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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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脚本家さん「どうです? 公約はしっかり果たしましたよ!(どやあ)」

先週、それぞれの背景&情勢描写をほぼ描かず、うなぎ&「仲のいい友だち同士で殺し合う悲劇><」推しのみで、無理矢理押し切った寺田屋騒動。

で、今週もその無理矢理な押し切り展開は絶賛継続中というね。。。

・「一蔵どんが必ず連れ戻してくれる!!」その前に、せっかく大久保の尽力で連れ戻してもらえたのに、お前が三郎に変な喧嘩売って大久保の苦労を水の泡にしたこと、少しは悪いと思え。

・「必ず吉之助さあを呼び戻してみせるぞ!」と宣言した直後に自主謹慎を申し出る大久保。呼び戻す云々の話はどうなった?

・その直後、普通に三郎に侍ってる大久保のシーンが映る。謹慎とは何なのか(哲学)

・だらだらと続く愛加那との再会エピ。内容は島編の焼き増しみたいで真新しさはないが、製作者の気合いだけは怖いほど伝わってくる。この情熱の十分の一でもいいから、政治パートに向けてくれと思わずにはいられない。

・というか、寺田屋事件&有馬&信吾のことを欠片も思い出さず&心配せず、愛加那と全力いちゃラブとか……もうこうなると薄情云々以前にサイコパスとしか思えない西郷。
 
・三郎が朝廷から勅使をもらう過程……つまりは大久保の活躍全カット。なので、なぜ三郎が大久保を殊更重宝しだしたか、作中では訳ワカメな状態に。

・三郎の働きかけにより、将軍後見人になれたというのに出会いがしら、三郎を「芋」だの「日本語でOKww」だのと、非常に品のない下劣な罵倒をしまくるヒー様。
 なぜこんなに三郎を罵倒するのかと言う具体的説明が一切ないため、友だちの西郷きゅんに意地悪しやがって! と切れてるか、単純にジゴロ嫌い! という私情のみで罵倒しているようにしか見えず、ヒー様がただのお下品な小物にしか見えん。
 
・「あの牛男はどうした」というヒー様に、「それ西郷のことっすか?」と直答する大久保。おい、無礼だぞ。そして、なぜ三郎の西郷ヘイトを上げるようなことを言う。

・これのせいで、沖永良部に流されることになった西郷。で、着くなり「西郷さまはすんばらしい!」と西郷教讃美歌を高らかと謳いあげる島民たち。ちっ! ここも腐海に飲まれているのか!

・とはいえ、これでようやく、島編の焼き増しパートが終わるぞ! と、思ったら、今度は飯を食う食わない……って、そのエピも島編で見たよ!

・大山&シュンサーイからのボラギノール便り「一蔵のやつ、謹慎するとか言ってたくせに、三郎に可愛がられまくりで嫌な感じ! もう信じらんない><」
 ……うん。マジで謹慎のくだりって何だったん? と、思うけどさ。先週あんなに友情推ししてたくせに、今週にはもうこれ。ホント、麗しい友情ですこと!
(というか、シュンサーイは手紙の中でも、三郎を「らっきょう」呼ばわり。今週も三郎disの嵐に涙が出る)

・初対面で「お前は大久保とやらに裏切られたのだ~!」だの何だの喚き出す雪蓬先生。なに? 先生何か嫌なことでもあったの?

・飯を食わずに死にかけるエピの流れが強引過ぎる。絶対生きて帰る! と約束したなら飯食えよ。周りも食えって言ってんのに。
 
・ぶっ倒れ、死にかける西郷。「もうここまでや。ごめん、一蔵。でもまあいいか」とかほざきつつ、思い浮かべるのは愛する女。こいつが何を目指してんだかさっぱり分からん。

・てか、この光景何度目や(ハナホジ)と思っていたら、まさかの雪蓬先生との口移しチューvイベント勃発
  このドラマ最初のキスシーンの相手が、二人の妻でも月照さんでもなく雪蓬先生……何でだよっ?!


ということで、今回も背景描写皆無で物事を描くため、登場人物皆その場の感情論のみで動いているようにしか見えない薄っぺらいことこの上ない内容だったわけですが……声を大にして言いたい。雪蓬先生とのキスシーン、あれいる?!

