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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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このままだと、利休との確執過程なく、即切腹っぽい予感

今週、ほんのちょっとだけ、テレビでやっていた司馬遼太郎特集を見ました。

司馬先生は「竜馬がゆく」を執筆するに当たって、ワゴン車いっぱいの資料をかき集めて読み漁ったり、龍馬の故郷に赴き、龍馬の銅像の前で「全霊を込めて書かせていただきます」と頭を下げられたりしたのだとか。

歴史上の……実在の人物を描くということは、それだけの覚悟と敬意が必要なのだなと、改めて感慨深く思ったものでした。


さて、そんなこんなで今週大河ですが……今回は捨て回。なくてもいい回だった。
なんて思うほど、何の感慨もない回でした。

あまりに何もかもが、ぶつ切り過ぎる&説得力不足過ぎて。。。


まず、秀吉が茶々にべた惚れなこと。

だって、「初対面で『親父の仇!』と斬りかかられる」-次のシーン→「茶々たんサイコー!!! (*´Д`)ハァハァ」ですよ?
なんでそういうことになるのか、さっぱり分からん。

つれないところがイイ! と言っていますが……それだけではあまりにも説得力がありません。

それでなくても、この茶々……連れている幼い妹たちの行く末等、後先考えず斬りかかってくるような考えなしで、養育してやっても「我が父、浅井長政の仇!」とぎゃあぎゃあ喚いてるような子どもで……と、色々やらかしてるだけに、余計。。。

道糞殿に有岡城のことについての話をせがんだのもなぁ。一体彼女は何を思って、そんなことを強請ったんでしょう?

秀吉に嫌な思いをさせたかったからでしょうか? 
しかし、それでは「家臣や家族を犠牲にしておきながら、あんたはなぜまだ生きてるの?」だなんて言葉は出てこないはずで……ってかホント、なんであんな質問したんだか。

もし、道糞殿から「両親を殺した仇に養われているあなたも、私と同じ化け物ですよ」と言われた時、「ええそうね。だからこそ、あなたと話してみたかったのよ」ぐらい返せていたら、あの質問も許せたんですが、「なんと無礼な!」と怒った時点でね……ああ、この娘は自分の立場とかそういうものを何も考えず、ただ……道糞殿を公衆の面前でぼろ糞に貶そうとしたのかと思えて、非常に嫌な感じがしました。

確かに道糞殿のやったことは、人として主として許されないことですが、そのことをネタに、公衆の面前で道糞殿を貶めていい権利なんて、あの小娘にはない。

……と、こんなふうに、私が茶々に全く好感が抱けないので、「ああ、秀吉が突如茶々にお熱になったのは、こんなにも魅力的な茶々に一目惚れしちゃったからか」と脳内補完することもできません。
なので、違和感しかなくてモヤモヤするっていう。。。


と、秀吉サイドは唐突感でモヤモヤしたわけですが、官兵衛サイドは……前々から思っていましたが、この話の中で一番ろくでなしなのは、右近ではなかろうか。

自分も裏切り者だっていうのに「光秀の卑劣な裏切り行為は、デウス様もお許しにならないでしょう(キリッ」と言ったり、
自分の裏切りのせいでだしさんをはじめ、荒木一族郎党処刑されたっていうのに、平気でだしさんの名前を口にし、「だしさんのお子さんが生きてたら、八つだね」とか言っちゃったり……こいつは自分がやったことに対して、何の罪悪感も抱いていないのか。

まぁ、そんなこと言ったら、世捨て人になった道糞殿に生き別れた我が子といきなり対面させて(ってか、八年も行方不明になってた子が、なんとまぁ簡単に現れてくれますこと)「実の我が子に会えたってのに、あいつ俺の子じゃないとかいうんだよぉ!」「マジでぇ? 信じらんない!」だなんて会話を右近としちゃう官兵衛も十分ろくでなしですが。

受け入れるわけないだろ、どう考えても!!! そして、道糞殿に拒否られたら、子どもはどう思うのかとか考えないのか、お前は!

しかし、それでも子供が描いた似顔絵見せられただけで、「すまぬ」と言って息子を抱き締めちゃう。それが官兵衛ファンタジー! 化け物だ何だとほざくなら絵を破るくらいの根性見せろ!
 
