壱号ブログ
雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。
カテゴリー「大河(平清盛)」の記事一覧
- 2025.04.18 [PR]
- 2012.11.05 も、もう……やめたげてよぉ!
- 2012.10.28 政子主役のドラマもいつか見てみたい
- 2012.10.21 信頼の「面白くないのぉ」が移ってるぞ、成親!
- 2012.10.14 ゴッシーも五十に見えねぇなぁ
- 2012.10.07 西行再登場の意味とは何だったのか
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も、もう……やめたげてよぉ!
重盛たん…… (´;ω;`)ブワッ
ようやく頼朝がニート脱却した伊豆パートとか、もうちょい父のように慕ってた清盛を討とうと思った心情を説明して欲しいわな牛若パートとか、色々あったけど、重盛スキーの私にとってはこれに尽きます。
まぁ不満はあったりするんです。
重盛が言うように、私も清盛が何目指してんだか分からなくて、もやもやするお! とか、
ゴッシーが「国の頂に立つ者」としてって……いつから公事に目覚めたの??? とか、
そしてもっとも言いたいのは、ゴッシーと清盛の板挟みになって云々言うなら、二人の重盛可愛がりエピが圧倒的に足りねぇだろうがよ! (#゚Д゚)ゴルァ!!
清盛は重盛を単なる駒みたいに、重盛の気持ちや立場なんかお構いなしに好き勝手振り回し踏み台にしてきただけだったし、
ゴッシーはジャイアンリサイタルしたり、電波行動繰り返したり、狂ったように嗤いだすばかりだったり(おまけに近臣たち共々「あいつ、小物だよな ( ´,_ゝ`)プッ.」とバカにしてるし)、
こんな奴らからの海より深い、山より高い愛情なんか欠片も感じられねぇんだYO! こういう話の展開に持ってくなら、なぜ今まで重盛が二人によくしてもらうシーンをちょいちょい入れてこなかったし!?
……と、色々思うところはあるのですが、それらを全て忘却のかなたに忘れ去り今回だけでみれば、重盛すごくよかった。泣けた!
あ、でもその前に、素敵腹黒小物・成親さんもよかったです。
またいつものお得意演技で、重盛に命乞いをするのかと思っていたのですが、全部を諦めた顔で「似合わぬことをして、このざまです」と力なく嗤ったのも哀愁漂っててよかったのですが、その後の……食べ物や風呂や着替え(あと、おそらく……あの牢屋、トイレもなかったろうなぁ。。。)など何もかも与えられず、放置されて餓死するシーンがすごかった!
あの、きらびやかな御所で澄まし顔で座ってた貴公子からは、想像もできない小汚く惨たらしい最期がねぇ。。。
雅で形に拘る貴族・成親にしてみたら、斬首されるよりも苦しい死に方だったに違いありません。
焦点の合わない目に涙を浮かべつつ、嗤いながら死んでいったあの貌は圧巻でした。
で、このシーンが凄まじかっただけに、重盛からの成親助命嘆願を、その場では聞き入れた振りをして、成親が流罪先で餓死したと聞いてショックを受ける重盛に「死罪ではなく流罪にしてやるとは言ったが、流罪先どうなろうが、俺の知ったこっちゃない」と言い捨てた清盛の鬼畜っぷりが非常に映えました。
(で、この間に成親のせいで職を辞任したことについて妻・経子から「兄さんのせいでごめんなさい」と謝られたのに対し「義弟として当然のことだよ。流罪先は暑いから、たくさん衣服を送ってやらないとな」と微笑むマジ天使な重盛が挿入されるのがえぐ過ぎる!)
ってか、ここの清盛も最高にひっでぇです。
重盛は清盛の所業に涙を流しながら、
「今まで微力ながら精いっぱい父上をお支えしてきたつもりです。それは、父上の目指す国づくりを手伝いたかったからです。しかし、今はもう父上の目指すものが何も見えません」と訴える重盛に対し、
「うっせぇよ。俺はそんな話しにここに来たんじゃねぇんだ。次はこれこれこうしろ。……お前は平家の棟梁なんだから、俺に言われたとおり黙って動いてりゃいいんだYO!」
清盛、マジ人でなし!
だから! お前はどうして重盛にちゃんと自分の目指してるモンの説明をしないんだよ! 重盛はこんなに傷つきながらも、「これからも父上の役に立っていきたいから、考えを教えてくれ」と何度も切実に訴えてきてるってのに!(怒)
ここまで頑なに自分の考えを言わない理由が、わけわかめだけに非常にモヤモヤ!
で、どうしても言いたくないなら、言わないなりに傷ついた息子をフォローする気遣いぐらい見せろ!
「あいつは心根が清い」って性格分かってるくせに、お前、それでも父親か!? 「てめぇはどうしてそんなに阿呆なんだ?!」と毎回西田秀忠に罵声浴びせながら暴力振るってた津川家康のほうが、よっぽどフォロー上手かったし、愛があったわ!
考えを話してくれないどころか、「お前は単なる駒」みたいなこと言われて、打ちひしがれヨロヨロとその場を退席する重盛の姿があまりにも痛々しかっただけに非常に腹が立ちました ( `д´)
(ついでに、盛国にもモヤモヤ! お前、「板挟みになって辛いだろうねぇ」って他人事みたいに言ってねぇで、清盛を諌めるなり、重盛へのフォローに向かうなりしろよ! それが忠臣あるべき姿じゃないのか?!)
