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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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軍師官兵衛総括

次回の大河が黒田官兵衛を取り上げる! と聞いたとき、最近の大河に失望しまくっていながら、私の心は激しくときめきました。

だって、クロカン好きなんだもん。

冴え渡る策略で野心に燃えるダークヒーローな彼が見たい! ぬるい「イクサハイヤデゴザイマスウ」「テンカタイヘーノタメニ」理論なんかぶっ飛ばしてほしい!
 

そう思ったもんですが、主演が岡田さんと聞いた途端、嫌な予感がひしひしと。

これは私の勝手なイメージですが、岡田さんは非常にクリーンな好青年なんですよね。
あとは、理詰めの知的キャラってより、感情や本能で突っ走る熱血キャラ……つまり、私が抱く官兵衛像とは真逆なんです。
それと、事務所的に残虐行為はNGっぽいし。。。。

これは、「黒田官兵衛」になるんじゃなくて、「白田官兵衛」になるんじゃないか(ガタブル)

で、いざドラマが始まった瞬間、それは確信に変わりました。

何の根回しもなしに小田原に単身赴き、「いのちだいじに」を声高に叫ぶ主人公。


嗚呼……やっぱり「白田官兵衛」や。と、開幕早々からしょっぱい気持ちになりながら、視聴を開始したわけですが……。。。。



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12月23日21:01 kou様 
いつもコメントありがとうございます。まず大河最終回、まさに父の言葉が全てみたいな話でした。kouさんが唯一お褒めになっておられる合戦シーンも……あれ、葵三代の使い回しですからねぇ(遠い目)そしておっしゃるとおり、なまじ官兵衛が好きなだけに期待が高過ぎて、裏切られた感倍増……だったのでしょうね。江もひどかったですが、あれは姫が主人公だからと多少の逃げ道がありましたが、軍師でこの体たらくはゆゆしきことですからねぇ。岡田さん、頑張っていらっしゃったようですが、ラストの演出(おにぎりを貪り食う。輿の上で立つなど)は彼のアイデアと聞くと……岡田さんはこの脚本も合っていませんでしたが、官兵衛自体も合っていなかったのかなと思ってしまいました。やはり、彼は幸村あたりで見たかった。そして、ジェームス三木先生の官兵衛も見てみたかった。。。掌SS。リバは初めてだし、普段攻めてる板垣が当サイトで一番男らしくて野獣なのに受にすんのかよ?! と引かれる方もいるかなぁとビクビクしていただけに、そう言っていただけると大変嬉しいです! この二人のリバ、次回作……そうですね。おっしゃるとおり、板垣的には今後一切下になる気はないんですが、今回みたいに凹んでたりすると、また簡単に押し倒されると思います。本人は口が裂けても言いませんが、ジイジに抱かれるの、気持ち良かったみたいですし(爆)もしまた、まかり間違って(?)この二人のリバを上げるようなことがあったら、またおつきあいいただけますと幸いです。


>ブログweb拍手レス
かたつむり様
拍手&掌SSへのコメント……そして、私としては初となりますリバに最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございます! 板垣の腰……本当は結構キてたりしてるんですが、一刻も早く攻ポジに戻りたい‼ という男としての矜持の元、彼は頑張りました。まぁ、彼なりの照れ隠しです(笑)また、今年はたくさんコメントいただきまして、ありがとうございました。こちらこそ、とても励みになりました! 板垣たちの話はまだ書いていきたいなと思っておりますので、もしよろしかったら、来年もお付き合いしていただけますと幸いです。それではどうぞ、良いお年を!


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・・・愛ゆえに激辛

…………( ゚д゚)ポカーン

官兵衛が輿に乗ってたのはなあ。有岡城の件で足を悪くして馬に乗れなくなったからなんだよ(でも、このドラマだと有岡城の件以降も官兵衛馬にじゃんじゃん乗ってたけどね!)

なのに、担がれた輿の上に立って士気とか……そこまで卓越した足腰なら、馬に乗れ!!!!


そんな盛大なツッコミを入れた先週から一週飛んでの最終回。
「天下タイへー」思想をぶん投げ、私利私欲の天下取りに走ったこのドラマはどう決着つけんだろうと思ったら……。。。


まず冒頭。前回同様調子に乗りまくってる官兵衛陣営。
「官兵衛の兜見ただけで、敵は逃げ出した」とナレーションでもヨイショされて、超ご満悦。

「表向きは徳川に加勢する形で、三成方の城落としてることになってるけど、実は俺たちの天下取りのためさ。フヒヒ」とドヤ顔で言ってますけど……そんな説明ありましたっけ?

