壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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なんでこの時期に・・・
先週が捨て回の上に糞過ぎる内容だっただけに、「ローマの休日」をもじった「龍馬の休日」というサブタイトルの時点でふざけまくっている今回が心配でしょうがなかったんですが……思ったほど悪くなかったと思います。
「ローマの休日」のパロで、ジェラートみたいなもん食ったり、真実の口みたいなのに手を突っ込んだり、スクーターのようなものに二人乗りしたりなんてシーンがあったらどうしようとか思ってましたが、そういうおふざけはなかったし、何より先週ほどの破綻はなかったので。
……ただ、捨て回には変わりないっていう。
まぁ、長い大河ドラマに捨て回があるのは仕方ないことですが、この大詰めの段階で二週連続捨て回持ってくるってどうなんだっていう。もっと描くべきことがたくさんあるだろう!!!
と、全体的に思った訳ですが、まぁ最初から順番に。
冒頭二部以降、影も形もなかった坂本家がいきなり出てきて、龍馬から手紙がきた! とはしゃいでるシーンから始まった訳ですが……いきなり突っ込みどころ満載でしたね。
一番驚いたのは、この時点まで龍馬が乙女姉ちゃんに一切手紙を送ってなかったこと。ありえねぇだろ! 滅茶苦茶姉やんに手紙送ってたってのは有名な話なのに!(現に新婚旅行のこと、手紙で送ってますしね)
まぁこのドラマの龍馬は臨終時に乙女姉ちゃんの名前を言わない程なんで、シスコン設定ではないんでしょう。代わりにマザコンですけどで、二番目に驚いたのが兄ちゃんがまだ龍馬を跡取りに考えていたこと。おいおい、一部の龍馬脱藩の時点で諦めろよ、そんなこと。それか、百歩譲って二部にて武市さんの罪を被るために絶縁してくれって申し出を受け入れた時とか。
(それにしても相変わらずこの家の龍馬贔屓っぷり、兄ちゃんへの冷遇っぷりは凄まじいですね。よく兄ちゃん切れないな……)
来週、この家に龍馬が帰るようですが、また気持ち悪いくらいの歓迎ムードで迎えるんだろうなぁ。想像するだけでもげんなりです。。。
と、坂本家に限らず、海援隊メンバーも負けず劣らずの龍馬教徒な訳ですが……いつも思うんですが、「タイセーホーカンのためにみんな、がんばってくれや!」「おー!」っていつも言ってるけど、彼らは具体的に大政奉還のために何を頑張ってるんですか? 未だに分からないんですけど?
大事な仕事は全部、龍馬一人がやっちゃってるし、三吉さんとかから「龍馬さんの味方はお龍さんだけ」と龍馬の仲間の頭数にも入れられていないし……ホント謎です。
そして弥太郎。今回はまぁまぁ抑えた演技をしていたので良かったんですが、藩の金を勝手に使ったとゲロったのになんで何のお咎めがないんでしょう? 9千丁もの新型銃買った金って言ったら相当な額のはず。それなのになぜ???? これまた謎でした。
で、ここからが今週の本題。龍馬が下関に向かい、お龍との休日を楽しむってな訳ですが、なんというか……もっとどうにかならなかったのかと。
前にもありましたが公衆の面前で堂々とお龍が龍馬に抱きつくってのもどうかと思いますし、今日1日しか一緒にいられないからって、世話になってる三吉さんに「二人きりになりたいから席を外して!」とか酷過ぎるでしょう、いくらなんでも。
その後も三吉さん、気を遣いっぱなしで……不憫過ぎる!
でも、お龍と二人で龍馬のことを話す三吉さんはとてもよかったと思います。「坂本さんの正義があるように、薩摩にも長州にも正義がある」「私は坂本さんが好きです。しかしその前に私は、長州の人間なんです」って科白なんか特に! 筧さんの演技とも相まって、三吉さんの複雑な心境がよく表れていたと思います。
ってか、こんな科白を思いつくなら、どうして幕府サイドをあんなに悪のショッカーみたいに描くんだ、脚本家!とはいえ、このパートの延々に続く、龍馬様はみんなの人気者! 演出には正直辟易しました。長州の人、どんだけ龍馬が好きなんだよと。特に奇兵隊とか出すのやめてくれよ。そんなに関わりなかっただろ?
ってか、木戸さんに逢った、奇兵隊にも逢った……それなのに高杉さんの「た」の字も出ないってどうなんだよ。あんなに親友面してたじゃないか! 死んだらもう過去の人ってか!!
で、奇兵隊の人たちと飲みに行った時のくだり。奇兵隊って農民兵だろ? 色街で飲む金なんてあんのかよ? という素朴な疑問は置いておいて、このへんはお龍が「いいですよ、行ってきて」と強がりで言ったら、龍馬が「おう! じゃぁ行ってくる!」とあっさり出かけてしまう→お龍、独りで「龍馬さんなんて!」と怒っていたら、ひょっこり龍馬が「逃げ出して来たぞv」と笑顔で帰ってきて吃驚! 的な展開がよかったなぁ(←あくまで私の個人的趣味)
だってなんか龍馬って、宴会の中心になって飲んでたとしても、いつの間にかいなくなってるってイメージなんですよね。
それにいくらなんでも酔い潰れて朝まで寝ちゃったなんて絶対ないと思うけどなぁ。だって、指名手配犯な訳でしょう? いついかなる時にも前後不覚になるほど酒を飲むなんて不用心なこと……あ、この龍馬さんは新選組局長がいる宿屋で平気で刀手放して風呂に入れるほど豪胆な人でしたね、忘れてました。
それにしても、色街で朝目を覚ましたあの場面、確実にあの芸者と致して……げふんげふん。
そして、今回見ていて一番悲しくなったのは朝帰りしたことに銃口向けるほど怒りまくってるお龍に平謝りする龍馬のシーンですね。なんて情けない姿だ、全く。
お龍もねぇ。気持ちは分からなくもないですが、銃口向けた挙句にビンタって……しかも真木さんがドス効かせてるせいか、極妻ばりの迫力があったもんだから、約束をすっぽかされて拗ねた女性の可愛らしさ成分が全然なかったのが痛かった。
多分、こういう場面……ってかお龍に視聴者が一番求めてるものってそれだと思うんですけどね。
気丈で明るい愛くるしさ、可愛さっていうか。
だから、あの場面は龍馬と一緒に拗ねるお龍に萌え萌えする! っていう感じにして欲しかったなぁ。
とはいえ、これが今生の別れだなんて、切ないですねぇ。
と、ダラダラ見ていたのですが、ラストに出てきた後藤様に少し「おっ」と思ってしまいました。「やるかい?」って言った時の後藤様、かっこよかったです!
そう言えば前回のイカロス号事件。イギリスと堂々と渡り合い、話をつけたのは龍馬ではなく後藤様だったんだそうですね。ああ、パークス相手に毅然と渡り合う後藤様を見てみたかった!
ってか来週、とうとう容堂様とご対面! だそうですね。。。また後藤様の手柄を龍馬が横取りしそうな匂いがぷんぷんしますが、まぁ容堂様がいっぱい出るから、次回楽しみにしたいと思います。
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