壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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宴で一人楽しそうに踊ってる信頼が小憎たらしいったらなかったわ!
・゚・(ノД`;)・゚・
今週大河。忠正おいたん&為義さん退場回ということで、お涙頂戴シーンが冗長になって白けたりしなきゃいいけどと心配していたんですが……杞憂でした。
いやぁ、すっごく良かったと思います。肉親の情についても勿論泣けたんですが、それだけでなく武士の悲哀、棟梁としての覚悟をしっかり描いていたのが素晴らしい。
最近の大河は「私事>>>(越えられない壁)>>>公事」至上主義で、家のために生きる、守るという思考はクソ、自分らしく自由に生きる、身近な人をとにかく大事にするという思考サイコー! 描写が蔓延し辟易していたのですが、今回。「家を守るためなら肉親でも斬らなければならない」という棟梁としての覚悟を、現代感覚で否定することなく描いた。
私はそれに非常に好感を持ちました……と、それが一番良かったんですが、他だって良かった。
冒頭、信西の清盛&義朝への沙汰の下し方からしてねぇ、秀逸でした。
いやぁ信西さん、まっくろくろすけやわぁ。清盛に「叔父さん斬れねぇなら、領地も何もかも召し上げるぞ」と脅しておいて、義朝には「清盛は叔父を斬ることで、武士の世への道が開けるなら喜んでやるって言ってたのになぁ」と素知らぬ顔して言いやがるんだもんなぁ。ホント黒い。
で、黒いと言えば、成親ですよ!
おいたんを助けるよう口添えしてくれと必死に頼む清盛に「僕だって必死に止めたんだ! だけど……ごめんよ。僕の力が足りないばっかりに! ヨヨヨ(涙)」と目に涙を浮かべて謝っていたのに、清盛が帰った途端、ぴたりと泣くのを止めて澄まし顔。
黒い! さすがは貴族。黒過ぎる!!!!!
そして、ここから平家と源氏、それぞれの斬首が敢行されるまでが描かれるわけですが……どちらもすごくよかったです。いつもだったら平家パートは源氏パートに劣って見えてしまうんですけどね、今回は甲乙つけがたいぐらいに良かった。
それは多分、清盛が大きいと思います。
次回予告で「斬れませぬぅう!!!!(号泣)」なんてシーン見て、また甘いことほざいて……と思っていたんですが、一瞬ためらうも自らの手でおいたんを斬ったのが良かった。
しかもその後、おいたんどころかおいたんの息子たち四人全員自分一人で斬ってるんですからね。今まで散々どんなに冷たくされようと平家の人間を大事にしようとする様を見せられてきただけに、清盛の哀しさがとても伝わってきました。
さらにその後、後白河天皇が開いた宴に出向いて、改めて後白河天皇に平伏し忠誠を誓ってみせたのはすごく立派でした。本当は腸が煮えくりかえっているのにねぇ。あれは……前に忠盛さんが舞を舞わされている時に酒をぶっかけられ、すっ転んだのを嗤われながらも澄まし顔で平伏してみせた姿と少し重なって見えて……今まで最高に男前だったと思います。
で、忠正おいたん。今回もやっぱり素敵でした。異例のことである斬首も黙って受け入れ、「竹馬、帰ってきたら作ってね!」と無邪気に言う清三郎ちゃんに優しく笑いかけて、宗子さんにも……あそこ。はっきりとは描かれてないけど、おいたんは宗子さんのことが好きだったっぽいのに、結局最後まで口にしないで……奥ゆかし過ぎる(涙)
清盛に斬られる時もね。いつものように清盛を激しく叱咤して、動けない清盛のケツを叩いて……最後までおいたんらしかった。息子たちも皆ええ子で……おいたん……ホントにいい男過ぎるぜ(´;ω;`)ブワッ ...
