壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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ブロークバックマウンテン(ネタバレ注)ってか長っ!
つい、半額の日でもないのに借りちゃったよ!
ということで、「ブロークバックマウンテン」。
崎原氏に勧められたホモ映画、第三弾です!
…で、私としては今まで勧められたホモ映画の中では一番好みの話でした。
なんていうか、もう主役二人がいい!!!凄く愛を感じる!!!!
(他の映画は今ひとつ、愛を感じることが出来なかったので)
ということで、「ブロークバックマウンテン」。
崎原氏に勧められたホモ映画、第三弾です!
…で、私としては今まで勧められたホモ映画の中では一番好みの話でした。
なんていうか、もう主役二人がいい!!!凄く愛を感じる!!!!
(他の映画は今ひとつ、愛を感じることが出来なかったので)
羊の世話をするためにひと夏を山(ブロークバックマウンテン)で二人きりで過ごしたイニスとジャックが許されない恋に落ちて、山を下りた後も約20年間、互いに家庭を持ちながらもひっそりと逢瀬を重ね……
というお話で、ぶっちゃけて言ってしまえば不倫モノ(?)ということになるのでしょうが、男女のそれよりこれはずっと複雑です。
確かに奥さんがいるのに逢瀬を重ねたり、他に愛してる存在がいるにも関わらず結婚したりするのは不誠実でいけないことだとは思います。
奥さんたち、特に二人の関係を知ってしまったイニスの奥さんなどは酷く可哀想に思えたし、やりきれなくもありました。
けど、もしイニスとジャックが男女だったり、あるいは社会にホモの偏見がなかったとしたら……こういうふうに互いに無理矢理っぽく家庭を持たなかったんじゃないかと思うんです。
イニスが言ってるんですよね、「こうして二人きりなら、離れられなくなって、それでいい」って。そう、願望としてはきっとずっと一緒にいたかった。けど、現実はそうはいかない。
ホモは迫害されるし、下手をすればリンチされた上に殺されてしまう。
だから、それぞれの家庭を持って離れるしかなかった。
そう思うと、奥さんたちも可哀想だと思いますが、イニスたちも可哀想に思えてきます。
けれど、そんなバックボーンがあるせいか、奥さんたちのいる現実が鬱屈した灰色に、二人の限られた一瞬の逢瀬が光り輝くものに変わっていくあの落差は凄かった。
多分、たまにしか逢えないから余計に愛おしく美しく思えたんじゃないでしょうか。
それでもやはり愛おしい程、逢えない時の辛さは募るばかりで……非常に切なかったです。
割と感情を表に出しやすいジャックが「寂しいんだ」と訴えるのもそうなんですが、感情を表に出さないイニスが人知れずジャックとの別れに泣き崩れる様が本当に切ない。
農場を開こうという誘いを最後まで拒み続け、世間のしがらみから抜け出せなかったにしろイニスはジャックのことを愛していたと思います。
本当に言葉には出しませんが、彼の行動や仕草はジャックへの愛で溢れてるんですよね。
ぶっきらぼうですが、ジャックが「豆が飽きたな」って言ったら、豆以外の食べ物を注文したり、
ジャックが「来ても良いか?」って手紙を書いたら、ただ一言「いいとも」って急いで書いてポストに出したり、
四年ぶりに再会したら、嬉しさのあまり自宅前にも関わらずジャックにディープキスしてしまったり、
「お前が他の男と寝たら殺してやる」みたいなこと言ったり(←?!)。
で、ジャックもジャックで可愛いんですv
イニスと違って、彼は陽気で人懐っこくて、全身で「好きだ!」と表現してるし、やることが一々可愛い。投げ縄でイニスを捕まえて引っ張るとこなんて特にv
それに演じてた俳優さんがこれまた上目遣いの上手い方で(←どういう褒め言葉?!)あんな目でじっと見られたら、そりゃ困るよ!
私としては一番の盛り上がりは、最後の二人の言い合うシーンだったと思います。今までずっと抑えてきたモノを怒鳴り合って、罵り合って……けど、諦めきれないって、不器用に泣くイニスとただただ抱き締めるジャックに泣ける…!
