壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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父親よりも大物に見える菊次郎
西田敏行が西郷菊次郎をやるというのは、「翔ぶが如く」ファンの私にとっては、本来非常に胸アツ展開。
実際、西田菊次郎が父・隆盛を思い返し、様々な思いを馳せる様は、色々と込み上げてくるものがありました。
ホントなあ。このキャスティングは神がかっていると思うのに、なぜ……なぜ内容は……!!!!(悶絶)
・冒頭。明治37年。西田菊次郎パートからスタート。そして、磯田先生がいることに噴く。なぜそこにいる?! そして、なぜよりにもよって西田さんと絡ませた! 演技力の差が余計に際立つじゃないか!!
・今日から菊次郎の助手を務める眼鏡が、重度の西郷教信者。菊次郎の功績を皆「さすがは西郷隆盛の息子!」で片付け、父の名前を出すことは避けて生きてきたと言っている菊次郎に、西郷隆盛の話を聞かせてくれ!!! と、やたらせっついてくる。マジで何なんだ、この眼鏡。どこで洗脳された。
・眼鏡の圧に押され、父のことを話し始める菊次郎。ここからナレは「西郷は~」から「父は~」に代わる。
そういや……どうでもいいけど、これまでのナレは誰という位置づけなんだろ? 菊次郎でいいのかな? でも、毎週父に向かって「西郷どん、チェスト! きばれ!」と言うのもなあ。うーん、謎。
・舞台は明治2年に戻る。西郷家の様子が映されるが、ワンコが可愛いという感想以外特になし。
・大島に菊次郎を迎えに行く糸。マジかよ。
・息子のことをよろしくお願いしますと頭を下げる愛加那に対して、
糸「旦那様から聞きました。愛加那のおかげで俺は救われたって。旦那様を救ってくださりありがとうございます」
この台詞。喧嘩を売ってるとしか思えない。
・愛加那「あなたに礼を言われる筋合いはありません!」
糸「そうね。そのとおりね」
だから! お前は菊次郎を引き取りに来たのか。それとも喧嘩を売りに来たのか。
・ここから延々、西郷家にきた菊次郎坊や物語が続く。おい! お前らにはもう9話分しか尺が残っていないんだよ!! こんなことしている暇なんてないだろう!!! でも、ワンコはとっても可愛い。
・三郎「版籍奉還にも協力したけど、俺たちの暮らしは全然よくならない。これがお前が望んでた維新なの?」
何も答えられない西郷。そりゃね。この西郷には明確なビジョンなんてないからね。しかたないね。
・「私は司法の長として!」の、隆江藤に慣れきっていたため、バリバリの訛り言葉でがなる江藤に軽く衝撃を受ける。
・木戸さんに髭生やしちゃいかんだろう!
・大久保が思い切り悪役演技になってる。やめてよ。今まで以上にキャラが薄っぺらくなってる。
・シュンサーイと絡めることなく、大村台詞のみで死亡報告。このドラマに大村が出てきた意味は?!!
・西郷は戊辰戦争で亡くなった人たちの家を回って線香をあげているだの、夜一人で「許してたもんせ~><」と嘆いてるだのエピが挿入される。
だが……慶喜売国奴勘違いを全力で棚上げしたこいつが、何に対して嘆いているのかさっぱり分からない。
・大久保の屋敷に当然のごとく妾のゆうがいる。しかし、本妻・満寿は姿かたちもない(夫が戻らず、一人で家を切り盛りしているだろう満寿を気に掛ける西郷家エピも欠片もなし)どういうことなの???
・信吾「俺は、ポリスを作りたいと思ってるんだ!」
やめろ! それは川路の仕事だ!
・西郷「たくさんの人を死なせた俺が政治にかかわるべきじゃない><」
信吾「そうはいっても、兄さあの力がないと新しい国は作れない。東京に来てくれ!」
西郷「分かった。じゃあ行くわ」
↓
西郷「俺がいないと新しい国が作れないって言われたから、東京行くわ」
糸「何言ってるの! 引き取ったばかりの菊次郎ちゃんを一人ぼっちにするつもりっ? お願いだからあの子のそばにいてあげて><」
西郷「分かった。じゃあ行くのやめるわ」
↓
菊次郎「お父さん。僕は大丈夫だから、僕のことは気にせず東京へ行ってください><」
西郷「分かった。じゃあ行くわ」
ひど過ぎない? この流れ。
ということで、今回もまあ酷かった。
明治編をたった九話で描かなければならないというのに、政治描写そっちのけで菊次郎ちゃん物語に二十分以上使ったり、
大久保に露骨すぎる悪役演技させたり、
てめえの勘違いで戦を引き起こし、大勢死人を出したという事実が発覚しても、ケロッとしていたくせに、今更罪の意識に苛まれてます><描写をしつこくされても訳わからんし、
(ついでに言うなら、西郷がどんな新しい国を作りたかったのか、具体的描写がまったくなかったため、「望んでいたのはこんな世界じゃない><」みたいな感じを出されても全然ピンとこない)
で、一番ひどかったのが、最後の東京行きを決意するまでの流れ。
東京行きを決意させるのが、大久保じゃなくて信吾とかどういうことだよってのは置いておくとして……まあ、この流れは今までに何度もありましたけどね。
西郷に泥を被せないため、周りに言わせるってやつ(最初の妻に「別れてください!」二番目の妻に「あなたは日本に必要な人だから戻って!」と言わせたように)
今回も、菊次郎を引き取ってすぐ東京へ行ったら感じ悪いだろうなと思って、あんな流れにしたんでしょう。
また、菊次郎のそばにいてやってくれと頼ませれば、糸の菊次郎への愛情も描ける!
