忍者ブログ

壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

主人公が落ち込めば誰でも総出で慰めてくれる優しい()世界

「皆仲良く☆彡」という小学校並のスローガンを西郷が唱えた途端、学級崩壊が回避された先週大河。

今週は、三郎怒りの花火大会からスタート。やらないのかと思っていたけど、これはやるのね。
……ただ、これをやったせいでラストとの整合性が取れなくなりましたがね。まあ、それはひとまず置いておくとして、

・いきなり、岩倉使節団の話が始まる。マジで唐突だな。

・岩倉使節団メンバーの話で揉めたはずなのに、そういういざこざは一切なし。

・勿論、西郷、大久保の間で、大久保が行く行かないで揉めることもほとんどなし。
西郷「それってぇ、今行かなきゃいけないことなの?」
大久保「うん! 必要なことや!」
西郷「そうなん? じゃあ、行っといで」
 この程度。そのせいで、大久保がなぜこんな大変な時期に外国へ行こうと思ったのかの理由がぼやけたまま。ついでに今回の使節団の目的もぼやけたまま……というか、明治政府が今、何がどう大変で、西郷がどんな悩みを抱えているのかさえもぼやけたままなので、それらすべてをかみ殺して、大久保を送り出してやる西郷の男気もぼやけたまま。

・留学するかどうかは菊次郎の意思に任せる。この時代にそれはないような。。。

・新八どん、川路、半次郎の為人説明が無理やり挿入される。この三人、結構前から出てたはずなのに、この段階でこんな説明入れなきゃならんくらい、キャラが描けてないのは。。。

・使節団、色んなものがぼやけたままあっさり出発。

・次の瞬間、今まで影も形もなかった山縣の金問題発覚。

・江藤たち「どうすんの! 西郷さん!」
 西郷「山縣さん、やめてくれる?」
 山縣「分かりました」(山縣退場)
 やっぱりあっさり過ぎ。

・市民モブたちが新しい政府の悪口言っているのを聞いて、凹む西郷。それに気づいたモブは、「誤解しないで! 西郷さんだけは違うから!」と必死にフォロー。
 マジで主人公には優しい世界。

・西郷、「三郎ちゃんを県令にしてよ!」の頼みを蹴って、天子様とともに鹿児島へ。
 謁見後、西郷と三郎が二人きりで話をするのですが、ここ今回一番ひどかった。

三郎「今の日本を兄上が見たらどう思うだろう。西郷、これが兄上とお前が思い描いた新しい国なのか?」
西郷「(いきなりお目目うるうる)僕はさあ、新しい国のために頑張ってきたつもりなんだよ。あんたのこと欺いたりしてさ。それなのに……今はもうなんていうか、こんなんちゃうっていうか。僕はこんなふうになるなんて望んでやかったんや>< 今まで犠牲になってきた人たちにも申し訳が立たなくてぇ(泣)」

 西郷、よりにもよって三郎に新政府のことを愚痴って泣き言を言う!

 そんな西郷に対し、三郎は……

三郎「このやっせんぼ! どうして諦めるんだそこで! できるできる気持ちの問題!」
 と、炎の妖精さんのごとく励ましまくった挙げ句、
三郎「でも、どんなに頑張ってもどうしても無理だったら、薩摩に戻っておいで♡」
 そんなことまで言い出す。
 冒頭、怒りの花火大会をしていた時とまるで別人。

・菊次郎「僕、留学することにしました! 今日見た天子様がきらきらしてたから!」
 菊次郎が天子様を直に見られる時なんてあったっけ?