正直なくても全然差し障りないし、サービスショットってわけでもない……いや。もしかして今、巷でおっさんずラブが流行ってるから便乗しようとしたとか?

それとも……まさか、脚本家さんが言っていた、「西郷どんのBL部分も描いていきますv」発言のお相手は雪蓬先生だった? 
まあ……近々二人は同居して、家族(?)になるけどさ。でもね、だからって。。。

鈴木さんと蓮司さんだなんてカップリング(!)、なかなかの上級者ネタですよ。
萌えた兵が全国に何人いるのか。気になってしかたないわ。。。





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6月18日22:45 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、役者さんたちの頑張りは伝わってくるんですが、いかんせん脚本がねえ。。。突然、仲良しこよしシーンをねじ込まれ、次の瞬間にはもう殺し合い! とかされても、感情移入も糞もありませんし、何で殺し合うのか理由さえ定かではないのですから目も当てられません。相変わらずの無根拠な西郷ageも気持ち悪いですし、三郎が色んな意味で可哀想;;そして大地震。まさか、大阪で起こるなんて。おっしゃるとおり、いつどこで起こるか分からないですね。亡くなった方もいらして痛ましい限りですが、それでも……これほど大きな地震が起こったにも関わらず、電車がものの数日で通常運転に戻ったことには驚きました。ひと昔前ならきっと、もっと大きな被害が出ていたでしょうに。。。何度も地震を経験したことで、この国は逞しくなっていっているのかなと思わずにはいられませんでした。 


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7月2日08:13 ポンタ様
拍手&コメントありがとうございます。感情のまま書き殴った記事ではありますが、楽しんでいただけたなら幸いです(笑)というか、基本矛盾点を列挙していってるだけなのに笑えてくるって、どういうことなのでしょう?!

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森山どんもいない寺田屋なんて><

突如降って湧いた完全体・信吾が、兄貴はすごいんです演出のため、藩の金使ってキャバクラで豪遊し、兄貴にどつかれれば遊女の影に隠れるというクズキャラにされたり、

背景描写が足らなさ過ぎて、言動が一々突発的で訳ワカメな有馬だったりと、先週は突貫工事が目立ち過ぎて、あーあな回だったわけですが、今回は……その突貫工事がさらにレベルアップしているという惨状。。。
 
 
・初っ端、久坂たちと遊郭で呑む西郷の図から始まってげんなり。このドラマスタッフはどれだけ遊郭が好きやねん。
 
・「この国を変えたいという気持ちは皆同じ」とか何とか、尤もらしいこと言ってるようで、やっぱり具体的なことは何も言わず、遊女たちを雪崩込ませ、宴会踊りを披露することで全てを有耶無耶にしようとする西郷。しかも、これが島で習った流儀だとかほざく。
 薩摩の資金は奄美の島人たちに課せられた重税によるものだと言う事実に愕然とした過去等、忘却の彼方だよな、こいつ。

・大久保「西郷はここにいるか?」大島って偽名使ってる話はどこいった。で、店の人も「いますよ」って通しちゃうのかよ。

・大久保「おはんは何をしちょっとじゃ!」全くだ!
 
・遊郭で西郷と刺し違えようとする大久保。全てのことを遊郭内でやらなきゃ気が済まないのか! そして、刀を突きつけて喋るな。緊張感出ると思ってんだろうが、逆効果なんだよ!
 てか、もう差し違える以外道はないと言われても、その必然性も、二人で死のうと思い至る関係性も全然描けていないから全く共感できん。

・西郷「島に流されていた間、『お前は天に生かされた』というお前の言葉の意味をずっと考えていた」嘘吐くなよ。女のことで頭いっぱいだったろ。
 
・西郷「お前の言葉の意味が分かるまで俺は死ねない。だが、どうしてもと言うならいいよ。斬ってくれ」
「お前は俺を刺してくれ」という大久保の言葉を完全無視して、自分一人死のうとする西郷。大久保の気持ちをまるで慮っていない。自分のことばっかり。
 まず何よりも先に、ここで二人で死ぬしかないと思い詰める鹿賀大久保に「お前はここで死んじゃ駄目だ!」と、必死で自害を思い留まらせようとする西田西郷とえらい違い。
 
