壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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「鵺の恋は月下に咲く 1」配信スタート!
本日、拙作「鵺の恋は月下に咲く 1」が、「花丸発のwebマガジン 花丸漫画 花丸小説」にて配信スタートされました。
他のサイト様でも随時、配信される予定です。
よろしくお願いします!
タイトル : 「 鵺の恋は月下に咲く 1 」
イラスト : 澄(とおる)先生
『 祇条崇久(二十三歳・盲目の貴公子) × 蓮(??歳・半人半妖の鵺) 』
「 どうかこれからも、俺の目になって、お前が見る世界をともに見せてくれ 」
【あらすじ】
ある夜、妖怪退治の武士団に襲われ毒矢で射られてしまった半人半妖の蓮は、命からがら逃げおおせるが、この傷では助からないと悟る。そんな時心をかすめたのは、ある人物の姿だった。以前も武士団に追われていた蓮は、あまりにきれいな琵琶の音色に誘われてとある庵にたどりつき、そこにいた美しい貴公子に魅入られ毎晩通うようになっていたのだ。最期に一目彼に会いたいと庵に向かうが、怪我のために庭先で気を失ってしまう。そしてふと目覚めると、目の前に焦がれ続けた貴公子がいた。自分の醜い姿をさらしたくなくて慌てる蓮だったが相手はまったく気にした様子はなくて!?
編集様「ケモミミでなんかお願いしますよ!」
雨月「分かりました!」
盲目貴族×半人半妖の鵺(舞台:平安時代)
編集様「……ドウシテコウナッタ」
ということで、今回も趣味に走りました。
いやあねえ、好きなんですよ。琵琶!
あのフォルムといい。艶めいた妖しい音色といい。弾いている姿といい。
いつか書いてみたいなと思っていたのです!(←ケモミミはどこへ行った。。。)
で、琵琶への愛を出発点に書き始めたわけですが、予想外に 初めてづくしな話になりビックリしました。
まずは平安の空気を出すこと。これが一番大変でした。
雅な感じを出すことは勿論、生活習慣や調度品がねえ。まさか、布団もなかったなんて思いませんでした。
それと、今回の攻さん・崇久さん。あるすじにはないけど盲人です。
盲目の人を書いたのは初めてで、色々勝手が違ったってのもありますが、他にも……まあ、これは読んでからのお楽しみです。ただ、この設定はNG喰らうのでは? と思うほど、きわどいものだったので、通してくださった編集様の寛大さに感謝感謝です。
あとは、今回のカップルの戦闘力数値(←??)
今までのカプはどんな問題児だろうが何だろうが自力で生活できましたが、この人たちは誰かの助けがないと生きていけません。
崇久さんは盲目な上に、「琵琶より重いものなんて持てない‼」な、お貴族様ですし、
蓮ちゃんも鵺だけど半人半妖なので妖術も使えないし、野良犬と喧嘩しても負けるという……
今まで書いてきた中で最弱カプです。
ピンチに見舞われても、ほとんどなすすべがありません。
そんな、どちらも儚く脆い、そして孤独な者同士が出会って、そっと寄り添っていく……目が見えなくても飄々と居丈高な貴族さまと、ちょっと天然、純真無垢な鵺坊や。そして時々精霊の皆さんが贈る平安絵巻。
少しでも興味を持っていただけたら、お手に取って(?)いただけたらと思います。
どうぞ、よろしくお願いします!
また、今回扉絵を担当していただきました澄(とおる)先生。
大変麗しく素晴らしい扉絵を描いてくださいました!
崇久さんの貴公子っぷり、蓮ちゃんの愛らしさが素敵。
実を申しますと、この話タイトルがなかなか決まらなくて、ほとんど半泣き状態だったのですが、「もうこうなったら、扉絵を見て決めましょう!」ということになり、決まったのが今回のタイトルだったりします。いやあ、イラストの力ってホントに凄い!
澄(とおる)先生、素敵な扉絵をありがとうございました!
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