でもその後、そんな重盛のことなどコロッと忘れ、徳子に男の子が生まれた! ヒャッハー!(ここで、「男じゃないと駄目だぞ!」って科白は最近の大河への当てつけか(爆)) と浮かれまくり、(重盛がゴッシーと清盛に板挟みにされた心労により倒れるようになっていることも知らず)ゴッシーにまた面倒事起こされても困るから、力づくでここに連れてこようZE★ とか言って、皆に武装させちゃいます。
そして、そんな中。一人武装せず正装で現れ、清盛を諌める重盛(顔色がね、もうこの時点でかなりヤバい)は痛々しくも非常にカッコよかったです。
この時期の清盛に意見するだけでもすごいことだったですし(このドラマの現清盛は邪魔するなら息子でも排除しかねない雰囲気もあるし)、ここへきた覚悟……清盛の考えが分からないなりに、自分の信念を貫いて清盛や御家の為を想う気持ちがねぇ。泣けます。
けれど、清盛にはその覚悟も気持ちも分からない。
で、「聞き入れてくれないなら、私はこれから御所に向かい、法皇様をお守りいたします」と出て行こうとする重盛を突き倒し(病を押して来てるだけに、簡単に倒れてしまう重盛がまた泣ける)、胸倉掴んで「お前は父親のこの俺に刃向うのか? この清盛の息子のくせに!」と恫喝。
父親、清盛の息子……この言葉に、重盛ついに決壊。
清盛とゴッシー、二人に受けた恩があまりにも深すぎて、どうしたらいいか分からない。こうなったからには自分の首を刎ねてくれ。そうなったら、二人を裏切らずに済むからと号泣。
もう、ここは……中の人の熱演も相まって、痛々しいってもんじゃなかったです。
だから、あの清盛もゴッシーを強奪しようって計画を取りやめたってのも、非常に納得できました。
……でもさ。この時のナレ。「この、重盛の一途過ぎるゴッシーへの忠義が、ゴッシーの清盛に付け入る隙でもあった」って……哀し過ぎるですけど?
で、次回予告、清盛に抱かれながらの「早く、死にとうございます」
もう……もう勘弁してくれ!! 重盛たんのライフはとっくの昔にゼロなのよ!(号泣)
ようやく頼朝がニート脱却した伊豆パートとか、もうちょい父のように慕ってた清盛を討とうと思った心情を説明して欲しいわな牛若パートとか、色々あったけど、重盛スキーの私にとってはこれに尽きます。
まぁ不満はあったりするんです。
重盛が言うように、私も清盛が何目指してんだか分からなくて、もやもやするお! とか、
ゴッシーが「国の頂に立つ者」としてって……いつから公事に目覚めたの??? とか、
そしてもっとも言いたいのは、ゴッシーと清盛の板挟みになって云々言うなら、二人の重盛可愛がりエピが圧倒的に足りねぇだろうがよ! (#゚Д゚)ゴルァ!!
清盛は重盛を単なる駒みたいに、重盛の気持ちや立場なんかお構いなしに好き勝手振り回し踏み台にしてきただけだったし、
ゴッシーはジャイアンリサイタルしたり、電波行動繰り返したり、狂ったように嗤いだすばかりだったり(おまけに近臣たち共々「あいつ、小物だよな ( ´,_ゝ`)プッ.」とバカにしてるし)、
こんな奴らからの海より深い、山より高い愛情なんか欠片も感じられねぇんだYO! こういう話の展開に持ってくなら、なぜ今まで重盛が二人によくしてもらうシーンをちょいちょい入れてこなかったし!?
……と、色々思うところはあるのですが、それらを全て忘却のかなたに忘れ去り今回だけでみれば、重盛すごくよかった。泣けた!
あ、でもその前に、素敵腹黒
またいつものお得意演技で、重盛に命乞いをするのかと思っていたのですが、全部を諦めた顔で「似合わぬことをして、このざまです」と力なく嗤ったのも哀愁漂っててよかったのですが、その後の……食べ物や風呂や着替え(あと、おそらく……あの牢屋、トイレもなかったろうなぁ。。。)など何もかも与えられず、放置されて餓死するシーンがすごかった!
あの、きらびやかな御所で澄まし顔で座ってた貴公子からは、想像もできない小汚く惨たらしい最期がねぇ。。。
雅で形に拘る貴族・成親にしてみたら、斬首されるよりも苦しい死に方だったに違いありません。
焦点の合わない目に涙を浮かべつつ、嗤いながら死んでいったあの貌は圧巻でした。
で、このシーンが凄まじかっただけに、重盛からの成親助命嘆願を、その場では聞き入れた振りをして、成親が流罪先で餓死したと聞いてショックを受ける重盛に「死罪ではなく流罪にしてやるとは言ったが、流罪先どうなろうが、俺の知ったこっちゃない」と言い捨てた清盛の鬼畜っぷりが非常に映えました。
(で、この間に成親のせいで職を辞任したことについて妻・経子から「兄さんのせいでごめんなさい」と謝られたのに対し「義弟として当然のことだよ。流罪先は暑いから、たくさん衣服を送ってやらないとな」と微笑むマジ天使な重盛が挿入されるのがえぐ過ぎる!)
ってか、ここの清盛も最高にひっでぇです。
重盛は清盛の所業に涙を流しながら、
「今まで微力ながら精いっぱい父上をお支えしてきたつもりです。それは、父上の目指す国づくりを手伝いたかったからです。しかし、今はもう父上の目指すものが何も見えません」と訴える重盛に対し、
「うっせぇよ。俺はそんな話しにここに来たんじゃねぇんだ。次はこれこれこうしろ。……お前は平家の棟梁なんだから、俺に言われたとおり黙って動いてりゃいいんだYO!」
清盛、マジ人でなし!
だから! お前はどうして重盛にちゃんと自分の目指してるモンの説明をしないんだよ! 重盛はこんなに傷つきながらも、「これからも父上の役に立っていきたいから、考えを教えてくれ」と何度も切実に訴えてきてるってのに!(怒)
ここまで頑なに自分の考えを言わない理由が、わけわかめだけに非常にモヤモヤ!
で、どうしても言いたくないなら、言わないなりに傷ついた息子をフォローする気遣いぐらい見せろ!
「あいつは心根が清い」って性格分かってるくせに、お前、それでも父親か!? 「てめぇはどうしてそんなに阿呆なんだ?!」と毎回西田秀忠に罵声浴びせながら暴力振るってた津川家康のほうが、よっぽどフォロー上手かったし、愛があったわ!
考えを話してくれないどころか、「お前は単なる駒」みたいなこと言われて、打ちひしがれヨロヨロとその場を退席する重盛の姿があまりにも痛々しかっただけに非常に腹が立ちました ( `д´)
(ついでに、盛国にもモヤモヤ! お前、「板挟みになって辛いだろうねぇ」って他人事みたいに言ってねぇで、清盛を諌めるなり、重盛へのフォローに向かうなりしろよ! それが忠臣あるべき姿じゃないのか?!)