・シュンサーイの頓珍漢報告を、なぜかここでねじ込んでくる。その上、ここに新八の鳴りやまない腹の音コントなども加わり、「もう。シュンサーイは相変わらずそそっかしいなあ」という、滅茶苦茶軽いノリで流される。笑い事で済まされる失態じゃないんだよなあ。。。
 その上、このドラマではシュンサーイの報告のせいというより、100%西郷の自業自得にしか見えないから目も当てられない。
 
・ここで唐突に、追手が差し向けられている切迫した状況にも関わらず、皆でウナギとり大会やろうぜ! とかいう話になる。で、だらだらだらだら続くうなぎとり。
 久しぶりのうなぎノルマ&男の裸体サービスショット&ほら見てください! こいつら実はこんなに仲がいいマブダチなんです! でも今からそのうちの二人が殺し合うんです! 哀しいですねええええ!!!!! 悲劇ですねええええええ!!!!!!!!!!!!!!! という、製作者の絶叫が耳鳴りのように響いてくる。

・罪人として三郎の前に引き出された西郷「俺は藩のためになることをやった(どやあ)」
 久坂たちと遊郭で豪遊したことがか。

・西郷「斉彬様に拘るのはもうやめて!」
 そういうお前は斉彬吹っ切り過ぎだけどな。斉彬の志ぽいして死のうとしたり、斉彬からもらった脇差ぽいしたり、島から帰ってきても、斉彬の墓に挨拶にもいかないし。
 
・三郎「がちゃがちゃがちゃがちゃ煩いやつじゃ!」
 いいぞ、三郎。もっと言ってやれ。
 
・「西郷様さまを使いこなせるのは大した奴だったって斉彬は言っていた。きっと三郎ちゃんにも使いこなせるって!」と、皆が西郷をヨイショしながら申し開きをするが、全然共感できんから、いいぞ、三郎。斬っちまえ。としか思えない。
(というか、あそこでいきなり物差しだ何だと、突然喋り出したモブは小松さあ? あまりに唐突過ぎて面食らったよ)
 
・西郷の見送りに、何でか女装した三条公が乱入。「私も連れてってぇええ」と絶叫。なに? この最高に意味不明でいらないシーン。

・この時点でドラマは三十分以上経過。おいおい、今日は寺田屋じゃないのかと思っていたら、三分ほどで、なんか三郎が悪手を打っちまった! で、そのせいでなんかまたやばいことしてるらしい有馬たちを討てみたいな……尊王攘夷も公武合体も出てこないから滅茶苦茶ふわふわした雑進行で寺田屋突入。

・寺田屋騒動時点で、三郎のそばに侍り、「お前がいないと困るから僕のそばにいてv」とほっぺまで触ってもらえる大久保。うーん、やっぱり史実通り、この時は三郎に遠ざけられていたほうがよかったんじゃないかな。そのほうが、大久保にもこの件はどうにも止められなかった感がよりいっそう出たと思う。

・なぜ大山が選ばれたのかという理由も漠然。

・信吾に至っては、皆が何やってんだかよく分かんない。何となく有馬についてったら、なんか物騒なことしてる! と大騒ぎ。先週も糞だったが、今週も別ベクトルで糞。

・大山「引け。君命だぞ!」
 これまでに君命の重さを少しでも描いていればねえ(遠い目)

・大山と有馬の会見の場に信吾乱入。「兄さあがいればこんなことにならなかった」と無理矢理な西郷ageをするわ、「もう何が正しいのか分からない」とかほざくわ、「また皆でうなぎとろうよ。友だちなのに悲しいよ」と泣き喚くわ。すると、このぶっ飛んだ説得でなんかほだされそうになる有馬。

・が、「うっせぇよ、この野郎!」と、私の気持ちを代弁した有馬側のモブが信吾を小突いたことで、斬り合い勃発。なに? この……もう少しで悲劇が回避できそうだったのに感。