ということで、今回は岩倉使節団やら山縣失脚やら色々ありますが、全部そうめん流しのごとくさらさらと流れていってからの、西郷&三郎シーンですよ。

製作陣としては、三郎ちゃんだって実はいい人だったんですよ☆彡素敵ですね! 効果を狙ったのかもしれませんが、普通にありえん。
てか、こんなラストを描くつもりなら、冒頭の怒りの花火大会なんていらんやん……いや、入れるにしても、ちゃんと心変わりの過程を描いてよ。

もしかして、しゅんと涙目になってる西郷見たから? それも勘弁してほしいんですけど。

西郷がしゅんと落ち込む素振りを見せたら、皆許してくれて全力で励ましてくれる。
マジで西郷にゲロ甘な世界だよ、まったく。

なんて、思ってたりしましたが、そんなもの……次回タイトルを見た途端、吹っ飛んだよ。

西郷どん次回サブタイ「両雄激突」

翔ぶが如く第二部第十回サブタイ「両雄対決」

また翔ぶが如くのサブタイぱちりやがって! しかも、翔ぶ~屈指の神回を!! どういうことだよ!!

てか……ちょっと待ってくれ。次回もう征韓論なの? え? 大久保ともう決裂?
は…早すぎる。というか、このままだと征韓論&大久保との決裂さえ、流しそうめんに……嗚呼。二人の激突もさることながら、西郷との対決を決意し、遺書をしたためる鹿賀大久保は素晴らしかったなあ(現実逃避)




>web拍手レス
10月30日21:28 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、菊次郎ちゃん物語なんかに時間を割くから、いざ明治政府に舞台が移っても訳わからんことに。おっしゃるとおり、あれじゃ歴史をよく知らん人にはなんのこっちゃって話ですよね。西郷が浮いているのはいいんですが、言っていることが小学校のスローガンの域を出ないし、大久保もキャラ変が無理やり過ぎ&西郷引きたてのため愚物化で何とも痛々しいことになっていますし。役者さんが頑張っているというのは分かるんですけどね。こちらの気持ちは盛り下がっていく一方。。。それから、方言についてですが……正直に言いまして、「この世界の片隅に」のまんまです。「~じゃけえねえ」「~しとるんよ」って普通に使います。私の周りも同じ。でもね、これは軽いほうだと思っていたんです。祖母はもっと訛ってますから。が! 「あの映画、字幕がなきゃ意味が分からなかった」だなんて感想を目にして衝撃を受けました。字幕をつけなきゃ分からんほど訛っていたなんて! と。いやはや恐ろしい。軽くカルチャーショックでした(苦笑)




>webブログ拍手レス
11月9日09:32 ノリ様
拍手&コメントありがとうございます。史実どおりにやれ。脚色は絶対許さない! だなんて野暮なことは言いませんが、「西郷隆盛」という実名を用いてドラマを作っている以上、決して変えてはならない箇所ってあると思うんです。これはもう西郷という名を騙る誰か。ご本人が知ったらどう思うか。それを思うと、本当に居たたまれなくなります。。。

拍手

PR
  

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

無題

いつも激しく同感しながら拝読してます
いまCSで八重の桜再放送を見てますが、歴代低視聴率を誇るこっちの方がサイドストーリーなのによほど描けてたんですね… リアルタイムでは容保がものすごくいいのに勿体ない…くらいに思ってました
これからますます大久保が気の毒なめに遭わされる不吉な予感に震えてます、共に耐えましょうぞ!
  • ちこ さん |
  • 2018/11/07 (20:11) |
  • Edit |
  • 返信

コメントありがとうございます!

>ちこ様

コメント……それと、いつも感想を読んでくださっているとのこと、ありがとうございます。
八重の桜の幕末編は敵味方双方に大義、信念があり、その許に言動しているというのをしっかり描いていたからこそ、とても見ごたえがあったのだと思います。

西郷どんは基本、西郷のシーンしか描かない上に、対抗勢力側はケチな悪党に貶めて描くからどうにもこうにも。。。
今、明治編に突入したわけですが……予想通り、大久保が何とも残念な感じに。私もこの先を考えますと震えがきますが……もうここまで来ましたら、最後まで見届けてやりましょう!
  • 雨月 さん |
  • 2018/11/09 (22:06) |
  • Edit |
  • 返信

カレンダー

10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雨月
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 壱号ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]