でもその後、そんな重盛のことなどコロッと忘れ、徳子に男の子が生まれた! ヒャッハー!(ここで、「男じゃないと駄目だぞ!」って科白は最近の大河への当てつけか(爆)) と浮かれまくり、(重盛がゴッシーと清盛に板挟みにされた心労により倒れるようになっていることも知らず)ゴッシーにまた面倒事起こされても困るから、力づくでここに連れてこようZE★ とか言って、皆に武装させちゃいます。
そして、そんな中。一人武装せず正装で現れ、清盛を諌める重盛(顔色がね、もうこの時点でかなりヤバい)は痛々しくも非常にカッコよかったです。
この時期の清盛に意見するだけでもすごいことだったですし(このドラマの現清盛は邪魔するなら息子でも排除しかねない雰囲気もあるし)、ここへきた覚悟……清盛の考えが分からないなりに、自分の信念を貫いて清盛や御家の為を想う気持ちがねぇ。泣けます。
けれど、清盛にはその覚悟も気持ちも分からない。
で、「聞き入れてくれないなら、私はこれから御所に向かい、法皇様をお守りいたします」と出て行こうとする重盛を突き倒し(病を押して来てるだけに、簡単に倒れてしまう重盛がまた泣ける)、胸倉掴んで「お前は父親のこの俺に刃向うのか? この清盛の息子のくせに!」と恫喝。
父親、清盛の息子……この言葉に、重盛ついに決壊。
清盛とゴッシー、二人に受けた恩があまりにも深すぎて、どうしたらいいか分からない。こうなったからには自分の首を刎ねてくれ。そうなったら、二人を裏切らずに済むからと号泣。
もう、ここは……中の人の熱演も相まって、痛々しいってもんじゃなかったです。
だから、あの清盛もゴッシーを強奪しようって計画を取りやめたってのも、非常に納得できました。
……でもさ。この時のナレ。「この、重盛の一途過ぎるゴッシーへの忠義が、ゴッシーの清盛に付け入る隙でもあった」って……哀し過ぎるですけど?
で、次回予告、清盛に抱かれながらの「早く、死にとうございます」
もう……もう勘弁してくれ!! 重盛たんのライフはとっくの昔にゼロなのよ!(号泣)
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政子主役のドラマもいつか見てみたい
今日は有名な鹿ヶ谷だったわけですが……頼政の「酒の席でのぼったクーデター」ってのがホント的を得過ぎていて噴いた。
いやぁ、ゴッシー! 「時は熟した!」って全然熟してないYO! どう考えても準備足りてないYO! 無謀だYO!
こうしてみると……ゴッシーって中途半端に頭がいいのかなぁ。ことを引っかきまわすことはできるけど、トップに立って統率することはできない、みたいな。何となく、義昭ちゃんを思い出しちゃう。
と、クーデター計画は杜撰だし、結局未遂で終わるしで、鹿ヶ谷自体はかなりスケール小さく終わったんですが、西光とのやり取りはよかったですね。
あの時義朝が信西を殺していないくても、いずれお前が殺していた。なぜなら、お前の天下取りは復讐だからだ! という言葉なんか特に。
今まで何度も朝廷から狗とバカにされて悔しがるシーンや、「俺を狗とバカにしてきたあいつらを見返してやるんだ!」と清盛が激昂するシーンが何度も出てきていたし、今の清盛なら邪魔だと判断したら信西を殺しかねないと自然に思えたので、かなり説得力がありました。
そして、清盛がぶち切れて西光に駆け寄り、ボコボコにするところ。すごく若々しい、少年のようでしたが……あれはかつて野良犬と呼ばれていた頃……自分が何者か分からずもがいていた切れたナイフ時代に立ち返ったってことなんでしょうかねぇ。
頼朝回想シーンでの、真っ直ぐ前を見て殺めた友の分まで頑張っていこうとしていた頃と交互に映されると、その心のぐらつきは際立って見えました。なので、ここの演出もよかった。
で、清盛を止めたのが盛国ではなく重盛ってのも重盛スキーとしてはよかったんですが……重盛はこの時何を想っていたんでしょうね。最近、清盛と重盛の関係が極寒だっただけに想像しづらい。。。
……と、まぁこの回だけでみれば、面白かったんですが……やっぱりもう少し積み重ねが欲しかったなとも思いました。
今まで「清ちゃんとの双六遊びは楽しいなぁ~♪」「清ちゃんが死んじゃったら、僕怖い><」だったゴッシーが、何故今回マジギレして、清盛を殺そうとしたのか? とか(滋子が死んだから、じゃぁ説得力がない)
行綱は今までどんな境遇にあって、何故ゴッシーたちに仲間に入るよう言われ、そして裏切る決断をしたのか。(頼政に言われたからじゃ、ちと弱い)
成親と経子はどんな兄妹関係だったのか。本当に仲が良かったのかどうか。ここをちょっとでも描いていてくれたら、この後の展開はだいぶ印象が変わったんだろうに。。。
次に、伊豆パートですが、いやぁもうこれは政子一人勝ちですね!
いやぁホントカッコ良かった。頼朝に刀を突き付けて、「この刀をお前に託したということは、武士の心を忘れるな」ということではないのか!」ってのがねぇ。男前過ぎる!
そして、そんな政子に「私を明日へ連れて行って!」という頼朝は乙女過ぎる(爆)
いいのか、こんな頼朝。
でも、まぁ政子が輝いていたからどうでもいいや!(←え)
で、地味に思ったこと……「頼朝は俺ができる限りよくしてやるから、お前は嫁に…」という時政、もしかして娘に頼朝盗られそうだったから嫁に出そうとしたとか? ホントはお前頼朝が好きだったんじゃ!? とかにしたほうが、時政の頼朝への無償の愛情が納得できると思った私はやっぱり腐っているn…略
ということで、今回は結構楽しめました。そして次週、ついにあの人が倒れるようですが……今までの冷え切った親子関係からどうするつもりなのか。ガタブルの心境で見守りたいと思います。。。
いやぁ、ゴッシー! 「時は熟した!」って全然熟してないYO! どう考えても準備足りてないYO! 無謀だYO!
