忍者ブログ

壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

茶々とおねのシーンは結構よかった気がします

悪=秀吉&三成

この構図が露骨すぎるくらいアピールされまくった回でした。

二人の演技をもろ悪者にするわ、「俺に逆らう奴は誰であろうと討ち滅ぼす」だなんて、分かりやすい悪役台詞を秀吉に言わせちゃうわ。
 
 「悪いのはこの二人です」「官兵衛は全然悪くないんです」

それをドラマ全体で声高に主張していたわけですが……歴史ドラマを善悪二元論で片付ける趣向の是非について云々以前に、その善悪さえちゃんと描けていないのが何とも。


まずは、秀吉サイド。

島津にボロ糞言われて腸煮えくり返って、一時は「ぶっ潰してやる」と思いながらも、結局は今後のことを考え、本領安堵を約束しました。

播磨に立ち寄った時も、大勢の客と会わなければならないくそ忙しい中でも、ちゃんと光さんたちの元を訪れ、待たせたことを詫びてもいました。
 
今回の目玉、伴天連追放令についても、奴隷売買の件は華麗にスルーされた上に、宣教師の20日以内の国外退去などを強調して、秀吉の非道さをアピールしていましたが
(実際は……「この機に乗じて宣教師に危害を加えたものは処罰すると言い渡しており、強制的にキリスト教への改宗をさせることは禁止しているが、個人が自分の意思でキリスト教を信仰することは規制しておらず、一定の領地を持つ大名がキリスト教信者になるのも認可制(秀吉の許可が必要)とされたが、これも禁止されてはいない。また、下層の民については自由であることを定め、建前としては信仰の自由を保障するものであった」wikiより)

このドラマの中だけで描かれている描写(イエズス会の幹部(?)コエリョの失言オンパレード、「日本の技術では沈めることができない」上に「立派な大砲まで積んでる」ポルトガルの船を渡さない等など)だけでも、秀吉が伴天連追放令を出すのは理に適っています。

さらに言うなら、このドラマの右近があまりにも性悪な偽善者なので、秀吉が「あいつを信用できねぇ」と言ってもしょうがねぇなと思ってしまったり。。。
(「荒木村重を裏切ったのは間違いだった。今度こそ、正しい道を行きたい!」だ? 「光秀の行いはデウス様もお許しにならないでしょう!(キリッ」とか言っておいて!!!)

ついでに言うと、茶々にお熱だった理由が、茶々の中の「信長の血」が欲しかったからってこと。
(「信長様の血が、この秀吉の子に流れる!(感無量)」とか言い出した時は、マジで噴きました。政治的思惑もあるだろうけど、どんだけ信長好きやねんと(爆))


と、こうしてみると、確かに悪ぶっちゃいるんですけど、筋がちゃんと通ってるんです。
だから、あんまり暴君には見えない(まぁ名君にも見えませんけど)


対する官兵衛サイド。

天下人が忙しいってことくらい、ちょっと考えりゃ子どもでも分かるだろうに、「いつまで待たせるのよ! 遅いわね」と愚痴る糸に、「秀吉様はお忙しいのでしょう」と言うばかりで、それを窘めようともしない光さん。
ついでに、糸の侍女(?)は「いつまで待たせるおつもりか? このお方をどなたと心得る!」などと騒ぎ出し……

天下人&上司相手に……この二人(ついでに侍女)は自分たちの立場をどう認識しているのでしょう?

おまけに、一方的に喋って、さっさと帰ってしまったとはいえ、待たせたことをちゃんと詫び、褒美まで置いていった秀吉に対し、「なんて素っ気ないの!」「私たちが領地加増を催促にきたと思ったんでしょう。酷過ぎます!」「秀吉様って変ったわ」と、非難の嵐。

ホントお前ら何様だ状態だとか、秀吉の家臣たちが行きかってる場所でそんなこと言うなんて、うかつ過ぎるだろう! とか、領地加増を催促しにきたと思われた? いいじゃん、オリーブオイルさんはじめ家臣たちは「この前の戦の恩賞なかった。マジむかつく! 働いたんだから、恩賞くれ!!!」って思ってんだから、とか……突っ込んだら切りがない。


で、主人公はといえば、相変わらず息子に対してやたら冷たいし、九州に訪れた秀吉が「お前は秀長とともに動け」と言われて拗ねたり(一体どこの女子だ!)

秀吉&三成との三人との話し合いで、三成が気に入らない発言をすると、一々杖を打ち鳴らしたり、椅子をうち倒したりして大きな音を出すわ、立ち上がって、三成の眼前に歩み寄り、上から睨みつけながら怒鳴りつけるわ。。。
そんな失礼なことされても顔色一つ変えないどころか、官兵衛に対して悪口一つ返さず黙っている三成のほうがよっぽど大人に見えます。

伴天連追放令を止めにきた時も、ポルトガル船を秀吉に献上するよう、相手を説き伏せてきたならまだしも、何もしないで……おまけに、秀吉が危惧している問題についての打開策を何一つ示せない分際で、その発令は思いとどまってくれと言ったって、説得力がありません。
城井の本領安堵についても……それは官兵衛が勝手に取り決めたことですからねぇ。。。

おまけに、「秀吉様は変わられた」と嘆くのは、秀吉が自分の言うこと聞いてくれなかった時で、「秀吉様は昔と変わられてはおられない!」と嬉々として喜ぶのは、秀吉が自分の言う通りにした時だけってのが何とも。。。
しかもこの官兵衛、「秀吉様が俺の言うこと聞いてくれた。良かった!」で思考が止まっちゃって、秀吉がどんな思いで官兵衛の案を飲んだのか、考えようともしない。

そういう奴だから……いくらヒーロー演出して、綺麗な言葉ばかり口にさせようが、官兵衛が善には見えないんですよ。それどころか、偽善者臭が半端なくて、ムカムカくるっていう。。。

来週は城井の件をやるようですが……ここはどう描く気かな? 官兵衛かなりえげつないことやってるけど……多分、長政が全部泥をかぶるんだろうな(遠い目)




8月26日00:01 kou様 
いつもコメントありがとうございます。体調不良ということで……大丈夫でしょうか? まだまだ変な天気が続いていますからね、ご自愛いただけたらと思います。今週大河、私が毛利好きなだけに特に酷い回だと思ってしまいました。いくら秀吉や三成をワルっぽく描いても、主人公があれだと……これからどうなっていくんでしょうねぇ。。。あと更新、楽しんでいただけたようでよかったです。普段オラオラな攻の板垣が受けるということで、嫌な人は嫌だろうなぁと思っていたので。でも、おっしゃるとおり、このリバはジイジの人柄の賜物だと思います。ジイジじゃなかったら、板垣みたいなキャラを絶対受けさせられなかったろうから。さて、次回は新たな扉を開いてしまった二人のその後ですが……話はもうちょっとだけ続くので、最後までお付き合いいただけますと幸いです。

拍手

PR
  

COMMENT

NAME
TITLE
MAIL (非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS (コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 

カレンダー

04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

フリーエリア

最新トラックバック

プロフィール

HN:
雨月
性別:
非公開

バーコード

ブログ内検索

カウンター

アクセス解析

Copyright ©  -- 壱号ブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / material by DragonArtz Desighns / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]