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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   
カテゴリー「大河(真田丸)」の記事一覧

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真田丸 総括

堺さん主演、三谷脚本で真田幸村をやると聞いた時、正直私の中で微妙な空気が流れました。

まず堺さん。私が抱いている幸村(不器用で愚直な男)のイメージじゃないんですよね。
なんていうか、堺さんは弁の立つインテリ、軍師あたりが似合うという印象だったので、「軍師官兵衛」の岡田さん(武闘派爽やか好青年)と役を取り換えっこしてほしい。そしたら両者イメージばっちりなのに! と、「軍師官兵衛」見てた頃常々思ったものでした。

そして、三谷脚本。こちらも正直「う~ん」でした。
私、「新撰組!」を見ていないのですが、最終回を見た友人から聞いた「近藤さんが皆に『よく頑張った!』と拍手喝采されながら切腹した」という情報に……「幕府の犬!」だなんだと罵声を浴びせられながら斬首。それが近藤勇だろう! と、憤慨したことがあったので。。。

私と滅びの美意識が違う方の脚本で描かれる、これまた滅びの美学である幸村。果たして楽しめるのかと。
 

まあでも、ちゃんと歴史好きな方の脚本なんだから「花燃ゆ」よりは確実に楽しめるはずさ! という期待(?)の元、視聴を開始したわけですが……


>web拍手レス
12月21日17:18  kou様 
いつもコメントありがとうございます。年賀状、やっぱり紙で欲しいですよね。本当は昔みたいに全部手書きで送りたいんですが、なかなか……ですが。大河最終回、なんであんな感じになってしまったのか。。最初の野武士たちは、真田丸のパロ番組の真田十勇士の人たちらしいです。分かる人たちは盛り上がったみたいですが、知らない我々にしてみれば、「何なの? この人たち??」状態。こういうのはやめて欲しいですよね。特に、幸村主役で真田十勇士を使ってとか。。。秀頼は最後までいいとこなしでしたね。「幸村たちを信じる!」→「ええ? そう? じゃあやっぱやめる」これを何度繰り返せば気がするのか。茶々や大蔵卿たちもそうですが、おっしゃるとおり、豊臣家を滅ぼしたのは他ならぬ本人たちというのはよく出ていましたが、この人たちのために忠義を尽くしたいかと言われるとねえ。。。昌幸パパ中心パートが面白かっただけに、残念ですね。。。


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・・・前半褒め褒め、後半辛口

……(||l ゚ д ゚)…

大坂の陣編ではレギュラーだったはずの名刺の彼、又兵衛、木村さん(あと、ついでに九度山からついてきてた青年。あいつって一体何だったんだ。。。)が立て続けに死んでいったのに、何の感慨も起こらないままに過ぎ去ってしまったことが、軽くショックでうっかり見過ごしていたのですが……

幸村。景勝様や真田家が向こうの陣中にいると知っていながら、妻子を託すのは、このドラマ上ほとんど接点のない、ずんだ餅伊達家ってどういうことなの???

あんなに「お慕いしている」とか何とか言っといて……何だかなあ……と、余計寒々とした気持ちになりつつ視聴したわけですが。。。

初っ端、信之&正信のドキドキ相部屋な一夜。……いる? このシーン。

けどまあ、正信が可愛いからいいや(←!)と、流していたら、今度は、野武士のような小汚い赤揃えの家来たちが幸村を出迎えるわけですが……こんな奴らいたっけ???

全然記憶にないんですけど……私が忘れているだけかしら?? と、首を捻るぐらい、何の愛着もない連中と、「幸村様のためなら死ねます!」「馬鹿野郎! 俺は死ぬ気はない。皆も死のうとするな」「ははあ! あの方は大したもんだ!」という、ここ最近何べんも繰り返している会話を繰り返して、裏切り者の爺さんの元へ。

幸村「もっと早く気がつくべきだった(キリッ)」

……いやあ、そんなふうにかっこつけて言われても、「こんなアホのどこが名将やねん!」というツッコミしか浮かんで来ない。

で、「秀吉に手籠めにされた娘の敵を取るため……云々」……ああ、うん。大体そんなことだろうと思ってた(虚無)という感想しか出てこない理由をくっちゃべる爺さんを斬ろうとする幸村。
しかし、爺さんは斬られる前に、バーベキューの串で自らの腹を刺し、自害。

