壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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何も知らなかったら、ジョーは捨松とくっつくと思うよね
先週が超鬱回で、終わり方も「うわぁ、なんか居心地悪いなぁ」って感じの時栄さんと「この人が、九年間も待ってたママを捨てたパパかよ…」とドン引きしたようなみねちゃんで〆だったから、今回も……
「義姉様捨ててこんな女に乗り換えるなんてぇえええ!! キィイイイ!!!」「この泥棒猫!!!!」みたいな、ドロドロの昼ドラ展開になるんじゃ……と、ビクビクしながら視聴したわけですが、杞憂でした。
いや、確かにみねちゃんがパパや時栄さんを認められず、ご飯時に納戸に籠ったり、時栄さんを無視したり……なんてことはありましたが、それでも皆自分をよく抑えていたと思います。
特に、時栄さん。
彼女は兄ちゃんがこれまでどれだけ辛い目に遭ってきたか見てきて、自分だってすごく苦労してる。
だから普通、「そっちも辛いだろうけど、兄ちゃん(もしくは、私)だって大変だった、辛かったのよ」と一言ぐらい言っちゃいそうなものなんですが、そんなことは一切言わず、みねちゃんや八重さんの「今まで辛かった」「城攻めの時、城にいなかった兄ちゃんには分からない!」って言葉を黙って受け止める。
ここはすごいなと思いました。
で、兄ちゃんも何も言わない(まぁ、兄ちゃんの性格上、そういう感情は口にしそうにないし、時栄さんの前でズバズバ言うのもねぇ…)
でも、うらさんの着物用意してたり、うらさんにあげた櫛のことを覚えていたりと、兄ちゃんがずっと大事に思ってたエピをちょいちょい入れてくるから何とも哀しくなりました。。
うらさんがもっと身分の高い武家の出だったら、側室というかそういう女性がいても平気だったんだろうけど……耐えられないだろうなぁ、こういう感じ。これはついてこなくて正解だったのかも、と思えてしまって。
……っていう、山本家のあれこれも見応えあったわけですが、今回のメインは八重さんが次のステップに進むまでの過程ですね。
過去に折り合いをつけて、前を向いて生きる。
理屈は分かっていても、具体的にどうそっちに心を持っていくのか。
最近の大河みたいな、「平和のために憎しみを捨てて、手を取り合って生きよう!」みたいな安易な綺麗事路線で行ったらどうしよう、と思っていましたが、このドラマは違いましたね。
会津がしたことは間違っていなかった。それなのに、どうして会津は逆賊として討たれてしまったのか。
説明してくれる人はいるけれど、今の自分にはその話が理解できない。
では、その話を理解できるほどの知識をつけるべきなのでは?
この流れは上手いなと思いました。簡単に割り切るんじゃなくて、徹底的に向き合って、その先に何かを見ようとする。素敵な考え方だと思います。
兄ちゃんの「新政府が打ち捨てた、そして会津が命がけで守ったこの京都を、立派な町にしたい」ってのもよかったな。そうだよね、地元もだけど、京都は会津にとって思い出深い場所だもんね(ここで流れた回想シーン、容保様以外全員死んでるってのがまた悲しい、、、)
あと、今国内で争ってる暇はないって言葉も……ああ、そういえば、会津は最初そう主張していたはずなんだよね。
でも、それを公で主張したばっかりに、京都守護職やる流れになっちゃって、最後はあんなことに……。。。そう思うと、やるせなくなりました。
……なんて、真面目に見てましたが、瞬間瞬間。兄ちゃんの溢れ出るフェロモンにフフッとなる(←あ~あ~)
盲目になってから、儚さが増したといいますかなんといいますか……いやぁあの風情はいいわ。
あと、ジョーの背広姿がとっても素敵! オダギリさん、スタイルいいから背広がすっごく似合うv
と、キャッキャしてたら、来週は尚さん回! 正直、あのままフェードアウトなんかしたら、あまりにも報われないYO! と思っていたので、よかったけど……どうなっちゃうのか。尚さん好きとして、来週は心して視聴したいと思います。
もう末期。。。
母が知り合いから立派なゴーヤをもらって参りました。
それを見た瞬間、
私(……小峰さん、こんなものをお尻の*に突っ込まれたのか!)
予想以上に「裸執事」に毒されていた私。
そして、もうゴーヤをこういう目でしか見れなくなってしまった私。
(ノ'A`)> ウワァアアアアアアア
……あ。そういえば、ついに我慢できずヘルシング単行本全巻購入してしまいましたv
一巻からちょろちょろ読み始めてるけど、アニメに比べてインテグラ様が可愛い。
アニメじゃカットされてた、屍のアーカードに話しかけるとこと かなんてね。夢見る乙女って感じで……くそ! なぜここカットしたし!