「家康と三成が中央で争ってる間に、九州攻めるぜ! イェーイ!」しか言ってなかったろ!

「表向きは徳川に味方する形で云々」言うなら、あらかじめそう言うシーン入れとけよ。家康に「毛利と島津の抑えはお任せください」と書状送るとか、五分もかかんねぇぞ。

なんて、突っ込んでいたら、関ヶ原サイド。
「小早川が動かぬ時は、三成と一緒にそれがしが討ち果たす!」と言い切った長政はかっこよかったですが、金吾の扱いが酷過ぎる! なんだ、あの薄っぺらいヘタレは!

こいつのせいで大谷さん死んだのかと思うと、泣ける。

そして、前回突如現れた大谷さんの出番が今回皆無。それも泣ける! 

島左近なんかいなかった事実にも泣ける!
金吾の裏切りにブチ切れまくる三成に、「早く逃げて!」と叫ぶモブを必死に左近だと思い込もうとしたけど、私には夏八木さんの左近がいるから大丈夫や! と吹っ切りやめる。

たったこんだけの描写で関ヶ原が終わったのも泣ける!

今回斬首される小物小西さん。あんなに出張ってキャンキャン言ってたママン(おねさんの侍女)が、彼について一切言及しないままフェードアウトという事実も泣ける!

山路さんの安国寺さんは、相変わらず佇まいが素敵すぎる。願わくば、もっといい脚本で見てみたかったという口惜しさに泣ける!

三成。ひでぇ小物に描かれ、左近もつけてもらえず独りぼっちで、最後の最後に「我が思い、如水殿だけは判ってくれよう」だなんてセリフを言わされてたことにも泣ける!

相変わらず感情顔に出しすぎな、小娘茶々に泣ける!

と、ここまでも色々泣きたくなりましたが、やはり一番泣かせてくれたのは主人公。


関ヶ原が一日で終わったこと知って、皆の前でブチ切れて暴れる様は小物臭全開でしたし、ここで強引にねじ込まれた「お前の左手は何をしていた」エピにも激萎え。

家康刺すってことはあれだからね。長政も死ぬってことだからね。
「俺の天下取りのために、家康と心中すればよかったのに!」って言ってるようなもんだからね。

で、そんな冷酷なこと考えるような奴だったのかと思いきや、「俺は私利私欲のために天下獲ったんじゃない。俺が死んでもタイへーの世が続いてく国を作りたい」だなんて、抽象的極まりないラブ&ピース論であっさりと家康に天下を託すYO! ってなるから意味不明。
(あと、建前ではなく本音で話したいって、お前が本音以外で話をしたことあったk…略)

てか、この悪巧み顔の家康がそんなピュアピュアな理由で天下獲ったわけねぇだろ。なんでそんなことも分からず、鵜呑みにして感動してんの?

最後の最後まで、体たらく過ぎる軍師()様に泣けます、ホント。

そしてここからラストに向けて、「泣かせます!」パートに入っていくわけですが、一年間見てきた主人公がこれから死のうって時に、何の感慨も浮かんでこなくて悲しい限り。

官兵衛が初めて長政を褒めたとこも、官兵衛の長政に対する愛情が見えた試しがなかったら「お前が俺を超えてくれて嬉しい」と言われてもどっちらけだし、

「民や家臣の声に耳を傾けよ」とか言われても、お前が耳を傾けてるシーンなんか見たことないけどな! でどっちらけだし、

私にとって、善助は他の二人とワンセットの無能モブ程度の認識だったので、「俺の心はいつも善助とともにあった」とか言われたり、兜贈呈式とかやられても、特に何も思わず。
(父にそう告げると、「馬鹿野郎! たとえ事実がそうでも、こいつらがそう言ってんならそうなんじゃね? と思わないと、こんなもん見てられねぇよ!」と返される始末)


で、いよいよ官兵衛お別れシーン。
「大殿が死んじゃったら、生きがいがなくなる!」って、長政の前で言うよな。とか、お福、お前は一体今いくつなんだ?! とか、え? 最後に倒れるのは奥さん側じゃねぇのかよ。とか、色々気になり過ぎて、画面の中の皆は泣いてるのに、こちらは涙一滴出やしない。