この時の父の呟き「人間、あの程度じゃ死なねえよ」(フラグ)

それから、明日の戦についての打ち合わせを秀頼たちとした後、茶々と最後の逢瀬をします。
自分が殺される光景を考えたことがあるかと怖がらせ、取り乱した茶々を抱き締めて、

幸村「私があなた様を悪夢から連れ出してみせます」

とか何とか言い出します。前回、妻子を追い出した後、速攻できりとぶちゅーしたばかりなのに……ハハハ、やり手ですなあ(乾いた嗤い)と、思っていましたら、

幸村「私が家康を殺したら、必ず和平交渉してください。万一、私が負けた場合は、千姫様を使者に立て、命乞いをしてください。決して最後まで諦めることがないように!!!」

ええ? 千姫? 「私、とにかく江戸に帰りたい!」と、幸村に言っちゃうような馬鹿な小娘に、最後の希望を託せ? それって、茶々に死ねと言ってるようなもんじゃ? と、すごく嫌な予感を覚えつつ(フラグ)場面は移り、「俺はこの戦いで何かを残せるだろうか」という幸村の独白に、内記が「勝とうが負けようが、幸村様の忠義心、生きざまは後の世まで語り継がれましょう!」という……忠義心? こいつのどこにそんなものが??? と言いたくなるような幸村讃美歌を聞いていざ出陣。

お! 最終回だけあってロケだぞ! 人もボチボチ多いぞ! これなら、戦シーンはちょっと期待できるかな? と、思っていたら、早速いつもの略図が出て来て、図式上でがんがん話が進んでいくからがっくり。

きり。「源次郎さまと私は腐れ縁v」いや! 九割以上、お前のストーカー行為で結ばれた関係だったろう! と突っ込み。

作兵衛。銃で蜂の巣にされたというのに、戦場から大阪城内にワープして死んだことにびっくり。

この期に及んで、幸村が裏切ったという噂を流そうという……いや、それ前回見たから! な、策が発動され、また今回もまんまと騙され、ギャーピク喚くババア大蔵卿の言葉に簡単に動揺し、出陣を取りやめた挙げ句、「噂の真偽を調べろ!」とか言い出す秀頼にがっくり。

爺さんが生きていた!(父のフラグ回収)……って! 爺さんにしっかり止めを刺していなかったのかよ。詰めが甘過ぎるだろ! な、幸村と佐助にがっくり。

爺さんの嘘に、再びまんまと騙されるババア大蔵卿と秀頼にがっくり。
(ついでに、あんな瀕死の爺さんに簡単に放火されちゃう、手薄過ぎる豊臣家セキュリティにもがっくり)

一度ならず二度までも隊列を乱し、一人で敵陣に突っ込んでいくアホの子、信政にがっくり。

自分で旗印を持って帰らせたくせに、後になって「なんで持って帰ってきた?!」と家来を責める修理にがっくり。

大混乱の秀頼坊や。こうなったら、出撃して死んでやる! と、言っていたら、茶々がやって来て、「私に策があるわ! だから出撃なんてしないで! 最後まで諦めないで」

……この策というのは、幸村が言ってた「千姫を使者に立てる」ことだよね? じゃあ、幸村がこの策を茶々に授けなければ、こうして止めたりしなかったし、秀頼は出陣できたと?

最後の最後まで失策まみれだな、この主人公!!!!!

その後、かつての伊賀越えの時ばかりに半べそで逃げる、やっぱ愛嬌あるよな。可愛いな。な、家康さんの元へ、豊臣家を滅亡に追い込んだ主人公様が一人現れ、対峙するわけですが……
(ここで、家康が「お前らは手を出すな」と言ったからって、素直に退く家来たちに噴く。ちょwそこは引くなよ!)