ついでに、菊次郎に「僕のことは気にしないで」と言わせれば、菊次郎いい子アピールもできるし、お涙ちょうだいシーンも作れる!
うん! 一石二鳥……三鳥……いや! 四鳥だ! わっはっは! てか?
(ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻冗談じゃねえよ!!!!
信吾に行けと言われたので、「うん! 行く」と言い、
糸に行くなと言われたので、「うん! 行かない」と言い、
菊次郎に行けと言われたので、「うん! やっぱり行く」と言い……って! 何だこれ!
こいつには自我というものはないのか。誰かに何か言われるたびにコロコロ意見変えやがって! ふざけんな! としか思えない。
糸も糸だ。子どもが寂しがって可哀想だから、国の大事は放っておけってどういうことやねん。
これで来週、東京行くんだよね? できれば、大久保を単純な悪役にしてほしくないところですが、どうせ……慶喜のようにするんだろうなあ。いやだなあ。。。(心からの呟き)
>web拍手レス
10月17日22:57 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河。ホントに、主人公の言動がブレッブレすぎて、感情移入どころの騒ぎじゃありません。それに、おっしゃるとおり、普段優しいのは口先だけで冷淡な対応を取っているくせに、死んだら「俺は無力やああ(号泣)」と大げさに喚かれても、悲劇のヒーローに酔ってるだけにしか見えずうすら寒いんですよね。また、西郷が言っている「新しい国」とはどういう国なのか具体的説明がまるでないため、「こんなはずじゃなかった」と言われても訳わからず。。。いやホントひどいもんです。
>webブログ拍手レス
10月22日8:54 ポンタ様
拍手&コメントありがとうございます。ホントにね、「 (ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻」の気分だったのです(笑)ワンコは実に可愛かったです。頭撫でられたら、すぐお腹出して……あれはホント可愛かった。西郷家の集団自決……あれはきつかったですね。一番小さなお嬢ちゃんは何のことか分かってなくて、「これからどこか行くの?」みたいなことを無邪気に聞くのが辛過ぎました。会津のそういうところを知っているだけに、会津を単なる分からず屋の馬鹿に描いた西郷どんが何とも腹立たしくなるのです。
実際、西田菊次郎が父・隆盛を思い返し、様々な思いを馳せる様は、色々と込み上げてくるものがありました。
ホントなあ。このキャスティングは神がかっていると思うのに、なぜ……なぜ内容は……!!!!(悶絶)
・冒頭。明治37年。西田菊次郎パートからスタート。そして、磯田先生がいることに噴く。なぜそこにいる?! そして、なぜよりにもよって西田さんと絡ませた! 演技力の差が余計に際立つじゃないか!!