そんで、ここで終わりかと思ったら、大阪の夏の陣までダラダラ続く。

んで、又兵衛出奔エピをされてないのに、いきなりこんなとこやられても、とか、
「あんたたちにお金全部配っちゃって、もう全然ないんだけど」と、テンションがダダ下がるようなことをほざいたかと思えば、秀吉に愛情なんか一切なかったくせに「太閤殿下の元へ参ろう」と言って自害する神経が分からんと、思っていたら、

家康「官兵衛。お前と約束した、戦のない世がくるぞ」

という言葉のあとに、私利私欲で戦起こして、九州でヒーハーしまくった官兵衛の亡霊が出てきて、にっこり笑って……完。


私&父「………………え?」

・・・・・
 

私&父「……え? これで終わり???」


という、間の抜けた声を二度発して、今年の大河終了。


終わった……終わったなあ……ハハ、今年も完走したぞ。した……けど……うん……なんか……なんか。。。


この、いかんともしがたい感情はいつものとおり、総括にでも書こうかな? けど……今年は総括を書くのさえ、なんかかったるいっていう。。。
oh……こんな感情初めて。。。


  


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12月16日22:43  kou様 
いつもコメントありがとうございます。そして、このたびは私の古過ぎるカプの萌語りに付き合ってくださいまして恐縮です! そうですよね、大体の方は忘却の彼方ですよね。なぜ今になって嵌ってしまったのか。恐らくは、あの難解なキャラの良さが分かるくらい大人になれたのだといい方向に考えてますが……本当になぜ今更(号泣)樹は富樫先生が「歪んでるから一番好き」と言わしめたキャラだけあって、あの歪みっぷりがたまりません。忍も、そばに居続けたのが樹じゃなかったら、また違った道を歩いていたのかもしれませんが……忍にずっとついていける奴って樹以外いるんだろうかとも思ってしまったり……と、夢は広がるばかりです(爆)最近の話でもこれくらい萌えられたら幸せなんですが……ここまで露骨に淫靡な関係の奴らって、なかなかいないですからねぇ。ホント、富樫先生は凄いです。お天気ですが、こちらでは二日間の大雪に見舞われまして、大渋滞に巻き込まれるわ道は滑るわとえらい目に遭いましたが、そちらは大丈夫だったでしょうか? これからますます寒くなっていくようですし、気を付けましょうね。 

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最後の最後で神輿……しかも立つのか?!

今週独眼竜、関ヶ原に向けてのそれぞれの思惑そして、( ゚∀゚)o彡゚ オッパイ オッパイ .も熱かったですが、成実帰参は最高に燃えました。
世が再び荒れた時、天下を目指すなら、やはり政宗と……。

「どうか、初心を忘れずにいただきたい」

そう、政宗たちは最初から、天下を狙い続けてきたのです。父を、弟を自ら手にかけようと、強大な天下人に圧倒され、膝をつかざるを得なくなっても、ずっとずっと。

それを知っているからこそ、再び伊達家家中が揃い、戦場に向かう様は非常に胸アツやぁああ!!! ……と、なった後の現行大河。

何だよ、お前はお○ぱい揉ませる気概はないのかよ。ってか、樋口淀はなんであんなにエロいんだr…と、現淀に突っ込んでスタートしたわけですが……。

やはり……今の官兵衛がひたすら胸糞悪くてしかたない。

己の野心のために、天下を狙う。
これが悪いとは言いません。あの時代の武将としては当たり前の感覚ですし、ロマンだって感じます。冒頭述べた政宗とかね。

しかし、官兵衛は今まで、その感覚を全否定してきました。

「私利私欲の戦イクナイ」「調略で人を嵌めるイクナイ」「戦火に巻き込まれる民のこと第一に!」……などなど、お花畑に彩られたラブ&ピース論でもって、秀吉たちを「あいつは血も涙もない暴君」だ何だと貶し続けてきた。

それだってのに今は、ただただ自分のためだけに戦を起こし、九州で大量虐殺です。

百八十度違うじゃねぇか! 今までの言動は一体なんだったんだよ?!