家康「今更俺を殺したところで何も変わらない。時代は変わったのだ。戦に生き、戦で何かを成そうとするお前のような武士の居場所など、もうどこにもない!」

家康さん、全くもって正論です。しかし、こいつって、まさに戦国武将! と言わんばかりの男でしたっけ?(ついでに、景勝様やずんだ餅も「あいつは武士の中の武士」「武士はあやつのごとく、かくありたいものだ」とほめちぎっておりましたが)私、とてもそうは思えないんですけど?
(でも、ここの家康の表情はよかったですね。どこかもの悲しそうな、切なそうな表情で……同じく戦国の世を生き抜いた者として、たくさん思う所があったのでしょうね。こういうところがあるから、内野家康はいいキャラなんだと思います)

なんて、思っていたら……

幸村「そんなことは分かっている!!! だが、俺はお前を殺さなきゃならないんだ。父のためにも、死んでいった仲間……愛する人のためにも!」

この台詞なあ。幸村が、昌幸のように平和な世では生きられない男であったことをしっかり描いてきていたのなら、きっとぐさりと胸に来た。
でもね……そんな描写、ほとんどなかったじゃない! というか、平和な世でも普通に生きてたじゃない! って思うとな、何かね……もう。。。

とはいえ、家康を殺そうと幸村を止めたのが、秀忠というのは何とも感慨深かった。
(秀忠は戦のない新しい世を築く男ですからね。その意味を色々考えちゃう)

しかし、ここで佐助を呼ぶ幸村と、即座に出てくる佐助にがっくり。
佐助……お前、いつからそこにスタンバッてたの? いたんだったら、佐助と協力して是が非でも家康の首を狙えよ。悠長に会話なんかしてる暇あったらさあ!

で、これまた佐助の忍法により、逃げおおせる幸村。
そして、とある御堂の前で、佐助に「ようここまで仕えてくれた」って……ええー。。。
最後に付き添う相手、佐助かよ(←まだ、兄ちゃんへの暴言を根に持っている)
てか、五十五だったの? 佐助。最初と全然変わらねえな。

そして、幸村は「最後まで諦めてはならない。死んではならない」と言い聞かせ、破滅に追いやった茶々や秀頼などの豊臣の面々、千姫送り届けてどこかに消えたきり、幸村が家康のいる本陣に突っ込んでいったというのに、暢気に趣味に耽る真田家陣中、妻子、ほとんど忘れかけていた娘・すえを思い出しつつ、脇差を構えてそのままフェードアウト。

それから、場面は行方不明になっていた寧を経ての兄ちゃんで〆。

……これねえ。この場面だけ見れば、「大坂からの報せ」という言葉を聞き、お互い無言で見つめ合った正信と兄ちゃんの表情が実によかったんです。

それから、全てを悟り、六文銭を胸に抱いて歩き始める、兄ちゃんの毅然とした顔も非常に男前で……このドラマの信之は、損な役割ばっかりでしたけど、内野家康と同じく、こういうふとした表情に、言葉以上の重みがあって、男前で、そこがとてもよかった(できることなら、史実通りの格好いい信之の大泉さんを見てみたかったなあ)

でもね……いくら、最後のシーンがよくてもね、豊臣家面々の最期、息子大助の最期、きりがどうなったかさえも、幸村にはもうあずかり知らぬことですとばかりに描かないまま、幸村が死ぬ間際一切思い出さなかった兄ちゃんで〆られても……何をどう思えと???

ということで……終わっちゃったよ、真田丸。
そして……どうしよう。このモヤモヤした気持ち。。。

多分、また例年どおり総評を後日あげることになると思いますが、書いている間にじっくり考えてみよう。。。



>web拍手レス
12月12日21:27  kou様 
いつもコメントありがとうございます。そしてあらら、風邪気味ですか。急に寒くなりましたからね。どうか養生してくださいませ。真田丸、普通終盤のレギュラー退場は悲しくなるものですが、こんなにもあっさり風味だと逆に動揺してしまいますよね。正信さんは相変わらず素敵でしたが。きりのシーンは、いきなりのチューでこれまた吃驚しましたが、おっしゃりとおり、甘いムードでされるよりもああいう感じのほうが、彼女らしくてよかったですね。まあ、今まで色々利用されてきたわけだし、多少のご褒美はね。。新刊について。坊ちゃんと猫ちゃん、可愛いでしょう? 私も見た時ニマニマしてしまいました。それからおっしゃるとおり、プロの絵描きさんに自分のキャラを起こしてもらい、場面を描いてもらえるのは、どうしようもない喜びであり、やる気増強剤です。編集様が引き合わせてくださったこれまでの方々は、それぞれ素晴らしい方ばかりでしたし……本当にありがたいことです。
 

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家康さん、毎回キャラが違うくね?

