壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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THIS IS IT
「 僕らで、みんなを日常の世界から連れ出してやろう 」
<内容>2009年6月に急逝したマイケル・ジャクソンによって、死の数日前まで行われていたコンサート・リハーサルを収録したドキュメンタリー。何百時間にも及ぶリハーサルを一本の映画にまとめあげた。
はっきり言いますと、崎原氏が「絶対見る価値がある!」と強く誘って来なかったら、私はこの映画を観に行こうだなんて思わなかったと思います。
私の中のマイケル・ジャクソンって言ったら、なんていうか、こう……ネタキャラでしかなかったんです。
だってね。
音楽活動を休止してる彼しか……ネバーランドとか、整形とか、歌いもしないくせに数十万のディナーショー開くとか、そういうスキャンダルばっかり起こしてマスコミに叩かれまくる彼しか知らなかったんです。そんなもんだから、突然亡くなったと聞いた時も吃驚はしたけれど、「色々無茶苦茶してたのが、祟ったのかしらん?」と思う程度で哀しいとか思わなかったんです。
しかし、この映画を観てね。まず、真っ先に思ったのは、
マイケル。偏りまくった認識抱いて、ごめんなさい!!!!
いやぁホント、彼を見る目が変わりました。
あのスキャンダルの数々は事実であることに変わらないけれど、それら全部が霞むくらい、ステージの彼は輝いていました。
この映画はリハーサル映像を繋ぎ合わせて作っているため、衣装も、セットもありません。僅かな照明とバックダンサー、コーラスのみです。でも、それらと彼のダンス、歌だけで物凄い世界観を創り出している。
それが凄かった。
あれだけでも、十分金取れますよ(現に映画になった訳ですしね)
それでも、彼はそれで満足しません。演奏の完成度は勿論、どうすれば、より観客を魅了し、熱狂させられるステージに出来るのか。その姿勢はとても真摯で、ストイックでした。
でも、ちゃんと現場の空気にも気を遣っていて、なんかよく見る「馬鹿野郎! 違う! それは俺のイメージじゃないんだよ!!」ってな感じに怒鳴ることは一切なく、「ここはもっとゆっくり……ああ。別に怒ってる訳じゃないんだ。いいものを創っていくためなんだ」と実に謙虚で……あれは結構意外だったな。
それにしても、これに衣装やセット、演出が加わり、このステージが完全なモノになっていたら……一体どうなっていたのか。構想の説明は出て来ましたが、想像も出来ないな。スケールがあまりにも大きすぎて。
きっと、彼が言うように、夢のような凄いステージになったんだろうな。
けれど、それを観ることはもう永久に叶わないんだと、映画を見終わった後、ふと気付き、酷く切ない気持ちになりました。
嗚呼、もう彼はこの世にいないんですよね。非常に残念です。
とはいえ、彼があんなことにならなければ、私はこうしてアーティストとしての彼を知ることはなかった訳で。う~ん、複雑な気分です。
因みに、ステージで歌い終わり、暗転して消えていく瞬間。ふわっと幸せそうに微笑んだ彼の笑顔が一番心に残っています。
かなり今更ですが、ご冥福をお祈りいたします。
私の中のマイケル・ジャクソンって言ったら、なんていうか、こう……ネタキャラでしかなかったんです。
だってね。
音楽活動を休止してる彼しか……ネバーランドとか、整形とか、歌いもしないくせに数十万のディナーショー開くとか、そういうスキャンダルばっかり起こしてマスコミに叩かれまくる彼しか知らなかったんです。そんなもんだから、突然亡くなったと聞いた時も吃驚はしたけれど、「色々無茶苦茶してたのが、祟ったのかしらん?」と思う程度で哀しいとか思わなかったんです。
しかし、この映画を観てね。まず、真っ先に思ったのは、
マイケル。偏りまくった認識抱いて、ごめんなさい!!!!
いやぁホント、彼を見る目が変わりました。
あのスキャンダルの数々は事実であることに変わらないけれど、それら全部が霞むくらい、ステージの彼は輝いていました。
この映画はリハーサル映像を繋ぎ合わせて作っているため、衣装も、セットもありません。僅かな照明とバックダンサー、コーラスのみです。でも、それらと彼のダンス、歌だけで物凄い世界観を創り出している。
それが凄かった。
あれだけでも、十分金取れますよ(現に映画になった訳ですしね)
それでも、彼はそれで満足しません。演奏の完成度は勿論、どうすれば、より観客を魅了し、熱狂させられるステージに出来るのか。その姿勢はとても真摯で、ストイックでした。
でも、ちゃんと現場の空気にも気を遣っていて、なんかよく見る「馬鹿野郎! 違う! それは俺のイメージじゃないんだよ!!」ってな感じに怒鳴ることは一切なく、「ここはもっとゆっくり……ああ。別に怒ってる訳じゃないんだ。いいものを創っていくためなんだ」と実に謙虚で……あれは結構意外だったな。
それにしても、これに衣装やセット、演出が加わり、このステージが完全なモノになっていたら……一体どうなっていたのか。構想の説明は出て来ましたが、想像も出来ないな。スケールがあまりにも大きすぎて。
きっと、彼が言うように、夢のような凄いステージになったんだろうな。
けれど、それを観ることはもう永久に叶わないんだと、映画を見終わった後、ふと気付き、酷く切ない気持ちになりました。
嗚呼、もう彼はこの世にいないんですよね。非常に残念です。
とはいえ、彼があんなことにならなければ、私はこうしてアーティストとしての彼を知ることはなかった訳で。う~ん、複雑な気分です。
因みに、ステージで歌い終わり、暗転して消えていく瞬間。ふわっと幸せそうに微笑んだ彼の笑顔が一番心に残っています。
かなり今更ですが、ご冥福をお祈りいたします。
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