壱号ブログ
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- 2018.03.18 斉興「ロシアンルーレットの次は何だよ。。。」
- 2018.03.11 江といい……ホント春画が好きだな。。。
- 2018.03.04 紀尾井坂……その名を聞くだけで、目頭が……
- 2018.02.25 斉彬様の口から「翔ぶが如く」という台詞が飛び出し、昂奮した。
- 2018.02.18 花嫁(……え? なんでこの人たち普段着なの?)
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斉興「ロシアンルーレットの次は何だよ。。。」
斉彬様「母上ぇ……これが……心づくしの膳でござるかぁああ!」
……なんてね。とか、ちらりと考えた今週大河。
今回は斉彬様毒盛られ回になります。
最初は虎寿丸ちゃん、斉彬様と何の前触れもなくパタパタ倒れて行くので、西郷どんの父ちゃんといい、この大河は「突然の死!」描写多過ぎじゃね? とか思ってたら、あら? 今回は毒でくるのと。
で、天才医師・左内先生による銀を使った名推理により、斉彬親子はヒ素を少量ずつ盛られていたこと発覚するわけですが……いやあ、それってどうなの?
いくらヒ素が無味無臭とはいえ、毎日異物混入しても今までばれなかったとか、薩摩藩セキュリティゆる過ぎね?(直弼の密偵も、普通に薩摩藩邸に潜入してたし)
毒が盛られてたとかどうでもいい!!! と、斉彬様絶叫されておられましたが……いやいや、そこはしっかり調べさせておこうよ。命なんか惜しくない(キリッ)と言われても、知ってて毒盛りご飯食べるなんて阿呆過ぎますぞ!
あと、斉彬様たちの体の異変に気づく医者は薩摩藩にはいないのか。ヒ素なんて、天才医師・左内先生にしか分からないのです! ということなのか??
と、首を傾げること頻りだったのですが、他にも……
・冒頭、斉彬様と直弼の会話シーン。中の人の演技力で雰囲気は抜群だけど、会話内容がお互い直球過ぎる&「思いが強い者を天が選ぶ」という、ロシアンルーレット事件を思い出させる発言に激萎え。
・虎寿丸ちゃんと相撲で投げ飛ばすだけ投げ飛ばし、虎寿丸ちゃんが起き上がるのを見守ってあげない、実は結構冷たい西郷どん。
・西郷どんが投げ飛ばした直後に倒れ、そのまま帰らぬ人となった虎寿丸ちゃん。普通、誰かが西郷どんを責めるだろうし、西郷どんも「自分がもっとしっかり見ていれば!」とか悔やみそうだが、誰も西郷どんを責めないし、西郷どんも自分を責めない。
・滝に打たれるだけでは満足できず、祈祷まで始めた西郷どん。んなことまでできたのか!
・「虎寿丸ちゃんが死んでも仕事仕事。斉彬様は悲しくないのかしら?」篤姫にこんな頭の悪い台詞を言わせるのは、非常に解せない。
・先週、家定は子どもが作れないと聞いていたはずなのに、今週そのことを言われるたびに、一々初耳! と言わんばかりに驚く西郷どん。
・「我が子が死んだ直後……養女を不幸にすると分かっていながら祝杯をあげるなど!」とか、「この国が~」とかいくら立派なこと言っても、その後すぐにいそいそと「呑み直しじゃあ」と品川宿に向かうようじゃ全然説得力がないヒー様。
・他で、家定は子作りできないと連呼してるのに、立派な御台所になって子どもを産め! と口やかましく言っている幾島が非常に違和感。
・ヒー様は遊びに来ている設定だからいいとして、左内は品川宿に毎日何をしに来てるのか。ヒー様の監視? いや、ちょっとそれ暇人過ぎじゃね?
