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壱号ブログ

雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   
カテゴリー「大河」の記事一覧

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柄本さんの乃木さん、ホントいい!

一昨年、奇兵隊を見て「国民みんなで戦って国を守れるって素敵だね♪」と呑気に言ってた「龍馬伝」の龍馬に見せてやりたい。

お前が呑気に「素敵だね♪」と言ってた徴兵制ってこういうことだぞ? と。

そういってしまいたくなるほど……今回も悲惨な戦闘シーンをこれでもかと描いた「坂の上の雲」。

今回も見応え十分でした。ってか、今回は息抜きシーンなんか一つもなくて……もうホント、息つく暇がありゃしない。

命令の元、銃弾砲弾が降り注ぐ戦地へ突っ込んで行き、あっけなく死んでいく兵士たち。
武器弾薬、食料を満足に送ってくれないくせに、まだ倒せないのかよと文句ばっか言ってくる外野に憤る現地。
旅順がなかなか落ちなくて苛立つ外野。

それぞれの立場、苛立ち、悔しさがどれもしっかりと分かるだけに、こちらも非常にやり切れなくなります。

そして、今回主役だった乃木さんと児玉さん。
脚本に加え、俳優さんの演技力も手伝って、今回も素晴らしかったです。

颯爽とやってきて、203高地をあっさりと落としてみせた、普通にカッコいい児玉さんは勿論ですが、特に乃木さんは……描き方によっては、ただの愚将と映ってしまいそうなんですけどね。実に魅力的な人物として描かれていたと思います。

殆ど感情を表に出すことがなく、科白もあまりないのですが……不意に見せる表情、茫然と立ち尽くす背中に彼の悲壮感、苦悩が伝わってくるし、ぽつりと呟く一言が重い。
(まぁ、乃木さんに限らず、他の方もそうなんですけどね。例えば、「乃木さんは面目のために作戦を考える人じゃない」という参謀長や、「わしらが死ねば、203高地は落ちますか?」「強い兵…でした」という大迫さんとか)

ここへきて、203高地攻略に方向転換するとこもそうですが、息子の戦死を聞いた時の科白、「よく、死んでくれた」なんてねぇ。。。

たったこれだけの一言に、多くの兵を死なせてしまった指揮官としての苦悩、覚悟、責任感が凝縮されていることか。

児玉さんとの友情描写も良かったです。

「乃木に任せておけん! わしが行く!」みたいなこと言って押し掛けてきて、乃木さんの部下に「兵を無駄に死なせやがって。お前ら、それでも指揮官か!」と散々怒鳴り散らしたというのに、乃木さんには「俺が旅順の重要性を理解せず、戦況を見誤っていた」とまず頭を下げて……これだけで、児玉さんはどれだけ深く乃木さんを理解し、想っているのかが、すごく伝わってきました。

そして、指揮権を渡してくれと言われて……常人なら、決して頷けないと思います。ここまできて、指揮権を譲ってしまったら、乃木さんの面目丸つぶれですし、今まで乃木さんを信じてつき従ってくれた部下を想ったりするとねぇ。。。

それでも、児玉さんに助けてもらった昔話をし(これがねぇ、科白だけの説明でしかないんですが、お二人の演技力のおかげで、まるでその時の光景が見えるかのようでした)、「あの時から、わしの命はお主に預けておる」と、どうか頼むと頭まで下げる乃木さんは凄い。
で、「お前がここの指揮官になるのなら、わしは安心して203高地に特攻することができる」と笑う乃木さんに沈痛な表情を浮かべる児玉さんがねぇ。。。児玉さんはそんなこと、望んでる訳じゃないのにねぇ……

ホントに、ここの友情は熱かったです。

そして、乃木さんの期待に応え、203高地を攻略する作戦をちゃんと打ち立てる児玉さんは問答無用でカッコ良かったです。あと、異議を唱える部下たちに激を飛ばすとことかねぇ、痺れました。
(それと、児玉さんの幼少期のエピソードは良かったなぁ。ものすごく短い場面でしたが、児玉さんがどれだけ非凡な人物なのかよく分かった)

で、そんなふうにして、多くの犠牲を払いながらも203高地の頂上に打ち立てられた日本国旗と、「旅順港は見えるか?」の問いに涙ながらに「見えます!」というシーンは本当に泣けました。

そうだよね。今まで、ホントに203高地から旅順港が見えるか、はっきりとは分からなかったんだよね。203高地からなら、旅順港が見える「はず」! その言葉を信じて、ここまでやってきたんだから、本当に見えたあの瞬間は感動的でした。


そこから形勢逆転して、勝利を収めた後の描き方も印象的で(特に哀切漂う乃木さんの背中)……嗚呼、お腹一杯! 今回もすこぶる満足です!