終盤になって迷走著しい真田丸。
今週はどんなことに……と、半ば戦々恐々としつつ視聴したわけですが。。。

前回のような破綻はなかったし、いいシーンもいくつかあったのですが、これまでの積み重ねがよかったら、さらに感動できたろうになあと残念に思ったり。


合戦シーンが悲しいほどにこじんまりしていたことは……まあ、真田丸での戦いに予算を費やし過ぎた(または、最終回に予算を温存している?)と思って、目を瞑るとして、
又兵衛はじめ多くのレギュラーが死んでいったのに、非常に淡々と見れてしまったのが何とも。

彼らに愛着を持っていれば、「仲間がこんなにも次々死んでしまうなんて!(涙)」とできたのでしょうけど、ただのモブという認識しかなかったからなあ。
おまけに、幸村自身も特に悲しむシーンがなかったので、すぅーっと過ぎて行ってしまいました。

代わりに、「正信、相変わらずえげつない!(激愛)」となってしまう私は、相当にズレている。

あと、ラストのきりのシーンもね。多分、ここが今回一番のハイライトなんでしょう。

でもね、私には……去ろうとする兄ちゃんを呼び止める幸村の「兄上……っ」の破壊力のほうが数千倍凄まじかった。

何だ、あの甘え腐った……必死に縋りつくような呼び方。やっぱりお前、兄ちゃん大好きっこか!(激愛)

もうあのシーンは最高だった。弟の死亡フラグを立てないためだと分かっていても、兄ちゃん振り返って、弟の全部を受け入れてやってくれ! と、本気で思っちゃったYO!

と、あのシーン悶絶したわけですが……それはあくまで、あのシーンだけを見たらのこと。
ここ最近のあれこれを思い出したら、途端に白けてしまうんですよ。

結局こうして会せるんだったら、そば粉送るくだりも、出浦ねばねば作戦も、ホステス・八木さんも全力でいらなかったよ! ってのは元より、

兄ちゃん「俺はどんな手を使ってでも、お前を生かしてみせる!」
・弟たちを助けるためという建前で八木さんに接近して口説いてたよね?
・稲姫に怒られてからは、弟たちを許してもらうための活動停止したよね?
・大坂の陣が始まっても、八木さんと浮気してたよね?

幸村「……生かされて、また十四年も閉じ込められるのですか」
・あんなに蟄居生活エンジョイしてたくせに、今更なんだその言い方。

幸村「兄上と……今、酒を呑みとうございます(必死)」
・豊臣方につくと決めた時、兄ちゃんへの迷惑を一切考えなかったし、大坂城入りした後も、兄ちゃんのこと一ミクロンも思い出さなかったくせに、いきなりどうした???

……ってね。

こんなシーンを持ってくる気でいたのなら、

兄ちゃんは幸村を口実に浮気なんかせず、誰に何を言われようと幸村を助けるために奔走してたことにして、

幸村にとって蟄居生活は二度と戻りたくない地獄で、豊臣方につくことを決める時も、大坂城入りした後も、兄ちゃんのことをしばしば思い出させておけよ!

そしたらあのシーン、私にとって神シーンになったろうに。。。

どうしても、弟に生きていてほしいという願いを捨てきれない兄ちゃんの苦悩と、
大好きな兄ちゃんを傷つけると分かっていても、自身の決断を曲げられない。それでもやっぱ兄ちゃんに甘えちゃう弟の苦悩を、中の人それぞれがしっかり演じていらっしゃっただけに、残念無念。

さて、次回はとうとう最終回。この幸村はどんな最期を迎えるのか、さてはて。。。

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ゆきむらはでんせつのじゅうをてにいれた!(ド○クエ風)

昨日は所用があったので、一日遅れの感想。

先週、大蔵卿のウザさ(&和平会見の緩さ)や兄ちゃんパートのあまりの酷さにカッカすることしきりだったのですが、ふと冷静になってみると、私はまんまと煙に巻かれたのではないかと思ってみたり。