・今日から菊次郎の助手を務める眼鏡が、重度の西郷教信者。菊次郎の功績を皆「さすがは西郷隆盛の息子!」で片付け、父の名前を出すことは避けて生きてきたと言っている菊次郎に、西郷隆盛の話を聞かせてくれ!!! と、やたらせっついてくる。マジで何なんだ、この眼鏡。どこで洗脳された。
・眼鏡の圧に押され、父のことを話し始める菊次郎。ここからナレは「西郷は~」から「父は~」に代わる。
そういや……どうでもいいけど、これまでのナレは誰という位置づけなんだろ? 菊次郎でいいのかな? でも、毎週父に向かって「西郷どん、チェスト! きばれ!」と言うのもなあ。うーん、謎。
・舞台は明治2年に戻る。西郷家の様子が映されるが、ワンコが可愛いという感想以外特になし。
・大島に菊次郎を迎えに行く糸。マジかよ。
・息子のことをよろしくお願いしますと頭を下げる愛加那に対して、
糸「旦那様から聞きました。愛加那のおかげで俺は救われたって。旦那様を救ってくださりありがとうございます」
この台詞。喧嘩を売ってるとしか思えない。
・愛加那「あなたに礼を言われる筋合いはありません!」
糸「そうね。そのとおりね」
だから! お前は菊次郎を引き取りに来たのか。それとも喧嘩を売りに来たのか。
・ここから延々、西郷家にきた菊次郎坊や物語が続く。おい! お前らにはもう9話分しか尺が残っていないんだよ!! こんなことしている暇なんてないだろう!!! でも、ワンコはとっても可愛い。
・三郎「版籍奉還にも協力したけど、俺たちの暮らしは全然よくならない。これがお前が望んでた維新なの?」
何も答えられない西郷。そりゃね。この西郷には明確なビジョンなんてないからね。しかたないね。
・「私は司法の長として!」の、隆江藤に慣れきっていたため、バリバリの訛り言葉でがなる江藤に軽く衝撃を受ける。
・木戸さんに髭生やしちゃいかんだろう!
・大久保が思い切り悪役演技になってる。やめてよ。今まで以上にキャラが薄っぺらくなってる。
・シュンサーイと絡めることなく、大村台詞のみで死亡報告。このドラマに大村が出てきた意味は?!!
・西郷は戊辰戦争で亡くなった人たちの家を回って線香をあげているだの、夜一人で「許してたもんせ~><」と嘆いてるだのエピが挿入される。
だが……慶喜売国奴勘違いを全力で棚上げしたこいつが、何に対して嘆いているのかさっぱり分からない。
・大久保の屋敷に当然のごとく妾のゆうがいる。しかし、本妻・満寿は姿かたちもない(夫が戻らず、一人で家を切り盛りしているだろう満寿を気に掛ける西郷家エピも欠片もなし)どういうことなの???
・信吾「俺は、ポリスを作りたいと思ってるんだ!」
やめろ! それは川路の仕事だ!
・西郷「たくさんの人を死なせた俺が政治にかかわるべきじゃない><」
信吾「そうはいっても、兄さあの力がないと新しい国は作れない。東京に来てくれ!」
西郷「分かった。じゃあ行くわ」
↓
西郷「俺がいないと新しい国が作れないって言われたから、東京行くわ」
糸「何言ってるの! 引き取ったばかりの菊次郎ちゃんを一人ぼっちにするつもりっ? お願いだからあの子のそばにいてあげて><」
西郷「分かった。じゃあ行くのやめるわ」
↓
菊次郎「お父さん。僕は大丈夫だから、僕のことは気にせず東京へ行ってください><」
西郷「分かった。じゃあ行くわ」
ひど過ぎない? この流れ。
ということで、今回もまあ酷かった。
明治編をたった九話で描かなければならないというのに、政治描写そっちのけで菊次郎ちゃん物語に二十分以上使ったり、
大久保に露骨すぎる悪役演技させたり、
てめえの勘違いで戦を引き起こし、大勢死人を出したという事実が発覚しても、ケロッとしていたくせに、今更罪の意識に苛まれてます><描写をしつこくされても訳わからんし、
(ついでに言うなら、西郷がどんな新しい国を作りたかったのか、具体的描写がまったくなかったため、「望んでいたのはこんな世界じゃない><」みたいな感じを出されても全然ピンとこない)
で、一番ひどかったのが、最後の東京行きを決意するまでの流れ。
東京行きを決意させるのが、大久保じゃなくて信吾とかどういうことだよってのは置いておくとして……まあ、この流れは今までに何度もありましたけどね。
西郷に泥を被せないため、周りに言わせるってやつ(最初の妻に「別れてください!」二番目の妻に「あなたは日本に必要な人だから戻って!」と言わせたように)
今回も、菊次郎を引き取ってすぐ東京へ行ったら感じ悪いだろうなと思って、あんな流れにしたんでしょう。
また、菊次郎のそばにいてやってくれと頼ませれば、糸の菊次郎への愛情も描ける!
ついでに、菊次郎に「僕のことは気にしないで」と言わせれば、菊次郎いい子アピールもできるし、お涙ちょうだいシーンも作れる!
うん! 一石二鳥……三鳥……いや! 四鳥だ! わっはっは! てか?
(ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻冗談じゃねえよ!!!!
信吾に行けと言われたので、「うん! 行く」と言い、
糸に行くなと言われたので、「うん! 行かない」と言い、
菊次郎に行けと言われたので、「うん! やっぱり行く」と言い……って! 何だこれ!