・ヒー様の正体を知っているのに、品川宿ではぞんざいな扱いの西郷どん&左内。上下関係ゆるゆるな世界。
・襖を締め切って密談をしていたら、ばっちり盗み聞きされる三人。「密談は襖を開け放ってするもの」という「翔ぶ~」の幾島さんは正しかった。
・斉彬様がヒ素を盛られていたことを知ってカッとなった西郷どん。証拠もないのに、斉興様のもとへ殴り込み。ロシアンルーレットの時といい、今作の斉興様は道理の通じないあんぽんたんばかりに絡まれまくって不憫過ぎる。
・こんなやつ、叩き切って門前に晒しておけばいいのに、屋敷に入れてあげた挙げ句、会ってくれる……「このドラマは西郷どんに限りなく甘い」という理から逃げられなかった斉興様。
・斉興様「お前が色々嗅ぎ回ってることは知ってる!」西郷どん、密偵失格!
・斉興様「証拠もないのに無礼であろう!」ぐう正論。
・やくざキック→「つまらんつまらんつまらーん!」絶叫。加山斉彬様では絶対に見られないだろう言動。
・西郷どん「どうして、俺を使ってくれるの?」斉彬様「俺と同じ馬鹿だから」
いや、もっと納得できる理由をくれ! そして、二人とも馬鹿には完全同意だけど、もっと利口になってくれ!
と、今回もツッコミどころ満載だったわけですが、今回一番引っかかったのは、大久保さんと久光さんの邂逅シーン。
身分的に考えて、この二人がこんなふうに会えるわけないとか、大久保さん久光さんに物言い過ぎだろ! とか、そういうことはこの際目を瞑るとして、一番気になったのは、大久保さんがこの段階で久光さんに近づいた動機。
久光さんにすり寄ろうと思い至る描写が、私が記憶する限り全くないので、何を思って近づいたのか分からない。
自分だけ、薩摩で燻っているのが我慢できない。久光にすり寄ってでも出世してやる! みたいに思ったとか?
でもなあ……それってどうなの? 大久保さん、斉彬様に仕えたかったんじゃないの? 久光は由羅の子だから嫌いなんじゃなかったの?
てか、西郷どんたちは久光は由羅一派にカテゴリーしているだろうから嫌ってるはず。西郷どんたちと敵対してでも構わないと思ってるの?
ちなみに、「翔ぶ~」の大久保さんが久光に近づこうと思ったのは、斉彬様が亡くなり、西郷さんが島流しにあった後のことでした。
西郷さんを呼び戻すためには力がいる。そのためには、我らが敬愛する斉彬様の仇である由羅の息子であろうとすり寄らなければ……と、これはとても納得できる理由でした。
この先、今の段階で久光にすり寄ろうと思った明確な理由が語られる時が来るのか。納得できる理由がほしいですが……来週、大久保さんへ手紙書くことそっちのけで、篤姫と駆け落ち騒動起こすっぽいこのドラマじゃなあ……。。。
>web拍手レス
3月13日21:01 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週の西郷さん。ホント、密偵に向かない男です。というか無能。そして、こんな男を自分の手足にと考える斉彬公が、もう……ねえ。。。利根川さんに説教してほしくてしかたありませんでしたが、こんなアホでも密偵勤まっちゃう優しい世界……ぬるま湯過ぎて、うへぁ! となってしまいます。そして……翔ぶが如くを見たことがここまでボディブローのように効いてくるとは思いませんでした。嗚呼ホント、あの殺伐としながらも血よりも濃い男の友情を描き切った世界が恋し過ぎる(号泣)
江といい……ホント春画が好きだな。。。
西郷どん「どうして? どうして? 教えて! どうしてそうなるの? ねえねえ教えて!」
利根川「おまえの甘え その最たるは 今がなりたてたその質問だ 質問すれば 答えが返ってくるのが当たり前か? なぜそんなふうに考える バカがっ! とんでもない誤解だ 世間というものは とどのつまり 肝心なことは何一つ答えたりしない 」
利根川「大人は質問に答えたりしない それが基本だ」
今回終始、「なぜなぜ? どうして?」を連呼しまくる西郷どんに ↑ の言葉を叩きつけたくてしかたなかった今週大河。
まあね? 分かってるんですよ? 西郷どんがそうやって聞きたがるのは、斉彬様が何も教えてくれないままにあれこれさせるから混乱するって……ついでに、色んな人を西郷どんと絡めさせられる&視聴者にも状況説明ができて一石二鳥! という製作者側の都合ってのも。
けどね、だからって誰彼かまわず質問するなよ。無知なの露呈するだけだし、↑ の言葉どおり、誰も本当のことなんて教えてくれるはずない……と思ったら、皆懇切丁寧に全部教えてくれる。
・斉昭様:藩主様でありながら、一藩士でしかない西郷どんに直接会って、直答まで許してくれる。書状破いた理由でも何でも、西郷どんの質問は何でも答えてくれる。ついでに、息子も紹介しちゃうぞ!