最初から、天下を狙う野心家として描いていれば……または、心変わりした変遷をきっちり描いてくれていれば、ここまで思うことはなかったんでしょうが、これじゃ「俺はいいけど、他の奴らは駄目!」「間違いは全部他人、俺だけが全部正しい!」自分に激甘クズ野郎です。

自分の言動を誰のせいにもせず、最後まで責任を持ってキッチリとケリをつける。それくらいのけじめがつけられる主人公がいいです、ホント。

とはいえ、それを差し引いたとしても、今回の官兵衛は酷い。
何というか、悪い意味でゲスいんです。

例えば、出陣する時の演説。
終始、相手の大友を馬鹿にし、笑いを取っていました。たとえ敵でも敬意を払うという武士道そっちのけです。

それから、遅れて合流した半兵衛の従兄弟への態度。
「半兵衛様の従兄弟とは思えねぇよ」だの何だの暴言吐いて、恫喝……これでは、半兵衛様への敬意とかあったもんじゃありません。
(そういや、ホントに重門出さなかったな。何で出さないのか、ホントに疑問)

で、一番気持ち悪かったのは、吉弘エピです。

今週いきなり出てきた吉弘さん。
前に一年ほど、黒田の食客だったとか、あの時食わせてもらった飯は美味かったとか何とか言われても、全然ピンとこねぇよ! というツッコミは勿論のこと、降伏してきた大友さんの胸倉掴んで、「お前が吉弘の忠告を聞いて、俺たちに歯向かってなけりゃ、吉弘は死なずに済んだのに!」と詰った時は、失笑の嵐でした。

てめぇらが私利私欲の戦起こすから、大友はそれを止めにきたんだろうがよ!
友だち死なせたくなかったんなら、最初から戦なんか起こすな。

主義主張はコロコロ返るくせに、「自分たちが絶対正義」という信念だけは揺るぎないのですね。ハハハ、ご立派ご立派(棒)

それから、

「罪もない人を騙し討ちするなんて、黒田の恥さらし!」と息子を詰った口で「今回は殿の私利私欲の戦だから止めないわ」と笑顔でほざく光も、

一応徳川の姫なのに、官兵衛が天下狙ってるの聞いても、のほほんとしてる栄姫も、

あれだけ「秀頼が心配でならない」と心を痛めていた秀吉を見てきたくせに、「お前さま、長政たちを護って」とか何とか、秀吉の位牌に手を合わせるおねも、
(ついでに十字架ぶら下げてるくせに、仏壇拝んでる侍女も)

いつ誰が聞いているか分からない陣中で、「もしかして、大殿は天下を狙っているのでは?」とドヤ顔でほざく又兵衛も、

皆みんな酷過ぎるんだよ、くそ!

家康も……官兵衛が挙兵したの知ってビビるとか、そんな低能ぶりは見たくなかったYO!

しかし、たった一つだけ見どころがありました。長政です。

今回も着々と調略を進めていましたし、アホなことを言う又兵衛を窘め、「当主はこの俺だ」と、きっぱり宣言。
かっけー! お前だけがこのドラマ最後の良心だ! 最後まで頑張ってくれ!

と、エールを送って今週大河終了。次回で最終回です。
自分の行動は一切省みず、人のせいにし続けて、ここまできた主人公、果たしてどんな集大成を迎えるのやら。。。




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12月1日22:17  kou様 
いつもコメントありがとうございます。健さんの悲しみが新しい今日この頃、文太さんまで……。本当に残念ですね。何でこんなに立て続けに。。。今週大河、本当にツッコミどころ満載回でしたね。大乱根回しという大事な回に、学芸会みたいなヌルイ脱出大作戦☆パートに長々時間取ったり、ちょっと歴史を聞きかじったことがある人の知識並なプランを家臣に言い当てられた挙げ句、その根回しもやってないとか……お粗末にも程があります。しかし、これまたおっしゃるとおり、歴史の知識があまりないライト層には、面白いらしいんですよね。私の職場のおっちゃんたちも、楽しそうに話してました。私が聞いた時は、中国大返しの時でしたが、その時も……「『山城』の戦い面白かったね!」とか「『三成』馬鹿だよねぇ。本能寺の変起こしといてあんなにあっさりやられちゃうなんて!」とか言ってまして、もう何度突っ込もうと思ったことか! まぁ結局、我慢できず、それを聞いていた他の人に訂正しまくってしまいましたが……本腰入れないで適当に見るのが、正しい大河の楽しみ方! ってことにならないでほしいものです、ホント。。。 

