壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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大谷さん、いつも書庫にいるなあ。住んでるの?W
大河ドラマにおいての恋愛パートというのは、結構デリケートなものでして、ちょっとでも外すと「スイーツ乙!」「昼メロ展開いらねえ! 歴史パートにもっと時間割けよ!」ってな感じになります。
さらに今回は、茶々&源次郎という完全創作回ということもあり、かなり賛否両論出るだろうなと思うのです。
とはいえ、私的にはとても面白かったです。
なんかねえ、竹内茶々がすごくよかった。
まあ、今までも結構好きでしたけどね。
自分が親しくしたせいで相手が殺されても、平気な顔をしている。
自分が近づく相手は秀吉に殺されると分かっていながら平気で近づき、「二人きりで会ったことは内密に!」と口止めされても、簡単に秀吉に話してしまう。
こんな、何考えてるんだか分からない、自分勝手に周囲を振り回す傍迷惑極まりないキャラなのに、なんか憎めない。嫌いになれないってね。
でも今回、「人が死んでも何とも思わなくなったし、自分が死ぬのも怖くない」と言ってすぐ、倒れてきた長巻に悲鳴を上げる茶々を見て、「死を恐れぬ者がする怖がり方ではありませんね」と源次郎が返したところから、今までとは違った感覚で茶々を見ることができました。
秀吉の申し出を受けて側室になると決めてからの、茶々の顔。ひどく大人びていて、これまでの無邪気な少女のそれが嘘のようでした。
きっと、茶々は知らない振りをしつつ、全部分かっていたんでしょうね。
どんなに好き勝手振る舞って見せても、所詮自分は籠の中の鳥。本当の自由なんかないと。
秀吉の目の前で、気に入った男に色目を使ってみせたのは、自分を籠に閉じ込める秀吉へのささやかな復讐だったのか。それとも、いくら籠に閉じ込めたって、私の心は自由よと誇示したかったのか。でも、いくらそんなことをしても無意味で……。
その事実を受け入れることで、茶々は少女でいることをやめ、秀吉の側室になったのかなあ。
そう思うと何だか切ない。
それでも、「力でねじ伏せればどうとでもできる私に、必死に頼んで来る殿下の姿を見て、願いを叶えてあげたくなったの」と言った矜持も、側室になると決めたのだからと源次郎を手放した潔さも素敵。
最後、源次郎に「私とあなたは同じ日に死ぬの」と囁くところもね。ゾクッとしてよかった。
これなら、秀吉が欲しいなと思って納得の茶々だなと素直に思えました。
ただねえ、秀吉……茶々を欲しがる言動が、色恋っていうより、玩具を欲しがる子どものそれにしか見えない。
寧に相談するところなんか、まさにそうです。ママ、あの玩具ほしい。どうしたらいい? みたいな。そこに、寧への気遣いは一切ありませんでした。
茶々を口説く時も、方便とはいえ、寧は妻じゃない。戦友みたいなもんで。とか言ってましたね。
長年苦楽をともにしてきた女房に、この態度。
(ついでに、弟が病に伏せってるというのにねえ)
ぼちぼち綻びが見え始めているよなあ。と、思ってみたり。
と、豊臣サイド面白かったですが、真田サイドも面白かったです。
できたら、稲姫が兄ちゃんに嫁ぐことを決めた有名なあのエピを使ってほしかったところですが、兄ちゃん。。。
必死に、今回の縁談は断ってくれと頼む姿に、ゴホ嫁への愛が見えて泣けました。
兄ちゃん、マジでゴホ嫁を大切に思ってるんだね(涙)
で、泣けるといったら、忠勝もねえ。この前、凄まじいばかりの親馬鹿っぷりを見せつけられたこともあり、「稲は、わしが……」と言葉を詰まらせるところはジーンときました。
二人とも辛いよなあ。
それでも、御家のためと言われたら、それ以上は何も言わない。ぐっと気持ちを飲み込むのがまた。。。
非常に辛い展開ですが、この似た気質の二人が、これからどう仲良くなっていくのか。信幸&稲よりも楽しみに思ってしまったり。
そういや姉ちゃん。まだ完璧に記憶が戻ったわけじゃないんですね。ちなみに、夫のことは思い出してるんでしょうか? ……う~ん、まだっぽいな。思い出してたら、即会いに行く! と言い出しそうだし。
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