羞恥心（再検査第一日）

その封筒を貰った時。まさか、「あの三日間」がやって来るなんて、思いもよりませんでした。

「　心電図検査で、異常が見られました　」

……しばし、絶句。

まさか引っかかるなんて思わなかった。いや、そりゃ健康とは程遠い生活してるしさ。ばっちり健康とは出ないまでも、せいぜい「貧血気味」とか、その程度だろうと思ってたのに…

心電図の項目。「異常」だの「短縮」だの「反時計回り」だの……やたらと不吉な単語が踊っています。ってか、反時計回りってなんだよ？！　血が逆流しているのか？！　それってかなりまずくないか？！
そう思うと…

「　病院で再検査を受けて下さい　」

普通なら、無視したい言葉ですが……う～ん。でも、病院嫌い…。（←ォイ！）
で、迷いに迷ってる間に（←迷うな！）母に見つかり、「行かなきゃ駄目でしょ！」と怒鳴られました。やっぱり…？
珍しく父も母に賛同。なんだい、自分は胃とか腸とか再検査警告が来てても無視するくせに！　と反論すると「俺を診た医者は藪だから、俺は大丈夫なんだ」と訳の分からないことを言われました（遠い目）

う～ん。しかし、何処の病院へ行こう？
「お願いです、もう楽になりたい。病院へ行きたい！！」と懇願するまで病院へ行かないからなぁ（←どんだけ？！）

すると、母が友達に看護師さんをしている人がいるからみてくれるとのこと。
しかも……、

母「いいとこ見つかったら、ついでに予約しといてあげるよ」
私「お？　そう？　助かるよ」

と、この時はあんまり深く考えず、頷きました。
これが、とんでもない悲劇を生み出すとも知らず……。


数日後。家に帰ると、母が病院の予約を取っていてくれました。
と、ここまでは良かったのですが…

母「実はね。あんたに謝らなきゃならないことがあるの」
私「？？？？」
母「いい病院は見つかったんだけどね。本当にここでいいのか分からなくて、あんたの職場の保健センターに電話したの」
私「はぁっ？！」
母「そしたらね。職員の人が『え？　お母さん？　本人じゃないんですか？』って言い出して…」

職員『今度からは、親御さんではなく、ご本人が電話するように』

私「！！！！！！！！！！！！！！！！」


ドンマイ　ドンマイ　ドンマイ　ドンマイ　泣かないで～♪
涙なんかは似合わない　俺の胸にさぁおいで～♪

私「うわぁああああ!!!　職場に掛けるんだったら、僕が掛けたのに。・ﾟ・（ﾉД｀）・ﾟ・。」

本気で「羞恥心」が身に滲みた瞬間でした。


が、羞恥で打ち拉がれている暇はありません。明日は再検査が待っている！　
落ち込んでる暇はなくてよ！　岡さん。・ﾟ・（ﾉД｀）・ﾟ・。（ｂｙお蝶H人）

ってな感じで始まった、「心電図再検査、悪夢の三日間」初日が暮れていくのでした。
続く…（←え？）

注：（こうしてネタにしているくらいですから、検査は異常なしでした。なので、ご心配なくです）