まぁでも、新しいインテグラ様の一面が見れて嬉しい限り。他キャラでもこういう発見があるといいなぁ。
>web拍手レス
8月5日23:08 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河、超ド級の鬱回でしたね。一体いつまでこの鬱展開は続くのか(遠い目)でも……そう ですよね。私もいまだに八重さんが斗南へ行かなかったのかが分かりません。それまでずっと、情の深い&会津想いの八重さんを見ていただけに、 旦那のことを差し引いても会津再興のためにと斗南へ行きそうなのに。そのへんはちょっとちぐはぐに感じました。ユキちゃん。「戦が終わったあ とにそれより辛い目に~」ってのもそうですが、私はたった今命を助けてくれた斎藤に対して「新撰組のせいで!」と詰ったほうが印象的でした。 あんなに朗らかだったこの子がこんなこと言うなんて、と余計痛々しく思えました。次回、時栄さんとは絶対何かあるでしょうね。それでなくて も、この二人はこの後……ですからね。それに、再会を喜ぶ輪に入れず、冷めた目で八重たちを見ていたみねちゃんも気になるところです。さて、 小説のコミカライズ。京極さんは原作が好きなだけに、なかなか漫画に手が出せないでいます。気になってはいるんですけどね。陰陽師は読みまし た。絵や世界観はかなり原作に近くて好きだったんですが、真葛で躓いてしまって。。。(BL的観点抜きにしても、晴明&博雅の語らい、関係性 が好きだっただけに彼女の存在が許せなかったんですよね(汗))「あさきゆめみし」は私も好きです。紫の上との描写が特に。名作ですよね。私はコミカラズあんまり読まないんですが、すごいなと思ったのは乱歩先生の「パノラマ島奇譚」でしょうか。千代子とのあやうい関係描写(アレンジされてましたが、なかな かいい解釈で私は好きです)は勿論、とにかくパノラマ島の描写が秀逸でした。よくあの独特で不可解な世界観を絵に起こせたなと驚きました。
止めて!会津藩&視聴者のHPはとっくにゼロよ!!(号泣)
さすが、ドS製作者(&史実)! おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれr…略
……もう、ホント。マジできつかった今回。
思わぬ詐欺に遭って訴えられるも、藩に迷惑をかけないため「悪いのは全部自分」と供述し、八重さんに離縁状を送った尚さん。
過酷な環境ゆえの深刻な食糧難&病死者続出。多額の賠償金払うわけにはいかないからと、断腸の思いで忠臣・尚さんを見捨て……それでも、いつかこの地で再起を図るのだと歯を食いしばって耐えるも、廃藩置県により斗南藩消滅。
九年間、ひたすら耐えて耐えて帰りを待っていた夫が、現在内縁の妻がいて、子どもも今年生まれたとか聞かされるうらさん等など……
登場人物皆、すべからく不幸だYO! どうなってんだ、これ!!!(泣)
しかも、これが……悪い人が誰ひとりいないというのがまた、やり切れなさ倍増。
尚さんと八重さんの離婚。
この仲良かった夫婦がどんな形で離縁するのだろうと思っていたら、まさか「女がいるぞ!」のあの場面が伏線になっていたとは。。
やはり、八重さんにしてみれば、あの行為は許されざる裏切り行為だったんですね。
確かに、この二人仲良かったけど、よくよく思い返してみれば、普通の夫婦のそれとは程遠い関係でした。
尚さんは、八重さんに「家事をして家を守る」など女としての側面よりも、仕事上のパートナー&戦友としての側面を多く求めていました。
そして、「女」という枠組みに窮屈さを感じていた八重さんはそのことを大変喜び、「この人なら」と思って今までついてきていた。
でも、あの場面。尚さんは公の場で八重さんを女扱いしてしまった。
それが、八重さんは許せなかった。そしてそこにきての、何の理由も告げずの離縁状。
尚さんの身に何か遭った。尚さんは自分に害が及ばないよう、自分との縁と切った。それは分かる。でも……夫とは対等で、一緒に戦っていきたい! と思う八重さんにとっては、そんな気遣いは屈辱以外の何物でもないわけで。
このコンボで、折れてしまったんだろうなぁ。。。
尚さんの、八重さんを大事にしたいという気持ちも痛いほど分かるだけに、これは非常に切なかった。
で、もっと切なかったのが、兄ちゃんとうらさん。
もう、うらさんの気持ちが痛いほど分かる訳ですよ。九年……九年もの長い間、待って待って、死んだと知らされても生きていると信じて待ち続けて、ようやく生きていると分かった途端。内縁の妻がいる。子供も生まれた……なんて聞かされちゃねぇ。どんだけショックだったことか。。。
