忍者ブログ

壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

赤ずきんと迷いの森(ナイトメア編)

わたしを食べるのは、だあれ?







■ストーリー

私はママのお望みどおり、死んであげることにした。
それもママには真似できない、飛び切り素敵な方法で。
森を彷徨い歩いているうちに出会った狼さんに、私は頼んでみた。

――「私を食べてちょうだい」

だけど私は食べてもらえなかった。
成熟した大人じゃない今の私なんて、食べてもおいしくないと、狼さんは言った。
行く当てのない私は狼さんの家に身を寄せることになった。
成熟した大人に成長するまで、狼さんに育ててもらうため…
狼さんに「食べてもらう」その日まで―。



ダーク過ぎるあらすじに惹かれて、うっかり手を出してしまいました。
童話のパロディっていうのも好きですしね。

しかし、声優ラインナップを見て、普段攻声でなんで受やってくんないんだよ、キー! と思う声優さんが富士爆発さんだけだったことに、買ってから気がつき、愕然。くそっ、当初の目的見失い過ぎだろ!(←しょうもない目的だったけどな!)

仕方ない。今回はストーリーを楽しもうということで、プレイを開始した訳ですが、冒頭からママをヌッコロシテルっぽい描写から始まり、ぽかーん。

え? 自分を殺そうとしたママにぶち切れて殺しに帰ったってことか?? と、思っていたら、突如場面が変わり、自分を食べて貰うため、狼さんを探す場面になります。

そして、迷いの森内では決して本名を口にしてはいけない(口にしたら最後、呪われる)という掟があるのですが、何故か主人公ちゃんが本名を言っても呪われることがなかったり……と、開始早々から色んな謎が出てきます。
なんか、蝶毒のようにミステリーチックねぇ。犯 人云々ってんじゃなくて、この森と主人公ちゃんには何か秘密がありそうです。

ってか、主人公ちゃんが喋るのがとっても新鮮。今まで私がやってきた乙女ゲーは主人公に声がなかったからなぁ。
攻略キャラたちの添え物ではない感が最初からパないです。

で、性格は結構好みっぽい感じ。っていうか、乙女ゲー特有のカマトトじゃないとこがいい。
狼さんの家に泊まることになった時も、「男の人の家に泊まるってことがどういうことか、分かってる」と言ってますしね。いいよ! ああいうのはいい加減イライラすんだよね。ぶりっこぶりやがって! ホントは分かってんだろ? と(←あ~あ~)

因みに、この声。声質的にはアニメ声だなぁと思う程度ですが、演技はなかなかに好み。デレた時のどもり方とか可愛いです。

そして、メインキャラっぽい狼さん……彼は結構好感触。

「ベイビー★」とか言いだした時はどうしようかと思いましたが、なんかえらくいい人です。面倒見もいいし。
あと、話す時に両手を腰にやって、主人公ちゃんの目線の高さまで腰をかがめてくれる仕草がいいです(背が無駄に高い雨月は、男の人と 同じ目線、下手すると上なのでこういうの憧れます)

彼の攻略は最後の方にしたほうがいいだろうなぁ。と思いながら、彼を避けるような選択肢を選んでいきました。
すると、あるキャラにたどり着きました。

それが、実体のない浮遊霊(?)のナイトメアだったのですが……



>web拍手レス
2月12日23:16  kou様 
いつもコメント……そして、花丸掲載SS、読んでいただきありがとうございます! そうなんです。今回の受君、私にとっては初めて書くタイプの子です。なので自分で書いてて非常に新鮮でした。あ~千ちゃんやジイジだったら、こんなふうに 悦子に怒鳴られたら「ちっ、うっせぇんだよ、くそババァ」とか吐き捨てるのになとか思いながら(笑)主人公が引っ込み思案なので今までの話と だいぶ違う展開の話になると思いますが、これからもお付き合いいただけましたら、幸いです。今週大河、一度ならず三度までもあの科白を叫ぶと はねぇとある意味感心しました(笑)そして、叔父さん。私も普段冷たいのにいざとなったら…というキャラに弱いので、余計カッコよく思えまし た。清盛に敵対してても魅力的に描いてくれるところがいいですね。それから、義清と義朝。おっしゃるとおり、女性の心を鷲掴みにするのがそれ ぞれ上手いですね。両方カッコよかったです。でも清盛は……来週のサブタイ「光らない君」だけで爆笑しましたが、どうなることやら。また、朝 廷サイドの女の戦い。得子さんの苛立った顔が印象的でしたね。来週、これらがどうなっていくのか楽しみです!




