壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
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そうせい侯はどこまで松陰先生に洗脳されているのか
先週、伊之助様が松陰先生の名誉を復権されましたが、これ本来は久坂がやったことらしいですね。
しかも、松陰先生への思慕からくるもの……というよりは、自分の師の権威を上げることで、自分の価値を高めようとする、政治的思惑があったとか。
こういうところをきっちり描いたほうが、歴史ものって面白いと思うんだけどなあ。
で、今週は案の定……先週、イギリス公使館焼き討ちして終わったのでは? と思ってるかもしれないが、そんなものなんてなかった。いいね? 状態からスタート。
寅兄の罪が許されたことで、また父上と梅兄が復職できた(←え? 今まで無職だったの?! どっからおにぎり買う金出してたんだよ?!)と喜んでる文に、伊藤さんが結婚準備で忙しいって……いや、伊藤さん。あなた、結婚準備なんかしてる暇ないでしょ? もうすぐ留学すんのに!
とか思ってたら、後半普通に留学してるから噴く。
おい、あの嫁は絶対、新婚早々生きて帰れるかも分からない海外留学に行くこと賛成しねえだろ!
てか、なんであの嫁と恋愛結婚みたいにしちゃったんだよ。だって、この後伊藤さん……。。。
と、初っ端から、かなり微妙な気持ちになるわけですが、そこから始まる政治パートがねえ。
行方不明になっていた桂さんも出て来たって、説明不足の意味不な世界観はまるで変わらず。
(大体、いまだに会津の「あ」の字も出てこないとはどういうことなのか。
このドラマ、一応申し訳程度に薩摩、土佐が出てきましたが、それ以外の藩……どころか、幕府や朝廷の動きさえほとんどやらないから、スケールが非常にこじんまりして見えるんですよね)
高杉さんが堂々と橋を渡ったことや、「よ! 征夷大将軍」と叫んだことがどんだけのことなのか、そして、高杉さんが何を思ってそんなことをしたのかという説明がごっそり抜けているから、歴史を知らん人には訳ワカメ状態だろうし、
高杉さんがここまで久坂に反対する説得力が……やっぱり、上海のことを回想ではなく、きっちりと描いておくべきだったんや。そうすりゃ、高杉さんの憤り、焦りが上手く伝わったでしょうに。
そして、マジであの高杉嫁、どうにかならないでしょうか。「晋さま、坊主になっても素敵~v 名前もイかす~v」って……実際の雅さんは、非常に清楚な方だったようですのに。何か恨みでもあるのか、N○K!
ついでに、芸者相手にチェリーボーイのような反応示す久坂もなぁ。スゲエ微妙。
文にべた惚れ設定だからこうなんだろうけど、もっとどうにかならないのかしらん。
と、相変わらずぶーたれながら視聴してわけですが、後半。とんでもない事態が起きました。
久坂の浮気を聞きつけた文が、伊之助様に「旦那様に会いたい。私を山口へ連れてって!」とかほざき始めたのです。
さすがに難色を示す伊之助様。しかし……。
「あんな朴念仁に浮気なんかできないよ。ハハ、俺に言われたくないだろうがね」
そうですね。毎週義妹と二人きりで密会し、今回はとうとう妻の前で堂々と義妹とイチャつくあなたが何をおっしゃいますやらですね。HAHAHA!
というか、「私、知りたいんです!」と、文はよく言いますが、あなたが何かを理解できた試しが今までにありましたっけ? ただの一つもないでしょう?
なんかよく分からんけど、頑張ってる男の人って素敵! なノリで、全て有耶無耶にしてきたんだから、別によくないっすか?(←投げやり)
が、その言葉に感銘を受けた伊之助様。藩主の奥方様の側付としてなら、連れていけるかも……って、あなたにそんなこと決められる権限があるんですか? どんだけ偉いねん!
で、二人のイチャイチャを散々見せられた寿姉ちゃん。
なんと、「私ガ塾ヲ守ッテイルカラ、行ッテオイデ」と笑顔で二人を送り出します。
もう悟りの境地を開いたのか、それとも私の見ていないところで二人に洗脳されたのか。彼女の心中を思うと、涙がちょちょ切れます。
そして、文と伊之助は二人で山口旅行へとしゃれ込みます……て、もう何でもありだな、こいつら。
久坂が突然押しかけてきた文に対して、驚きもしないどころか、結構冷淡だったのも、この二人のランデブーの噂を聞いてたからじゃね? とか思ってしまいます。
しかし、ここでの文の台詞もひどかったですね。
「あなたのすることにもう文句は言わない。止めない」そこまではいいよ。でも、「待ちもしない」ってのはどうなの? いや、待っててやれよ。妻でしょ、あなた。
伊之助様との楽しげな旅行風景を見せつけられた直後のせいで、別れの言葉にしか聞こえなかったYO!