(でも、清盛が自分を斬れたことで、おいたんは安心して旅立てたんだろうな。それだけが救いだわ。。。)
そして、源氏サイド。いつもどおり、平家サイドとは正反対なわけですが、こっちも良かったです。
義朝なぁ。弟を自分の息子に斬らせておいて何怖じ気づけてんだ! ってな突っ込みが入りそうですが、義朝がパパ大好きっこで「強くなって大好きなパパを守るんだ!」と頑張ってきた姿を見ているだけに、彼の今回のへたれっぷりはすんなり受け入れられました。
(あと、この時代は身内を斬首するというのが異例! という事実を知っておいたのも良かったです。そうだよね、それだったら、あんなに狼狽えても仕方ないよ。だって、実の父親を斬れだなんてね。それが当たり前って感覚がなければ、到底受け入れられないよ、普通。。。。)
しかし、弟たちが言うとおり、それでは棟梁失格なんですよね。一族を引っ張っていくためには、天下に台頭しようと思うなら、肉親だって斬れなければならない。その覚悟が義朝にはなかった。こういうところが、平治の乱の勝敗を決したのかなとふと思ってみたり。
ただ、そんな……父を斬れずみっともなく泣き喚く父親を見ていた鬼武者ちゃんが「早く元服したいです! そして強くなって父上をお守りしとうございます!」と言ったのが泣けました。もうなんてぇか、その科白をかつて義朝も為義さんに言ったんだと思うと余計にねぇ。
で、それ以上に泣けたのが、為義さん。
いやぁ、先週も泣けたけどさ……コヒさん、あの演技は反則やわぁ。。。
義朝に向ける表情も眼差しも声音も……全部全部何もかも穏やかで優し過ぎる!
斬られる時もそれは変わらなくてさ(あの時、為義さんが着ていた着物……もしかして、今まで着てきた中で一番いい着物だったんじゃないだろうか。一番いい着物を着た時が息子に斬られるときって切なすぎる!)
為義さんを斬れずに泣きじゃくる義朝を見てかけた、「もういいよ」という声音が非常に印象的でした。義朝に対して、すごく慈愛に満ちていてね。
あの後、画面には映ってなかったけど、為義さんが正清に自分を斬るよう促して斬られたんだろうなぁ。。
為義さん。忠盛さんのような分かりやすいスマートなカッコよさはなかったけれど、人間臭く愛嬌があって、とっても温かい。すごく素敵キャラだったと思います。特に今回なんてね……コヒさんは神や!(号泣)
ということで、今回もすごく楽しめました。嗚呼、最近ずっと面白くて嬉しい限りです。視聴率が大事ってのも分かりますけど、どうかこのままの調子で大河スタッフには頑張っていて欲しいです。
今週大河。忠正おいたん&為義さん退場回ということで、お涙頂戴シーンが冗長になって白けたりしなきゃいいけどと心配していたんですが……杞憂でした。
いやぁ、すっごく良かったと思います。肉親の情についても勿論泣けたんですが、それだけでなく武士の悲哀、棟梁としての覚悟をしっかり描いていたのが素晴らしい。
最近の大河は「私事>>>(越えられない壁)>>>公事」至上主義で、家のために生きる、守るという思考はクソ、自分らしく自由に生きる、身近な人をとにかく大事にするという思考サイコー! 描写が蔓延し辟易していたのですが、今回。「家を守るためなら肉親でも斬らなければならない」という棟梁としての覚悟を、現代感覚で否定することなく描いた。
私はそれに非常に好感を持ちました……と、それが一番良かったんですが、他だって良かった。
冒頭、信西の清盛&義朝への沙汰の下し方からしてねぇ、秀逸でした。
いやぁ信西さん、まっくろくろすけやわぁ。清盛に「叔父さん斬れねぇなら、領地も何もかも召し上げるぞ」と脅しておいて、義朝には「清盛は叔父を斬ることで、武士の世への道が開けるなら喜んでやるって言ってたのになぁ」と素知らぬ顔して言いやがるんだもんなぁ。ホント黒い。
で、黒いと言えば、成親ですよ!
おいたんを助けるよう口添えしてくれと必死に頼む清盛に「僕だって必死に止めたんだ! だけど……ごめんよ。僕の力が足りないばっかりに! ヨヨヨ(涙)」と目に涙を浮かべて謝っていたのに、清盛が帰った途端、ぴたりと泣くのを止めて澄まし顔。
黒い! さすがは貴族。黒過ぎる!!!!!