・血がブシャー! と飛び散って……おお! 結構頑張ってるじゃないか。と、思った刹那、おろおろと逃げ惑い、皆から守ってもらうお姫様・信吾がクローズアップされて全てぶち壊し。

・一応、「おいごと突け!」はやる。でも、その意図についての描写は皆無のため、何の意味もない。

・有馬の今わの際の言葉。よく聞き取れなかったんだけど、吉之助とか言ってたような? もしそうなら、何だかなあ。。。

・大山が上半身裸になって、上の階にいた若者たちに決死の説得をするエピはカット。代わりに、有馬の亡骸に抱きつき、「もうこんなことやめよう!」と号泣する大山の図に変更。役者さんはすごく頑張ってるのが伝わってくるのだが……何だかなあ。。。。

・有馬たちの血を拭った紙を、無言で大久保の懐に入れる大山の図は、役者のおかげで結構よかった。

・と、思ったら、次の瞬間、牢屋でなぜか三味線弾いてる西郷が映る。これがね……ひねてるとは思うが、「島流し……また愛加那たんに会えるかも。うふふ」とか思ってるように見えてしまい、非常に胸糞。なのでこの直後、有馬たちのことを知らされ、泣き崩れても全然感情移入できん。てか、こいつは本当によく泣く。天地人の兼たんかよ。


ということで、今回も突っ込みまくりだったわけですが……まあね、最初から分かっていたよ。尊王攘夷も公武合体もろくに描かず、寺田屋描いたら目も当てられないことになるってことくらい。

それぞれが何を目指し、何を思い、何を背負って行動しているのかろくに分からないから、全てがぼんやりしていて、説得力も切迫さも、必然性も厚みも皆無。

とにもかくにも、幼馴染たちが殺し合う。なんという悲劇!! 一点押しのみで押し切ろうとする。

しかし、精忠組メンバーなんて今までろくに描いていない。だから、今回うなぎとり大会パートを強引にねじ込み、こいつらはこんなに仲がいいんです! アピールに時間を割きまくる。

が、いくら仲がいいアピールをしても、こんなに仲がいい友と袂を分かってでも貫かなければならないものがある! という決意。または、葛藤描写は皆無のまま、斬り合い場面に突入させる。

ここが、このドラマ最大の癌ですよね。

この世で一番大事なのは愛! 家族や友だちだ! ってことにしてるから、家族や愛を捨ててでも! という感情は是とできない。
だから決して描かない。描けない。けれど史実ではそういうことになってる。

結果、なんかよく分からんけど、勝手にそういう道……妻子を捨てる道、幼馴染を切り殺す道を選ばされちゃってたってことにしちゃう。


これでは、何もかも中途半端。愛にも信念にも重みがありません。

どっちも真剣に描く気がない。上っ面だけなぞって、その時その時をただ適当に流していくだけ。
だから、積み重ねなんてものもなく、全てが万事突貫工事で、ひどいと前回言ったことと整合性も取れない。
ちょいちょい翔ぶをぱちってみるのも虚しいだけ。。。
ホント、この大河はどこへ行くのか。。。

次回から二回目の島流し編に突入するわけですが……史実無視して愛加那がずっとべったり! なんてことはないよね? まさか(ガタブル)




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6月11日22:13 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、三郎dis回。言い得て妙ですね。おっしゃるとおり、西郷と三郎は馬が合わなかったわけですが、だからと言ってあの言い草はないでしょう。精忠組もらっきょとか言ってるし、嫌うなら嫌うでもっと違う描きようはなかったのか。。。それから信吾もねえ。あんな格好良さの欠片もないクズとは……ジャニーズにやらせてるのにどういうことなんでしょう。西郷が皆から「すごいすごい」と大合唱されるのも謎ですし……というか、またすぐ島流しにあっても全然同情できない西郷って何なんでしょうね。そして梅雨。しっとりとした今の季節は嫌いじゃないんですが、災害は勘弁してほしい。昔はそんなになかったと思うんですけどね。今年は和やかに過ぎていってほしいものですが、さてはて。。。
 

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弥助どんは出ないのかな?

ひど過ぎる! どういうことだ!