その間に挿入された、そうせい侯ご夫妻との対談もね。内容の酷さもさることながら、ついに文の「江」化が始まったのかと思うと、戦慄を覚えずにはいられませんでした。
そんで、来週のサブタイ。「奇兵隊」だけなら、心躍るワードなんですが、「妻と奇兵隊」って……いや、いらないから!! 全力でいらないから、それ!!!!!(絶叫)
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5月19日21:22 kou様
いつもコメントありがとうございます。気候で体調が左右される。分かります。私も最近雨が降ると、視力ががくんと落ちたりして……嫌ですよね、歳を取るの(泣)さて、今週大河。文さんを主役にした弊害……もうそれに尽きますね。視聴者が見たいのは、維新志士たちの活躍なのに、それそっちのけで、文と雅のスイーツ&パッパラーなやり取りばかり。政治パートにしても、長州志士たちの活躍全てを吸収した伊之助様ばかりが目立ち、久坂は煽られ耐性皆無のチンピラ。「八重の桜」の久坂のほうが全然かっこよかったぞ! っていうね。公使館焼き討ちのくだりもひどかったですし……嗚呼。見どころがないって、ホントに辛いですね。。。。
尊王は、意地でも説明しない!
先週、「本は人だ」という兄貴の言葉に散々感銘を受けておいて、「読んでない本っぽかったから、父上の本売ったったw」「母上、マジぱねぇっすw」とか、
久坂の煽りに乗って、なんか死んじゃった息子の母親に、「ねえねえ今どんな気持ち?」「私も旦那様いなくてつらぁい!」からの、「うちの亀もよくヘソクリしてたw」……ホラー母さんのサイコっぷりに全員が毒されたとしか思えん場面とか、
保護者(伊之助)同伴で、「長州を背負う覚悟!」とか言われてもチャンチャラおかしいぜ(嘲笑)とか、
色々カオスだったわけですが、今回は……。
前回の大量女パートからは打って変わり、男パートに結構時間を割いておりましたが、それでも前回と同じく背景描写皆無な上に、伊之助、久坂、高杉と視点が増えたため、カオスっぷりがヒートアップ。
今、彼らがどこにいるのかさえ分からなくなることが多々ありました。
高杉の上海留学内容がほぼスルーなのに、上海土産のハンカチばかりがフューチャーされ、「こんなものを作った女たちはすごい!」という結論に辿り着く展開に脱力し、
そうせい侯と二人きりで会えたり、他藩を皆一人で説得できちゃったり(この説得シーンもた、全カットなんだよね。まるで昨年の官兵衛みたい)、今回も相変わらずスーパーな活躍を見せる伊之助様、今回は一体誰の手柄をパクったの? と乾いた心で思い、
稔麿、松陰先生が死んでもスルーだったのに、亀太郎が死んだらやる気になったってどういうことなの??? と首を捻り……
一番辛いのが久坂パート。
久坂がまるで切れ者に見えない。。。
どこへ行っても、煽りに脊髄反射の勢いで乗り、大声を上げ……知的さの欠片もありません。
三条さんとのシーンがこれまた酷くて……口内炎ができているのでは? というアドバイスの下、それにあった料理を出したまでは(口内炎痛くて喋られなかったって理由はどうなのとは思うけど)まあいいとして、これから大事な話しようとしてるのに
辰路「そんな話はいいから楽しみましょ。それと、あなた。今回のこと、高くつくわよ?」
「そんな話」をこっちは見たいんだよ! 高杉の上海留学カットといい、こっちが見たいと思うとこをことごとくカットしていくドラマだな、畜生!
てか、なんでその女が大事な密談の場にいる。そして、三条さんがいる目の前で「今回のこと、高くつく」だ何だの……そういう話は二人きりになってから言えよ。
「なんだ、この料理辰路の発案かよ」と、三条さんの久坂への心証が悪くなるとか、そういうことも思いつかんのか、この女。
なんて思ったものだから、こんな女の甘い言葉にまんまと心動かされる久坂がちょろ過ぎて、もう……前々から思ってたけど、このドラマを久坂をかっこよく描く気ゼロだよね? 絶対。
そして、女パートも負けてなるものかとツッコミどころ満載。
文と棒読みパッパラパー女雅の「二人はプ○キュア★」的な交流シーンはひたすらウザいし、
子どもたちだけで勉強してるけど……フェアリー有隣はどこへ消えたん? だし、
一番座りが悪いのが、「松陰先生の書いた書物サイコ―!」描写。
あんなに散々、松陰先生の言動を否定し、その意志を引き継いだ久坂たちを非難しておきながら、なんでんなことが言えるのか。全くもって理解不能。
そんで最後のほう、「松陰の罪が許され…」という節がありましたが、このドラマで言う松陰の罪とは何のことでしょう???