何を煙に巻かれたかと言いますと、幸村の無能さです。

・この段階での和睦はヤバいと分かっているのに、砲弾食らって参ってしまった茶々を見た途端、和睦に同意しちゃう。

・もう完全に黒と踏んでいる有楽斎をいまだに野放し。

・有楽斎を出したくない。佐渡に出てきてほしくないからと、使者に政治ど素人の初を指名。
 牢人たちの雇用容認。牢人たちを養うために禄を上げて欲しい。という要求以外の策をまるで与えず、意思疎通ができていない大蔵卿の同行もホイホイ許しちゃう(これでは、場を乱すだけのきりをつけても駄目)

・和睦交渉時、秀頼王子と暢気に祈るだけ。

・交渉が終わった後、きりにすぐ、自分の元へ報告に来るよう申し付けていない(報告に行かないきりもきりだけど)

のような杜撰な対策で初たちを送り出したことを棚に上げ、今更大慌て。堀を埋められたら勝機はないと分かっているのに何もせず、指を咥えて傍観。

・堀を埋め立てられた後で、またやる気出して徳川と戦うぞ宣言。

改めて思い返してみると、なんという無能っぷり。
これなら、和睦交渉に幸村は一切絡めず、後でこのことを知って愕然とした。というか、上にほとんど意見を聞いてもらえない無力な存在としたほうが、よかったんじゃないのか。
やろうと思えば堀埋め立てを妨害できそうなほど、強い権限を持っているように見えてしまう幸村にするぐらいなら……と、ぐるぐる思いつつの今週大河。

率直な感想 : 一体何がしたいの?????


冒頭。和睦したのに、いきなり家康陣営を襲う。
和睦とは一体何だったのか。こんなこと早々にするなら、どうして前回、堀埋めるのを指咥えて見てたんだ(そして、家康陣営になんであんなに簡単に攻め込めた? なんであんなに簡単に撤退できた???)

てか、戦が終わったら、四国に国替えしたい?(「やめてくれえええ! 来るなああ!(by一豊)」)
だったら戦する必要なくね? 和睦内容に「国替えしたいならどこでもいいよ」が盛り込まれていたじゃない。

何でもう一回戦する必要があるの?? 徳川に代わって天下を治める気がない。大坂に執着もしないのなら、有楽斎の言ってるとおりにすればいいんじゃないの?? 
(ついでに、牢人衆たちに与える領地の権限を、どうして幸村が持っているの???)

と、首捻っていたら、牢人たちがもらった給料で武具を買い漁り、堀を掘り返し始めたから戦再び勃発。大変だああ! まだ準備できてないのにぃいい!!! って!

牢人たちを統率できていないこともさることながら、準備ができてないと慌てるなら、どうして冒頭家康陣営攻めたり、家康暗殺を企てたりしたし。
武具買いあさり云々よりそっちのほうがよっぽど攻められる理由になるのでは?


マジで何したいの? こいつ。と思っていたら、この他にも、


・佐助、家康暗殺計画
ドラマ的に暗殺が成功するわけないと分かっているから、全然ドキドキしない。きりへのプロポーズも適当。家康の陣中侵入も適当。殺して逃亡も適当(これの数日前に夜襲をかけられているのに。徳川軍のセキュリティはザルなの??)
ついでに、影武者が殺されるって結構な大事なのに、家康も幸村たちもこのことを適当にスルー。何の意味もなし。次郎三郎殺され損。

・有楽斎追放
前から黒だと分かっていたのに、利用するでもなく修理たちに密告するでもなく泳がせ続け、なんで今になって追放? こんなに簡単にできるなら、もっと早くやれよ。というか、このタイミングは悪手としか思えない。堀を埋められ、国替えしてもいいってんなら、こいつ利用したほうがいいだろうに。
そういや、一介の牢人衆が信長の弟を追放できる権限をお持ちとは、スゲエヤ!(棒)
そして、有楽斎がただのせこい裏切り者で終わってがっかり。中の人がいい雰囲気を出そうと頑張っていたのに。

・大蔵卿の発言権を奪う
修理、どうしてもっと早く本気を出さなかった。今更過ぎる……まあ、これは有楽斎を追放したからこそできたことなのかも。とはいえ、言うこと聞かないと、自分の息子であろうと次男坊に襲わせる、とんでも母親を持った修理が超不憫(涙)