・品川宿の店員:西郷どんに「今日はヒー様来てる?」と聞かれたらあっさり教え、「会わせて!」と言われたらあっさり部屋を教えてくれる。
・ゴッシーヒー様:西郷どんに「あんた慶喜?」聞かれたらあっさり「俺ほどのイケメンがこの世に二人といるわけがないだろjk」とゲロってくれたうえに、次期将軍になりたくない意思まで教えてくれる。
・橋本佐内:斉彬様がしようとしていることを視聴者に解説してくれたのはいいけど、二回しか会ったことがない西郷どんに、「斉彬は幕府を一回壊して再構築しようとしている」なんて超極秘情報を、薩摩藩邸でぺらぺら喋った挙げ句、西郷どんが何も知らないパッパラパーだと分かると、「今の話は僕の妄想なので忘れて★」とか言っちゃう。
全員口が軽過ぎ。親切過ぎ。
何で一藩士でしかない西郷どんにこんなにぺらぺらぺらぺら喋るんだ。西郷どんの不思議な魅力に当てられたからさ★とでも言いたいの?? それとも、西郷どんへの優しさに溢れる世界観なの?
と、思っていたら、最後の最後に……
西郷どん「ねえ、一体何をしようとしているの???」
斉彬さま「うん。実はねえ……」
お前も聞かれたらあっさり教えるんかい!!!!!!!!!!
説明しなかったのは、何か意図があるんじゃないんかい。だったら最初っから教えとけや。よそ様に教育丸投げするな!
(そういや、幾島が篤姫に性教育を受けさせたということは、幾島にも篤姫を嫁がせる真の狙いは話してないってことだよね? いや、そこも説明しとかないと駄目だろう!)
もう、本当に……この斉彬様は名君に見えなくて困ります。
行く先々で質問を繰り返し、一々無知を露呈し、大声で機密情報を叫んで驚く……ついでに、キャバクラで遊んでる最中アポなし突撃してくるような無粋なアポンタンを、自分の手足として! と抜擢することといい、そんな輩をろくな教育も施さず野に放つことといい。
で、そんな阿呆にぺらぺらぺらぺら色んなこと教えてくれる周りも、何かなあって感じで……特に佐内。勝手な思い込みで重要機密を喋りまくった挙げ句、「僕の勘違いだった★勝手な妄想だと思って忘れて★」って……この人もアホキャラ設定なの??