老中暗殺計画を企てたこと? 井伊直弼を一方的にdisったこと? どれよ??
と、女パートでも首を捻りまくっていたら、なんかどっかから湧いて出てきた門多が何食わぬ顔で初登場してからの即、「そうだ、京都へ行こう」よりも軽いノリで英国公使館焼き討ちが決定。実行に移す……というところで今回は完。
何がどうなっているのか分からない世界観。
具体性の欠片もないのに、声高に叫ばれ続けるココロザシ。
ちっともかっこよく見えない幕末志士と名乗る何かたち。
今日も木霊する「ご飯ですよぉ~」とおにぎり乱舞。
(そう言えば、今日のおにぎりはただの白米握っただけのものだったような? 年頃のイケメンがいないからいいやと思ったのか、お文さん?!)
ホント……このドラマはどこへ向かって行くのだろう。。。(遠い目)
>web拍手レス
5月12日22:10 kou様
いつもコメントありがとうございます。台風影響の雨、すごかったですね。大丈夫だったでしょうか? 私のところも豪雨&翌日強風でなかなかでございました。さて今週大河、幕末のあの時期にヘソクリ&かまぼこがメインとか、どういうことなんでしょうね。やってることが独りよがりなテロ(このドラマではそうとしか見えない)なだけに、「しょうがない人ね♪」と支援しちゃう様が空恐ろしい。最後の女たちのシーンも滅茶苦茶で、久坂たちの言葉に流されて亡くなった息子の母親に、「ねぇねぇ、どんな気持ち?」とか「私も旦那さまがいなくて寂しい!」とか言い出して、最後はヘソクリ出し合ってキャッキャウフフ。人が死んでるのに、何なんでしょう。この軽い感じ。男パートも説明不足が過ぎて訳ワカメなので、亀太郎が死んでもまるで泣けなくて……もう。一体どうしたらいいんだか。。。
龍馬さんはどこへ消えた
先週、非常に重要かつ、美味しいエピ・桃太郎侍の桜田門外を全スルーだの、
超有名人・坂本龍馬を、文の愚痴聞き&慰め役のみに使用だの、
視聴者の予想の斜め下を行きまくった挙げ句、次回予告が「女たち、手を組む」という、視聴意欲を全力でそぎ落としていくものでした。
そして、今回一番力を入れて描かれたのはヘソクリ&かまぼこ。
もう、朝ドラに帰れよ、畜生!!(血涙)
確かに、久坂が西郷さんと会ってたり京へ行ったり建白書出したり、高杉が上海ハニーしてたりと、一応動きを描いてはいましたが、相も変わらず背景描写皆無なので、
上海には何の用で行くの?
久坂と西郷さんって、いつ知り合いになったの? どういう仲なの? なんで今萩にいるの?
てか、なんでこの時点で「倒幕」なんて単語が出て来るの?
京へ行って何をする気なの?
久坂が出した建白書って、どういう内容なの?
「長州を背負って立つ覚悟です!(キリッ)」とか、どでかいこと言ってるけど、久坂は今、どういう地位のどういう人なの?
私の記憶ですと、松下村塾でおにぎり食いながら「テロしようぜ!」と叫んでた記憶しかないんですけど。
と、何もかもが唐突&説明不足過ぎて、疑問しか湧いてきません。
最大の「?」は亀太郎。
私は彼のことをほとんど知らないので、今回の描写だけでは、彼が何を思ってあんなことしたんだか全くもって理解不能。
「最初に死ぬのは、俺みたいな弱い奴がいい」って……マジでどういうことの???