幸村親子、真田陣営訪問
こんなに簡単に会いに行けるものなの??? というか、何をしに行ったの? 昔話?? 
兄の子どもたちとの対面なのに、何だろう。感慨もくそもない。
真田家の面々が幸村たちに対し、ウエルカム! 過ぎね? 確かに、態度は非常に悪いけれど信政の言っていることは結構正論なのに、なぜ「こいつ空気読めねえ」という感じになってるのか。
あと、訪問後の余韻もくそもない。信政に言われたことを受けて、大助が「私たちは裏切り者なのですか?」と幸村に尋ねるシーンがあってもよかったと思うの。。。

・畑の中から、短筒がこんにちは!
唐突過ぎ&ご迸るドラクエ感。伏線も何もあったもんじゃねえ! 
というか、利休が埋めたとしてなぜ大坂城に埋めたのか? 何年前に埋めたのか。軽く十五年以上経ってるよね? そんなに長いこと土の中に埋めていたのにあんなに綺麗なもんなの? と、父に聞いたら、「うるせえ! 出てきちまったもんはしょうがねえだろ!」
(ここの畑耕しシーンも「?」が多かった。十四年も田舎暮らししてたのに、畑仕事をまるで知らない春とか)

・千「私は江戸に帰りたい」
千姫は秀頼と好き合っていて、死ぬまで添い遂げようとするのがテンプレですが、この千姫は違うのね。まあ、「千は俺と生涯をともにすると誓ってくれている!」という秀頼の言葉にめっちゃキョドっていたから、予想はしていましたが……こうなると、秀頼がますますピエロに見えてなあ。
あと、なぜ幸村に「江戸に帰りたい」などと言ったのか。幸村に言ったってどうしようもないだろうに。
(そういや、このドラマの秀忠は千姫のことを一切心配しないよね。総攻撃しようぜ! ばっか。娘がどうなってもいいんかい)

・兄ちゃん、またも大坂へ行く宣言
何度目だよ! そして、今回は行けるのかよ。今まであんなに止められてきたのは何だったんだ。今週はきりっとして格好よかっただけに、やっぱりここ最近の兄ちゃんパート全部いらなかったんや!
そして、「源次郎を止められるのはわしだけじゃ!(どやあ)」と言われてもなあ。あいつが兄ちゃんの言うことを聞いてたことってあったっけ? ずっと自分勝手やってた気がするけど?
(ついでに、「私には優れた兄がおります。いつも追い越そうと必死だった」という幸村の言葉も白々しかった。いや、お前「私は兄より優れていると思っていた」って言ってやん。俺はしっかり覚えているぞ!)

ということで、今回は腹が立つとか、ウザいとか云々よりも、ひたすら首を傾げる回でした。
幸村を活躍させるため、総大将ポジションにしたのが悪いんじゃないかと思いつつ、残り二回。
 
本当に、この主人公は……このドラマはどこへ向かっているのか。



>web拍手レス
11月28日20:58 
kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河。おっしゃるとおり、阿茶局は大蔵卿とは対極にある女性ですね。決して出しゃばらず、役目を与えられればきっちりと成果を挙げる。中の人の演技力も相まって、とても聡明な女性に見えましたね。ただ、阿茶局が素晴らしいだけに、「足がつりましたぁああ!」でギャグに走ったり、頭の弱い大蔵卿を騙して終わりにせず、息詰まる心理戦を見てみたかったなあとも思ってみたり。兄ちゃんsageは……本当に何なんでしょうね? 息抜きパートのつもりなんでしょうけど、笑えないし、不快だし。本当訳分かりません。それからハリポタ。分厚さは特に気になりませんでしたね。京極夏彦に鍛えられたので(笑)また、受け入れがたい展開を迎えると、二度と見返せなくなる。……分かります。あれはショックですよね。それまで好きだと余計に。。。作者としては、読者を楽しませるための趣向なのだと思うのですがねえ。意表を突くというのもなかなか難しい。。。