こうしてみると……ゴッシーって中途半端に頭がいいのかなぁ。ことを引っかきまわすことはできるけど、トップに立って統率することはできない、みたいな。
と、クーデター計画は杜撰だし、結局未遂で終わるしで、鹿ヶ谷自体はかなりスケール小さく終わったんですが、西光とのやり取りはよかったですね。
あの時義朝が信西を殺していないくても、いずれお前が殺していた。なぜなら、お前の天下取りは復讐だからだ! という言葉なんか特に。
今まで何度も朝廷から狗とバカにされて悔しがるシーンや、「俺を狗とバカにしてきたあいつらを見返してやるんだ!」と清盛が激昂するシーンが何度も出てきていたし、今の清盛なら邪魔だと判断したら信西を殺しかねないと自然に思えたので、かなり説得力がありました。
そして、清盛がぶち切れて西光に駆け寄り、ボコボコにするところ。すごく若々しい、少年のようでしたが……あれはかつて野良犬と呼ばれていた頃……自分が何者か分からずもがいていた切れたナイフ時代に立ち返ったってことなんでしょうかねぇ。
頼朝回想シーンでの、真っ直ぐ前を見て殺めた友の分まで頑張っていこうとしていた頃と交互に映されると、その心のぐらつきは際立って見えました。なので、ここの演出もよかった。
で、清盛を止めたのが盛国ではなく重盛ってのも重盛スキーとしてはよかったんですが……重盛はこの時何を想っていたんでしょうね。最近、清盛と重盛の関係が極寒だっただけに想像しづらい。。。
……と、まぁこの回だけでみれば、面白かったんですが……やっぱりもう少し積み重ねが欲しかったなとも思いました。
今まで「清ちゃんとの双六遊びは楽しいなぁ~♪」「清ちゃんが死んじゃったら、僕怖い><」だったゴッシーが、何故今回マジギレして、清盛を殺そうとしたのか? とか(滋子が死んだから、じゃぁ説得力がない)
行綱は今までどんな境遇にあって、何故ゴッシーたちに仲間に入るよう言われ、そして裏切る決断をしたのか。(頼政に言われたからじゃ、ちと弱い)
成親と経子はどんな兄妹関係だったのか。本当に仲が良かったのかどうか。ここをちょっとでも描いていてくれたら、この後の展開はだいぶ印象が変わったんだろうに。。。
次に、伊豆パートですが、いやぁもうこれは政子一人勝ちですね!
いやぁホントカッコ良かった。頼朝に刀を突き付けて、「この刀をお前に託したということは、武士の心を忘れるな」ということではないのか!」ってのがねぇ。男前過ぎる!
そして、そんな政子に「私を明日へ連れて行って!」という頼朝は乙女過ぎる(爆)
いいのか、こんな頼朝。
でも、まぁ政子が輝いていたからどうでもいいや!(←え)
ということで、今回は結構楽しめました。そして次週、ついにあの人が倒れるようですが……今までの冷え切った親子関係からどうするつもりなのか。ガタブルの心境で見守りたいと思います。。。
信頼の「面白くないのぉ」が移ってるぞ、成親!
どいつもこいつも不老の実でも飲んでんのか?!
冒頭、ゴッシーと聖子ちゃんのツーショットを見て、そう突っ込まずにはいられなかった今回。
……聖子ちゃんのあの役、今何歳設定だよ。
子どものように可愛がってた清盛が今、六十近くだから、どんだけ若く見積もっても八十近くだよね?
あと、ゴッシーはどんだけ「遊びをせんとや~♪」を極めたいのか。
今様は他にもいっぱいあるだろ? その曲でよく飽きねぇな!
なんて、諸々の突っ込みは置いておくとして、今回は「滋子が死んだことによって崩れた清盛とゴッシーの均衡!」ってのがメインだったと思うんですが、正直今までとあんまり変わらなかったような。。。
まぁ、私がこのドラマの滋子が平家とゴッシーの橋渡しを立派に果たしていたとは思ってないので(死ぬ回の時だけ頑張られてもねぇ。。)そう思うのかもしれませんが、今回みたいな好き勝手、ゴッシー前からやってたじゃん。だから、そんなにあからさまに怒らんでも。
……って、これも清盛が自分よがりな独裁者になってきているというアピールなんですかね。滋子が死んだ時も、気にするのは滋子が死んだことによって起こる弊害についてばかりで、滋子の死自体については何も思ってない感じだったし。
あと、重盛は今回も体のいい駒として扱われていましたね。
意図は一切言わず、指示だけ出して……相変わらず重盛の人格完全無視。西光に「任せてくれ!」と言った重盛の面目丸つぶれ。
事の次第を知ってショックを受ける重盛に「俺の思い通りになった」とどや顔するばかりで、何のフォローもしない。
ぶっちゃけ、今回盛国もドン引きしてる感じだったし。。。
(上川さんのあの顔、龍馬伝の最終回以来だわ(爆))
これも、清盛が人の痛みを分からなくなってきてるアピール?
でもなぁ、この演出。正直私はどうかなぁと思います。今までのように源氏が主役ならこれでいいと思うんですよ? 分かりやすい悪役って感じで。でも、今回の主役は清盛なわけでしょう?
別に聖人君子に描けってんじゃないんです。
ただ、単なる悪党キャラ……ドラマ進行(平家滅亡)のためだけの駒にしてくれるなと言いたいんです。
政治面については冷酷だけど身内には温かいとか、今の自分の在り方に対して葛藤しているとか、そういう人間味みたいなものもしっかり描いて血の通った人間にして欲しい。主役なんですから。。。
で、そんな「悪の権化」を倒すヒーローポジ・頼朝サイドですが……こいつの果てしないネガティブ主張は聞き飽きた……ってか、よくよく考えてみると、こいつ子どもが殺されてから十年近くも悲劇のヒーローぶって夢遊病者ごっこしかしてなかったことに気付き、うへあ。。。
絶対違うだろう。そんな腑抜けやってて生きていけるほど、頼朝の置かれた状況は甘くなかったはず。
それなのになんでこんなキャラにするのか。清盛をあそこまで……子どもの番組くらい分かりやすい悪役に仕立てていってんだから、こっちも分かりやすいヒーローにすりゃいいじゃないか。
それか、平家打倒のやる気はなくてもいいから、「こいつは只者じゃない」って感じを出してくれよ。ぶっちゃけ、今のあいつ、ただの甘ったれニートにしか見えなくて魅力皆無なんだYO!
で、そんなもんだから、政子がどうしてそんなに頼朝に惹かれるのかも意味不明。どこにもいいとこないじゃん、こいつ……顔か? イケメンだからなのか?!