今回サブタイにもなった、篤姫逃亡劇もなあ……こんなエピいる? と。なくても全然差し障りないやん。
むしろ、姫一人護衛できない薩摩隼人無能過ぎるとか、
何でこの失態に対して誰も腹斬らないんだ。次期御台所が行方不明になるなんて、切腹物の大失態やろ。とか、
西郷どん、先週江戸で迷子になりまくり、言葉も通じなかったのに、なんで今週は土地勘ばっちりで言葉も通じるんだ。とか、
「父上にもう一度一目会いたかった!」云々って、あなたはどういう覚悟で薩摩から出てきたの? と小一時間問い質したいとか、
てか、大好きだった父上! とか言われても、今までお前の父上なんて姿かたちもなかったやん! 今回の相撲取ってるワンカットだけで一緒に悲しめと言われても、共感しづらいやろ! とか、
そもそも、徳川と島津の因縁を島津の姫が何も知らんとかおかし過ぎね? とか、
「泣きたければ泣けばいいんだよ!」……泣こかい翔ぼかい、泣こよっかひっ翔べ! チェストー! の薩摩隼人精神全否定かよ! とか、
ツッコミどころが多過ぎて何ともモヤモヤ。
相変わらずの、西郷どんへの好感度MAXっぷりも異様だし……うーん。マジできつくなってきた。。。
>web拍手レス
3月5日23:54 kou様
いつもコメントありがとうございます。風邪、全快されたようで何よりです。どうぞ引き続きご自愛ください。今週大河、西郷どん。セットはかなり頑張ってるんですけどねえ。ロケも多いし(でも、取り貯めのためか全部シーンが夏ですけど(苦笑))BGMもそれにマッチしたものにしてほしいです。まあ、話の内容はこのBGMくらい軽かったですけど。庭の手入れ描写なんかどうでもいいんだよ!!!! もっと描くべきことがあるだろうがよ!! と、大久保さんのように 憤りまくりでした。ホント、フキのことといい……もっと描くべきことがあるだろうと。西郷どんのアホ描写も、それをそのまま野に放つ斉彬様にもげんなりで……創作が悪いとは言いませんから、せめて彼らが名君や切れ者である説得力だけは出してほしい……と、思う矢先に今度は篤姫逃亡劇。もう歴史を描く気はないと分かってはいますが、せめて西郷隆盛である意味くらいはほしいところですが、さてはて。。。。
紀尾井坂……その名を聞くだけで、目頭が……
一番目の嫁とさっくりスピード離婚をして江戸へ旅立った西郷どん。
話がガラリと変わってくれるといいなと思っていましたが……
セットがすげえ!
これが今回全編通して思った一番の感想。
江戸の薩摩藩邸に始まり、遊郭も吹き抜けになってて、美術スタッフすげえ頑張ってるなと。
で、こんなにいいセットなんだから、もっと落ち着いたBGM使えばいいのに。いくら何でもあんな、やたらと軽いBGMばっか使わんでも……。。。
それから、今回から初登場の面々ですが……直弼演じる佐野さんを見るだけで笑いが込み上げてくる。シュンサーイ! 出世したな!
井伊直弼の活躍はこれからなので、佐野直弼にはシュンサーイ! のように……または、去年の雪斎の分まで大暴れしていただきたい! ……ところですが、どうかなあ。
やはりね、危惧していたとおり、これまでの江戸の情勢描写があまりにも少なすぎるので、今回いきなりポンッと「井伊直弼! こいつ悪い奴ですからね!」と出されても、なんのこっちゃ! って話なんですよね。
斉昭様も中の人の力でなかなかいい感じでしたが、説明不足が半端なさ過ぎてなあ。朝廷のことも全然出てこないし、斉昭様の後ろで燦然と輝く「尊攘」の説明さえまだないし。
ふきなんてオリキャラ出してるくらいなら、もっと他に描くことあるだろうと。
(そういや、ケーキ様がふきを「およし」と呼んでいましたが……え? およしってあのおよし? じゃあ、新門の旦那はいずこ???)
「翔ぶ~」のように、お庭方に任じられた西郷どんに、斉彬様が教育するという形を取って、色々説明すりゃいいのになあ……てか、この西郷どんこそ、使う前に教育が必要だろ! と、思わずにはいられない。
なにせ、この西郷どんはこれまで人の良さばっか強調されるばかりで、頭の良さとか、世相に対して貪欲に情報収集とかそのへん全然描いてこなかったですからね。
江戸の情勢が知りたいだろう大久保さんに対して、「お庭方になって、毎日庭のお手入れをしていますv」だなんて手紙書いちゃったり、斉昭様に質問攻めしたり、斉昭様もいる前で「あ! ヒー様じゃん! おれおれ、キャバクラで逢った西郷だよ!」とかほざいちゃうようなやつには、絶対色々教えるべきやろ!
