壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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ぎゃん男、デレたらすっかり保父さんに
今週のサブタイトル「綿毛の案」(赤毛のアン)
これを見るだけで震えがきたのですが、今回は……相変わらず、取り扱う題材は面白いなと思うんです。
先週の直虎曰く「民を潤す」ため、これからの需要が見込める綿花に目をつけるが、栽培する人手が足りない。どうやって働き手を確保するかってね。解決方法もなかなかいい。
(まあ、こういう政策は他でも結構やってそうだし、噂流すと、たった一日で農民がわんさかやってきた! ってのはファンタジーだよなと思わなくはないけど。。。)
それに、今回は今までのように「方久を家臣にすることで借金の返済期日を延ばす」や「寿桂尼が作った法度を理由に徳政令をはねのける」など、なかなか面白いエピなのにさらっと流してしまう。なんて、もったいないことはせず、じっくり描いてもいた……んですが、その見せ方がなあ。。。
まず、視聴者に分かりやすく伝えるための演出だと分かっていても、何度も繰り返される、以前提示された問題を直虎がころっと忘れていて、もう一度周りから教えられるの図が、何とも微妙。
例えば、徳政令エピのところであれほど、「瀬戸村は今人手不足のため田畑が耕せず~」と、現地に赴いてまで教えられたはずなのに、綿花を栽培する人手がいないと言われて驚愕! って、どんだけ忘れっぽいねん。
方久も、綿花に目をつけて栽培を勧めるなら、栽培方法知ってる人を確保しとけよ。この種植えて育ててね。のみで押し付けられても、農民たち困るやろ(あと、流言策を方久が思いつかなかったのも、地味にもやっとしたな。この人なら真っ先に思いつきそうなのに)
で、一番引っかかるのが、やっぱり今回も連発される、直虎の「相手の都合を何一つ考えていない描写」
鈴木さんへのお願いとか、すごいよね。
「井伊家では、百姓が不足してるから貸してくれ。大事に扱うよ。その百姓には土地も与えるし、できた作物は自分の利益にしていいようにするからさ!」って……土地あげちゃったら、その人永久に帰ってこないじゃない。鈴木さんは働き手を取られ、損するだけ。
そのことに、全く気がつかないで、これで井伊家も百姓たちもハッピー★何という妙案! と、思ってるのがすご過ぎる。
そんで、鈴木さんたちに断られると、今度は井伊家の村々を回り、あそこの村が人手不足だから働き手を貸してやってと頼んで回り……だから! 他の村の都合を考えろ!
(あと、「人を買う! その手があったか!」と人身売買策を嬉々として取り入れようとしたのも……まあ、人買い市がどんなものか知らないからああいう反応なんでしょう。実際見たら、「なんて酷い!」と騒ぎ出しそう。こういうとこも、浅はかと言うかなんというか。。。)
散々止められても強行して失敗し、家臣たちが「そらみたことか」と言えば、「もっと早く言えよ! 一から十まで説明してもらわないと分からねえよ!」と逆切れ。
俺たちじゃいい案浮かばないから、鶴に頼んでみようよと言われても、「どうせ助けてなんかくれないよ! 井伊家は鶴抜きでやってくんだ!!」と、ぎゃん騒ぎして、鶴を目の前にすると、不貞腐れた子どものような態度でがん無視。
これがねえ……直虎の言うとおりならいいんですが、子どもの頃から助けてもらいまくっていたし、旋毛曲げてる理由も「亀を助けてくれなかった! 友達のくせに、許せない!」と、完全に私怨だもんなあ。さらに、亀は自業自得だし。
幼馴染の真意も見抜けない。私情で献策を突っぱね、はねにする。周りのフォローで鶴の策を受け入れ、結果事が上手くいっても、面白くない。鶴のほうが頭いい。私駄目なのかしら? と思うばかりで、鶴や家臣たちに礼一つ言わない。
これがいい城主なのか? まあ、頑張ってるのは分かるんですけど、何とももやもや。。。
あと、やはり気になるのが、周辺の動き。
他国にしてみれば、井伊に百姓を取られた! と、面白くないでしょうし(結局行かなかったけど、戦場の近くで行われているという人買い市場も……そんなとこに当主がほいほい行ったら、この戦に井伊は関与してるのか?! と、あらゆ嫌疑をかけられるのでは? と思ってしまったり)
というか、最近ずっと瀬戸村の借金の件は何とかなりました。瀬戸村の人手不足はどうにかなりました。よかったね! と、瀬戸村がよくなりゃ万事解決みたいなことになってますが、瀬戸村以外の村々はどう思ってるんだろう。瀬戸村ばっか優遇してなんやねん! とか思わないのか?
この視点の狭さももやもや。
なんて、直虎周りは不満たらたらなんですが、なつは相変わらず今回もよかった。
この女優さんは、気の強い役でしか見たことなかったけど、こういう物静かながらも聡明な役もいいですね。凛とした感じが何とも素敵です。こりゃ、鶴も数話ぶりに自然な笑みを浮かべたくなるよ!
あと、地味にくるのが六佐。ほぼ役に立ってないんですが、あのほわんとした感じが何ともいい感じ。もうあれだ。彼の役職はマスコットでいいんじゃないだろうか。
ちなみに、赤ふん男。あの微妙にスタイリッシュな「いないいないばああ」演出は一体何だったのか。
>web拍手レス
4月18日23:56 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河、やはりどうにもこうにも直虎ですよねえ。。。ちょいちょいいいとこはあっても、彼女のせいでぶち壊しになる。どう見ても当主としてふさわしいと思えないし、寿桂尼に対しての演説も説得力がなくて……これで上手くいって、皆から「直虎様万歳!」されちゃうのかよと白けてしまう。せっかく、女同士で政治の話をするという珍しい設定なのですから、女性同士ならではの応酬をしてほしかったです。それと、最近ホント、急に暑くなってきましたね。4月がこれだと8月はどうなってしまうのか。うーん、考えたくないですね(汗)
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