ナイトメアは、この森に住んでる七人の小人さんたちと主人公ちゃん以外には見えない幽霊のような方です。
姿だって透けちゃってますし、キャラ的にも生気ってもんがありません。

非常に無気力。おまけに無口。

それがねぇ。。無口も無気力も嫌いじゃないんですが、両方プラスされると非常に困る。だって無感情なお人形さん過ぎてキャラが全然掴めないん だもの! まぁ幽霊だから無理ないんだろうけど(苦笑)

容姿も黒いマントを身にまとい、仮面をつけてますが、身体の線は細く、顔立ちも女性のようでぶっちゃけるとあまりタイプの容貌ではないんです が、声だけは無駄にいいのでほいほいついていきました(←声フェチの悲しい性)

「私は……生ける者でも……死せる者でも……ない者……」
喋り口調は虫の息ですけど。。。

で、「私には……感情も記憶も……ない」そうなのですが、無表情でぽつんと独り佇んでる姿を見ていると、主人公ちゃんにはナイトメアが寂しそ うに見える訳です。
そんな彼が気になって会いに行き続けるうち、だんだんミステリアスな彼のことが好きになっていきます。

そうして、初めて好きになった人が触れることもできない人なんて! という切ない主人公ちゃんのモノローグが語られる訳ですが、ここは切ない片思い感がよく出てて良かったです。

ナイトメアは主人公ちゃんのこと、どう思ってんだかいまいち分からないんですけどね(全然感情を表に出さないから)主人公ちゃんがナイトメア を好きって気持ちはよく分かった。

だから、ナイトメアがちょっとだけ見せてくれる優しさに、凄く喜んでね。可愛いですわ。
(特に、雨宿りのシーンは良かったなぁ。あのシチュは好きだ)

ナイトメアが「もう、しばらく……ここに……いるのだ」とか言うくらいのデレを見せてくれるようになるあたりは、なかなかよかったです。
ナイトメアに触れないのが哀しくて泣いちゃう主人公ちゃんに手を伸ばすも、涙をぬぐってやることさえできないってのが、切なくていい感じでした。

そんな矢先、主人公ちゃんはナイトメアによく似た青年が眠る棺を見つけ、それと同時にナイトメアが実体を取り戻せるかもしれない方法(魔法のリンゴを食べる)を知ります。

しかしそれは、下手をすると死に至る大変な危険な賭で、主人公ちゃんはどうしようと悩むんですが、リンゴに手を伸ばすナイトメアの姿を見、口移しでリンゴを食べさせてあげます。

すると、ナイトメアは実体を取り戻す訳なんですが……。

その後、いきなりいつものローテンションで押し倒してきたのにはびびりました。

「お前に……もっと……触れたい……いいか?」
いや、いいけど……あんさん、主人公ちゃんのこと好きだったの?? 実体が戻ったら即犯りたい! ってくらい。

なんかこっちはいまいちピンと来ないんですが、ナイトメアにメロメロな主人公ちゃんは抵抗できません。
で、小人さん(他人様)家の小人さん(他人様)のベッドでおっぱじめます。おいおい、小人さんたちが帰ってきたらどうする気だよ!

しかもこの人、ローテンションながら妙にノリノリです。主人公ちゃんが初めてだと知って喜んでいるのか?? でも、

「初めてならば、それ相応の扱いをしよう。……優しくしてやると言っているのだ」


えらい上から目線だYO!
 それに、なんかこういうのすごく手慣れてる感じで……お前生前どんな生活してた?!
と、色々気になったのですが、それも激しすぎるSE音でそれどころじゃなくなりました。

