壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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信繁と昌幸はあの距離感だから、いい親子関係なんだろうなあ
先週は、半泣き爆走家康さまに萌え萌えした回でしたが、今回は……「迷走」と題されるだけあって、ホント昌幸パパが迷走してらっしゃいました。
いや、この状況でパニクるなってのが無理な話なんですけどね。こんな強国に囲まれて、どうすりゃいいねん!? と……この、何もかもが手探りな状態&混乱ぶりは、前回同様、強国に囲まれた小国の武将の悲哀が出ていて、よかったです。
最後の最後、信繁の言葉にヒントを得て、「もう誰にも頼らない。己の力でやり合ってやる!」と吹っ切れる流れも胸アツでした。
とはいえ、今回私が一番目が行ったのは、信幸兄ちゃんでした。
前回から、兄ちゃんだけに弱さを曝け出し、自分の言いたいことだけくっちゃべって、兄ちゃんの言うことは全部華麗にスルーな昌幸パパ。
その様は全然父親っぽくなくて、まるで困った駄々っ子のよう。
信繁に接している時の、父親然とした姿勢と全然違う。
私的にはそれが、パパなりの、兄ちゃんへの信頼の証に思えました。
昌幸パパの性格的に、本心も弱みも絶対晒したくないタイプな気がするんですが、兄ちゃんなら大丈夫だろうと……そう考えると、すごい信頼だし、甘えまくってるなあとも思う。
でも、哀しいかな。兄ちゃんにはそれを理解できるだけの度量がまだない。
パパの話は聞くし、何があってもついていく気ではいるけれど、コロコロ考えを変えるパパに「こんなに行き当たりばったりで大丈夫なのかよ」と、一度決めたことは貫きたい心情ゆえにライラするし、意見は聞いて来るけど、話しても全然聞いてくれないことにも、自分がないがしろにされてるようで自尊心は傷ついてばかり。
けど、しかたないよ。兄ちゃんはまだ十代の若者なんだから、これを理解しろってほうが無理。で、昌幸パパにもそんな兄ちゃんの心中を慮るほどの繊細さはない。
なので最後、「大ばくちじゃああ!」と宣言するパパを見上げる、兄ちゃんの目がすごく印象的でした。
「すっげえ、親父! おらワクワクしてきたぞ!」という、孫悟空ばりのきらきらお目目とは正反対の、冷めきった目。
嗚呼、このままパパと兄ちゃんの関係はどんどんこじれていくのかなあ。二人とも好きだから、非常に悲しい。。。
二人の仲をフォローしてくれる人がいればいいんですけどね。誰もいないんだよな。
信繁も二人が大好きだけど、基本自分のことで手いっぱいだし、お気楽次男坊で二人の苦悩を理解してないし……てか、今回。信繁とうとうゲロしましたね。「俺は兄上より優れていると思っていた」って。
前々から、兄ちゃんに対して小ばかにした態度をやたら取るから、もしやと思ってましたが、やっぱり。。。
まあ、ただ馬鹿にしてるってんじゃなくて「この人駄目で頼りないから、できる僕がしっかり支えてあげなきゃ!」というしずかちゃん的な意味での、兄ちゃんラブではあるけど……これ、兄ちゃんが知ったら相当傷つくよね。
私の目から見れば、フリーダムなパパに振り回されて胃に穴が空きそうな状態でも、弟をちゃんと気遣ってあげられる兄ちゃんのほうが、よっぽど度量あると思うけどね(信繁は悩んでる兄ちゃんをほぼスルーだし)何度意見を聞き流されようが、聞かれれば必ず自分の考えをしっかり言えるとこも地味にすごいと思いますし。
……て、私は相当兄ちゃんが好きだなあ。同じ兄(姉)だからかな。どうも肩入れしてしまう。
どうか、兄ちゃんが報われる日がきますように。と、願わずにいられません。
と、兄ちゃんがあまりに不憫過ぎて、そんな兄ちゃんを自分より格下と思ってたとか、信繁コノヤロー! だったわけですが、昌幸に「誰がこの地を治めようと、この景色は変わらない~」と話した内容はとてもよかったですし、そこから「父上の子として生まれたこと、誇りに思います」とかね。そりゃあ「お前はよき息子じゃ」と三回も言いたくなるよね、パパと素直に思いました。でもね、三回もいうくらいなら、一回くらい兄ちゃんにも言ってやtt…ry
他にも、あの状況下で「他の人たちも連れてって!」と駄々捏ねた挙げ句に襲われたのだから、姉の自業自得やん。てか、信繁。姉のことは悲しんでたけど、他の女たちはどうした? あのまま置いてきたんかい?! とか、
先週はあっさり松さん拉致されて、無能なやっちゃだった茂誠さん。今回は結構頑張ってたし、松が死んでも一切信繁を責めなかったのはよかったな。とか、
佐助もあの崖、飛び降りたのかよ。すげえな。てか、どうして着物だけ見つかるの? どういう状況? とか、
松が死んだことを無言で責める母上は、なんかよかった。とか、
「あなたが帰ってきてくれてよかった。もしここで戦になるようなことがあったら、私を守ってね」とか……信繁がきりちゃんではなく、梅ちゃんに惹かれたのはこういうとこだろうなと思ったり(きっと、あの言葉は信繁が一番欲しかった言葉だったんだろうなあ)
出浦さん、相変わらず渋くて素敵! とか、
鬼武蔵さんのヒーハー! は、まだですか? とか、
室賀さん、今週の「黙れ、小童!」ノルマもクリア。とか、
一益さん、相変わらず不憫TTとか、
徳川家での忠勝の浮きっぷり(先週頬についたご飯粒を取り合いこしたあの蜜月はどこへ?!)が兄ちゃんの真田家でのそれと綺麗に被る。二人が出会った時のことを思うと楽しみだわvとか、
高島氏政、わっるい顔してるでえ。しかも、ただの安い悪役ってんじゃなく、得体の知れない薄気味悪さを感じさせるとこがまた面白くて……この方のこれからの活躍が楽しみだわ! とか、
今回もぼちぼち楽しめました。
来週は、岩櫃、沼田奪還回。楽しみです。
>web拍手レス
2月10日22:05 kou様
いつもコメントありがとうございます。今回更新分。おっしゃるとおり、裏社会ものでボロボロなとこにやわらかお布団ってなると、自然とエロくなりそうなとこなんですが、この二人だとねえ。。。お互い屈託なさ過ぎて困ります(苦笑)色気のない二人ですが、次回もお付き合いいただけますと幸いです。そして、今週大河。これまたおっしゃるとおり、家康と昌幸パパが非常にいい味出してましたね。大泣きして、盛大にずっこけながら逃げ惑う家康は、愛嬌たっぷりで可愛いし、「全く分からん! どうすりゃいいんだ!?」と兄ちゃんに逆切れする親父も人間臭くてよかった。そうだよね、この時代はこのくらい必死にならなきゃ生き残れないよねえと。こういう泥臭いとこがいいですよね、この大河。また、今年の寒さ。何だったのでしょうね。一月二月はkou様にとって多忙な月だったようですが、どうぞご自愛なさって、無事乗り切ってくださいませ。
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