それにしても政子の「今こそ立ち上がれ~♪」って「GONG」みたいな励まし方……なんか、少年漫画を地で行ってた義朝を思い出しました。いやぁホント、政子が義朝の子どもだろ、絶対!(爆)
さて、次回は有名な鹿ヶ谷。地味に坊主になってからイケメン度がぐっと増した西光殿がお気に入りなだけに楽しみです。
冒頭、ゴッシーと聖子ちゃんのツーショットを見て、そう突っ込まずにはいられなかった今回。
……聖子ちゃんのあの役、今何歳設定だよ。
子どものように可愛がってた清盛が今、六十近くだから、どんだけ若く見積もっても八十近くだよね?
あと、ゴッシーはどんだけ「遊びをせんとや~♪」を極めたいのか。
今様は他にもいっぱいあるだろ? その曲でよく飽きねぇな!
なんて、諸々の突っ込みは置いておくとして、今回は「滋子が死んだことによって崩れた清盛とゴッシーの均衡!」ってのがメインだったと思うんですが、正直今までとあんまり変わらなかったような。。。
まぁ、私がこのドラマの滋子が平家とゴッシーの橋渡しを立派に果たしていたとは思ってないので(死ぬ回の時だけ頑張られてもねぇ。。)そう思うのかもしれませんが、今回みたいな好き勝手、ゴッシー前からやってたじゃん。だから、そんなにあからさまに怒らんでも。
……って、これも清盛が自分よがりな独裁者になってきているというアピールなんですかね。滋子が死んだ時も、気にするのは滋子が死んだことによって起こる弊害についてばかりで、滋子の死自体については何も思ってない感じだったし。
あと、重盛は今回も体のいい駒として扱われていましたね。
意図は一切言わず、指示だけ出して……相変わらず重盛の人格完全無視。西光に「任せてくれ!」と言った重盛の面目丸つぶれ。
事の次第を知ってショックを受ける重盛に「俺の思い通りになった」とどや顔するばかりで、何のフォローもしない。
ぶっちゃけ、今回盛国もドン引きしてる感じだったし。。。
(上川さんのあの顔、龍馬伝の最終回以来だわ(爆))
これも、清盛が人の痛みを分からなくなってきてるアピール?
でもなぁ、この演出。正直私はどうかなぁと思います。今までのように源氏が主役ならこれでいいと思うんですよ? 分かりやすい悪役って感じで。でも、今回の主役は清盛なわけでしょう?
別に聖人君子に描けってんじゃないんです。
ただ、単なる悪党キャラ……ドラマ進行(平家滅亡)のためだけの駒にしてくれるなと言いたいんです。
政治面については冷酷だけど身内には温かいとか、今の自分の在り方に対して葛藤しているとか、そういう人間味みたいなものもしっかり描いて血の通った人間にして欲しい。主役なんですから。。。
で、そんな「悪の権化」を倒すヒーローポジ・頼朝サイドですが……こいつの果てしないネガティブ主張は聞き飽きた……ってか、よくよく考えてみると、こいつ子どもが殺されてから十年近くも悲劇のヒーローぶって夢遊病者ごっこしかしてなかったことに気付き、うへあ。。。
絶対違うだろう。そんな腑抜けやってて生きていけるほど、頼朝の置かれた状況は甘くなかったはず。
それなのになんでこんなキャラにするのか。清盛をあそこまで……子どもの番組くらい分かりやすい悪役に仕立てていってんだから、こっちも分かりやすいヒーローにすりゃいいじゃないか。
それか、平家打倒のやる気はなくてもいいから、「こいつは只者じゃない」って感じを出してくれよ。ぶっちゃけ、今のあいつ、ただの甘ったれニートにしか見えなくて魅力皆無なんだYO!
で、そんなもんだから、政子がどうしてそんなに頼朝に惹かれるのかも意味不明。どこにもいいとこないじゃん、こいつ……顔か? イケメンだからなのか?!
それにしても政子の「今こそ立ち上がれ~♪」って「GONG」みたいな励まし方……なんか、少年漫画を地で行ってた義朝を思い出しました。いやぁホント、政子が義朝の子どもだろ、絶対!(爆)
さて、次回は有名な鹿ヶ谷。地味に坊主になってからイケメン度がぐっと増した西光殿がお気に入りなだけに楽しみです。
ゴッシーも五十に見えねぇなぁ
私のこのドラマにおいての滋子に対する第一印象ははっきり言って最悪でした。「私は家に縛られず自分の好きなように生きる」だの「私は好いた男なら、盗人でも乞食でも嫁に行く」だの……この世間知らずの甘ったれお嬢様め! お前を見てると去年の悪夢を思い出して胸くs…略 と。
で、その後も……忠正おいたんたちが一族のために斬首された後、時子から「御家のために尽くせ」と説教されても「え? なんでいきなりそんなこと言うの???」とほざいたり、相変わらず「私の心は私のもの」理論は変わらず、御家の迷惑も考えずゴッシーのベイビーを孕んでおきながら「あちし、天パだから御嫁にいけない><」とほざいたり……こいつ、ホント自分の心(笑)以外どうでもいいやっちゃなぁ! と呆れることしきり。
そして、ゴッシーの嫁になってからは、突如何の前触れもなく腹黒化したり、万呂化したり、野心家に変貌したり何だりとキャラがコロコロ変わって何が何だかわけわかめ! 状態。
そんな滋子のサヨナラ回。このドラマのお約束、死期が迫ったキャラには突如そのキャラの活躍シーン&称賛シーンが挿入されるから、それを見れば、滋子への悪印象が消え、キャラが定まったりするのか?! と思ったわけですが……やっぱりそんなことはなかった。。。。
まぁ、確かにゴッシーと清盛の架け橋となるために色々してるシーン(特に、無言になってしまった清盛とゴッシーにそれぞれ酒を注ぐとこなんか、滋子にしかできないことって感じが良く出ていて秀逸)はありましたが……それでも、なんかキャラがぼやけてるんですよね。
何でだろう~と色々考えたわけですが……多分、滋子の挫折、苦悩を一切描いてこなかったのが大きいのかもと。
作中でも言われているとおり、ゴッシーと清盛の架け橋を務めていた滋子の役割はとても大きなものでした。そして、役割が大きいだけにその役目はとても大変だったはず。……例えば、「家なんかに囚われず、私は好き勝手生きるの!」なんて甘ったれたお嬢様思考では務め切れないほど。
なのに、滋子はこのお花畑思考が治ることがないまま、お嫁に行きました。そして、その自由奔放さがいい! ブラボー! と周囲から絶賛され、ゴッシーから愛されまくる。
このお花畑思考で大きな失敗をすることも、平家とゴッシーに挟まれて葛藤することも一切なく。。。
……こんなこと、絶対ないと思うんですけどね。それこそ、重盛並に悩んでたはず。それなのに。。。
なので、この滋子というキャラは非常に現実味がなく、薄っぺらい感じに思えてしまったのかもしれません。
で、そのお相手ゴッシーは……。
滋子が病に倒れて看取るまでを描いて欲しかったなぁという気がしました。いきなり死んだシーンだったから、ゴッシーがどんな気持ちで滋子を看取ったのかが分かりづらくて……まぁ、あの今様で説明したことになってるんでしょうけど、それでもちょっと抽象的過ぎて。。。
あそこははっきりさせて欲しかったなぁ。もし滋子が「私がいなくなっても平家と仲良くね」とか言って死んでた、なんて描写があったりしたら、その後のゴッシーの言動に対するイメージがだいぶ変わるわけだから。
でも、ゴッシーが滋子に話した、今様が好きな理由はなかなかいいなと思いました。清盛が創ろうとしているものに比べて、何の役にも立たないけれど、心を楽しくさせてくれる。だから大事にしたい。これは、ちまちまと何か書いてる者としてとても共感できました。
そうだよね。いくらいい話書いたり読んだりしたって、腹がいっぱいになるわけでもないけれど、それでも「面白かった」とか「楽しかった」とか思ったり思われたりしたら、それはとても幸せなことだし、大事にしたいよなぁ。。。
それから、清盛。
最近のこの人の、自分に都合のいい解釈しかしないっぷりは異常!