こいつには自我というものはないのか。誰かに何か言われるたびにコロコロ意見変えやがって! ふざけんな! としか思えない。
糸も糸だ。子どもが寂しがって可哀想だから、国の大事は放っておけってどういうことやねん。
これで来週、東京行くんだよね? できれば、大久保を単純な悪役にしてほしくないところですが、どうせ……慶喜のようにするんだろうなあ。いやだなあ。。。(心からの呟き)
>web拍手レス
10月17日22:57 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河。ホントに、主人公の言動がブレッブレすぎて、感情移入どころの騒ぎじゃありません。それに、おっしゃるとおり、普段優しいのは口先だけで冷淡な対応を取っているくせに、死んだら「俺は無力やああ(号泣)」と大げさに喚かれても、悲劇のヒーローに酔ってるだけにしか見えずうすら寒いんですよね。また、西郷が言っている「新しい国」とはどういう国なのか具体的説明がまるでないため、「こんなはずじゃなかった」と言われても訳わからず。。。いやホントひどいもんです。
>webブログ拍手レス
10月22日8:54 ポンタ様
拍手&コメントありがとうございます。ホントにね、「 (ノ`Д´)ノ ==== ┻━━┻」の気分だったのです(笑)ワンコは実に可愛かったです。頭撫でられたら、すぐお腹出して……あれはホント可愛かった。西郷家の集団自決……あれはきつかったですね。一番小さなお嬢ちゃんは何のことか分かってなくて、「これからどこか行くの?」みたいなことを無邪気に聞くのが辛過ぎました。会津のそういうところを知っているだけに、会津を単なる分からず屋の馬鹿に描いた西郷どんが何とも腹立たしくなるのです。
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COMMENT
無題
お久しぶりです。
寺田屋の話から、あまりの酷さに視聴を断念しておりましたが、久しぶりに視聴しました。感想は、やっぱり酷い、ですね。
明治編なのに政治パート少しで家族パートにほとんど費やすくだらなさ。人物描写もまた酷い。久光は相も変わらずアホに描かれてますし、個人的に注目してた江藤新平も知性を全く感じられませんでしたね。翔ぶが如くのキレ者感バリバリで、バッサバッサと相手を論破していく隆江藤が懐かしい。大隈や伊藤もその他モブ扱いのようですね。
そして、糸。こいつは、ほんとにいらないです。最後の東京に行く行かないは、ご指摘のとうりフラフラして自我のない西郷が一番駄目なんですが、糸も酷いと感じました。あのように主人公が大きな決断で迷ってる時に、その背中を押すのは本来、ヒロインである糸の役目だと思うのです。それを「菊次郎ちゃんの側にいてあげて!」と子供をだしにして引き止める。どうせ糸の本心は、「せっかく一緒にいられるのにダーリンを東京なんかに行かせないわよ!」だと思います。すみません、このドラマの糸が嫌いすぎて邪推をしてしまいました・・・
ただ、西田敏行さんは良かったですね。流石の存在感で、西田さんが画面に映ってる時だけは大河の雰囲気がしました。
長文失礼しました。
コメントありがとうございます!
お久しぶりです。そして、コメントありがとうございます。
今週回は見たということは、もしかして西田敏行さん目当てでしょうか?
「翔ぶが如く」好きとしては、西田さんが菊次郎を演じ、父・隆盛を語るというのは、色々くるものがありますよね。
まあ、それを差し引いてもさすがの存在感、空気感。本当……いい脚本で、西田菊次郎を見たかった(遠い目)
本編は……たった九話で明治編を描かなきゃいけないのに、政治パート5分。以下家族パートという暴挙。
明治政府が何をどう困ってるのか。そしてなぜ西郷を欲しているのかさっぱり分からないのは勿論のこと、今回初登場の面々が完全なモブなのが痛い。
特に……おっしゃるとおり、江藤にはがっかりしました。あのぎらぎらとした剃刀のように切れる隆江藤が恋し過ぎる。
そして最後の上京決断エピ。
いくら、西郷が他人に影響を受けやすい人物だったと言われていても、これはないですよね。それに、おっしゃるとおり、夫が迷っていたら背中を押してやるのが妻の役目なのに、菊次郎を理由に反対した時は耳を疑いました。
あんた、西郷のやろうとしてることを理解してるから嫁に来たんじゃなかったのかよと。
しかし、実は自分が夫を行かせたくなくて、菊次郎をだしに引き留めたというのは目からうろこです。
なにせこの人、西郷に会うために、隣に住んでた大久保の世話をしていたり、結婚してからはずっと「今度はいつ帰ってくるの?」「心配で仕方ないのよ!」と連呼してたし、ずっと気にしていた愛加那にわざわざ会いに行ってあの言い草……いやあ。私もかなり糸が嫌いのようです(苦笑)