と、色々思うとこはあるんですが、西郷どんが「剣術ができなくなった俺に生きる価値はない」と泣いていた子どもだと斉彬様が気づく、からの脇差を渡す流れはよかった。
子どもの頃から憧れていた殿様に、「俺のために命をかけて働け」と言われる。男のロマンですね。
(「脇差を取らす」のとこで、「はくせんを取らす」が脳裏を過ったのは内緒)
これからどんどん西郷どんの視野が広がって、歴史に絡んでってくれるといいな……と、思ったのに、来週の次回予告は「篤姫はどこへ」。。。
だから! そんなことやってる暇ないだろうがよ!!!!!!!!
(ちなみに、「異国と戦しても勝てんから開国しよう!」というこのドラマの直弼の意見って、去年の直虎の発想と似てんなと思ってたら、「勝てんからって、策も練らずに言いなりとか馬鹿か!」と盛大にdisられてて噴く。「井伊家はこれからも徳川を支えていくのです」と〆た直虎最終回の直後に、「徳川幕府をぶっ潰せ!」な番宣流したことと言い、「西郷どん」の直虎disっぷりは異常!)
>web拍手レス
2月26日21:48 kou様
いつもコメントありがとうございます。先週はひどいお風邪を召しておられたようで。。。季節の変わり目だからなのかもですが、現在お加減はいかがでしょうか? 早く全快することをお祈りしております。
斉彬様の口から「翔ぶが如く」という台詞が飛び出し、昂奮した。
名優・大杉漣さんが先日お亡くなりになられました。
これまで脇役というポジションでご活躍なさっていましたが、最近は特に脚光を浴び、主役級の扱いを受けることも多くなって、まさにこれから! と思っておりました。
それだけに、今回の急逝は全くもって残念でしかたなく……。。。
ご冥福をお祈りいたします。
さて、今週大河ですが……こんなにも軽い黒船来航描写は初めて!!
もっと大々的に描けよ。大事じゃんよ。これを受けて、斉彬様は西郷どんを伴って江戸に向かい、西郷どんは江戸で、その余波に翻弄されることになるんだからさ。
こんなにも時代背景描写がない状態で、江戸行くって……江戸描写どうなるんだろう。すっごく不安!
と、相変わらず激薄歴史描写だったわけですが、それ以外は……「翔ぶが如く」でも思ったけどさ。
斉彬様、直々に来いって言うなら金出してよ!!!!
殿さまにははした金でしょうけど、貧乏人にとっちゃ三十両は大金なんですよ! ちょっとは庶民の気持ちも考えて>< と、当時としては、そんなお手当出ないのが普通と知っていても、思わずにはいられない。
そして、今回は江戸行きの金問題に西郷どんの離婚劇を絡めた話だったわけですが、これなあ。。。
前に借りた百両どうしたよ。もうないんかい! おむすびパーチ―とか、婆さんに米俵2俵買ったりするからや!!! というのは置いておくとして、
現代劇ならね。別にいいんですよ?
「不吉な嫁」とご近所に陰口叩かれるだの、
(単身赴任を言い渡されたのに手当てが出ない云々は現代じゃありえないことですけど)家庭の事情があるから、江戸行きは断れだの、
嫁が行くなって言うから江戸行き辞める。ふざけんな! の喧嘩だの、
あいつ、貧乏で大変だから皆でカンパしてやろうぜ! と呼びかけ支援するだの、
現代なら別に変だとは思わない。いい話じゃない? って思います。
けど、これ……薩摩武士の話なんだよね?
君命は命より重いんじゃないの?
借金するのは物凄く恥じなことじゃないの??
特に二つ目は、「西郷どん」の中でも言ってましたよね? 武士が借金するなんてみっともないって、西郷どん自身が言ってました。
それなのに、あいつん家は貧乏だから金出してやろうぜって言いふらしていいのか?