あとで、ちょこちょこネットで調べてみると、長井さん暗殺を企むも、翻意を促され切腹してしまった、とのことですが……そうなると、母ちゃん助けて魚屋続けるか、久坂たちと行動をともにするかで迷っていた、あのキャラと結びつかんし、本当に謎。。。
ついでに、亀太郎の行為がなんで長州のためってことになってるのかも、それをドヤ顔で周布さんに言ってる久坂と伊之助(てか、あの場に伊之助いらないよね)も、何もかも意味不。
と、男たちパートは意味不明のオンパレードだったのですが、それを押しのけての女たちパートもなぁ。。。
今回本格登場の高杉嫁、やっぱりはねっかえりのじゃじゃ馬現代人キャラかよ。
「晋さまv」だの「晋さまがいれば何もいらないわv」だの「晋さまがいないと夜が長くて…」だの、息子が亡くなったばかりの母親に「晋さまがいなくて寂しいの。どうやって待ってたらいい?」とか聞いちゃう神経だの、マジ勘弁してくれYO! とか、
「罪人の塾へ通ったりするから」と、息子にチクチク嫌味を言ってるのに、なぜ文にはフレンドリーに接するの? 亀太郎ママンとか、
相変わらず怖いんだよ、ホラー母ちゃん! とか、
ツッコんでいったらキリがないのですが、何が一番嫌で気持ち悪いかって、
「男は身勝手でどうしようもない生き物」「私たちはそれに振り回される被害者」「テロ駄目。絶対!」という演出を散々しておきながら、
「しょうがないわね、助けてあげるわ」と和やかモードで容認してあげちゃう着地点。これに尽きます。
松陰先生&久坂たちがしようとしていることには、理解も共感も糞もない。むしろ犯罪だと、嫌悪してもいる(先週の「今度は誰を殺すのよ!」がいい例)
文は「寅兄がいないほうが、皆幸せなのかな」と呟いたり、兄貴たちのテロ計画をチクったり、兄貴の呼びかけによって不幸な目にあった人の家族に「ごめんなさい」と謝ったり……
まあ、これは仕方ない。↑ のように思っているのなら、当然の言動です。
しかし、それと同時に、彼らを励ましてやる気を出させたり、金を工面してバックアップしてやったりする。
「女はあなたが思ってるより強いのよ。だからもっと頼ってねv」とか言ったりして。
(強い? 銃乱射して敵を撃ち殺しまくった八重さんに比べると、まるでかかしですな)
この二面性が非常にもやもやするんです。
「もう。しょうがない人ね♪」なノリで済む問題じゃないからね、これ。
(おまけに、久坂たちが「俺たちの言うこと聞いてくれない奴はぶっ殺★」な思慮の浅い危ない奴らにしか見えないから、余計にモヤモヤ)
この人が成そうとしていることは、とても立派なこと。だから、何があってもついていく。
そういう、凛とした妻が見たいなあ(遠い目)
>web拍手レス
5月5日22:29 kou様
いつもコメントありがとうございます。GW、お仕事でしたか。お疲れ様です。私は休みではありましたが、農作業&小さな親戚の面倒などでまるで休んだ気になれないGWを過ごしました。一度でいいからのんびりとしたGWを過ごしてみたいものですね。さて、今週大河。桜田門外全スルーもそうですが、おっしゃるとおり、安政の大獄を「松陰先生を処刑にするのが目的」みたいな、訳の分からない描き方をしたもんだから、なんで水戸藩士がそんなことしたんだかさっぱり分からない。水戸藩との確執などをちゃんと描いていれば、井伊さんの覚悟や思想も描写できたでしょうに。本当に、文が関わらないことは意地でも描く気がないドラマですよね。そして、文はひたすらウザい。何なんでしょうね。「兄さんが今のあなたたちを見たら悲しむ!」って。絶対喜ぶでしょ? あの兄貴。しかも、「私はあなたとラブラブ結婚生活を送りたいのよ!」って……私欲は、松陰先生の一番嫌うことのはず。松陰先生の最大の理解者的描かれ方をしているくせに。こういうところで、つくづく松陰先生への愛のなさが感じられて嫌な感じです。次回は……なんでこの段階でこれ? どこまでやらかすんでしょうね、このドラマ(遠い目)
ナレ無双、ここに極まれり
先週は、「松陰の妹が主役!」と宣伝していたこのドラマ最大のメインイベント「松陰先生サヨナラ回」だったわけですが、
松陰先生エピは端折られまくって垂れ流される、文&伊之助シーンだの、
伊之助の煽りプレイにより張り切り過ぎた松陰先生死罪確定だの、
江戸で取り調べられている師のことや国の心配やそれについての行動など一切せず、腕相撲大会やってキャッキャウフフしてる塾生や妹を見て笑うしかない、松陰先生の亡霊だの、
色んな意味で絶望回だったわけですが、今回は……冒頭。
やっぱり何回見ても微妙過ぎる、松陰先生の似顔絵だとか、
松陰先生を救出するために何一つ事を起こさず、暢気におにぎり腕相撲パーティーしていた塾生たちが、松陰先生の墓の前で泣く、共感性ゼロなシーンだの、
気落ちするおいちゃんに、「大丈夫、伊之助様が兄ちゃんの意志とともに、この塾を引き継いでくださるから!」と、伊之助が先生に自殺教唆をしたことも知らず、励ます文シーンだのが流れて、初っ端から眩暈がしたわけですが、それでも……
実を言うと、ちょっと楽しみにしていたんです。
なぜなら、桜田門外があったから!
このドラマの大河感を一手に引き受けていたと言っても過言ではない、そして、あの桃太郎侍の井伊英樹の桜田門外ですからね!