これ、兄ちゃんも大変だったんや! 盲目になって足さえも悪くなって、それで……と、事情を聞かされていたらどうなってたんだろう。
……いや、たとえ聞かされていたとしても、うらさんにとってはやっぱり不貞。頭では分かっていても、うらさんの言うように、兄ちゃんや時栄に辛く当たってしまっていたことでしょう。
「私にも女の意地があります。旦那様には、この赤い櫛が似合う綺麗な私だけを覚えておいて欲しい」
この科白が一番やり切れなかったなぁ。
そして、その後の母と子の別れのシーンが、もう。。。
そうだよなぁ、女の意地云々言ったって、子どもにしてみれば、母親と別れ、ほとんど覚えてもいない父親の元に行かされるわけですから、辛いよなぁ。
ラスト、義姉様を裏切って、兄ちゃん絶対許すまじ! と思っていたのに、再会した兄ちゃんの姿を見て絶句する八重さんの顔が何とも印象的でした。
さて、これから京都でどんな生活が始まるのか。できれば、これ以上不幸が重ならないでいただきたいものです(涙)
>web拍手レス
7月30日23:49 こんばんは、雨月様。一週遅れになりましたが「鶴ヶ城開城」~ の方
大河感想へのコメントありがとうございます。「野風の笛」というお芝居は存じ上げないのですが、「天下一の家に生まれたのだから天下一の苦し みも引き受けようではないか」というのは実にいい台詞ですね。おっしゃるとおり、ここ最近の、自分の願望&権利を主張するばかりで、義務をま るで果たそうとしなかった大河に比べ、男として戦ったのだから、男として処断を受けるという八重の行動は清々しさを覚えました。自分の言動に 責任と覚悟を持つ。こういうあり方は男女関係なく、かっこいいと思います。古代ギリシャで参政権が男性にしかなかったのは、参政権に兵役義務 が共っていたからというのは、非常に興味深いですね。昔は政治に戦争が伴うのは当たり前で、政治に口を出すからには戦争に出る責任がある。重 いですね。でも、そういう側面でみると、ただの男尊女卑では片付けられないものがありますね。鶴ヶ城明け渡しの過程はおっしゃるとおり、秀逸 でしたね。無言のまま、「降参」と達筆で書き上げる照姫様や、綺麗に拭かれた廊下を見てはっとする板垣など、口には出さなくても雄弁に語られ る細やかさがよかったです。「俺たちだって田舎侍だろう!」と一喝する隆盛も男前でしたが、彼の今後を思うと切ないですね。でも、そこをどう 描いていくかは楽しみです。
7月31日00:08 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河、会津戦争も悲惨でしたが、戦争後もかなり悲惨でしたね。おっしゃるとおり、戦争の熱から覚めて気がついたらってな感じで……これからどんだけ辛い現実が襲いかかってくるんだろうと思うと、ビクビクしてしまいます。権兵衛さんの最期はよかったですよね。一見すると、藩の責めを一身に背負わされ腹を切らされるんですから、非常に悲惨なんですけど、これまたおっしゃるとおり、自分の命で藩や主が救えるならと、どこか誇らし気な風情がとても印象的でした。慎吾ちゃん、ホントに最初から最後までいい演技でしたね。そして、権兵衛とは対照的に生きることになってしまった頼母。会津のために死ねなかったどころか、追放までされてしまったけれど、それでも最期まで生き続けてやると妻の辞世の句に語りかけるところはぐっときました。この人のこれからをどう描いていくのか楽しみです。そして、ヘルシング。私はOVAから入った口です。いやぁ、あの配役はまさに神キャスティングですね! 若本さんもそうですが、どこまでも病んでてエロいアーカードの中田さんも凛々しいインテグラの榊原さんも超絶カッコいい隊長の平田さんも何度聞いても飽きない名演説・少佐の飛田さんなど…たまりません!ドリフターズは、私も信長が好きですv外道なんだけど、どこか愛嬌のある感じがすごくいいです。早く続き出ないかな。。巨人は読んで損はないと思いますが、読んでも周りに話せる人がいないのはちと苦しいかもしれません。色々語りたくなる話ですからw
兄ちゃん、なんか目が見えなくなって色気が増したようn…略
悲劇のオンパレードだった幕末編が終わって、明治編に突入した今週大河。今回は、これからをいかにして生きていくかがテーマでした。