小松さあ有村どん! おはん、なんちゅう報告をすっとじゃあ!∑( ̄皿 ̄;; ンガァーーー!!!

あの温厚な小松さあを切れさせた、シュンサーイの素晴らしい報告シーンがないなんて!

月照さんを他人に任せて西郷にマジ切れされるエピもカットだし、このドラマはシュンサーイを何だと思ってんだ!!!(←お前が何だと思ってんだ!)

というのが、今回一番の感想。次点は平野さんが出てきたところ。
なんで月照さんエピではスルーしておいて今更、しかも別に出なくても全く支障ないモブで出した?
このドラマの登場させる人物の取捨選択基準がさっぱり分からん。

あとは、もう……。


・なぜ、西郷は国父様に謁見するというのに、紋付羽織を着ないのか。

・今回冒頭、初めて久光上洛の趣旨を簡単に説明。で、「鹿児島から一歩も出たことねえてめえには無理やw中止にしろよw」と西郷も簡単説明。
 ホントに簡単な説明なんですけど、それでもこれまでの西郷からは考えられないほど頭のいい言葉に激しく違和感。南の島では女にうつつを抜かしてただけなのに、いつの間に成長したの???

・主役に誰かの悪口を言わせたくないのか、自分から「俺はジゴロってことか!」と言ってくれる三郎ちゃん。

・かと思ったら、あとで「三郎ちゃんは自分の器ってもんが分かってねえよw」とか、ジゴロ以上にひでえこと言う西郷。目上のもんの悪口を言っちゃいかん! 精神はどこへ。
 てか、斉彬に比べて……と西郷は憤っているが、このドラマでは斉彬を名君に描いたことなんてほとんどないから全然ぴんっとこない。

・「吉之助と久光の不幸な関係はここから始まった」まんま翔ぶのナレじゃねえか。

・大久保「なんであんなこと言うんだ!(怒)」
 西郷「うるせえ! 俺は思ったことを言ったまでや!(怒)」
 またも怒鳴り合う二人。「吉之助さあに嫌味は似合いもはん。おいは嫌いでごわす」からの「分かった。二人でやりもんそ」という、翔ぶの二人の会話に比べたら、なんと幼稚&浅すぎる友情。

・精忠組の飲み会は、西郷と大久保が喧嘩中なので険悪ムード。シュンサーイたちが気を遣うという異様な光景。

・やっとくっちゃべり始めたかと思えば、皆で三郎ちゃんに対する悪口大会。しかもその内容は、斉彬はイケメンだったけど、三郎はらっきょ顔という容姿dis。マジで何なの? こいつら。

・先週行方不明になっていた有馬唐突に登場。三郎には任せておけん。一緒に脱藩しようぜ! と、西郷を唐突に勧誘。

・皆止めるのに、駄目だ! 脱藩する! 一点張りの有馬。が、有馬がこんなにも意固地になる理由が全く描写されていないので、感情移入皆無。

・今回ようやく……ほんとうにようやく! 「尊王攘夷」という単語が出てくるが、単語だけ出しても駄目なんやで。。。

・世間では西郷は死んだことになってるから「大島」という名を使って……と言ってるのに、「西郷です。今はゆえあって大島と名乗ってます」と、結局西郷と名乗ってる西郷。
 
・変なBGMを背負って、信吾完全体が登場。が、このドラマの信吾の印象なんて、新藩主様を不躾に指差して「おう。これが新しい殿さまか!」と宣った無礼極まりないガキってだけで、後はほとんど記憶にないから、突然降って湧いて出てきたようにしか見えない。

・大したことなんて何もしていないのに、なぜか日本中にその名が知れ渡っている兄貴の名前を使って遊郭で豪遊する信吾。兄貴といい、こいつといい、このドラマの西郷家は遊郭に入り浸り過ぎぃ!

・久坂よりも上座に座る信吾。なに? このドラマの中の信吾はそんなに偉いの?

・信吾の動向を全然知らない西郷。家に帰った時、いなかったのにも気づかなかったんかい!

・逢ったこともないというのに、西郷のすんばらしさについて信吾に熱く語る遊女。こんな、酒が不味くなるようなことしか言わん女はチェンジで!