どんな英樹無双を見せてくれるのだろうとワクワクしていたのです。
で、雪を見上げる井伊さんを見て、期待値は高まります。このドラマでは全くないと言っていい季節感演出まで丁寧にやったのですから!!
が!!!!!!!!!!
桜田門外、全カット!!!!
どういうことだよっっ○(#゚Д゚)=( #)≡○)Д`)・∴'.
アリエナイでしょ? 松陰先生の妹が主役のドラマで……しかも、井伊直弼に桃太郎侍を起用しておきながら……。
絶対ね、私と同じように、桃太郎侍無双を期待されていた方は多いと思うんですよ。
撃たれようが、ぶっ刺されようが、浪士三、四人くらい道連れにする井伊とかやったっていいじゃない! 先週、松陰と井伊を合わせるなんてトンデモだってやったんだから!
と、この時点で私はかなりガッカリしてしまったのですが、その後すかさず挿入される杉家のシーンが……もうね。
安政の大獄の説明をちゃんとしてなかったもんだから、なんで水戸の浪士が井伊さんがさっぱり分からんし、
桜田門外を聞いて、ニコニコ笑いながら「井伊様のご家族は、どう思われているかしらねぇ」と、やっぱりなんかずれたこと言う母ちゃんが、やっぱりホラーにしか見えず戦々恐々。
んでさらに、ここで松下村塾を復活させたら、幕府に睨まれるからってんで、よそで塾を開くようお達しが出て、引っ越し準備を進める伊之助宅に文が手伝いに行くわけですが、
妻が同じ屋根の下にいるにも関わらず、二人きりになる伊之助と文。
妻には全く気遣いを見せないくせに、文にはやたら気を遣い、文が怒ると言葉を尽くして自分の真意を説明する伊之助。
松陰先生を自殺教唆した事実はコロッと忘れて「寅次郎を守れなくて、すまなかった」と、妻ではなく、文に謝る伊之助って、もう……何なんだ、これ。。。
ある意味、ホラー母ちゃんより怖いよ、この二人。
なんてげんなりしてる間に、何でだか釈放された入江兄弟とともに、塾生たちはおにぎりと酒を囲んで、松陰先生の思い出話に耽ります。
松陰先生はスンバラシイ人だった、ああしてくれたこうしてくれた。大好きだった! と熱く語りますが、そんなシーンは今までありませんでしたし、前回の腕相撲大会を見た後だと、口先だけにしか思えません。
「君のココロザシは何ですか?」「君のココロザシは何ですか?」「君のココロザシは何ですか?」と、皆で連呼し続けるのも不気味でしたし……もう何なんだ、この人たち。。。
けれど、文は久しぶりにたくさんのイケメンに囲まれたことが嬉しかったらしく、伊之助は当てにならなかったので久坂に「また塾を始めてねv」とおねだりします。
何がどうあろうと、おにぎりイケメンパラダイスを続けられるなら、何でもいい模様。
そして、ここから……ノルマとして強いられているとしか思えない伊之助無双パート。
塾講師やったり、ホイホイ江戸へ行けたり、一体今藩の中でどういう地位にいるのかさっぱり伊之助様は、長州藩上層部会議に出席。
長井さんが練りに練った方策に対し、「熱を感じないか? 今の世に怒り狂ってる若者たちの熱を! そんなやり方じゃ、そいつらが納得しないんだよ!」と、訳の分からない理由でdisりまくります(おまけに、長井さんの方策に代わる代替案があるわけもないという有り様です)
さらにその後、会議の打ち上げ会場に久坂が乱入してきて、先ほどの伊之助と同じようなテンションで長井さんをdisった挙げ句、「松陰先生を見殺しにした糞野郎!」と罵ります。
ここもねぇ、久坂の説明が抽象的過ぎて説得力がない上に、自分は伊之助に先生救出を全部丸投げして、のんびりしてたくせに何言ってんだとしか思えなくてねぇ。。。
久坂玄瑞がこんなんでいいのかよと思っていたら、「いいんです! そうじゃないと伊之助様が輝きませんから!」とばかりに、久坂を窘める伊之助様のシーンが挿入されるわけですが、
伊之助だって先ほど久坂みたいに長井さんをdisってたし、松陰先生煽って死なせたしで、全然かっこよくも糞もありません。
それどころか、こいつの見せ場を作るためだけに、久坂をはじめ有名人たちが貶められてるのかと思うとね。。。。
とはいえ、そんな伊之助様のありがたい説教のおかげで、やる気を出した久坂は松陰先生の意志を引きつぎ、塾生たちを集めてテロ活動を再開させます。