おいおいおいおい、なんだこのこの激しすぎるSE音。ぐちょぐちょ言い過ぎだYO! スチルじゃおすまし顔なくせにどんだけ激しく動かしt… 略

なんて、SE音に呆気に取られてる間に行為終了。これは……SE音の音量下げないと。。。なんか、あの音は居たたまれない>< と思っている と、ナイトメアが……

「お前は……私が……好きか?」

事後のピロートークでの質問ですよ、これ。
おい、そういうことは犯る前に聞け! 勿論、主人公ちゃんも怒ります。

「どうして今そんなこと聞くの? 私が好きでもない人とこんなことする女に見える? 私はあなたが好きだから、初めてでも抱かれたのよ」

この主人公ちゃん大人だなぁ。舞い上がったまんま「ええ! 大好きよ!」と応えたり、「今、それ聞くとかどうよ!」と怒ることなく、ちゃんと 諭して……できる子だ。

それに引き替え、ナイトメアのできない子っぷりが凄いです。「そうか、お前は私が好きなのか」で終わり。おいおい、「私も好きだ」ぐらい言っ てやれよと思っていたら、主人公ちゃんがちょっとうたた寝してる間にナイトメアがドロン。

どうも、魂が実体に戻ったそうで……ということで、棺に眠る青年に主人公ちゃんがキスすると青年が目覚めて……ああ、この話は白雪姫のパロな のね。

これで二人はハッピーエンドか、と思いきや……


ナイトメア「誰だ、お前


ちょっw おまww


主人公ちゃん「ナイトメア?! 私が分からないの?!」

ナイトメア「私はお前のような下賤な者は知らぬ。気安く話しかけるな、不愉快だ


ほんのついさっき、初めてを捧げた乙女になんという仕打ち!


魂が体に戻ったら、今までの記憶を失ったとか? それにしたって、主人公ちゃんが可哀想過ぎる。


しかし、この主人公ちゃんは強いです。何とか自分のことを思い出してもらおうと、必死で自分のことを説明します。

主人公ちゃん「わ、私、あなたと……寝たわ。あなたとは、そう言う関係で……」

ナイトメア「そんな下品なことを言うなんて、節操のない女だ



だから! お前、言い方が一々酷すぎるんだよ! と思っていたら、

ナイトメア「そうか、分かった。お前、また私に抱いて欲しいんだな? じゃぁ望み通り抱いてやる


おい、誰かこいつを殴れ! 酷すぎるだろう、この男!
 とプレイヤーは切れるのですが、主人公ちゃんは冷静です。

ナイトメアが浴びせてくる暴言の端々から、ナイトメアは自分のことをちゃんと覚えていると察知します。そして、辛抱強くナイトメアが話してく れるまで待つのですが(この間も「お前のことなんて知らん!」とか言いながら抱いてくるんですよね。しかも青/姦。。)ようやく言ってくれた理由ってのが……

ナイトメア「私は……お前が好きなのかどうか……よく分からない……」

………はい?

ナイトメア「それに、なぜお前が……私を好きなのか分からない。私は、つまらない男だ。何の力もない……あるのは、この美しい顔だけだ


色々ツッコミどころが有りすぎて何とも言えません。
まぁ、でもこれだけは言いたい……

相手を好きかどうか分からなくて、相手の言葉が信じられないってんなら、最初から抱くなよ!!! 

んで、犯るだけ犯って犯り逃げかいっ!

しかも、その時の科白がしっかり覚えてるくせに「誰だ、お前は」とか……「シャワー浴びたら帰れよ」より酷いつぅねん!!!!!!(憤怒)


それでも主人公ちゃんは海より広い寛容な心で、それでも「あなたが好きよ」と言ってあげますと、「本当に私が好きなのか? こんな……世にも 美しい顔しか持ってない私が」と……だから! どうしてお前はそこまで己の美貌をプッシュする?!

と、思いましたら、ちゃんと理由がありました。

実は彼、この国の王子様だったんですがどうりで言動がすこぶる偉そうだった訳だ! ってか、王子なのに取り柄が美貌とオカリナ吹く(あと ベッドテク)だけって、彼の教育係は何をしてt…略、継母の后にその美貌を妬まれ何度も殺されかけたそうで……ああ、だったら、美貌をプッ シュしたくなるのも無理ない…のか?

そして、「王位継承権はいまや弟王子に移り、私にはこの美貌(あとベッドテク)以外何もない。そんな私でもいいのか?」という問いに「構わないわ!」と頷いてあげて、しばらくはイチャラブな日々が続いていたのですが、彼が生き返った(?)ことを知った后が刺客を差し向けて来るようになったもんだから、ナイトメアは主人公ちゃんに害が及ばぬよう避けるようになった……って、こう書くと、ナイトメアいい男! なんですが、いかんせん避け方がまず過ぎ る。

身体を張って、ナイトメアを守ろうとした主人公ちゃんに対して → 「お前のような下賤の者が、私を守れるなどと思うな。おこがましい!