・藩命だと言って借りた金を遊郭に使ってた弟をどつき、こんなことをして恥ずかしくないのか! 父上や母上に何と申し開きをする気だ! と激怒する西郷が、壮大なブーメラン発言をしているようにしか見えない。

・「うわーん! 兄ちゃん怖いよぉ! 助けてぇ><」と、女の影に隠れる信吾。徳川慶喜に「きゃあ! 人殺し><」と叫ばせて逃げ惑わせたことといい、脚本家は彼らを何だと思っているのか。

・信吾「今更兄貴面すんな! 兄貴なんて、ほとんど家にいなかったくせに><」
 なんだ、この「日曜日は遊園地に連れてってくれるって言ったくせに! パパの嘘吐き!」と駄々捏ねる現代幼稚園児みたいな言い草。

・遊女に、弟の代金は僕が払いますと言ったら、そんなこと言ったお武家様は初めて! と感動され、西郷様マジパねえ! と敬われる。……ちょっと強引過ぎませんか?

・代金を払ってもらっただけで感動した遊女は、有馬の居場所を簡単に西郷にゲロ。

・口が軽すぎる遊女の情報により、有馬を訪ねる西郷。「自分たちが討幕のきっかけになるんや!」と息巻く有馬に、「幕府を滅ぼしたあとどうすんねん! 国がごっちゃになって外国に攻められるだけや!」と説く西郷に、「じゃあどうしたらいいねん?!」と有馬が聞き返すと、具体的方策は一切語らず、ただ「俺に命を預けてくれ。嫌なら俺を斬ってくれ」という西郷。
 代替案を言えていない時点で、前半の大久保の説得と五十歩百歩。それなのに、大久保は失敗で、西郷の説得には応える有馬。主役補正が入ったとしか思えない。

 そして、こいつがいくら「この国のために!」「仲間だろう!」とか、御大層なことほざいても、先週「ここは俺にとって極楽だから帰りたくない」と駄々捏ねた こと考えれば、何一つ心に響かない。

・西郷と、西郷の説得に感動した信吾の会話シーン。
 西郷「さっきはいきなり殴って悪かったね。痛かった? いっつも仕事が忙しくて、構ってあげられなくてごめんよ」
 現代パパの台詞だろ、これ。

 西郷「三年ぶりに戻ってみたら、西郷という名前だけが独り歩きしていて驚いた。俺はそんなにすごい男じゃないよ」
 脚本家の言い訳にしか聞こえない。

 西郷「島に流されてる間は、愛する女と結婚して、子ども作って、このままここで……とも思ったんだけど……」
 そこで途切れる台詞。この西郷はいつもそう。どうして本土に戻ろうと思ったのかいう具体的理由も、血気に逸る同士たちを止める理由も、そのへんは何も話さない。だから、こいつが何を目指してんだか不透明で困る。

 西郷「信吾は俺がいないのによく頑張っていたよ」
 そんなシーン、一切記憶にないから全然共感できない。

・冒頭で言った、シュンサーイ報告を飛ばしての、西郷切腹命令。そういや、ここに小松さんがいないな。というか、小松さん、名前が出てきただけのモブ扱いじゃないか。


ということで、今回も突貫工事が目に余る回でした。
 
精忠組メンバーたちとの描写、尊王攘夷などの時代背景描写不足により、なんでこんなに頑ななのかさっぱり分からん有馬。

家族なのに西郷との印象的な絡みが一切ないため、今回いきなり登場して、兄貴との確執とかやられても……な、女の影に隠れる腰抜け信吾。

江戸での働きは裸踊りとコピー本勢作。または篤姫ちゃんのおっかけしかしてない&「俺は西郷という名を捨てて、君とこの島で生きる!!!」宣言させちゃったせいで、今週西郷讃美歌を謳う日本中の人々が気持ち悪い&「この国のために!」「仲間だろう!」って台詞がまるで心に響かない西郷。

もう滅茶苦茶に程がある。これで来週寺田屋ですからね。
翔ぶの「同士討ち」回は神回でしたが……大山さんの中の人、ミラクルを起こせるか!?