最初は、ようやく私のおにぎりイケメンパラダイスが復活した! とご満悦な文。
いそいそとおにぎりを作ってイケメンたちの元にはせ参じるわけですが、死ぬこと前提で物騒なことやらかそうとしている久坂たちに激怒。
「危ないことはやめて。兄さんはこんなことしても喜ばないわ!」と、松陰先生の気持ちを自分の都合のいいように変換して、久坂を説得。
でも、久坂に「お前も武士の妻なら覚悟を決めろ」と言われて……
「私は武士の妻でもあるけど、あなたの妻でもあるの! あなたとラブラブ結婚生活を送りたいのよ! どうして分かってくれないの! 兄さんから学べって教わったくせに!」
これ、伊之助夫婦新婚時の痴話げんかと同じですよね。
しかし、寿姉ちゃんはメンドクセェ女扱いだったのに、文は「文ちゃん、なんて可哀想な!」と至極同情的な演出。
さらにこの後、どう考えても文のほうが悪いのに、なぜか久坂が謝ってくれ「俺にはお前しかいないんだ。だから、お前にだけは分かって欲しい」と抱き締められちゃったりします。
主人公補正がパないです。
けれど、主人公補正は終わりません。
ここで、散々宣伝していた龍馬が登場します……が! 龍馬は延々、初対面の文から「うちの兄ちゃんは天才過ぎて孤独だった。そんな兄ちゃんを皆神童ともてはやしたけど、私たち家族は静かに穏やかに暮らしたくて、色々頑張ったけど、兄ちゃんは結局死んじゃって……」という話を聞かされ慰めるという役割のみでした。
久坂と議論を重ねて感銘を受け、脱藩の決意を固めたエピはまるっとカットです。
何のために出てきたんだ、この龍馬。。。(呆)
ということで、今回も色々酷い回でした。歴史的イベントを全スルーしたり、前から大々的に宣伝していた龍馬の扱いをこんな形で消化させちゃったり……なぜ、自ら有効な手札を捨てていくようなことをするのか。
そして、最近卒倒しそうになったこの話題。
<どぶろっく>「花燃ゆ」でまさかの大河デビュー 一橋慶喜と島津久光の大役に
お笑い芸人が大河に出演することは珍しくありません。
だから最初、私もさして驚かなかったのですが、役名を聞いて驚愕。
なんでこんな超重要な役を任せるのか。意味が分かりません。
え?なに? この人たちってそんなに演技が上手い人たちのなの?
私は彼らのことをよく知らないですし、演技を見てみるまで文句は言うのは……とは思いますが、もう何が何だか。。。
一体、このドラマはどこへ向かっているのでしょう、、、
>web拍手レス
4月28日22:31 kou様
いつもコメントありがとうございます。現行大河、松陰先生退場回なんて、このドラマ最大のイベント回のはずなんですけどねぇ。何なんでしょう、あの惨状。おっしゃるとおり、「松陰の妹」が主役でありながら松陰先生をおざなりに描くなんて滅茶苦茶もいいところです。井伊さんと松陰先生の直接バトルも……アリエネエ感もそうですが、史実を捻じ曲げてまであの二人を会せておきながら、あんなやり取りしかさせられないから余計きつかった。これまたおっしゃるとおり、伊勢谷さんの松陰先生自体はかっこいいのに……ホントもったいないです。で、次回の龍馬……どうなることやら。。。
松陰先生が「僕」と「私」を使い分けていた意味の説明、結局なかったなあ。。。
安政の大獄について色々不勉強だったので、改めてネットを漂って少し調べてみたのですが、このドラマが言っているように、井伊さん が自分に楯突く邪魔者を次々と捕まえて処断した……なんて、単純なものではなかったですよね。
あらゆる政治情勢、尊皇が複雑に絡み合っている。
そして、松陰先生は本来部外者。
松陰先生が江戸に呼ばれたのも、一参考人として呼ばれただけのことでした(だから厳密に言うと前回、松陰先生が死ぬこと前提で話が進むのはおかしかった)
勿論、井伊さんが長州の一ニート松陰先生を重要視するわけがない。
などと言うことを踏まえて視聴したわけですが……冒頭から早速、「雲浜を締め上げて、松陰のことを吐かせろ!」だの何だの凄んでいる井伊さん が出てきて、「???」
なんでこんなに松陰先生に執着してるんだよ。あなたにとっては下っ端もいいとこでしょ?