来週はとうとう秋山兄弟それぞれの戦いに移っていくようですが、来週も楽しみです!

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事実だった

前回の「坂の上の雲」にて、長岡のヒゲに吃驚した訳ですが、あの後ご本人の写真を見たら……ホントにあんな感じで仰天しました(笑)

まぁ、この「坂の上の雲」スタッフさんは根拠のないネタはやらないとは思っていましたが、凄いなぁホント。

ってか、この時代の人は、ヒゲがやたらと立派ですよね。そういう流行りだったんでしょうか?

因みに、大河ドラマに出られる男性陣はいつヒゲをつけるのかっていうのが、結構重要ですよね。なんか感じ変わりますから……貫禄がつくっていうか。
とはいえ、最近の若い俳優さんはあんまりヒゲの似合う方がいないので、貫禄どころか変な感じしかしなんですけどね。。。(なんであんなに似合わないんだろう? 童顔だからか?)

そして、女性陣は老けメイクをしませんよねぇ。
あれ止めて欲しいなぁ。ただでさえリアリティないのに、四、五十代にして二十代の時と容姿が同じとか、ファンタジーもいいとこです。母と子のシーンもしっくりこないし。

来年はどうか、ちゃんと老けメイクして欲しいものです。




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12月6日00:38  kou様 
いつもコメントありがとうございます。更新分、おっしゃる通りこの二人は相当に意地っ張りです。まぁどっちかというと、ジイジが不用意に煽って、板垣が悪乗りしてって感じですが(笑) このカプは一応(?)アダルティカプなので出来るだけエロくしたいんですがねぇ、果たしてどうなることやら(苦笑)「坂の上の雲」、ホントに「江」って一体何だったんだろうって真剣に考えてしまいたくなるくらい良かったですね! 単純に「イクサハイヤデゴザイマス」と言わせるばかりで戦シーン は悉くカット! なんてことはせず、戦場がどれだけ過酷だったかを克明に描くとともに、戦争しなければならない経緯や世界の情勢、思惑もきっ ちり描いて、戦場に臨む人々の覚悟を表現しているので、非常に胸を打ちます。そして、乃木さんの言葉では言い表せない苦悩、悔しさを見事に演 じてた柄本さんは勿論のこと、他の俳優陣も所作もなってない若手トレンディ俳優とは比べものにならないくらい素 晴らしくて……非常に贅沢な時間でしたね。
やっぱり、大河ってこうじゃないと! 来週は203高地攻略です が、ただただ純粋に楽しみですね! あとヒゲ。私も当時の写真を何枚か見てて多少は慣れてるつもりだったんですが、あれはホントに吃驚しまし た(笑)どうやったらあんなふうになるのか、そしてあれを維持するためにどうしているのか。とても気になります。

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やっぱ、いいわぁ。。。

嗚呼、やっと今年の大河が始まったなぁ!!!

そんな感慨ひとしお。
そして、謙さんのナレーションを聞いただけで胸が熱くなり、ノボさん映像を見ただけでじんわり来るものが。。。
待ってたよ、今年も楽しませておくれよ! ってことで始まった、「坂の上の雲」第三部ですが……今回は戦闘シーンメインになる感じですね。

開始数十分で「江」全話戦闘シーン分を超えたよ(笑)

ってか、凄い戦闘シーンでした。プライベートライアンとまではいかないけど、砲弾や銃弾が雨のように降ってきて、人が玩具のように吹き飛んで……戦場がどれだけ悲惨なものか。ビシバシ伝わってきました。

