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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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結局書状書いたのかよ、兄ちゃん!

大坂の陣って、大河で何度も取り上げられているわけですが、個人的にどの戦よりもイライラする戦だったりします。

それは、戦に出たこともない女がしゃしゃり出てきて、あれこれ指図してくるから。
そして、その女の言うことに名うての戦上手たちが逆らいもせず、はいはい言うことを聞くから。

何でこんなに言いたい放題言わせてるんだ、黙らせろよ! とか、
こんなに壮大に足を引っ張られているってのに、どうして幸村は豊臣に味方するんだ! とかね。

色々思ってしまうわけですが、真田幸村が主役である以上、これらを上手く料理して、幸村がこの戦にかける想いや覚悟をドラマチックに魅せてほしい……ところなんですが、どうも上手くいっている感じがしない。

前回の、四十分もかけて行われた学級会みたいな茶番軍議が、茶々の「駄目よ」の一言で簡単に蹴散らされて終了! という、脱力以外の何物でもない回に引き続き、今回もなんかイライラする。


幸村たちが何かを決めるたびにギャアギャア難癖つけて、提案を悉く叩き潰す……ただただウザい以外の何物でもない大蔵卿と胡散臭い有楽斎。

名うての戦上手という肩書があり、自分の力を試したい! だの何だの偉そうなこと言っておいて、自分から提案をすることは一切なく、ほぼ幸村の言いなり。
(「これが真田の極意の戦! さあ、出城作りの役を譲ってくれ(どやあ)」と言われ、「面白い」の一言で簡単に引き下がる又兵衛にはがっかりだったな。「では、こちらはクロカン直伝極意の…」ぐらい言い返してほしかった)

おまけに、俺たちの意見は通らない。じゃあ、ここにいる意味がない! と、軽く出て行こうとする……この大坂の陣で豊臣に全てを賭けた覚悟の重みが全然感じられない。有能さも深みも何もない幸村以外の五人衆。

修理は今までにない描かれ方をしていて、ちょっと面白く見ていますが、

「一度は同意した幸村の案を退けるのは、主君・秀頼が退けると決めたから!」 
秀頼の意思が何より大事だと言わんばかりの口ぶりですが、淀たちを介さず秀頼に直接報告することもなければ、淀たちの言うことに惑わされるな! と、秀頼に意見することもない。
大蔵卿たちの意見に逆らい、幸村に出城を築く許可を出した時も、秀頼にだけ事前に教えておくこともしない。
彼にとって、秀頼とはどういう存在なのでしょう? ついでに、「大蔵卿たちなんか知るか。俺が許可する(きり!)」と言っといて、何の手も打ってないしね。何なのよと。

秀頼もなあ。一回「いいぞ!」と言っておいて、「ママに言われたからやっぱやめるわ」を何度もやられると、いい加減もにょってくるし、
(これ、従来の大河だと、秀頼が何か発言する前に茶々が全てを決めて、秀頼はただ従うというスタイルなんですよね。それも嫌ですが、一度約束したことをすぐ翻るのも非常に嫌な感じ)

あと、何であんなに幸村を買っているのかと言う明確な理由が見えない。母ちゃんに「信じられるのは真田だけ」と言われたから? でも、当の母ちゃんは幸村の意見を叩き潰してばっかだし……うーん、謎。
(幸村の手を取って「頼りにしている!」と言うシーンもなあ。出てくって言ってる又兵衛や勝永もいるんだから、「お前らのことも信じてる」と手を取ればよかったのに、なぜ幸村だけ。。主人公補正? それとも、秀頼はそんなことにまで頭が回らない器量。という表現?)