邪険にされても逢いに来る主人公ちゃんに対して → 丸々二日間放置プレイした挙げ句、三日目ようやく出てきたと思ったら、「失せろ。目障り だ!」と吐き捨てた上に、手を邪険に振り払ったせいで転んで怪我した主人公ちゃんを放置(まぁ、助けようかどうしようかちょっと悩んでたけ ど)

主人公ちゃんのためを思っては分かるけどさ、もうちょっとやり方ってもんがあるだろYO!

も~主人公ちゃんが可哀想でしょうがない。それでも、ナイトメアの前では決して泣かないんですよね。

普通の女主人公なら派手に泣いて同情を煽りそうですが、女の武器を使わず真っ向からナイトメアに向き合う主人公ちゃん偉い! ……って!  ちょっと待て! 

私、さっきから主人公ちゃんにしか萌え萌え(?)してなくない?! 男キャラにきゃっきゃしたくてこのゲーム買ったはずなの に! 非常事態過ぎるよ! どうにかしてくれ!

などと思っておりましたら、主人公ちゃんが住まわせてもらってる狼さんの家にナイトメアが逢いに来ます。で、

「私はどうしようもない。自分からお前を遠ざけておいて、お前が来なくなったら逢いに来てしまって……」
「私は自分が死ぬのが怖い。私のせいでお前が死ぬのも怖い。……怖い怖い」

……うん、ホントどうしようもないな。。。

そんなナイトメアに対し、主人公ちゃんは「だったら、私を抱き締めて。怖いと言うのなら、片時も離さないで。私はあなたや私が死ぬことよりも、どちらか死ぬ瞬間、あなたといられないことのほうが怖いの」なんて……ホント男前過ぎる主人公だ(しみじみ)

すると、ナイトメアもようやく主人公ちゃんと一緒にいる決意を固める訳ですが、この場で即おっぱじめるのはどうよ?! 下の部屋に狼さんがいるんですけど?!
しかも、お前が暴れたり声を出すと下にばれちゃうからと、縛って猿ぐつわしてさ。。

そういや、今まで犯ってきた場所も小人さん家の寝室だったり、小人さん家の庭だったりと人目につきそうなとこばっかり! もしかして、そういうとこじゃないと燃えないのか?!

しかし、主人公ちゃんと添い遂げるんだという決意は固かった!

ナイトメアを殺しに来た兵士(どうしてこの兵士は落とせないのか。。。)の前で、自分の顔に彫刻刀をぶっ刺し「これで私の顔は醜くなった!  だから、私を付け狙うのはやめろ」と言い放つんですよね。
しかもこれ、単なる命乞いってんじゃなく、主人公ちゃんのためを思ってですからね。ここは初めて(!)彼を格好いいと思いました。

そんで、ラスト。彼は立派にニート(!)から脱却し、手に職をつけて主人公ちゃんを娶り……おお、なんという成長! 

トゥルーエンドを迎えた後に出現するラブレターでも、今までの自分を反省し、これからは主人公ちゃんを精一杯大事にして愛していくと宣言してます。「もう王子ではなくなってしまったが、お前に対してだけは立派な王子であり続けよう」って。

主人公ちゃんの溢れるばかりの愛情のおかげですね!

えがったえがった。
なんという更正日記! ええ話や! ……って、なんか違う。

確かにええ話だったよ? 主人公ちゃんの健気さにきゅんきゅんしたよ? ハッピーエンドに頬が緩んだよ? でも、肝心のナイトメアがなぁ。。

浮遊霊時代はよかったんだけど、実体に戻ってからがいかんかった。

やたら自分の美貌をアピールしてくるとこもなんだかなぁでしたし……いや、とにかくあれだ。しっかり覚えてるくせに「お前誰だ」なんて最低の科白で犯り逃げしようとした。あの瞬間何もかも冷めちゃったんだよねぇ。。。。

今度は……犯り逃げなんてすることなく、主人公ちゃんをいっぱい愛して可愛がってくれる人を攻略したいなぁ。

拍手

PR
  

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雨月
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 壱号ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]