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「この世界なら、ワシは天下を獲れる(`・∀・´) キリッ」(by父)

今回は、天下分け目の関ヶ原目前準備回だったわけですが……↑のような台詞が飛び出しちゃうくらい、穴だらけ感半端なくて噴く。

まずは手始めに九州平らげて、次に毛利倒して、三成vs家康で勝った方を倒して天下を……ってのは、よく言われてる策ですが、正直こんなのムリゲーです。

島津は中央に兵やってるからとか言ってましたが、島津が関ヶ原に寄越した兵は三千or千程度で、主戦力は現地でバリバリ滞在中。
しかも、鬼のように強いですからね。物量作戦で屈服させた前回のようにはいかないから、結構手間取るはず(兵は金で集めた寄せ集め(そういや以前に、「いくら数がいても、兵の心が一つになってなきゃ勝てない」だ何だと、秀吉に説教したことありませんでしたっけ?)な上に、大友倒してからだからなおのこと)

これで、次は毛利……だなんて、時間がかかり過ぎるし、何より兵が持ちません。

島津とはやるにしても、毛利くらいは手を組んで置かなきゃ無理。
できるだけ早く九州制覇して、手を組んでおいた毛利領は素通り。そのまま中央になだれ込んで、秀頼を確保して……まぁ、これでも結構至難の業ですけどね。
それでも、このくらいは頭を回してほしいところ。

それと、失敗した時の手筈とかね。

今回の挙兵は、関ヶ原が長引くことを見越してのことですが、もし早く終わってしまった時の言い訳が必要です(隠居が勝手にやったことだから! じゃ、理由になりませんからね)

例えば、徳川方についている長政のことを考え、表向きは徳川のために挙兵したってことにするとかね。
三成側である島津、毛利の動きを封じるために、両者に隣接する黒田が動いたとか何とか。

家康もそれを当てにしながらも、戦が長引けば官兵衛がこちらに牙を剥くことを当然見越していて、短期決戦で終わらせるよう目論む、またはわざと自分の主戦力部隊を遅らせるなど策を練り……くらいやってくれんかなと、父と話してたんですが、勿論そんな期待に応えるわけがないのが今年の大河。

徳川方についてる現当主・長政の都合など一切考えず、黒田家の金をばらまき、ごろつきたちを雇用。
おまけに、二回給金せびりに来たがめつい輩にも「二人分働けるか?」と聞くだけで、御咎めなしで……おい、せめて「お前、最前線に配置してやるよ」くらい言えよ。じゃなきゃ、二回給金せびりに来る奴続出するぞ!

 と、突っ込んでいたら、無駄に長い光&栄姫脱出大作戦パートへ突入。
準備は整えてる。安心してくれ(キリッ)とか言うから、どんだけ綿密なプランがあんのかと思いきや、二人が入った俵を、行商人に扮したオリーブオイルさん自ら(注:黒田家の家老です)が担いでという……真面目にやれよ、チキショー! と、思わず胸倉を掴みたくなるような方法で屋敷を脱出。

その後、奥方を出せと詰め寄る三成方に、「奥方をみだりに人前に出せば、奥方が自害されてしまう」という……あのヤンデレ夫細川家ならいざ知らず、今まで散々ホイホイ人目に付きまくってた光では、説得力ゼロのプレゼンをし、納得してもらえないと、チンピラ恫喝&安いメンチを切る善助。

挙げ句、よりにもよって自分の古女房を、主君の十六歳の若妻の替え玉に使うという大失態をやらかす。なのに、何でか言いくるめられる三成サイド。

で、またも黒田家筆頭家老自らが奥方を隠した荷を運び、怪しまれると天下の名槍・日本号をこれ見よがしに振り回しても、やっぱり何でかバレず、無事中津へ帰還……って! んなアホな!

どんだけ三成勢無能揃いなんだよ! 酷過ぎるだろ! そして、善助たちの行為が「機転」だなんて断じて認めない。いいか、絶対だ!
(ついでに言うなら、「官兵衛は人の生き血を啜る恐ろしい人」云々なんて噂初めて聞いたぞ!)

 と、突っ込んでいたら、金をばらまいてごろつきを雇う以外何もしていなかった軍師()様は、↑のようなアホ家臣たちに策を全て見抜かれて……え? マジでこいつらが考えてる以上の策は考えてなかったの? 「手始めに九州平らげて、次に毛利を討つ。で、家康と三成、勝ったほうと戦って天下を獲ります!」だけ……? それって酷過ぎね?