なんて首を捻っておりましたら……もうね、そんなの些細なことでした。
松陰先生サヨナラ回まで、まさかの文文文伊之助伊之助伊之助回に絶句。
せっかく、松陰を命がけで救出しようとする塾生達、松陰&高杉の最後の語らい、取り調べ風景、辞世の句等々、描かなきゃいけないエピてんこ盛 りだったと言うのに、
・牢名主との交流カット
後で調べてみると、この牢名主さん。島流しに遭いながらも託された「留魂録」を守り続け、維新後ついに長州に渡り約束を果たすんだそうです ね。彼がそこまでして約束を守ろうと思った描写をもっと見たかったなあ。。。
・松陰&高杉の最後の語らい
高杉「僕はこれからどうしたらいいか分からない!」
松陰「お友達を大切になさい」
なぜ、「死して不朽の~」をナシにして、そんな小学校のスローガンみたいな言葉を採用したのかと、小一時間…略
・松陰先生にまるで肩入れできない取り調べ内容
奉行「かくかくしかじか……そうかあ。君は雲浜くんとは無関係かあ」
松陰「雲浜たちとは何もねえけど、実はそれ以上にビッグな計画を立ててるんだ、俺。死罪になってもおかしくないようなことだけどさ、それでこ の国が良くなるなら全然構わない(キリッ)」
奉行「(え? こいつ。いきなり何言い出すの(困惑))そ、そう。それは立派な心がけだね。ちなみに何をしようとしてたの?」
松陰「老中を待ち伏せして、命がけでお諫めしようとしてたのさ!(キリッ×2)」
部長「ファッ?! お前、老中様が言うこと聞かなかったらどうする気だった? まさか殺そうと……」
松陰「そこまで考えてなかった(どやぁ…)」(←嘘吐け! 「井伊は大物過ぎるから、まずは間部からブッコロ★」とか言ってたくせに!)
大胆不敵な松陰先生素敵! とでもしたいのでしょうか?
↑だけじゃ、どう見ても考えなしの大自爆にしか見えないんだけど? ……え? こんなこと言ったのは、理由がある? まあ何でしょう! と 思っていたら、
松陰「井伊くんと話してみたかったんや」
突っ込みどころが多過ぎる動機ですし、そんなんで井伊さんは出て来ないぞ……なんて思っていたら、なんと井伊さんがのこのこやって来てくれま した。
アリエネエことこの上ないのですが、今まで九歳児同伴の伊賀越えとか、三味線無双とか、黒田が豊臣を見捨てたら日本が滅びるだとか散々見せら れてきたせいか、そこまで驚きも来ず……いやあ、訓練の賜ってやつですね!(血涙)
でもよかったね、先生! これで井伊さんといっぱい議論できるYO! と思ったら……
松陰「脅しに屈して、開国とかマジないわ! 異国に好きなようにされっぞ」
井伊「分かってる。だからそうならないよう、異国の手を借りてでも早急に、国力をつけようと……」
松陰「煩ぇな。(お前の話は聞かないけど)俺たち下々の話を聞けよ」
井伊「そんなこと一々してたら秩序が乱れて、国が国でなくなっちゃうよ」
松陰「その考えが駄目なんだよ! お前のやり方には徳がない。国が滅びるぞ!」
議論もへったくれもありません。
井伊さんを説得したかったんじゃなかったの? 相手の言うことは一切聞かず(というか、頭ごなしに否定してば かり)一方的に自分の意見ばかりを押しつける。こんな論調で、人の心が動くとでも?
これでは、松陰先生にまるで肩入れできないどころか、井伊さん変な人に絡まれて迷惑やろうなあとか思っちゃうって……なんだかなぁ。
せっかく歴史をねじ曲げてまで、井伊さんと松陰先生を出会わせたのに……もっと、上手い見せ方はなかったのか。。。
・松陰先生、霊になって帰ってくる。
ホラー母さんの笑顔のほうが、ずっと心霊現象に見えてしまうっていう。。。
・処刑シーンはダイジェスト
おい、処刑シーンカットかよ?! と思ったら……ダイジェストだけでもあってよかった。しかしなんか、もう思い残すことは何もないって感じに清々した顔してるけど……あなた何かしましたっけ? と小一時間ほど…略
そしてなぜか、「そんな理由で処刑とかふざけんな!」と見苦しく暴れ回った小栗松陰のほうが、格好良く見える不思議。
・「やむにやまれぬ 大和魂」全スルー
マジかよ。。。
・塾生たちが先生の亡骸を取りに行ったエピ全スルー
マジかよ(二回目)
・「安政の大獄は、吉田寅次郎の処刑をもって幕が引かれる事となった」
嘘吐け!!!!!!!!!!!!!!
