壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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やっぱ、琵琶はカッコいいなぁ。。
哀しきかな、会津魂。。。
ということで、今回は鳥羽・伏見の戦いだったわけですが、もうねぇ。。。
冒頭。洋装に身を包んだ慶喜や洋物の家具と、それに囲まれた和装の容保様の図なんて、新しい時代へと変化していく世と、江戸の世になって二百六十年培われてきた「武士とは、かくあるべし」を断固として守り続け、取り残されてる容保様ってのがよく出てるよなぁと思ったものですが、鳥羽・伏見の戦いでは、それがさらに顕著に。
最新式の銃や大砲を大量に持って戦う薩摩軍と、旧式銃をを少人数が持ってる程度で後は全員槍兵という会津軍。
たくさんの銃口が向いてるとこへ、槍を構えて突っ込んでく会津兵のなんと悲壮なことか。
死を恐れず戦う。それが武士としての美学、気構えではありますし、どんな不利な状況にあろうと一歩も引かず、敵に立ち向かう気概は素晴らしいのですが、これではただの無謀。ってか、そもそも戦いの体すら成してないよね、これじゃぁ。。
槍、刀で戦う時代は完全に終わってしまった。槍を握りしめ敵を見据えたまま息絶えた林さんの姿に、それをまざまざと感じさせられた回でした。
……とはいえ、この時代。戦が起こり始めたのはここ数年。それまではずっと、太平の世が続いていたわけですよ。
それなのに、二百六十年という長い間、「国に何か起こった時は、命をかけて戦う」という精神を持続させ続けた武士はやっぱり凄いなとも思うのです。普通は腐ってるよ。それなのに……こういう心の強さは忘れてはいけないんだろうなぁと思ってみたり。
あと、別の意味で感慨深くなったのは、容保様が着てた赤い陣羽織。あれは……帝がくれた着物で作った奴だよね。容保様の心の中には今でも、亡き帝への忠義の想いで溢れてる。それを思うと、非常に切なくなります。だって、もう朝敵だよね。。。
あんなに懸命に朝廷に尽くしたというのに、どうしてこうなってしまうのか。
……なんて、古い政権側の人たちも哀しいのですが、新しい時代を切り開こうとしてる人たちだって、これまた命がけで必死。
「知らない世界に飛び込むよりも、知っている世界に留まり続けたいと思うのが人間」という西郷どんの言葉どおり、皆普通は新しいことを始めようとする側にはついてこない。だから、手段なんか選んでられない。
このなりふり構わなさが、幕府側にはなかったのかなぁと思いながら、次週。三郎ちゃん死亡フラグがビンビンに立ってるような。。。
次回も悲惨そうですね(涙)
>web拍手レス
5月19日00:30 更新、待ってました~ の方
拍手&「不実者」SSへのコメントありがとうございます。まったり更新な上に、今回次回と「不実者」SSというより「復讐者」SSのような内容になってしまい申し訳ないのですが、これからもお付き合いいただけますと幸いです。
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