壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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オールドボーイ(微ねたばれ)
「私は獣にも劣る人間ですが、生きる権利はあるんじゃないですか?」
【あらすじ】:オ・デスは妻と一人娘を持つ、平凡なサラリーマン。ある日、娘の誕生日プレゼントを買って帰る途中、忽然と姿を消す。妻との不仲から、殺人容疑で指名手配されるが、実はオ・デスは何者かに連れ去られ、15年もの間監禁されていたのだ。
15年後、監禁から脱出した彼は、敵を突き止め復讐することを誓う。その時敵から、「犯人と監禁された理由を5日間で解き出さないと殺す」とメッセージが。復讐に燃えるオ・デスは、美しい恋人ミドと知り合い、共に犯人を捜す。しかし、これも犯人が巧妙に仕組んだ罠なのだった。
この連休中に見るぞ!と借りた「saw3」に続く第二弾。数年前に友人N氏より面白いよと言われていていて、見よう見ようと思っていて、ようやく見れました!
で、予想以上に面白かったです!「復讐ネタ」好きの崎原氏に見て貰って、じっくり2,3時間語り合いたいくらいによかった!(←どんな喩え??)
バイオレンスシーンの多い作品とのことでしたが、前日に「saw3」を見ていたせいで、結構平気でした。まぁ、歯を引っこ抜くシーンは「お~(悪寒)」でしたけれど…。
ある日突然、何の理由も分からず監禁された。
もしも始めに「15年間お前を監禁する」と言われていたら、楽だったのか、苦痛だったのか…。
なんてモノローグがありましたが、この不条理極まりない監禁生活。本当に一人の平凡なリーマンを狂気の殺人鬼に変えるには充分な環境ですよ。
モーテルの一室のような部屋に独りきり、話し相手はテレビだけ。これが十五年ですよ?
想像するだけでも気が遠くなります。
(ってかこの主人公の俳優さんは本当に凄い!鬼気迫るとはまさにこのことだし、完全に主人公になりきってました)
で、十五年後のある日突然、主人公は解放され、犯人は誰なのか? 何故、監禁されたのか? 何故、十五年だったのか? …とひょんなことで知り合った若い女性ミドと調べ始める訳ですが、こりゃぁ…十五年間いくら考えても犯人思いつかない訳だ…。
まさか「あんなこと」で自分に恨みを抱いていた奴がいただなんて、普通思いませんもの。
けど、犯人にとっては恨みに思うには充分な理由である訳で……というか、犯人も分かっているんですよね。こんなことをしても何もならないってことは。それでも止められなかった。
「傷ついた心には、【復讐】はいい薬だぞ? 毎日楽しく暮らせる。俺はこの十五年、とても楽しかったし、寂しくもなかった」
しかし、「【復讐】が終わった後は? 何が残る? 何を生きがいにして生きればいい?」
この犯人の青年。人の心が抜け落ちてしまったように実に無機質で、氷のような感じでしたが、本当は非常に情の篤い人、もしくは“あの人”を本当に愛していたんだと思いました。だから、主人公に復讐することで“あの人”を愛していたのだと思います。歪んだ愛情ではありますが、“あの人”のために生きていることに代わりはないんですから。
主人公もそれは同じで復讐に意味などないと分かっていても、青年を殺そうと追いかける訳で……。
けれど、そうだとはいえ、青年がした主人公への復讐はあまりに残酷なモノで……やっぱり復讐の果てにあるものは、ラストの主人公のあの表情な訳で……それが酷く哀しい。
そんな中で主人公に寄り添う孤独な女性・ミドはこの荒みまくった映画にとって唯一のオアシスです!もう、本当に可愛くて可憐!そして、健気!
「私、おじさんが喜んでくれるんだったら、なんでもするよ?」
そりゃ惹かれずにいられるかっての!!!!
(けど、この惹かれ合った愛情は何だったのか……う~ん、一種の愛情なんだろうけど)
と、そんなこんなでちょっと癖の強い映画ではありますが、私は楽しめました(後でずっしりきますけど)
因みにこの映画、ハリウッドでリメイクが決まっているんだとか。で、主役にJ・デップやブラピの名が上がってるとのことですが……どうだかなぁ。ハリウッドでこの映画の泥臭くて汚い(褒め言葉です)雰囲気を出せるんだろうか?
特にラストの主人公が犯人に懇願するあの壮絶なシーンとか……そのまま再現出来るのかなぁ。
いつものように小綺麗にまとめるつもりならリメイクして欲しくないなぁ。
あの何処までも汚くて、無様だからこそ伝わってくる必死さや愛情がなくなってしまったら、この映画の良さが半分以上なくなってしまうような気がするし…。
さらに因みに父から「面白かったんなら、一緒に見よう」と言われましたが……この映画はねぇ、一緒に見るにはちょっとまずいよなぁ……。
そう言えば、web拍手。少し御礼小話を増やしてみました。五つほど(←ええ?!)