ということで、ほとんどがやっつけ駆け足描写or全スルーという惨劇。
そして、松陰先生一大イベントをドブに捨ててまでねじ込まれた文&伊之助パートが……もうね。
どれもこれもがどうでもいいor「はあ??」なシーンばかりでげんなり。
先週、姿かたちどころか、会話にさえ登場しなかった入江兄弟が繋がれた獄へと、入江妹と連れ立って差し入れをする文。
面会を終えて外に出ると、前原さんが「自分が伊之助にちくったばっかりに、こんなことになって申し訳ない」と謝ってくる。
すると、入江妹がいきなり激昂。さっきまで一緒にいた文にまで、「もう私たちに関わらないで! 吉良吉影は静かに暮らしたい」と背を向ける。
そんなふうに思うのなら、なぜ獄の面会に文を同伴させたのかと小一時間……略
文も「兄がいないほうが皆幸せなんじゃ…」とか言い出して……お前、つい先週兄貴の志を継いでだ何だと、久坂とともに宣言してたじゃないか。 あれは一体何だったんだ?
その後、「俺の心はいつもお前のそばにいるZE★」だの何だの……「久坂、お前この後浮気するんだからそういうこと言うな」とか、「こんな時 に家事を手伝って、嫁とイチャイチャとか緊張感なさ過ぎだろう、久坂!」としか思えない、ときめかないメモリアルパートやらやってたら、兄大 自爆の知らせが届き、急いで伊之助のもとへ相談に行く文&久坂……って、待てよ。
前原さんは伊之助に暗殺計画をちくったせいで、入江兄弟が投獄されたと仲間内からハブにされてんでしょ? なんで前原さんだけdisられて、 伊之助は変わらず頼りにされてんの? 意味わかんないんですけど。
無理矢理な伊之助ヨイショはさらに続きます。
老中暗殺を仄めかしておいて無事で済むわけがないのに、「寅次郎のことは俺に任せろ(キリッ)」と何度目になるか分からない、達成できない宣 言をぶち上げ、伊之助は萩から江戸までダッシュワープします。
そんな超常現象を垣間見た文は、主人公補正のかかった伊之助様に任せたからもう大丈夫! と、すっかり安心して、辛気くさい顔から一転ニコニ コ笑顔に。
おまけに、気持ちに余裕が出来たのか。それとも、ぼんくら夫の久坂だけじゃ満足できないのか。自分の王国・おにぎりイケメンパラダイス松下村 塾復活に乗り出します。
つい数十分前まで、塾のせいで皆不幸になっただ、兄がいないほうがいいのかだの言っていたくせに、コロコロ考えが変わりすぎです。
というかこいつ、自分も前原さんと同じく、兄貴をこれ以上放置しておいたらやばいと思って暗殺計画を密告したことを忘れているんでしょうか?
塾生たちが知らないからノーカンとでも思っているのか。同じことして自己嫌悪に沈む前原さんを「兄上は戻ってくるから、また塾をやろうよ♪」 とどや顔で勧誘。
そして、おにぎりとスイーツにほいほいされたイケメンたちと、楽しくおにぎり摘みながら、腕相撲なんかしたりして、キャッキャウフフ……っ て、何なんだ、これ。
お前ら、松陰先生が江戸でどうなってるのか、心配じゃないのか……え? 伊之助様が行ったんだから、何も心配する必要がない? ヘエソイツハ スゲエヤ!
が! 皆の期待の星、伊之助がやってのけたのは、皆が望むこととは真逆のことでした。
流罪で済むと言ってる松陰先生に、「私たち、何のために出会ったのよっ? 私の知ってる輝いてるあなたに戻って!」と、まさかの煽りプレイ。
その結果、張り切り過ぎた松陰先生は、井伊さんを貶しまくって死罪確定。
……伊之助、お前は何をしに江戸へ行ったんだ?(真顔)
ということで、今回はせっかくの松陰サヨナラ回なのに、モヤモヤしっぱなしだったわけですが……伊勢谷さん、お疲れ様でした!
言動がカオス&描写不足で文句ばかり言っていたように思いますが、それでも風情ある佇まい、屈託のない笑顔、激情を宿した目力、溢れ出る情熱、狂気はとても見応えがありました!
で、来週はその松陰先生の代わりに、龍馬が出てくるようですが……なんか、「グッド・モーニング、文★」とか言い出しそうと思ったのは、決して私だけではないはず。
>web拍手レス
4月21日23:06 kou様
いつもコメントありがとうございます。現行大河、今回は本当に文のごり押しっぷりがひどい回でしたね。確かに、文が主人公ではある んですが……しかし、文のシーンばっかりってのもさることながら、文がやってることもねぇ。。おっしゃるとおり、寅にいのためと言いつつ、全 部自分のためですし、松陰を逃がそうとするのも考えなし過ぎて……ホント、何だかなぁ。また、感想冒頭コメントについて。やはり、kou様も 経験ありましたか(笑)ホント、あれは勘弁してほしいですよね。まあ、私もこういうサイトをやっているから、気持ちはよく分かるんですが、そ れでも……ねえ? せめてきりがいいところまで書いて欲しいです、切実に!