おまけに、手を回していなかった、長期戦になることを見越しての兵糧集めをやってもらっていたことに感動って……どんだけ無能なんだよ!!!!

さらにさらに、超今更「長政どうするよ?」って……それ真っ先に考えるべきことだろ! どんだけ長政嫌いなんだよ、お前!! と思わず突っ込みたくなるほど、長政への愛情&気遣い皆無のくせに、

官兵衛「俺は長政を信じてる(キリッ)

散々息子の首絞めるようなことしといて、なんでそんなことが言えるんだ、お前は?!
これで来週、「長政に裏切られた! 信じられない!」とか言い出したら、マジで受けるんですけど。

それから、「大友と毛利を蹴散らして!」とさらりと言ってますけど(この時点で、島津のことコロッと忘れてます)
大友は九州遠征の際、官兵衛の援軍を泣いて喜んでくれたとこですし、毛利は散々お世話になった隆景さんが必死に護ってきた御家です。……そういや、糸も完全にいなかったことになってましたね。

ホントにね……自分からは、相手の信用を勝ち取る行動を一切取っていない&相手の立場を慮るなどの行動を一切取ってないくせに、ホイホイ相手を信じる。この愚行、何回目だよ? いい加減学べ!!!

ってか今回、官兵衛って何かしました? 金ばらまいて、アホ家臣どもとキャッキャ話してただけでは? 

長政だけですよ、ちゃんと動いてたの。
正則の心が揺れていることをすぐに察し、家康に言われる前に説き伏せたり、おねから秀秋についての文を受け取って、調略に乗り出したり、こっちのほうがよっぽど軍師です。

そして最後、紀行にて、黒田二十四騎って……残りの二十人はどこ行ったよ?! と突っ込んで今週大河終了。

戦の勝敗は、事前の根回しで七、八割は決まる。そう言われるくらい、大事な根回し回だったのに、ヌルい脱出大作戦に時間割いて、主人公ほとんど何もせず……って、どうなってるのか、全く。。。。

もう来週が思いやられますが、あと二回……かな? ここまできたら、最後まで見届けますが、どうなるかなぁ……。。。

 

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11月24日23:45 kou様 
いつもコメントありがとうございます。独眼竜、とうとう勝秀吉が逝ってしまいましたね。おっしゃるとおり、圧倒的存在感でしたし、秀吉と家康のバランスが見事でした。この二人だと、信長は誰がやれるんだって話ですが(笑)で、確かに三傑のバランス「も」イマイチな現行大河。主人公の未来人ばりな先読みは勿論のこと、今までの綺麗事まみれの平和主義者が、突如己が欲望のために天下取りに乗り出して、大乱を起こすよう画策してる。ダークヒーロー演出も、官兵衛の笑い笑顔のアップだけ。ホント何なんでしょう。で、やってることは秀吉たちと似たり寄ったりなのに、絶賛する黒田家中も訳ワカメ。糸に至っては、実在の糸姫が可哀想になってくるような酷いキャラでした。糸姫なんて、官兵衛が主役じゃなきゃ、ほとんど出てこないようなマイナーキャラなのにねぇ。。。次回は一体どんだけ破たんするんだか。地震、ホント忘れた頃にやってきますね。けれど、震度6という大きな地震が来ても、大事にならず済んだのは、日本人の危機意識が上がって来てるってことなんですかね。今週は健さんを悼んで、たくさんの健さん特集が組まれていましたね。それを見るにつけ、本当に惜しい人を亡くしたと思って、今更ながらしんみりしてしまう今日この頃です。 

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今の官兵衛に猛烈に聞きたい質問:「その戦の大義は何ですか?」

今週の独眼竜、とうとう勝秀吉がお亡くなりになられましたが……いやもう、どのシーンも鬼気迫るもので目が離せませんでした。

その中でも一番印象的だったのが、臨終の秀吉が家康に遺言を言う所。
ここで、家康泣いてるんですよね。

現行大河含め、最近の大河の家康は、秀吉が死んだら「ひゃっほー!」と喜ぶばかりですから、軽く衝撃でした。

ここで泣いておかなきゃ、皆に怪しまれる。そういう打算もあったと思います。
でも、それ以外にも色々と思うところがあったんじゃないかなぁ。確かに、家康にとって秀吉は邪魔だったでしょうが、それでも生きてるうちは絶対に勝てないと思わせた男ですしね。尊敬(?)のような念だってあったはず……と、津川さんの家康を見ていると思えました。