何もかもなくしてしまった今は、ただ生きることだけでも戦いだ。では、何を心の糧にするか。
多くは「新政府への復讐」でしたね。
まぁ、戦をおっぱじめたのも、逆賊にされたことへの怒りからでしたし、戦が始まってからはほぼサンドバック状態でやられまくったわけですから(注:大蔵さん除く)恨みに思うのも無理はない。
それに、貧困を極める今の生活の中で「こんなみじめな生活しなきゃならないのは、全部あいつらのせい!」と恨みを募らせてもいたでしょうし。
けれど、あそこまで悲惨な戦を経験してなお、また戦を望むのは……非常に微妙な気持ちになりました。
気持ちは分かるんですけどね。でも、会津戦争があまりにも悲惨過ぎた上に、ようやく騒乱が終わって、新しい時代が来ようとしているのに……と、思うとねぇ。。。
まだそんなことを言うのかと……思わずにはいられない。
何とかお取り潰しは許されたけれど、領地替えになったことに腹を立て「こうなったら新政府を襲撃してやろうぜ!」と激昂する会津藩士たちを見れば、責めを一身に背負って死んでった慎吾ちゃんはどうなるの? とか……
夫を戦で失い、商人の囲い女になった武家の奥さんが、息子に「早く強い武士になって、父親の仇を討て!」と檄を飛ばした時に、ハチの巣にされた二本松少年隊の少年たちはこの子と同じくらいの歳だったよなとか……ねぇ。
八重さんは少しずつ前を向き始めているようですが(久々に故郷の名物料理(?)を食べて…って演出は上手かったなぁ)
でも、「自分の勝手であなたの誇りを傷つけてすいませんでした。あなたの故郷を一日も早く取り戻せるよう斗南(新天地)で頑張ります」という尚さんの言葉を聞いて、「待ってます」っていうのがなぁ。
あれはどういう心境なんだろう??? 頭の悪い私にはいまいち分からない(あとでゆっくり考えてみよう)
と、今回も色々あったわけですが、一番印象的だったのは、「アバヨ!」こと萱野権兵衛の最期のシーン。
いやぁ、私。最初このドラマで慎吾ちゃんを見かけた時は、どんなギャグキャラ要員なんだろう? とか非常に失礼なことを思ったわけですが、終始抑えた演技で今まで好演されてきました。
で、今日の別れのシーン。すごくよかったと思います。穏やかながらも哀切漂う感じがねぇ。へぇ! この人こういう感じが出せるのかと吃驚してしまいました。
今日の別れのシーンで、「アバヨ!」ってやるかしらん? フヒヒとか思ってすいませんでした。あと、「さらばだ!」と言った時、「あ、やっぱり『さらばだ』なんだ」って残念に思ってごめんなs…略
そして、二番目に印象的だったのが、その後に出てきた頼母。
五稜郭に参戦していた姿に、この人のやり場のない気持ちが目に見えるようでした(ホント、会津のために戦いたかったろうにね)
奥さんの時世の句が書かれた紙に向かい、「俺は死なぬぞ」と今にも泣きそうな顔で呟く姿がまたねぇ。。。この人はこれからどう生きていくのか。。。
次回はとうとう離縁回。あんなに仲良しだったのに、なんで離婚しちゃうのか。しかと見届けたいと思います。
>web拍手レス
7月22日 kou様
いつもコメントありがとうございます。今回更新分、導入部分だけで終わってしまった今作ですが、おっしゃるとおり諏動くんは今まで の主人公たちとは違うタイプの子なので、今まではちょっと違う趣になるかなと思います。亀より遅いノロノロ更新ですが、気長に待っていただけ ると幸いです。今週大河、おっしゃるとおり最後まで気高くあれましたが、それに払った犠牲が甚大過ぎますよね。おまけに生き残った皆も何もか も失ってしまって。。ここまでどん底に叩き落とされる主人公も珍しいですよね。世は明治になってがらりと世界観も変わっていくんでしょうが、 どうなるか楽しみですね。そしてヘルシング。なんと! kou様もお好きでしたか! あの独特な平野節最高ですよね!! 私も大好きです! 少佐の演説は内容もさることながら、中の人の演技が神がかっているので、何度も聞き入ってしまいます。ドリフターズは三巻しかないので、もう 買っちゃいましたvこっちも面白いですよね。私の好きな歴史上の人物がピンポイントで出てくるのでたまりません! これも早く4巻出ないか なぁ。進撃の巨人はヘルシングを貸してくれた方から貸してもらいました。巨人の不気味さは漫画よりは落ちますが、かなりいい出来だと思いま す。機会があったらぜひ見てみてください! 夏はまだ始まったばかりだと思うと眩暈がしますが、お互いがんばって乗り切りましょうね!
