忍者ブログ

壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

レイヤーケーキ(ねたばれ)

「すべては終わらせるために始まった……」














【あらすじ】:名もなき麻薬ディーラー××××。彼は自らのルールに従い好調なうちにこの世界から足を洗おうとしていた。そんな彼に託された、最後の仕事。それは訳あり娘の捜索と訳あり薬"エクスタシー"の処分だった。計画通りに事を進めようとした××××だったが、欲心に満ちた社会階層の狭間で、再び裏社会の闇へと巻き込まれていく・・・。

パッケージの顔見て分かる人にはすぐ分かる。そう、新ボンド、6代目007のダニエル・クレイブ主演作です。
007の時。キャラ的にはとても好きだったのに私の中のジェームズ・ボンド像が彼とあまりに違っていたので、素直に楽しめなかった。
ならば、007以外の彼を見てみよう!ということで借りた本作。

主題のレイヤーケーキとは、レイヤー=階層、ケーキ=社会。
つまり、裏社会の下っ端からいわゆる上層部までを階層に分かれたケーキに見立てた隠語らしいです。
うまく付き合えば、甘い思いが出来るが、欲をかいてのめりこみすぎると、塗り込められるっていう。

主人公××××(名前がない)は、表では不動産屋、裏では麻薬ディーラーとして稼いでるビジネスマンで、常に自分の決めたルールに基づいて動きます。
「紹介された相手としか取引するな」、「少人数で行動」、「法律を馬鹿にする奴が馬鹿だ」

で、「好調な内に引退しろ」という己の格言を実行すべく、彼はこの世界から足を洗うことを考える訳ですが、そう簡単に抜け出すことが出来ないのが、この世界っていう。
抜け出そうとすればするほど、もがけばもがくほど、深みに嵌っていく。

いわゆる裏社会モノですが、この主人公は裏社会の人間じゃありません。ただ、麻薬を扱ってるビジネスマンって感じです。
だから、人を殺したこともないし、喧嘩しても弱い。
しかし、殺らなきゃ殺されるという状況に追い込まれた時。銃を手に取り、腹をくくる姿は格好良かった。

まぁ登場人物が多すぎて、ややこしいんですけど、元々、こういうハードボイルドな(これはスタイリッシュでもある)裏社会モノは好きなので、私としては結構楽しめました。

特に主人公を狙う殺し屋描写がしびれました。
彼に対抗するために主人公が殺し屋を雇い、約束の場所に誘い出して、殺そうとしたあのシーンが特にたまらない!
あの得体の知れなさ、怖さ、かっこよさ。大好物ですv

で、あと。最後まで主人公の名前を出さないのも好きです。
「俺の名前? それが分かったら俺以上の切れ者だぜ?」
と最後にカメラ目線で言われた時はニヤリとしてしまいました。

そしてラスト。
はは~、そう来るのか! っていう。

結構吃驚しましたが、あれが裏社会なんでしょうね。
どんなに成功を重ねようと、一度しくじれば全てが終わり。
ハイリスク、ハイリターン。厳しい世界です。

私としては、別のエンディング2も結構好きでしたが。


で、忘れちゃいけない吹替話(え?いらない? そう言わず…)
007と同じ、主人公の声は小杉さん。格好良くハードボイルドに演じてらっしゃって惚れ惚れvv
クールな切れ者やらせたら、どうしてこの人はこんなにセクシーなんだ!(うっとり)
「今、どんな恰好でいる?」と電話で聞くシーンなんて……はは、勘弁してくれよvvvと(病気)


まぁ兎にも角にも、この映画は結構楽しかったです。ただ、私より崎原氏の方が好きだろうな、これ。って想いがずっとありましたが…。

拍手

PR
  

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

TRACKBACK

TrackbackURL

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雨月
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 壱号ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]