こういう、一言では言い表せない心の機微が感じられるのって、いいですね。


と、天下人の最期を引きずりながらの現行大河。
視聴しながら、とにもかくにも思ったこと。


こいつ(主人公)誰だよ?(;´Д`)


今回はもうこの一点に尽きます。


キャラが違い過ぎる。今までと全くの別人……しかも、言ってることが180度違うから、ただただ呆然。

「私利私欲な戦はするな」「戦を起こして悲しむ領民たちのことを考えろ」

今まで、官兵衛はそう言って、秀吉を批判し続けてきました。
(そして最後は、「秀頼? あんなガキ、天下人の器じゃねぇよ」と、縋ってくる秀吉の手をポイ!)

何度も何度も「突撃☆敵地訪問」をして降伏を促すエピ繰り返して、「敵のことも助けたいと思う心優しい男、官兵衛様!」アピールもしてましたし、

「騙し討ちなどの卑怯な手を使ったのは全部、○○! 官兵衛様は悪くない! 善人なんです!」アピールもしつこく繰り返して……

とにかく、今までずっと官兵衛さまはラブ&ピースの男キャラであると、話の整合性が取れなくなるのも構わず全面に押し出してきていました。


それだってのに、今回の官兵衛は何ですか?
自分の野望のために天下を狙い、家康と三成を争わせるよう仕向け、二人が中央で争ってる間に兵を挙げ、天下取りに乗り出そうとしている。

……確かに、私は腹黒で野心家の官兵衛を長い間待ち望んできました。

しかし、このドラマはあまりにも長く、官兵衛を口先だけのラブ&ピース男として描き過ぎた上に、腹黒にシフト変更する過程さえ省きました。

そのため、単なる別人にしか見えません。

また、一万歩譲って、ドラマ内で言われてるように、「秀吉が死んだことで、官兵衛は吹っ切れて元の官兵衛に戻った」ということにしたとしても……

どや顔で「ほらほら、争え、争え~♪」と、三成たちを駒のように扱い、今まで散々批判してきた「私利私欲の大乱」を進める官兵衛には嫌悪感しか湧きません。
そのほかにも……

官兵衛「近頃は辛い戦ばかりであった。でも今は、自分のための戦だからね♪」
 それまでは楽しい戦だったとでも? 絶対誰か人が死ぬんだぞ! ってか、口では「無益な戦はおやめください!」「天下のために!」とほざいておきながら、腹の中ではこんなこと考えてたのかと思うと、マジで気持ち悪いです。
……え? これがお前の望んでいた、素知らぬ顔で嘘を吐く腹芸だって? 
 
腹芸というのは、本心や感情を悟られぬようぐっと堪え、知的に言動を弄することです。
説得パターンが恫喝一択、説得内容も「天下のために」一択なんて論外です。

 官兵衛「長政たちが離婚したこととか……朝鮮出兵のせいで全部がおかしくなってしまったのだ」
「秀吉を止めて欲しい」という利休との約束破って、ホイホイ朝鮮出兵許して、言われるままに参戦した自分を棚上げしまくった……俺は悪くねぇ! 全部秀吉が悪い思考が透けて見えて嫌な感じです。

官兵衛「自分、隠居してますから」「自分、隠居してますから」「自分、隠居してますかr…略
自分は隠居してるから責任なんて持てません! ですね? 分かります。でもね、半かな覚悟しかねぇなら出てくんな! と声を大にして言いたい。
少なくとも、長政は全部自分で決めて、自分で責任取ってるぞ!

ってか、そもそも聞きたい。お前は何のために天下取りたいんだよ? で、天下獲ってその後どうする気なんだよ??
そのへんが全く説明されないままだから、なんか秀吉に言われたからノリで天下獲る! みたいな軽い感じで嫌な感じ。
結局お前こそ、領民とか太平の世とかどうでもいいんじゃねぇかと思えてしまう。

 
と、豹変した主人公に全然ついていけないわけですが、もっと気持ち悪いのは、官兵衛の秀吉化(?)を、黒田家家中が「ついに大殿がお立ちになられた!」と絶賛していることです。

お前らだって、官兵衛と一緒になって散々秀吉のこと暴君だ何だと馬鹿にしてたじゃねぇか。
秀吉は駄目だけど、自分たちはいいってか? どんだけだよ、クソ!