容保様は今の髪形より、月代のほうが似合うと思うの
今日昼間投票に行って……
私「……あ! 今日、大河七時十分からやった!!!!」
ということで、見逃さずに済んだ今週大河。今回とうとう、降伏した訳でなんですが。。。
先週、降伏を唱える頼母さん追い出してまで「降伏するくらいなら、城を枕に討死や!!!!」言い張ってたトップたちが、どういう経緯で降伏したのだろうと思ったら、大蔵さんのあのエピソードが使われるとは!
官兵衛ちゃんの寝坊は知りませんでしたが、大蔵さんが逃げ帰ってきた弟に向かって「お前ってば、なんでまだのうのうと生きてんの? 討死しなきゃダメだろ!!!」と怒鳴りつけたエピは知ってたので、どこで使うのかと思っていたら。
でも、これは上手い使い方だなぁと思いました。↑ だけだと、大蔵さん酷っ! になりますが、妻が大砲の弾の火を消そうとして亡くなったのを目の当たりにした直後に、「女でさえ、こうして死んだというのに、男のお前がなんで~」ってなると、印象がだいぶ違う。
(けど、こんなフォローなく、こんなこと平気で言っちゃう過激キャラとして描いても面白かったんじゃないかなぁとちらり思ってみたり)
とはいえ、弟に「今すぐ腹を斬れ」と詰め寄る様は実に異常で、「もうこんなのたくさん!!!」と泣き叫ぶ母親の姿はもう悲惨以外の何物でもなく、これを見て容保様は降伏することを決意したってなっても、十分説得力がありました。
まぁそもそも容保様の頭の中にはずっと、恭順という選択が残っていたんでしょうけどね(じゃなかったら、頼母さんを追い出した時「頼母、死ぬなよ」と漏らしたりしない)
それでも、頑なに徹底抗戦の姿勢を貫いたのは、降伏してしまえば会津は賊軍だと認めてしまうことになり、会津の名に傷がつくと思ったからで。
(城を明け渡す際、城を綺麗に掃除したシーンは地味ですが、いいシーンでした。「負けても、誇りは失わない」その姿勢はとても凛々しかった)
けど、その気持ちが多くの犠牲者を出してしまった(父ちゃんも死んじゃった(涙))だから、容保様は「自分が悪かった。罪は全部俺一人で背負うからお前たちは生きてくれ」と皆に言うわけですが、ここで八重さんの「会津が間違っていないと知っているのは、ひのもとで殿さまだけ。だからどうか、何が何でも生きてください」って言葉が、色々重い。
容保様をよそ者のように言ってるこの科白。
実際、容保様は会津の人間じゃありません。よそから来た人です。ただ、立派な会津藩主になろうと、誰よりも会津の心を愛し、会津の誇りを必死に守ってくれた。
よその人だからこそ、会津の心を抱いて生き続けて欲しい。
自分は所詮よそ者で、真の会津人にはなれないと思い悩んでいた、そして自分の采配でここまで会津をボロボロにしてしまった容保様にとっては、非常に辛い願いですよね。清廉潔白な彼にとっては死ぬより辛いことですが、この後どうなるのか。。。
この後の容保様についても、ちゃんと描写してくれるといいなぁ。
そして、八重さんの方はと言いますと、自分は男として戦に参加し、たくさんの兵を撃ち殺したのだから、男たちと同じ罰を受ける!! という姿勢は実に男前だと思いました。
戦が終わったんだから、女に戻って母さんたちと帰ったって誰も責めなかったろうに、兵士となって人を殺したという自分の行動に責任を持とうってね。すごく好感が持てました。
けれど、じゃぁそのまま死なせるなのかって言ったら、出来ないのが人情といいますか。
最後、土壇場になって「ここに女がいるぞ!」と暴露して、八重さんを行かせなかった尚さんの気持ちも痛いほど分かる。そりゃ、死なせたくないよね。。。
人を殺しまくって守ろうとした城も落ち、女だからと兵士として処断も受けられず、生きがいにしていた鉄砲の時代も終わった。
本当に、八重さん何もかもなくなってしまいました。
これから一体どうなるのか。
話は明治に移ってくわけですが、ちょっとずつ明るくなっていくかな?