先週も兎丸の「お前とはやってられない! お前のしてる国づくりは盗人が物を盗むのと同じだ!」なんて科白が今生の別れの言葉だったってのに、兎丸が死んだ後、「俺の夢は兎丸の夢だった。だから、俺は死んだ兎丸のためにも成し遂げなければならない!」だなんて言ったりして、え? え? と思いましたが、
今週も「今は亡き我が主も大事にしていた朝廷の行事をないがしろにするとは何事か!」と怒る西光に「信西殿だったらきっと、俺のやることに賛同してくれるさ」と平然と言いきったり、「滋子が死んだからって、俺は今のやり方を変えない! それが長年俺とゴッシーの仲を取り持ってくれた滋子への供養だ!」とか。。。
誰が何しようが死のうが、「俺は今のやり方を変えない! このまま突っ走る!」で「皆だって、それを望んでる!」ですからね。非常に性質が悪い。
これじゃぁ誰もついてかなくなるよ。。。
あと、地味ですが、忠清が切なすぎる。。。
武士としての精神を必死に若い世代に伝えようとしているというのに、「もはや平家に武芸なんざいらねぇよ」と言われて……この前、公明正大な判断を下したにも関わらず全員から非難された重盛のようなやり切れなさ、悲哀があって……こういう人たちが追いやられ、現在の栄華に驕ってる連中ばかりがのさばっていく。これじゃぁ、滅んじゃうわけだよ。。。
そういや、政子ちゃん、えらく小綺麗になって!
で、頼朝はいつになったら夢遊病者の徘徊のような散歩を止めるのでしょうか?
で、その後も……忠正おいたんたちが一族のために斬首された後、時子から「御家のために尽くせ」と説教されても「え? なんでいきなりそんなこと言うの???」とほざいたり、相変わらず「私の心は私のもの」理論は変わらず、御家の迷惑も考えずゴッシーのベイビーを孕んでおきながら「あちし、天パだから御嫁にいけない><」とほざいたり……こいつ、ホント自分の心(笑)以外どうでもいいやっちゃなぁ! と呆れることしきり。
そして、ゴッシーの嫁になってからは、突如何の前触れもなく腹黒化したり、万呂化したり、野心家に変貌したり何だりとキャラがコロコロ変わって何が何だかわけわかめ! 状態。
そんな滋子のサヨナラ回。このドラマのお約束、死期が迫ったキャラには突如そのキャラの活躍シーン&称賛シーンが挿入されるから、それを見れば、滋子への悪印象が消え、キャラが定まったりするのか?! と思ったわけですが……やっぱりそんなことはなかった。。。。
まぁ、確かにゴッシーと清盛の架け橋となるために色々してるシーン(特に、無言になってしまった清盛とゴッシーにそれぞれ酒を注ぐとこなんか、滋子にしかできないことって感じが良く出ていて秀逸)はありましたが……それでも、なんかキャラがぼやけてるんですよね。
何でだろう~と色々考えたわけですが……多分、滋子の挫折、苦悩を一切描いてこなかったのが大きいのかもと。
作中でも言われているとおり、ゴッシーと清盛の架け橋を務めていた滋子の役割はとても大きなものでした。そして、役割が大きいだけにその役目はとても大変だったはず。……例えば、「家なんかに囚われず、私は好き勝手生きるの!」なんて甘ったれたお嬢様思考では務め切れないほど。
なのに、滋子はこのお花畑思考が治ることがないまま、お嫁に行きました。そして、その自由奔放さがいい! ブラボー! と周囲から絶賛され、ゴッシーから愛されまくる。
このお花畑思考で大きな失敗をすることも、平家とゴッシーに挟まれて葛藤することも一切なく。。。
……こんなこと、絶対ないと思うんですけどね。それこそ、重盛並に悩んでたはず。それなのに。。。
なので、この滋子というキャラは非常に現実味がなく、薄っぺらい感じに思えてしまったのかもしれません。
で、そのお相手ゴッシーは……。
滋子が病に倒れて看取るまでを描いて欲しかったなぁという気がしました。いきなり死んだシーンだったから、ゴッシーがどんな気持ちで滋子を看取ったのかが分かりづらくて……まぁ、あの今様で説明したことになってるんでしょうけど、それでもちょっと抽象的過ぎて。。。
あそこははっきりさせて欲しかったなぁ。もし滋子が「私がいなくなっても平家と仲良くね」とか言って死んでた、なんて描写があったりしたら、その後のゴッシーの言動に対するイメージがだいぶ変わるわけだから。
でも、ゴッシーが滋子に話した、今様が好きな理由はなかなかいいなと思いました。清盛が創ろうとしているものに比べて、何の役にも立たないけれど、心を楽しくさせてくれる。だから大事にしたい。これは、ちまちまと何か書いてる者としてとても共感できました。
そうだよね。いくらいい話書いたり読んだりしたって、腹がいっぱいになるわけでもないけれど、それでも「面白かった」とか「楽しかった」とか思ったり思われたりしたら、それはとても幸せなことだし、大事にしたいよなぁ。。。
それから、清盛。
最近のこの人の、自分に都合のいい解釈しかしないっぷりは異常!
