力的に見え始めます。

こんなに上手くいくものか？？とちょっと思わなくもないですが、主人公。どんだけ頭いいんだっていう！　いくら未来を見たからってあそこまで的確に必要最低限のアイテムを選りすぐるとは！　んで、記憶なくしても使いこなすとは！
こういう、神視点な全ては俺の掌の上的頭脳派好きですよv

そして、その相手役。キル・ビルの彼女。
生物学の学者だと最初はしとやかにしてましたが、最後はやっぱりやってくれました。いいですね。やっぱり彼女はああやって暴れまくってるのが一番似合いますv（あの蹴りとかね、ホント強烈）
今回はキャラ設定も私好みだったので、至れり尽くせりでした。

んで、やっぱり鳩出てきたし（笑）あんなとこにいないだろ、普通！　なんて疑問はもはや野暮ですね。
しかし、どうしてそんなに鳩が好きなのか？　ジョン・ウー！！！

因みに一番印象深かったのは、「未来を知れば、未来が終わる」って言葉。
なるほどね、と。

作品故なのか、鳩は出てきたモノの少しジョン・ウー色は薄かったけれど、なかなか面白かったです。