と、豊臣サイドに不満たらたらなわけですが、それは幸村も同じこと……いや、幸村と言うより、真田家といったほうがいいでしょうか。

まず、幸村が何度進言を突っぱねられようと、豊臣家に拘り続ける理由がよく分からない。

「秀吉にくれぐれも頼むと頼まれたから」と言いますが、秀吉が幸村に頼むと言ったのは、秀頼ではなく、三成ですからね(で、三成が蟄居することになった時、あっさり離れたしなあ)

「名を残したい」という願いも、蟄居生活をかなりエンジョイして過ごしていたから、いまいち熱量感じられないし……茶々のためって言っても描写不足(もし、茶々のためだなんて理由が一番の理由! というとんでもならいっそ、秀頼の父親は幸村! ぐらいはやってほしかった)

そして、幸村がこの戦で天下に轟かせたい「真田」の名。
これ、真田家の揺るぎない絆が見えたのなら、非常に感動すると思うんですが、

前から言ってるように、幸村は自分が豊臣につくことで兄貴が被る迷惑を一切言及していない(てか、考えていない)し、
今回、徳川軍の中に兄ちゃんの子どもたちがいると聞いても「運命だし、しゃーない」としか言わない。

娘・すえちゃんの嫁入りを作兵衛から聞き、「苦労をかけた」と、作兵衛の手を取っても、幸村がすえちゃんを思うシーンなどほとんど皆無だっただけに、取ってつけた感満載。

陰で「あんな糞つまんねえ兄貴なんか大嫌い」とほざき、兄ちゃんが目の前に立ちはだかったら、何の躊躇いもなく手裏剣投げようとした佐助が、殊勝な顔で「信之様は……」と幸村に報告してても薄ら寒いだけ。

「豊臣方には幸村がいるから、戦わないように」という父親からの命を聞き、「はあ? そんなの知らねえし!」とブチ切れるばかりの、魅力のない兄ちゃんの息子。

極めつけは、こんな時期に、自分語りをダラダラダラダラと続け、「あなたには何でも話したくなる。何でだろう?」だの何だのと、いつの間にか愛人にした八木さんを口説く兄ちゃん。

なんだ、これ。。。
これのどこに真田の絆を見ろというのか。てか、八木さんのキャラいる? 初めて出てきた時から全く必要性を感じないんだけど?!

ということで、前回に引き続きモヤモヤしてしまい、OPを敢えてEDに持って来ることで、「真田丸」を強調した演出にいまいち乗れずじまい。
今日の回を楽しめていたら、ぐっときたんだろうけどなあ。残念。

とはいえ、とうとう装着した赤揃えの甲冑は格好良かった! あの色、いいですね。
それから、久しぶりに会えたのが嬉しかったのか、家康ジイジとキャッキャウフフとはしゃぐ正信ジイジが可愛かった。それくらいかなあ、今回よかったの。。

次回はとうとう、冬の陣開戦のご様子。
今回完成した真田丸のセットはかなり気合が入っているように見えたので、期待したいところですが、はてさて。。。


 
 
 >web拍手レス
11月2日20:04 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、茶々がとにかく不気味でしたね。何を考えてるのか全然読めない。面白いネタが仕込んであるといいんですが、どうなんだろう? 幸村以外の面々は……もう少しどうにかならないんですかね。頭が悪かったり駄々っ子だったり。幸村の引き立て役ABCDみたいな感じじゃなくて、もっと魅力的に描いてほしいんですけどねえ。。。そして、女一人の意見で全てが決まってしまう今の豊臣家の態勢の気持ち悪さ。秀吉の妄愛の結晶みたいですが、茶々は「秀吉は愛した人ではない」とばっさりですからね、ホント、豊臣の闇は深いです。平幹二朗さんは非常にショックでした。一見野蛮そうに見えて品があり、妙な色気もある。唯一無二の人だったと思います。本当に惜しい。これは、肝付兼太さんにも言えることで……この人も代わりなんていない人ですよね。スネ夫、にこにこぷんのじゃじゃ丸などどれもはまり役でした。寂しいです。それから、鳥取地震。確かに、鳥取で大地震なんて今まで聞いたことがないですよね。どこも例外なんてないんですね。。。。

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