ああ!どうして好き同士なのにこうなるんだよっ(涙)!みたいな。
けど、どうしてか…ジャックのシャツを包むように重ねた自分のシャツを見遣るラストのイニスを見るとそんなに哀しくないんですよね。というかむしろ幸せそうにさえ見える。
多分、あの世界で一番のハッピーエンドだからなのかもしれませんね。けど、一番のハッピーエンドがアレっていうのも考えてみれば…(涙)
これはとてもいい映画だったと思いますが、他にも色々と考えさせられる映画でした。
というお話で、ぶっちゃけて言ってしまえば不倫モノ(?)ということになるのでしょうが、男女のそれよりこれはずっと複雑です。
確かに奥さんがいるのに逢瀬を重ねたり、他に愛してる存在がいるにも関わらず結婚したりするのは不誠実でいけないことだとは思います。
奥さんたち、特に二人の関係を知ってしまったイニスの奥さんなどは酷く可哀想に思えたし、やりきれなくもありました。
けど、もしイニスとジャックが男女だったり、あるいは社会にホモの偏見がなかったとしたら……こういうふうに互いに無理矢理っぽく家庭を持たなかったんじゃないかと思うんです。
イニスが言ってるんですよね、「こうして二人きりなら、離れられなくなって、それでいい」って。そう、願望としてはきっとずっと一緒にいたかった。けど、現実はそうはいかない。
ホモは迫害されるし、下手をすればリンチされた上に殺されてしまう。
だから、それぞれの家庭を持って離れるしかなかった。
そう思うと、奥さんたちも可哀想だと思いますが、イニスたちも可哀想に思えてきます。
けれど、そんなバックボーンがあるせいか、奥さんたちのいる現実が鬱屈した灰色に、二人の限られた一瞬の逢瀬が光り輝くものに変わっていくあの落差は凄かった。
多分、たまにしか逢えないから余計に愛おしく美しく思えたんじゃないでしょうか。
それでもやはり愛おしい程、逢えない時の辛さは募るばかりで……非常に切なかったです。
割と感情を表に出しやすいジャックが「寂しいんだ」と訴えるのもそうなんですが、感情を表に出さないイニスが人知れずジャックとの別れに泣き崩れる様が本当に切ない。
農場を開こうという誘いを最後まで拒み続け、世間のしがらみから抜け出せなかったにしろイニスはジャックのことを愛していたと思います。
本当に言葉には出しませんが、彼の行動や仕草はジャックへの愛で溢れてるんですよね。
ぶっきらぼうですが、ジャックが「豆が飽きたな」って言ったら、豆以外の食べ物を注文したり、
ジャックが「来ても良いか?」って手紙を書いたら、ただ一言「いいとも」って急いで書いてポストに出したり、
四年ぶりに再会したら、嬉しさのあまり自宅前にも関わらずジャックにディープキスしてしまったり、
「お前が他の男と寝たら殺してやる」みたいなこと言ったり(←?!)。
で、ジャックもジャックで可愛いんですv
イニスと違って、彼は陽気で人懐っこくて、全身で「好きだ!」と表現してるし、やることが一々可愛い。投げ縄でイニスを捕まえて引っ張るとこなんて特にv
それに演じてた俳優さんがこれまた上目遣いの上手い方で(←どういう褒め言葉?!)あんな目でじっと見られたら、そりゃ困るよ!
私としては一番の盛り上がりは、最後の二人の言い合うシーンだったと思います。今までずっと抑えてきたモノを怒鳴り合って、罵り合って……けど、諦めきれないって、不器用に泣くイニスとただただ抱き締めるジャックに泣ける…!
ああ!どうして好き同士なのにこうなるんだよっ(涙)!みたいな。
けど、どうしてか…ジャックのシャツを包むように重ねた自分のシャツを見遣るラストのイニスを見るとそんなに哀しくないんですよね。というかむしろ幸せそうにさえ見える。
多分、あの世界で一番のハッピーエンドだからなのかもしれませんね。けど、一番のハッピーエンドがアレっていうのも考えてみれば…(涙)
これはとてもいい映画だったと思いますが、他にも色々と考えさせられる映画でした。
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COMMENT
友情と愛情
友情と愛情
コメントありがとうございます!
コメントいただきまして、ありがとうございます。
それからご返信が遅くなりまして申し訳ありません。
お言葉にありますとおり、この映画は人を愛することを切々と描いた作品だと思います。
この作品は一応、同性愛をテーマにしていますが、主人公イニスを見ていると、男とか女とか、そういうことではなく、偶々、生涯を通して愛さずにはいられない相手が同性だっただけ。
そして、添い遂げられなくても、相手が死んでしまっても、生涯愛し続ける。そう思える相手に巡り会えただけでも、幸せなことなのかもしれません。
とてもいい映画です。