「翔ぶ~」の正助どんはそれを察して、誰にも……金貸しにさえ、借金の理由を言わずに借りて、借金したことも隠して吉之助さあにお金渡してたのにね。
あと、いくら言ったことが気に入らないからって、「お前の嫁ってどうなの?」って言っちゃうのもなあ。
てか、この時の喧嘩の内容が何とも……え~これがかの、西郷と大久保の喧嘩なの? と。
いくらまだ二人は若いから! とは言っても、これはなあ。。。
女のことで殴り合う二人なんか見たくない。。。
そういや、前から思ってましたけど、このドラマはそこはかとなく、冷たいんですよね。
前にも、寝たきりの爺ちゃんが聞いてる目の前で「爺ちゃんの薬買わなきゃいけないから、この子の風邪薬が買えないの!」とか言っちゃうのってどうなのって思いましたけど、今回も
あそこん家の嫁は「不吉な嫁」だと陰口叩く御近所。おい! 借金してまで買った米でおむすびパーティー開いてやったのに、そんなこというのか、お前ら! というか、薩摩は陰口を叩いてはいけない気風ではなかったとではごわはんか!
それから、西郷どんの江戸行きを反対する嫁に対して何も言わない西郷どん一家。そのくせ、嫁の目の前で、皆で金を集めよう! 大久保さん、兄を説得してぇ! とかやったりする。
なぜ誰も、嫁と話そうとしない。
最後、嫁が悪妻ぶって身を引いた時も、絶対皆、嫁のこと誤解したままだよなあと思うと何とも憐れ。
西郷どんもなあ、どれだけ嫁の気持ち分かってたか微妙なんだよなあ。
嫁の気持ちを考えれば、西郷どんだけでも分かっていてほしいと思うんだけど、だったら素直に離縁に応じた上に、周囲の誤解を解いてあげないのはひどくね? って思っちゃうし。
(最後なんか、江戸に行けるぜ! ひゃっほー★してましたしね。嫁のことはもう忘れたんかい!)
何ともモヤモヤ。
まあ、一番モヤモヤするのは、なんで皆こんなに西郷どんが好きなのかってことですけど。
いや、優しいのは分かるけど、なんか……金貸しが「俺、あの人好きだから」って金差し出したり、斉彬様や篤姫が一目置いたり、嫁が、自分は泥を被っても離縁してもいいから! と、西郷どんの希望を叶えてやるほどいい男だって説得力がない。
これなあ。江戸でもこんなだったらどうしよう。。。
皆、なんかよく分からんけど西郷どん大好き★みたいな。いやあ、それは勘弁してほしいところだけど、さてはて。
花嫁(……え? なんでこの人たち普段着なの?)
「自由恋愛ができる国になるよう頑張って!」
……今まで、「タイへ―の世を作ってください」とか、色々聞いてきたけどさ。それの上を行く台詞があるとは思いもよらなかった。
すごいよな、この破壊力。西郷どん……やつは、江や花燃ゆに匹敵する器かもしれん。。。
さて、そんなこんなで今週大河。
西郷どんは四カ月の間に両親と祖父を立て続けに亡くしているのですが、その三人の死を描く比重が、「翔ぶが如く」と正反対(「翔ぶ~」では、母ちゃんがナレ死だった)、着地点(「西郷家を頼む!」と「好きなように生きなさい」)も正反対なのが、この二つのドラマの違いを如実に表していると、思ってもみたり。
まあ、今回は前回ほどぶっ飛んではいなかったし、最初の嫁も思ったほど嫌な感じではなかった(須賀のKYっぷりをアピールしていたけれど、新郎を結婚式に普段着で出す西郷家のほうがよっぽd…略)糸もいなかったので、ぼちぼち見やすくはありました。
相変わらず、歴史描写はほとんどないんですが、今回は三人分の死にネタやらなきゃいけないんだから、しかたないと言えばしかたない。けどなあ。。。
・正助どんが寺子屋の先生みたいになってる……まあ、それはいいとして、「異国と戦争することになるのでは?」という生徒の質問に対し、「ジョン万次郎さんが異国人は穏やかだと言ってたから大丈夫だよ」だなんて説得力の欠片もない返ししかできないやつが、先生と呼ばれるのが何かモニョる。
・今更だけど、やはり、西郷どんと正助どんが同世代……対等の態度を取り合うのがものすごく違和感。年功序列がしっかりしてる薩摩でおかしくね?