そして、ここから平家と源氏、それぞれの斬首が敢行されるまでが描かれるわけですが……どちらもすごくよかったです。いつもだったら平家パートは源氏パートに劣って見えてしまうんですけどね、今回は甲乙つけがたいぐらいに良かった。
それは多分、清盛が大きいと思います。
次回予告で「斬れませぬぅう!!!!(号泣)」なんてシーン見て、また甘いことほざいて……と思っていたんですが、一瞬ためらうも自らの手でおいたんを斬ったのが良かった。
しかもその後、おいたんどころかおいたんの息子たち四人全員自分一人で斬ってるんですからね。今まで散々どんなに冷たくされようと平家の人間を大事にしようとする様を見せられてきただけに、清盛の哀しさがとても伝わってきました。
さらにその後、後白河天皇が開いた宴に出向いて、改めて後白河天皇に平伏し忠誠を誓ってみせたのはすごく立派でした。本当は腸が煮えくりかえっているのにねぇ。あれは……前に忠盛さんが舞を舞わされている時に酒をぶっかけられ、すっ転んだのを嗤われながらも澄まし顔で平伏してみせた姿と少し重なって見えて……今まで最高に男前だったと思います。
で、忠正おいたん。今回もやっぱり素敵でした。異例のことである斬首も黙って受け入れ、「竹馬、帰ってきたら作ってね!」と無邪気に言う清三郎ちゃんに優しく笑いかけて、宗子さんにも……あそこ。はっきりとは描かれてないけど、おいたんは宗子さんのことが好きだったっぽいのに、結局最後まで口にしないで……奥ゆかし過ぎる(涙)
清盛に斬られる時もね。いつものように清盛を激しく叱咤して、動けない清盛のケツを叩いて……最後までおいたんらしかった。息子たちも皆ええ子で……おいたん……ホントにいい男過ぎるぜ(´;ω;`)ブワッ ...
(でも、清盛が自分を斬れたことで、おいたんは安心して旅立てたんだろうな。それだけが救いだわ。。。)
そして、源氏サイド。いつもどおり、平家サイドとは正反対なわけですが、こっちも良かったです。
義朝なぁ。弟を自分の息子に斬らせておいて何怖じ気づけてんだ! ってな突っ込みが入りそうですが、義朝がパパ大好きっこで「強くなって大好きなパパを守るんだ!」と頑張ってきた姿を見ているだけに、彼の今回のへたれっぷりはすんなり受け入れられました。
(あと、この時代は身内を斬首するというのが異例! という事実を知っておいたのも良かったです。そうだよね、それだったら、あんなに狼狽えても仕方ないよ。だって、実の父親を斬れだなんてね。それが当たり前って感覚がなければ、到底受け入れられないよ、普通。。。。)
しかし、弟たちが言うとおり、それでは棟梁失格なんですよね。一族を引っ張っていくためには、天下に台頭しようと思うなら、肉親だって斬れなければならない。その覚悟が義朝にはなかった。こういうところが、平治の乱の勝敗を決したのかなとふと思ってみたり。
ただ、そんな……父を斬れずみっともなく泣き喚く父親を見ていた鬼武者ちゃんが「早く元服したいです! そして強くなって父上をお守りしとうございます!」と言ったのが泣けました。もうなんてぇか、その科白をかつて義朝も為義さんに言ったんだと思うと余計にねぇ。
で、それ以上に泣けたのが、為義さん。
いやぁ、先週も泣けたけどさ……コヒさん、あの演技は反則やわぁ。。。
義朝に向ける表情も眼差しも声音も……全部全部何もかも穏やかで優し過ぎる!
斬られる時もそれは変わらなくてさ(あの時、為義さんが着ていた着物……もしかして、今まで着てきた中で一番いい着物だったんじゃないだろうか。一番いい着物を着た時が息子に斬られるときって切なすぎる!)
為義さんを斬れずに泣きじゃくる義朝を見てかけた、「もういいよ」という声音が非常に印象的でした。義朝に対して、すごく慈愛に満ちていてね。
あの後、画面には映ってなかったけど、為義さんが正清に自分を斬るよう促して斬られたんだろうなぁ。。
為義さん。忠盛さんのような分かりやすいスマートなカッコよさはなかったけれど、人間臭く愛嬌があって、とっても温かい。すごく素敵キャラだったと思います。特に今回なんてね……コヒさんは神や!(号泣)
ということで、今回もすごく楽しめました。嗚呼、最近ずっと面白くて嬉しい限りです。視聴率が大事ってのも分かりますけど、どうかこのままの調子で大河スタッフには頑張っていて欲しいです。
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