バットマンビギンズ

「　恐怖を受け入れろ　」

【ストーリー】少年時代に両親を殺されたブルース・ウェインは復讐を誓って成長するが、犯人は殺害され、彼は行き場のない怒りに苦しむ。謎めいた「影の軍団」から戦闘技術を学んだブルースは、ゴッサム・シティで亡き父の大会社を受け継ぎながら、バットマンに変身して悪と戦うようになる。

結論をまず……

クリスチャン・ベール、マジ最高！！！（＊´д｀＊）ﾊｧﾊｧ

今まで一番格好良かったどうしてこの映画が公開された時、あなたが話題にならなかったのか不思議でしょうがねぇよ！！　よくトム・クルーズに似ていると言われるけれど、トムよりあなたの方が素敵よぉお！！
特にびしっと決めたタキシード姿が乱れた時なんてかくべｔ…

……取り乱しました。ってか、マジで良かったです。
バットマンには馴染みがなかったし、あんまり期待もしていなかったけれど、ここまで面白いとは思わなかった！　もっとベールの麗しいお顔が見たかったということやチベットの忍者集団においおい！だったり、ヒロインがいまいちだったりと不満点はありますが、そんなことは些細なことっす！

だってねぇ、まず主要メンバーが全員素敵過ぎなんですよ。
クリスチャン・ベール演じる物憂げな若き大富豪ブルース・ウェインは元より、執事のアルフレッド、バットマンの武器を作ってくれるおっちゃん・フォックス。
で、時に薬中の悪徳刑事、時にエアフォースワンをのっとるテロリスト、時に血が欲しい！と餓えてる吸血鬼なゲイリー・オールドマン演じる正義の刑事。

こいつらが全員いちいちツボ有能で紳士でお茶目で渋い！！　もう、何この素敵集団！！

特にブルースとアルフレッドの関係が好み過ぎです。
嗚呼、私もあんな執事が欲しい！（←いや、無理だから…）

と、萌えキャラばかりでうっふんな訳ですが、映画全体の雰囲気はダークでシリアスです。
両親を目の前で殺された少年が、そのやり場のない悲しみと怒りに苦しみ、正義とは一体何なのか。悪とは何で、自分はどう立ち向かえばいいのか模索していくさまはなかなか重厚です。
言葉も時々はっとさせられるものがありますしね。

で、バットマンになるべく準備するところは面白くてわくわくします。
いいなぁ、あんなメカ私も欲し…略

そして、ラスト。宿敵「ジョーカー」の名前が出てきたところで話が終わる訳ですが、このジョーカー。やるのはヒース・レジャーなのよね！　愉しみすぎる！！！！
　
……と、言いたいところですが、お亡くなりになられたんですよね、ヒース。
享年２８歳。若すぎる！！！！！　なんて、早すぎるんだ。
彼ほど、これから！！って感じを抱かせる若手俳優はいなかったのに。
最初に彼を見た時は何とも思わなかったけれど、出演を重ねるごとにどんどん魅力的になっていって、「ブロークバック・マウンテン」でその深い演技に目を瞠りましたが……。
惜しすぎる方を亡くしたものです