しかも、子どもは道糞殿に対して何のわだかまりも遺恨も抱いていないっぽい。それもまた軍師官兵衛クオリティ!

絶対そんなわけないだろ! 母ちゃんや赤ん坊の自分を捨てて、とんずらした親父だってのに、あんなふうに慕うわけがない!

百歩譲って、そういう説明を一切されていなかったのだとしても、「どうして、パパは僕を置いていってしまったの?」とか疑問に思うはず。それなのに。。。

何だか……この子はただ単に、「官兵衛様が道糞殿の心を救ってくださったおかげで、道糞殿は心安らかに退場していった」っていう状況を作るために出てきただけの、体のいい駒にしか見えなくて、なんだかなぁって感じでした。
(こんな中途半端なキャラにするならいっそ、茶器に魅入られて逃げたってことにすればよかったような。己が芸術のために、家臣や家族さえ捨てた男……それだったら「絵が好きなら、とことん極めろ」という言葉が、重く響いたでしょうに)


まぁ、一番なんだかなぁってのは、官兵衛ですけど。
これも、前々からそうですけど、この官兵衛はホームドラマパートでアホみたいに心情垂れ流すのに、策略面では心理描写を一切しようとしない。

例えば、有岡城攻めの時、信長が自分を切り捨て松寿丸を殺そうとしたことをどう思ったか、
またはその後、信長に対しての不満分子(光秀とか)を垣間見るたび、何を思ったか、
本能寺の変を聞いた時、光秀を秀吉に討たせ、天下をとらせようと思った心の流れ。

そして今は、変わっていく秀吉に対しての心理描写が一切ないので、今の秀吉のことをどう思っていて、自分はどうしたいのかってことがまるで分からない。だから、

優れた働きをしても、褒美なんていらない。
自分は秀吉が作る、戦のなき世のために戦っているのだから。

この言葉も訳わかめなんですよ。
心の底から言ってんだか、何か思惑があって言ってんだか。

家臣にもちゃんと説明していないらしく「褒美もらえねぇなんて、秀吉の奴め! 畜生!」と不満たらたらだしさ。
どうして辞退したのか、その胸の内を家臣にしっかりと説明しておけよ! 統率全然取れてねぇじゃねぇか!


で、今回はついでに、道糞殿をどうして助けたのかも「分からない」、そんでどうも今回のメインテーマっぽい、官兵衛がキリスト教に入った明確な理由も全カットで、官兵衛いつの間にかキリスト教入信。

ホント……何だったんだろうな、今回。

と、呆けている間に次回予告。賤ヶ岳や四国攻めは一分で済ませたのに、九州攻めはなんか、丁寧にやるご様子。……なんで九州だけ? 謎だわ。

本来なら、あの戦闘狂一族島津をどう描いてくれるのか楽しみ! と思いたいところなんですが、このドラマだからなぁ……嫌な予感しかしn…略



>web拍手レス
8月12日23:57 kou様
いつもコメントありがとうございます。今週大河、最近の戦シーンスルーっぷりはひどいですね。おっしゃるとおり、派手な戦シーンが無理なら、その戦での官兵衛の活躍くらい最低限見せて欲しいですよね。それを全スルーされた後で「官兵衛のおかげで勝てた!」と言われても全然納得できない。それから、「龍馬伝」のような主人公教や、「平清盛」のような長男を踏み台にして主人公様スゲーをやる演出にもうんざりです。柴田パパは……ホント、最後のあれは何なんでしょうね。あのセリフを出したいにしても回想シーンとかにすればいいのに、後光が差してる中、カメラ目線で話しかけてくるって……もっとどうにかならなかったのか。。。この演出は今回で最後にしてほしいものです。さて、台風ですが、私の地域は直撃を免れた上に、一番接近したのが真夜中だったので、そこまで大変なことにはなりませんでした。しかし、よそは深刻ですね。台風が去った後も大雨が各地で続いていますし……今年は太陽ではなく、雨で殺しにかかってきますね。どうぞ、そちらもお気を付けください。

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