【あらすじ】:オ・デスは妻と一人娘を持つ、平凡なサラリーマン。ある日、娘の誕生日プレゼントを買って帰る途中、忽然と姿を消す。妻との不仲から、殺人容疑で指名手配されるが、実はオ・デスは何者かに連れ去られ、15年もの間監禁されていたのだ。
15年後、監禁から脱出した彼は、敵を突き止め復讐することを誓う。その時敵から、「犯人と監禁された理由を5日間で解き出さないと殺す」とメッセージが。復讐に燃えるオ・デスは、美しい恋人ミドと知り合い、共に犯人を捜す。しかし、これも犯人が巧妙に仕組んだ罠なのだった。
この連休中に見るぞ!と借りた「saw3」に続く第二弾。数年前に友人N氏より面白いよと言われていていて、見よう見ようと思っていて、ようやく見れました!
で、予想以上に面白かったです!「復讐ネタ」好きの崎原氏に見て貰って、じっくり2,3時間語り合いたいくらいによかった!(←どんな喩え??)
バイオレンスシーンの多い作品とのことでしたが、前日に「saw3」を見ていたせいで、結構平気でした。まぁ、歯を引っこ抜くシーンは「お~(悪寒)」でしたけれど…。
ある日突然、何の理由も分からず監禁された。
もしも始めに「15年間お前を監禁する」と言われていたら、楽だったのか、苦痛だったのか…。
なんてモノローグがありましたが、この不条理極まりない監禁生活。本当に一人の平凡なリーマンを狂気の殺人鬼に変えるには充分な環境ですよ。
モーテルの一室のような部屋に独りきり、話し相手はテレビだけ。これが十五年ですよ?
想像するだけでも気が遠くなります。
(ってかこの主人公の俳優さんは本当に凄い!鬼気迫るとはまさにこのことだし、完全に主人公になりきってました)
で、十五年後のある日突然、主人公は解放され、犯人は誰なのか? 何故、監禁されたのか? 何故、十五年だったのか? …とひょんなことで知り合った若い女性ミドと調べ始める訳ですが、こりゃぁ…十五年間いくら考えても犯人思いつかない訳だ…。
まさか「あんなこと」で自分に恨みを抱いていた奴がいただなんて、普通思いませんもの。
けど、犯人にとっては恨みに思うには充分な理由である訳で……というか、犯人も分かっているんですよね。こんなことをしても何もならないってことは。それでも止められなかった。
「傷ついた心には、【復讐】はいい薬だぞ? 毎日楽しく暮らせる。俺はこの十五年、とても楽しかったし、寂しくもなかった」
しかし、「【復讐】が終わった後は? 何が残る? 何を生きがいにして生きればいい?」
この犯人の青年。人の心が抜け落ちてしまったように実に無機質で、氷のような感じでしたが、本当は非常に情の篤い人、もしくは“あの人”を本当に愛していたんだと思いました。だから、主人公に復讐することで“あの人”を愛していたのだと思います。歪んだ愛情ではありますが、“あの人”のために生きていることに代わりはないんですから。
主人公もそれは同じで復讐に意味などないと分かっていても、青年を殺そうと追いかける訳で……。
けれど、そうだとはいえ、青年がした主人公への復讐はあまりに残酷なモノで……やっぱり復讐の果てにあるものは、ラストの主人公のあの表情な訳で……それが酷く哀しい。
そんな中で主人公に寄り添う孤独な女性・ミドはこの荒みまくった映画にとって唯一のオアシスです!もう、本当に可愛くて可憐!そして、健気!
「私、おじさんが喜んでくれるんだったら、なんでもするよ?」
そりゃ惹かれずにいられるかっての!!!!
(けど、この惹かれ合った愛情は何だったのか……う~ん、一種の愛情なんだろうけど)
と、そんなこんなでちょっと癖の強い映画ではありますが、私は楽しめました(後でずっしりきますけど)
因みにこの映画、ハリウッドでリメイクが決まっているんだとか。で、主役にJ・デップやブラピの名が上がってるとのことですが……どうだかなぁ。ハリウッドでこの映画の泥臭くて汚い(褒め言葉です)雰囲気を出せるんだろうか?
特にラストの主人公が犯人に懇願するあの壮絶なシーンとか……そのまま再現出来るのかなぁ。
いつものように小綺麗にまとめるつもりならリメイクして欲しくないなぁ。
あの何処までも汚くて、無様だからこそ伝わってくる必死さや愛情がなくなってしまったら、この映画の良さが半分以上なくなってしまうような気がするし…。
さらに因みに父から「面白かったんなら、一緒に見よう」と言われましたが……この映画はねぇ、一緒に見るにはちょっとまずいよなぁ……。
そう言えば、web拍手。少し御礼小話を増やしてみました。五つほど(←ええ?!)
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