先週も兎丸の「お前とはやってられない! お前のしてる国づくりは盗人が物を盗むのと同じだ!」なんて科白が今生の別れの言葉だったってのに、兎丸が死んだ後、「俺の夢は兎丸の夢だった。だから、俺は死んだ兎丸のためにも成し遂げなければならない!」だなんて言ったりして、え? え? と思いましたが、
今週も「今は亡き我が主も大事にしていた朝廷の行事をないがしろにするとは何事か!」と怒る西光に「信西殿だったらきっと、俺のやることに賛同してくれるさ」と平然と言いきったり、「滋子が死んだからって、俺は今のやり方を変えない! それが長年俺とゴッシーの仲を取り持ってくれた滋子への供養だ!」とか。。。
誰が何しようが死のうが、「俺は今のやり方を変えない! このまま突っ走る!」で「皆だって、それを望んでる!」ですからね。非常に性質が悪い。
これじゃぁ誰もついてかなくなるよ。。。
あと、地味ですが、忠清が切なすぎる。。。
武士としての精神を必死に若い世代に伝えようとしているというのに、「もはや平家に武芸なんざいらねぇよ」と言われて……この前、公明正大な判断を下したにも関わらず全員から非難された重盛のようなやり切れなさ、悲哀があって……こういう人たちが追いやられ、現在の栄華に驕ってる連中ばかりがのさばっていく。これじゃぁ、滅んじゃうわけだよ。。。
そういや、政子ちゃん、えらく小綺麗になって!
で、頼朝はいつになったら夢遊病者の徘徊のような散歩を止めるのでしょうか?
西行再登場の意味とは何だったのか
前回、今までただ顎で使うばかりだったのにいきなり「いやぁ、ここまでできたのは兎丸のおかげだよv」と褒め始めたり、兎丸をこよなく愛する兎丸のファミリーが出てきたり、時忠のやることにドン引きしたり……とフラグを乱立しまくった兎丸さん。
早速今回、フラグ回収回となった訳ですが、このドラマのオリキャラとはいえ、初期から登場していた上にポジション的にも重要キャラだったこともあってか、一回丸々兎丸サヨナラ回となかなか優遇された最期でありました。
で、話的に……ぶっちゃけると、今回だけで見れば面白かったです。
この男について行けば、自分の思い描いた世の中を創ることができる。面白く生きることができる。そう信じて、何十年もの間、一緒にがむしゃらに走ってきたはずなのに、いつの間にか、相手は変わってしまっていて……という、兎丸の哀しさ、口惜しさ。
兎丸の諫言も盛国の言葉も「お前らは分かってない。これは俺たちが夢見た国づくりのためのことなんだ」と聞く耳を持たず、自分のプランを強行する清盛の孤独感。
そして、決別の末に訪れる兎丸のあの最期。
あれは……凄かったなぁ。
殺し方のえぐいことえぐいこと。
無表情の年端もいかない子どもたちが、大人の男を寄ってたかって……さらに、その亡き骸を見せしめに晒すってねぇ。
(この時の兎丸の姿に、私はふと横溝先生の金田一を思い出してみたり。なんかねぇ、死体を無駄に着飾る感じが似てるなぁと。あと禿とか、彼らが歌ってたわらべ歌とかもなんか金田一ワールドに出てきそうだなぁとか)
しかし、ここまでのことをしておいて、禿たちには罪悪感の欠片もない。むしろ、自分たちはいいことをしたと思っていて、清盛に褒められるのを今か今かと待っている。
ここでねぇ、この禿たちが初めて年相応の子どもらしい表情を浮かべて笑うんです。
それが何ともやりきれない。
だって、あの子たちには悪意なんてこれっぽっちもない。大人(時忠たち)に「こうするのはいいことなんだよ」と教えられ、やれと言われたからやったまでで。。。
それなのに、清盛から忌わしいものを見るように睨みつけられ、「始末しろ」と言われて……あれは、全員殺されたんだよな。。。
盟友をあんなふうに殺した禿たちに怒る清盛の気持ちも分かりますが、あれは……酷いよな。
禿たちにさせていたことを容認し、野放しにしていたのは他でもない清盛で、清盛が兎丸を殺したと言っても過言ではない。それだってのに、知らなかったとはいえ自分の友を殺したから、今まで散々利用し働かせていたことを棚に上げて……あんまりです。
だから、始末した禿たちの着物を燃やす時忠の悔しさは共感できました。時忠のやったことはとても肯定できませんが、彼なりの信念、理屈の元、親も家もない可哀想なあの子たちに仕事を与え、出世できるようにしてやろうという優しさがあったわけですから。
と、禿を絡めた兎丸との決別ストーリーは色々と見応えがあったんですが……これまで兎丸を清盛の盟友としてちゃんと描けてきたのかと言うと、私的に「う~ん」な感じでして。。。
確かに、今までずっとそばにいて、二人で悪だくみして色んなことする描写だって何度もあったんですが、じゃぁ二人は何してどんな夢を語り合って親交を深めていってた? と言われると、ぱっと思い出せない。
なので、兎丸がどれだけ清盛と言う男に惚れ抜いていたかも、清盛がどれだけ兎丸を信頼していたのかも、そんなに実感できない。
ホント、何がどうしてそう思うのかと言われると難しいんですけどね。う~ん。
だから、そこをもっと実感できていたら、今回はもっと面白かったろうに思って、残念だったなぁと。
そういえば、盛国の描き方も印象的でした。
兎丸を失い、落ち込んでいる清盛に向かって「ここで立ち止まるつもりですか? もしもこのまま突き進む覚悟がおありなら、最期までついていきます」ってね。禿のことなど、清盛のやり方に納得できていないだろうに……あれかな。盛国は盲目的過ぎたんだろうか。
清盛が「お前には俺の気持ちは分からない」と言われたから、そうか。俺は分かってあげられないんだ。じゃぁせめてついていくだけでも、とか思っちゃったのか。
もし、盛国がここで兎丸のように苦言を呈することができる腹心であったら、何かが変わっていたのか。あそこも色々考えちゃいましたね。
で、それ以外でいきますと、五条大橋の戦い。結構あっさりと終わってしまったわけですが、牛若の動きの機敏さにオオ! となりました。龍之介くん、めっちゃ動きの切れがいいな。これは今後の戦シーンが非常に楽しみです。
キャラも結構いいキャラしてましたね。澄まして素っ気ない感じなのに、ふと見せる幼さ。なかなかに好感触です。兄貴より全然いいキャラしてる!!