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茶々は壊れていると同時に、普通の女でもあるんだろうなあ

他に、描くことはないんだろうか……。。。

今回の大河の感想はこれ。
和睦交渉→堀埋め立て……と、話は動いているんですけどね。

「さあ! 私が悪役よ! 今回もがんがんヘイト値溜めてってね!!!!」と、今回も甲高い声を上げてハッスルしまくる……ババア大蔵卿オン・ステージ★は、ひたすらウザいだけだし、
 
「私が茶々様をお救いしました(キリッ」という自己申告に始まり、
「きりが助けてくれました。命の恩人です(by淀)」「あれは強い女です(by幸村)」と、とうとう幸村まで加わり始めたきりage、
なぜか、きりが和睦交渉の場に行かされ、のたうちダンスを披露(でもやっぱり、阿茶の局のやりたい放題にさせてしまう(当たり前だけど))……と、ここへ来て幸村化が加速し始めたきりのシーンもウザいし、

「真田幸村とはどういう男なのだ」と、今更過ぎることを作兵衛に尋ねる暇人で、
「早く策を考えてくれよ!」「俺はあんたに従うぜ!」……と、自分自身で考えることを全放棄した幸村マンセー要員で、
「諦めんなよ!」「いっちょやったろうぜ!」なシーンが、やっぱりヤンキーばかりの野球部的ノリにしか見えない浪人衆たちのシーンも熱を込めて見られないし、
(ここがなあ。「俺たちにはもう他に行くところがない」という悲壮感をちゃんと描いていたら、胸アツシーンになったろうに。。。)

最初あんなにいい人だったのに、「これが戦というものじゃ! ガッハッハッハ!」と、戦隊ものの悪役ばりに分かりやすい悪役になっちゃった家康さんに悲しくなり、

先週あんなに手酷く裏切られたというのに、今週も全力で幸村を信じ切り、
堀を埋められた時点で「戦に勝利する」→「家康に一泡吹かせる」に、浪人衆たちの目的がシフトしたことにも気づかず、「私も希望を捨てない!」と満面の笑みで言っちゃう秀頼ェ……となり、

そして……最もいらないのが、兄ちゃんのシーン!!!
何かもう最近、毎週のように言ってる気がするけど、今回も言う。あのシーンいる???

てか、エピのクオリティもどんどんひどくなってってる。

今回なんて、なんだ? あれ。
不倫現場に女房たちが押しかけてきた! やべえ! と、思ったら、八木さんにとっちゃ、こんなのただの仕事でしかなくて、後で家来衆から代金もらってたって……。。。

こんなん、八木さんが超感じ悪いだけだし、こんな女に本気で騙されてた兄ちゃんが超絶アホに見えるだけで、全然笑えない。むしろ不快になるだけ。

ホント、この八木さんのキャラって出す意味あったんでしょうか?
そして、ここへ来て兄貴の株を下げまくる意味は?? さっぱり分からない。

こんなこと描く暇があるのなら、浪人衆たちのキャラをもっと有能に描いて、それぞれ知略を巡らせるとか色々描くことはあるだろうに。と、思わずにはいられない回でした。




>web拍手レス
11月21日20:09 kou様 
いつもコメントありがとうございます。新刊について。おかげさまでまた出していただけることになりました。内容としては、根底は降りやまない雨と「Be My Last」ですが、赤ちゃんが絡んできますので、全体としてはほのぼのテイストになっていると思います。というか、kou様も宇多田ヒカルお好きなんですね。いいですよね。今週大河、うーんなシーンが多かったですが、信尹おじさんはよかったですね! 調略する気が全くないところや、無言で幸村の肩を掴んだ顔とかねえ。あのシーンはホントいいシーンでした。片桐さんは……なんというか、良かれと思ってやったことがことごとく裏目に出ますね。ここまでくると、空恐ろしい疫病神。。琴線の話。本当に難しいところですね。ちなみにハリポタですが、私は原作五巻で挫折しました。親世代(特にシリウス)が好きだったので、ジェームズが実は……だったり、シリウスがあんなことになった挙げ句の、「ああなったのは自業自得(byダンブルドア)」で完全にへし折れたと言いますか。三巻は楽しかったのになあ(遠い目)おはぎはもう。。今回は前哨戦までやっていたから嫌な予感がしていたんです。そしたら。。。これが最高記録のままで終わってほしいと切に願います。

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