光にいたっては宇都宮討伐の際、「罪もない人を騙し討ちにするとか、黒田家の男としてあるまじき行為!」と、御家のために汚れ役に徹した長政を罵倒していたくせに、夫がニヤニヤ笑いながら、大量殺人の算段してるの見て、「楽しそうで何よりですv」「天下をお取りになります?」などとほざく始末。

また、糸のことに関してもね。
宇都宮の姫を処分するという話になった時は、糸とグルになって長政を侍女たち使って吊し上げて阻止させたくせに、十四年も黒田家にいた糸と離縁して、徳川の養女を娶ることには異議を申し立てない。

それどころか、糸がいなくなった後は、即、糸なんて女はこの世にはいなかったとばかりに振る舞う。……確かに、新しく嫁にきた栄姫に罪はないから、フレンドリーに接するのはいいことだと思いますが、幾らなんでも割り切るのが早過ぎや!

まぁ……そうは言っても、糸も最後まで嫌な女でしたが。

長年良くしてくれた長政への愛情や感謝が一切感じられない別れ口上にドン引きしたのは勿論のこと、長政の前でこれみよがしに幼い娘を抱き締めて「母を許しておくれ」などとほざいた時には、うへあ! となりました。

先週、「あの子の泣き声なんか聞きたくない」「男の子じゃねぇなら、いらない。可愛くない」とほざいていたくせに……今更いい母親面されたって胸糞なだけです。

こんなシーンを今週入れる気だったんなら、糸がネグレクトしてたエピなんかやらなきゃよかったのに。マジでこのへん理解不能です。

(あと、あの侍女。秀吉の元を訪問した際、なかなか来ない秀吉に焦れて、「糸姫様を待たせるとはいかなることか!」と喚き散らした時も頭がおかしいと思いましたが、今回も何なのか。「その優しさが糸姫さまを苦しめた」だ? 
じゃあ訊くが、糸は黒田家のために何をしたよ? 夫を支えるどころか、奥の仕事はしない、義母と結託して夫を吊し上げる、ネグレクトする、ヒス起こして寝込む……でも、長政はそんな糸を一度だって責めたことなかったし、ずっと大事にしてた。それなのに、長政が全面的に悪いって? 訳が分からないYO! くそが!)

と、光も糸もマジで胸糞だったので、新しく嫁いできた栄姫がやたらまともに見えました。

天下を二分する戦が起こる寸前に、長政の後添えに入れと言われても文句ひとつ言わず「徳川家と黒田家の立派な架け橋になれるよう頑張ります」と微笑み、
祝言を挙げて、十日後には戦に旅立つ夫を「ご武運をお祈りしております」と送り出す。

なんてまともなんだ!(感動) 初対面にして「本当に黒田の息子なの? 弱そうで全然そう見えない」などと無礼極まりない暴言ほざく誰かとえらい違…略 

この子まだ十六でしょ? 徳川家の教育がいいのか。それとも蜂須賀家の教育がよっぽど悪いのか。

とにもかくにも、長政よかったな! 今度の嫁は当たりっぽいぞ!(←なんだ、その言い方)




>web拍手レス
11月18日22:26 kou様 
いつもコメントありがとうございます。時々何でか不運が続く時がありますよね。お大事にです。高倉健さん、おっしゃるとおり、昭和の大スターにして、誰からも好かれる方でしたね。私の中では、鉄道員が印象深いです。あの、凛としつつも物悲しげな後ろ姿がたまりませんでした。今週大河、離縁に向けての、強引糸キャラ変は非常に何だかなぁって感じでしたね。独眼竜の愛姫のごとく、長年子供が生まれないことに思い悩んでる描写があったのならまだしも、今まであんなに好き勝手能天気に生きてきてでは説得力も同情も糞もありません。前田利家にいたってはもっと酷くて……おまけに、利家に向かって「お前はもうすぐ死ぬから、天下なんか獲れねぇよpgr」な官兵衛が最高に嫌な感じでしたし。もうホントに嫌になります。最終回まであとちょっとですが……どんな終わりを迎えるのやら。。。。   

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