 >web拍手レス
6月4日23:55 kou様 
いつもコメントありがとうございます。それから、どうぞお気になさらず……ということで今週大河。おっしゃるとおり、どうして悪い期待だけは全力で答えてくるんですかね、このドラマ。大久保はあんなに突っぱねたのに、愛加那に「実はあなた帰りたいんでしょう? 帰って」と言われたらあっさり帰る。何したいんでしょうね。西郷の確固たる意思というものがまるで見えなくてモヤモヤします。こんなやつが次週三郎ちゃんをdisるんですからね。ぶっちゃけ、この主人公より三郎ちゃんのほうがよっぽど好感持てるので、すごい胸糞な感じになりそうです。

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告知

角川ルビー文庫様のHPで、情報が公開されましたので告知を。
ご縁がありまして、角川ルビー文庫様より「雨月夜道」名義で、本を出していただけることになりました!


タイトル : 「うそつき狐の恋草紙」

イラスト :  六芦かえで先生

発売予定日 : 7月1日(日)


 
あらすじ】天才陰陽師×いわくつきの妖狐の式神の、胸きゅん和風ファンタジー!
虐待を受けていた前の家を抜け出したところを陰陽師の時輔に拾われた妖狐のハル。式神になってくれと乞われ、以来、最高で最愛の相棒として付き従っていたが、隠していた自分の正体が時輔に害をなすと知り...




今回は、陰陽師×式神の平安絵巻になり……ええ、今回も趣味に走りまくっています。
だって、陰陽師とか相棒とか好きなんだもの。しかたないね。

主人公たちがどんな奴らなのかなどについては、書影が上がった時にでも。

 
今回は、拙作「狗神さまは愛妻家」シリーズでもお世話になりました、六芦かえで先生です!

 
「狗神さま」の時は、受攻ともに可愛くほのぼのしたイラストを描いていただきましたが、今回は可愛さだけでなく、きりっと格好いい攻もたくさん描いてくださっており……早くご紹介したいです!

とりあえず、今回は簡単なお知らせ程度ということで。



 
* 少しの間、挙げておきます。

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……いいよ、もう。お前は帰ってこなくて。。。

先週予告を見た時の私「大久保が大島まで迎えに来て、西郷が帰る帰らないで揉めるも、愛加那が『あなたは薩摩に戻って!』と都合よく言ってくれて結局戻るとかすんだろ? で、こいつは調子よく『また必ず帰ってくるから!』とか言うんだろ?(鼻ほじ)」

とか思ったら、まんまそのとおりで噴く。
なんでこう……嫌な予想だけ全力で応えてくれるんだ、このドラマ!

で、一見筋が通ってるようで、説得力皆無&薄っぺらなのは相変わらず。


・先週ぎゃんぎゃん騒いでいた有馬さあが、今週またも行方不明。

・翔ぶ~の大久保さんの数百分の一の労力&描写で、京都行き&西郷呼び戻しを成し遂げる今作大久保。ありがたみが雲泥の差。そして、三郎ちゃんのこの京都行きがどれだけ無謀かが全然伝わらない。

・大久保が出世に必死になってるのは、西郷を呼び戻すため。それを知っただけで、すっかりフレンドリーに戻っちゃってる、ちょろ過ぎる精忠組メンバー。

・子どもに「菊太郎」とつけようとする西郷に、「菊次郎」にしたほうがいいと説得する柄本さん。おうおう、もっと言ってやってくれ!(でも、「あなたは今の日本になくてはならない人だから」は果てしなく違和感)

・西郷「そんなこと言わないでください! おいはこの島で愛加那と生きてくんだから><」こんなこと西郷は言わない。

・やっぱり、奄美大島に来ちゃった大久保。ありえない。

・大久保と愛加那が直接会って会話してる。違和感しかない。

・帰国命令が藩主から発せられたというのに、西郷帰らない宣言。やっぱり、「君命は命より重し!」だなんて言葉はこのドラマに存在しない。

・西郷が帰りたくない理由:ここの人たちは明るくてとってもいい人! 僕にもすごく優しくしてくれたんだよ! おまけに自然は綺麗だし、魚も豚も美味しいし……僕はこの島で本当の愛を学んだんだ! この島は僕にとって極楽さ! だから帰らない!
 せめて、この島はひどい搾取を受けているから、それを何とかしてやりたいんだ! とかくらいは言うのかと思えば、ここの生活が楽しいから帰りたくないとか、何? そのゴミみたいな理由。

