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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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……(||l ゚ д ゚)…

大坂の陣編ではレギュラーだったはずの名刺の彼、又兵衛、木村さん(あと、ついでに九度山からついてきてた青年。あいつって一体何だったんだ。。。)が立て続けに死んでいったのに、何の感慨も起こらないままに過ぎ去ってしまったことが、軽くショックでうっかり見過ごしていたのですが……

幸村。景勝様や真田家が向こうの陣中にいると知っていながら、妻子を託すのは、このドラマ上ほとんど接点のない、ずんだ餅伊達家ってどういうことなの???

あんなに「お慕いしている」とか何とか言っといて……何だかなあ……と、余計寒々とした気持ちになりつつ視聴したわけですが。。。

初っ端、信之&正信のドキドキ相部屋な一夜。……いる? このシーン。

けどまあ、正信が可愛いからいいや(←!)と、流していたら、今度は、野武士のような小汚い赤揃えの家来たちが幸村を出迎えるわけですが……こんな奴らいたっけ???

全然記憶にないんですけど……私が忘れているだけかしら?? と、首を捻るぐらい、何の愛着もない連中と、「幸村様のためなら死ねます!」「馬鹿野郎! 俺は死ぬ気はない。皆も死のうとするな」「ははあ! あの方は大したもんだ!」という、ここ最近何べんも繰り返している会話を繰り返して、裏切り者の爺さんの元へ。

幸村「もっと早く気がつくべきだった(キリッ)」

……いやあ、そんなふうにかっこつけて言われても、「こんなアホのどこが名将やねん!」というツッコミしか浮かんで来ない。

で、「秀吉に手籠めにされた娘の敵を取るため……云々」……ああ、うん。大体そんなことだろうと思ってた(虚無)という感想しか出てこない理由をくっちゃべる爺さんを斬ろうとする幸村。
しかし、爺さんは斬られる前に、バーベキューの串で自らの腹を刺し、自害。

この時の父の呟き「人間、あの程度じゃ死なねえよ」(フラグ)

それから、明日の戦についての打ち合わせを秀頼たちとした後、茶々と最後の逢瀬をします。
自分が殺される光景を考えたことがあるかと怖がらせ、取り乱した茶々を抱き締めて、

幸村「私があなた様を悪夢から連れ出してみせます」

とか何とか言い出します。前回、妻子を追い出した後、速攻できりとぶちゅーしたばかりなのに……ハハハ、やり手ですなあ(乾いた嗤い)と、思っていましたら、

幸村「私が家康を殺したら、必ず和平交渉してください。万一、私が負けた場合は、千姫様を使者に立て、命乞いをしてください。決して最後まで諦めることがないように!!!」

ええ? 千姫? 「私、とにかく江戸に帰りたい!」と、幸村に言っちゃうような馬鹿な小娘に、最後の希望を託せ? それって、茶々に死ねと言ってるようなもんじゃ? と、すごく嫌な予感を覚えつつ(フラグ)場面は移り、「俺はこの戦いで何かを残せるだろうか」という幸村の独白に、内記が「勝とうが負けようが、幸村様の忠義心、生きざまは後の世まで語り継がれましょう!」という……忠義心? こいつのどこにそんなものが??? と言いたくなるような幸村讃美歌を聞いていざ出陣。

お! 最終回だけあってロケだぞ! 人もボチボチ多いぞ! これなら、戦シーンはちょっと期待できるかな? と、思っていたら、早速いつもの略図が出て来て、図式上でがんがん話が進んでいくからがっくり。

きり。「源次郎さまと私は腐れ縁v」いや! 九割以上、お前のストーカー行為で結ばれた関係だったろう! と突っ込み。

作兵衛。銃で蜂の巣にされたというのに、戦場から大阪城内にワープして死んだことにびっくり。

この期に及んで、幸村が裏切ったという噂を流そうという……いや、それ前回見たから! な、策が発動され、また今回もまんまと騙され、ギャーピク喚くババア大蔵卿の言葉に簡単に動揺し、出陣を取りやめた挙げ句、「噂の真偽を調べろ!」とか言い出す秀頼にがっくり。

爺さんが生きていた!(父のフラグ回収)……って! 爺さんにしっかり止めを刺していなかったのかよ。詰めが甘過ぎるだろ! な、幸村と佐助にがっくり。

爺さんの嘘に、再びまんまと騙されるババア大蔵卿と秀頼にがっくり。
(ついでに、あんな瀕死の爺さんに簡単に放火されちゃう、手薄過ぎる豊臣家セキュリティにもがっくり)

一度ならず二度までも隊列を乱し、一人で敵陣に突っ込んでいくアホの子、信政にがっくり。

自分で旗印を持って帰らせたくせに、後になって「なんで持って帰ってきた?!」と家来を責める修理にがっくり。

大混乱の秀頼坊や。こうなったら、出撃して死んでやる! と、言っていたら、茶々がやって来て、「私に策があるわ! だから出撃なんてしないで! 最後まで諦めないで」

……この策というのは、幸村が言ってた「千姫を使者に立てる」ことだよね? じゃあ、幸村がこの策を茶々に授けなければ、こうして止めたりしなかったし、秀頼は出陣できたと?

