壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
冬のお伽ばなし プレイ日記(兎の黒寿(攻め))
ゲームに夢中になり過ぎて、創作活動をほっぽり出していたら、崎原氏に怒られました
さて、それ程楽しくも哀しいこのゲーム。
今回は趣向を変えて、少年・とても大人しく、控えめなうさちゃんの黒寿をば!
と言っても、受けるのはやはりタツさん
だって、受タツさん可愛いし、何より・・・私が少年攻スキーだから!
いくら性格や容姿が可愛くたって、絶対攻めにしてやる!!(←あ~あ~)
なんて、息巻きながら始めましたが、さてはて…
で、ぶっちゃけた感想。生活に疲れ果てた未亡人を相手にしてる気分でした。
子ども臭いところもあるのですが、言動はほぼ大家族のお母さんです。
両親がいないため一家の家長として、腹違いの幼い八人の弟妹抱えて家事に仕事にと追われる日々。
とても弟妹を愛してはいるのですが、弟妹の世話で自分の時間がほとんどないため、「僕の人生って何なんだろう…」と漠然と思っていたり、亡きお母さんに複雑なコンプレックスを抱えていたり…と精神的にもいっぱいいっぱい。
そんな中で出逢ったタツさんは、初めて黒寿を甘やかしてくれる存在だった訳で、不慣れな感じでたどたどしく甘えてくるさまが可愛かったです。
しかし、アプローチはなかなか大胆です。しかも、不意に可愛い顔して仕掛けてくるので、結構吃驚。
これ、無自覚? それとも計算?
なんて思っていたら、村で過ごす最後の夜……薬を盛られた挙げ句、縛られました。
嗚呼! 黒が名前に入ってるだけあって(?)、やっぱりブラックな子だったのね!
って……いえいえ、確かにやったことは真っ黒黒助ではありますが、ブラックな感じはしません。それどころか、切ない意地らしさに見えてしまったりするんですよね。
子守と家事で疲れ果てた生活の中で、ようやく見つけた甘えてすがれる場所。しかも、好きだという自分の気持ちと同じだとも言ってくれる。
けれど、いくら好きだと言ってくれても、相手は自分一人残して置いて行ってしまう。そして、いつかきっと自分のことなんか忘れてしまうに違いない……。
だから、自分を忘れないように、相手に自分を刻みつけておきたかった。
この子は、誰かのためにばかり生きてきたせいで、自分自身に自信が持てないでいるんでしょうね。誰も自分を顧みてくれなかったのは、自分が悪いと思って……。
なんて、「行かないで」と泣きじゃくるこの子を見て、思ってしまったら……今回も結局帰れず(←やっぱりか!)
なんかね、分からせてあげたくなるんですよ。「俺はちゃんと、こんなに君が好きだよ」って。
だから、前を見て、これからの長い人生を生きていって欲しい……と、普通は「自分が死んでも他の人を好きになっちゃ嫌よ!」とか思うんですけど、この子の場合はそんなふうに思わされました。
だから、春。独りで満開の桜を見上げながらのこの子の独白を聞くと、残って良かったと、哀しさよりも温かい気持ちになりました。
ということで、今回は恋愛とは少し違う心境で幕を閉じた訳ですが、これはこれでいい話ですねぇ(じ~ん)
さて、次回はいよいよ! 我慢出来ず、大本命。狼の彼にアタック(古っ)したいと思います!!
COMMENT