・てか、そんなことをよく、大久保に面と向かって言えたもんだ。どうかしてる。

・で、もっとどうかしてるのが、こんなクズが日本に必要と固く信じている大久保はじめ、このドラマの登場人物たち。

・大久保が帰っていった後、西郷が「絶対お前を連れ戻してみせるから!」と宣言する大久保を思い出して複雑な表情を浮かべるカットが入るが、これだけでは大久保に悪いことしたなって気持ちは何となく分かっても、憂国の想いは全然伝わってこない。

・大久保が置いていったもの……どうせ、斉彬からもらった脇差だろ? ほら、やっぱり(鼻ほじ)……と、そこまで考えてはたと気づく。こいつ、脇差ほっぽり出して南の島に行ったのかよ。忠義の心皆無じゃねえか!

・「お前と一緒にこの島で生きるよ(キリッ)」とか言っておきながら別れを切り出すわけにはいかないので、愛加那のほうから都合よく帰れと言ってもらう……ようにしか見えない。
(なぜなら、愛加那が西郷を返そうと思った理由「西郷の本心は本土に帰りたがっている」「西郷は日本になくてはならない存在」が全然描けていないから)

・西郷、翻意の具体的説明もせず帰国。

今回はやたら登場人物が島唄を〇ィズニー映画ばりに歌いまくっていたが、このネタで一話分の尺が稼げないから水増ししたようにしか見えない。


ということで、今回もひどかった。というか、無根拠過ぎる西郷ageが気持ち悪かった。
何度も言ってるように、こいつが日本を動かせるような大人物として描かれたことはこれまで皆無の上に、

大久保から本土で何が起こっているのか逐一報告を受けていたくせに(少なくとも桜田門外あたりは知ってる)わざわざ奄美まで迎えにきた大久保に対して、

西郷「ここは俺にとって極楽だから帰りたくない」

などというゴミみたいな台詞を面と向かって言ってしまえるような男のどこが、大人物だというのか。説得力皆無。

そして、周囲が言ってる割に、西郷が全然本土に帰りたそうに見えないから救いようがない。

てか、このドラマ、西郷が国を思う描写は意地でも描きませんよね。
桜田門外を知ってどう思ったのか。絶対連れ戻してみせるから! という大久保のことをどう思っているのか。深刻そうな表情のカットは入れますが、具体的思考は一切ない。

これは多分、「俺は西郷の名を捨てて、愛加那と生きる!」という台詞を言わせたいがためでしょう。国を憂うシーンを入れたら、絶対こんな台詞言えませんからね。

が、そのせいで、西郷は「仲間たちや日本がどうなろうが知ったこっちゃない。僕はパラダイスで愛する女と生きるのさ!」と、ほざいておきながら、
愛加那から「あなた本当は帰りたいんでしょう? だから帰って」と言われたら、特に翻意の理由を語ることもなく何となく帰国するという……結局お前何がしたいんだよ? な精神薄弱男になっちゃったっていう。

こんなことなら、最初からいつかは別れなければならないけれどと割り切った関係にして、愛加那が西郷さんの髪を大事に取っておくエピとか入れればよかったんや!
 
こんなやつが、三郎ちゃんのことをジゴロとこき落としても鼻で嗤うしかないんですが、次回……どうなることやら。。。





>web拍手レス
5月28日21:55  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、マジでこれまでの説明不足のつけがダイレクトに出た回でしたね。精忠組面々の描写もそうですが、当時の情勢も描けていないから、彼らが何に対して怒ってるんだかさっぱり伝わって来ない。南の島の恋物語とかよりもそのへんのことを描いてほしいのに……ホント、この大河はどこへいくのでしょうか。また、最近は色々大変なことがおありのようで。歳をとってくると、若い時と違ってもろに体に出てしまうものですから、どうぞご自愛くださいませ。

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