・ついでに、男女入り乱れての西郷家の食事風景も激しく違和感。いや、男女の別がきっちりしてた薩摩でこれはおかしくね?
・花嫁はじめ、花嫁家族は皆正装して祝言に臨んでいるというのに、なぜ西郷家は全員は普段着なのか。正装がないほど貧乏なんです><アピなの? この前借りた百両どこ行った。てか、せめて西郷どんくらい、誰かに借りるなり何だりしろよ。花嫁が可哀想だろ!
・糸は美人。須賀は「きつそう」「暗そう」ジャッジを下す、精忠組の美的感覚が分からない。
・布団の色と柄、もうちょいどうにかならなかったのか。
・斉彬「俺の養女になってくれないか」於一「はい!」返答早! そして、軽い!
・いきなり遺言めいたこと言い出したなと思ったら、翌日謎の死を遂げる親父さん。いくら何でも扱い雑過ぎやしませんかね?
・当主就任前から斉彬様とメル友だったためか、就任後、斉彬様が広く意見を求めた「意見書」が完全になかったことに。。。
・今まで散々頻繁に会って、先週はジョン万次郎懐柔作戦に、斉彬様直々の指名で取り組み、お褒めの言葉をいただいたというのに、今回の江戸行きで、西郷どんの届け出がなかったからって、斉彬様サイドが西郷どんを完全スルーっておかしくない?
・桜島が見える原っぱに、西郷どんだけを随行させ、「私、西郷吉之助の母になれてよかった」と言って死んでいった……最近の大河(ついでに朝ドラ)でありがちな、主人公のみ死に目に会える、別名、他の家族の立場はどうなるねん! 特権がこのドラマでも遂行される。
・「私のせいで、江戸行きを諦めたのでしょう?」いえ、あなたのことだけじゃないです、お母さん。
・「もう好きに生きていいのよ」好きにしろって……他の家族はどうしろって言うんですか、お母さん。
と、色々気になったりしたんですが、やはりなあ。人が死んでもやっぱ軽いんですよね。
困窮ぶりや悲壮感が伝わってこないっていうか。……いえ! そんなに暗くしたら視聴者受けが悪いんで! って言葉が聞こえてきそうですが、
家の困窮ぶりや病床の祖父たちのことを考えると江戸には行けない。→立て続けに三人死んでますます困窮になった&江戸行きが夢のまた夢になった。
このコンボはもっと悲壮感たっぷりにやったって、罰は当たらないと思うのだけれど。
というか、来週のサブタイ「不吉な嫁」って、三人が死んだのは須賀さんのせいだと言いたいんですか? いや、このドラマでは、祖父:嫁ぐ前に死去。母:嫁ぐ前からすでに死病に冒されていたわけですから、むしろ彼女のほうが不吉な家に嫁いできてしまったのでは……ゲフンゲフン。
>web拍手レス
2月12日19:59 kou様
いつもコメントありがとうございます。「翔ぶが如く」……分かってはいたんですけどねえ、我慢できなかったのです。あれ見た後で今年のあれを見るのは、確かに余計きつくなっちゃんですが、それでも……見た価値はあった!! ホント、「翔ぶ~」は名作です。さて、今週大河ですが、おっしゃるとおり、薩摩で女とらぶをやられても、テーマが合ってないとしか思えません。これがねえ、例えば光源氏が主役だってんなら、毎週恋の話されても全然いいんです。それが彼の持ち味であり、テーマですからね。しかし、西郷隆盛は違うわけで。。。そんなに恋愛話をやりたいなら、それ相応の題材を選べやとしか思っちゃいますよ。今週で糸がフェードアウトするようなので、それは喜ばしいんですが、どうせまた出て来るんですよね。。。しかも最後まで。。。これなあ、今週冒頭のように、「吉之助さあああ」と叫びながら、沖永良部島とか京とか江戸に来やしないかと今から心配。そしてオリンピック! メダルラッシュが続いていますね。それぞれのドラマがホントに熱いです。これから試合に臨む選手の皆さんも頑張ってほしいですね!