最後の最後まで失策まみれだな、この主人公!!!!!

その後、かつての伊賀越えの時ばかりに半べそで逃げる、やっぱ愛嬌あるよな。可愛いな。な、家康さんの元へ、豊臣家を滅亡に追い込んだ主人公様が一人現れ、対峙するわけですが……
(ここで、家康が「お前らは手を出すな」と言ったからって、素直に退く家来たちに噴く。ちょwそこは引くなよ!)

家康「今更俺を殺したところで何も変わらない。時代は変わったのだ。戦に生き、戦で何かを成そうとするお前のような武士の居場所など、もうどこにもない!」

家康さん、全くもって正論です。しかし、こいつって、まさに戦国武将! と言わんばかりの男でしたっけ?(ついでに、景勝様やずんだ餅も「あいつは武士の中の武士」「武士はあやつのごとく、かくありたいものだ」とほめちぎっておりましたが)私、とてもそうは思えないんですけど?
(でも、ここの家康の表情はよかったですね。どこかもの悲しそうな、切なそうな表情で……同じく戦国の世を生き抜いた者として、たくさん思う所があったのでしょうね。こういうところがあるから、内野家康はいいキャラなんだと思います)

なんて、思っていたら……

幸村「そんなことは分かっている!!! だが、俺はお前を殺さなきゃならないんだ。父のためにも、死んでいった仲間……愛する人のためにも!」

この台詞なあ。幸村が、昌幸のように平和な世では生きられない男であったことをしっかり描いてきていたのなら、きっとぐさりと胸に来た。
でもね……そんな描写、ほとんどなかったじゃない! というか、平和な世でも普通に生きてたじゃない! って思うとな、何かね……もう。。。

とはいえ、家康を殺そうと幸村を止めたのが、秀忠というのは何とも感慨深かった。
(秀忠は戦のない新しい世を築く男ですからね。その意味を色々考えちゃう)

しかし、ここで佐助を呼ぶ幸村と、即座に出てくる佐助にがっくり。
佐助……お前、いつからそこにスタンバッてたの? いたんだったら、佐助と協力して是が非でも家康の首を狙えよ。悠長に会話なんかしてる暇あったらさあ!

で、これまた佐助の忍法により、逃げおおせる幸村。
そして、とある御堂の前で、佐助に「ようここまで仕えてくれた」って……ええー。。。
最後に付き添う相手、佐助かよ(←まだ、兄ちゃんへの暴言を根に持っている)
てか、五十五だったの? 佐助。最初と全然変わらねえな。

そして、幸村は「最後まで諦めてはならない。死んではならない」と言い聞かせ、破滅に追いやった茶々や秀頼などの豊臣の面々、千姫送り届けてどこかに消えたきり、幸村が家康のいる本陣に突っ込んでいったというのに、暢気に趣味に耽る真田家陣中、妻子、ほとんど忘れかけていた娘・すえを思い出しつつ、脇差を構えてそのままフェードアウト。

それから、場面は行方不明になっていた寧を経ての兄ちゃんで〆。

……これねえ。この場面だけ見れば、「大坂からの報せ」という言葉を聞き、お互い無言で見つめ合った正信と兄ちゃんの表情が実によかったんです。

それから、全てを悟り、六文銭を胸に抱いて歩き始める、兄ちゃんの毅然とした顔も非常に男前で……このドラマの信之は、損な役割ばっかりでしたけど、内野家康と同じく、こういうふとした表情に、言葉以上の重みがあって、男前で、そこがとてもよかった(できることなら、史実通りの格好いい信之の大泉さんを見てみたかったなあ)

でもね……いくら、最後のシーンがよくてもね、豊臣家面々の最期、息子大助の最期、きりがどうなったかさえも、幸村にはもうあずかり知らぬことですとばかりに描かないまま、幸村が死ぬ間際一切思い出さなかった兄ちゃんで〆られても……何をどう思えと???

ということで……終わっちゃったよ、真田丸。
そして……どうしよう。このモヤモヤした気持ち。。。

多分、また例年どおり総評を後日あげることになると思いますが、書いている間にじっくり考えてみよう。。。



>web拍手レス
12月12日21:27  kou様 
いつもコメントありがとうございます。そしてあらら、風邪気味ですか。急に寒くなりましたからね。どうか養生してくださいませ。真田丸、普通終盤のレギュラー退場は悲しくなるものですが、こんなにもあっさり風味だと逆に動揺してしまいますよね。正信さんは相変わらず素敵でしたが。きりのシーンは、いきなりのチューでこれまた吃驚しましたが、おっしゃりとおり、甘いムードでされるよりもああいう感じのほうが、彼女らしくてよかったですね。まあ、今まで色々利用されてきたわけだし、多少のご褒美はね。。新刊について。坊ちゃんと猫ちゃん、可愛いでしょう? 私も見た時ニマニマしてしまいました。それからおっしゃるとおり、プロの絵描きさんに自分のキャラを起こしてもらい、場面を描いてもらえるのは、どうしようもない喜びであり、やる気増強剤です。編集様が引き合わせてくださったこれまでの方々は、それぞれ素晴らしい方ばかりでしたし……本当にありがたいことです。
 

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