弁慶は「おいおい、それが999人分の刀の選りすぐりコレクションかよ。しけてんな」とか「こん時、弁慶いくつだっけ? まだ青臭い感じだなぁ」とか「こいつ、いつから平家憎しになったんだ??」とか色々思うところがあるんですが、まぁ……牛若がいいキャラだったからいいや(←いいのか?!)
次回、予告の雰囲気的に今度は滋子サヨナラ回みたいですね。私の中ではいまだにキャラが定まっていない滋子ですが、果たして最後までにキャラが固まるのか。そこがとっても心配。。。
早速今回、フラグ回収回となった訳ですが、このドラマのオリキャラとはいえ、初期から登場していた上にポジション的にも重要キャラだったこともあってか、一回丸々兎丸サヨナラ回となかなか優遇された最期でありました。
で、話的に……ぶっちゃけると、今回だけで見れば面白かったです。
この男について行けば、自分の思い描いた世の中を創ることができる。面白く生きることができる。そう信じて、何十年もの間、一緒にがむしゃらに走ってきたはずなのに、いつの間にか、相手は変わってしまっていて……という、兎丸の哀しさ、口惜しさ。
兎丸の諫言も盛国の言葉も「お前らは分かってない。これは俺たちが夢見た国づくりのためのことなんだ」と聞く耳を持たず、自分のプランを強行する清盛の孤独感。
そして、決別の末に訪れる兎丸のあの最期。
あれは……凄かったなぁ。
殺し方のえぐいことえぐいこと。
無表情の年端もいかない子どもたちが、大人の男を寄ってたかって……さらに、その亡き骸を見せしめに晒すってねぇ。
(この時の兎丸の姿に、私はふと横溝先生の金田一を思い出してみたり。なんかねぇ、死体を無駄に着飾る感じが似てるなぁと。あと禿とか、彼らが歌ってたわらべ歌とかもなんか金田一ワールドに出てきそうだなぁとか)
しかし、ここまでのことをしておいて、禿たちには罪悪感の欠片もない。むしろ、自分たちはいいことをしたと思っていて、清盛に褒められるのを今か今かと待っている。
ここでねぇ、この禿たちが初めて年相応の子どもらしい表情を浮かべて笑うんです。
それが何ともやりきれない。
だって、あの子たちには悪意なんてこれっぽっちもない。大人(時忠たち)に「こうするのはいいことなんだよ」と教えられ、やれと言われたからやったまでで。。。
それなのに、清盛から忌わしいものを見るように睨みつけられ、「始末しろ」と言われて……あれは、全員殺されたんだよな。。。
盟友をあんなふうに殺した禿たちに怒る清盛の気持ちも分かりますが、あれは……酷いよな。
禿たちにさせていたことを容認し、野放しにしていたのは他でもない清盛で、清盛が兎丸を殺したと言っても過言ではない。それだってのに、知らなかったとはいえ自分の友を殺したから、今まで散々利用し働かせていたことを棚に上げて……あんまりです。
だから、始末した禿たちの着物を燃やす時忠の悔しさは共感できました。時忠のやったことはとても肯定できませんが、彼なりの信念、理屈の元、親も家もない可哀想なあの子たちに仕事を与え、出世できるようにしてやろうという優しさがあったわけですから。
と、禿を絡めた兎丸との決別ストーリーは色々と見応えがあったんですが……これまで兎丸を清盛の盟友としてちゃんと描けてきたのかと言うと、私的に「う~ん」な感じでして。。。
確かに、今までずっとそばにいて、二人で悪だくみして色んなことする描写だって何度もあったんですが、じゃぁ二人は何してどんな夢を語り合って親交を深めていってた? と言われると、ぱっと思い出せない。
なので、兎丸がどれだけ清盛と言う男に惚れ抜いていたかも、清盛がどれだけ兎丸を信頼していたのかも、そんなに実感できない。
ホント、何がどうしてそう思うのかと言われると難しいんですけどね。う~ん。
だから、そこをもっと実感できていたら、今回はもっと面白かったろうに思って、残念だったなぁと。
そういえば、盛国の描き方も印象的でした。
兎丸を失い、落ち込んでいる清盛に向かって「ここで立ち止まるつもりですか? もしもこのまま突き進む覚悟がおありなら、最期までついていきます」ってね。禿のことなど、清盛のやり方に納得できていないだろうに……あれかな。盛国は盲目的過ぎたんだろうか。
清盛が「お前には俺の気持ちは分からない」と言われたから、そうか。俺は分かってあげられないんだ。じゃぁせめてついていくだけでも、とか思っちゃったのか。
もし、盛国がここで兎丸のように苦言を呈することができる腹心であったら、何かが変わっていたのか。あそこも色々考えちゃいましたね。
で、それ以外でいきますと、五条大橋の戦い。結構あっさりと終わってしまったわけですが、牛若の動きの機敏さにオオ! となりました。龍之介くん、めっちゃ動きの切れがいいな。これは今後の戦シーンが非常に楽しみです。
キャラも結構いいキャラしてましたね。澄まして素っ気ない感じなのに、ふと見せる幼さ。なかなかに好感触です。
弁慶は「おいおい、それが999人分の刀の選りすぐりコレクションかよ。しけてんな」とか「こん時、弁慶いくつだっけ? まだ青臭い感じだなぁ」とか「こいつ、いつから平家憎しになったんだ??」とか色々思うところがあるんですが、まぁ……牛若がいいキャラだったからいいや(←いいのか?!)
次回、予告の雰囲気的に今度は滋子サヨナラ回みたいですね。私の中ではいまだにキャラが定まっていない滋子ですが、果たして最後までにキャラが固まるのか。そこがとっても心配。。。