とはいえ、悲惨だと思いながらも、単純に「戦争は嫌なもの、悪」と切り捨ててはいけないとも思える。

(まぁ命令されてのことではありますが)お国のため、自分たちの家族を守るため……大事なものを守るためと、砲弾の雨が降り注ぐ中を突っ 込んでいく兵士たちの勇気を思うとねぇ。。。

彼ら一人一人が本当に尊く思えます。

そしてそんな彼らの犠牲を無駄にしたくない。そんな思いの元、生きている人たちが頑張る訳ですが……海軍、陸軍それぞれの立場がしっかり 描かれているだけに、複雑。。。

真之が焦って怒る理由も分かるんですけどねぇ。それでも、真之を投げ飛ばした参謀長は素敵でした。
こういう局面でも相手の立場を察することができるのがね。今年のトンデモドラマにはそういうものが皆無だっただけに余計にジンとくる(苦笑)

んで、今回。実質主役だった乃木さん。

私はこの時代のことをあまり知らないので、乃木さんに対するイメージなんてほぼ皆無なのですが……いやぁ何度見ても、あの独特な雰囲気は印象深い。

ただぼけっとつっ立ってるだけっぽいのに、なんか酷く思い詰めてるっぽいっていうか、病的というか、次の瞬間何しでかすか分からない危う い感じがするっていうか。でも、突如科せられた途方もない重責に押し潰されそうな悲壮感も伝わってきて……柄本さんってやっぱ上手いなと思います。

そして、どう考えても無謀としか思えない強行突破を一点張りするとこ。普通なら愚かにしか見えないんですけどね。

情報は一切与えられないばかりか、武器だってない。そんな状況でとっとと落とせ! と言われたら、そりゃ兵士に肉弾となって突っ込めとしか言いようがないって感じがひしひしと伝わってきて、ひどくやり切れなくなりました。

望遠鏡で部下が次々死んでいく様を見てるシーンとか、児玉さんに「弱点なんか何処にあるっ?」と声を荒げるシーンとかね。

とはいえ来週、203高地獲りに作戦を切り替えるみたいなので、そうなるきっかけと、203高地を獲ったことで今の絶望的な戦況がどう変 わったのか。楽しみにしたいと思います。

……って、こんなふうに純粋に次回が楽しみって感覚久しぶりだなぁ(遠い目)

そして、最後の一つ。どうしても言いたい。。

長岡!! お前、そのヒゲどうした?!(爆)

ご本人がこういうヒゲしてたの? そうじゃなかったら、完全にネタに走ったとしか思えない。それくらいすっげぇヒゲでした。

なので、全然ふざけた場面じゃないのに、長岡が出ると笑ってしまいました。
困ったなぁ。これじゃぁ涙しなきゃならないシーンも笑ってしまうかもしれない。何とか慣れないと(苦笑)

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ホントに同じ時代を描いているんだろうか。。。

最近、「江」でうへぁ! した後、独眼竜を見るのがパターン化しつつあります。

涙ながらに弟を斬り捨て、ついに小田原に向かった政宗でしたが……。
いやぁ、小田原城攻めのパートは前回までとは別の意味で、緊張感&迫力満点でした。

自分とは比べものにならないほど強大な相手に、無力な自分はどう立ち居振る舞ってこの場を切り抜けるか。

一歩間違えば即殺されるという状況下。しかしそんな中でさえ、ただ平伏してみせたのでは伊達家の家名に傷がつくとあくまで毅然とした態度で構える政宗に痺れます。
前田利家らに寄ってたかって参陣遅参を詰問されても、少しも動じることなく、むしろ言い返してみせるところなんて爽快。

と、ここまでは「へん! 上方の武将って言ったって大したこうねぇぜ!」って感じなんですよね。
(で、この間に差し込まれる、愛との別れのシーンで悶絶。「死んでもあの世で夫婦になろう」とか……嗚呼、萌える!(激愛))

その後、家康に会うわけですが……津川家康、「葵三代」の苛烈な家康が印象に強いのですが、こういう無表情で慇懃無礼な感じもいいですね。何 考えてんだか分からない得体の知れなさが常にあるのに、でもどこか温かみもあって……いやぁ、津川さんホントお上手です。

で、その家康曰く、今のままじゃ秀吉は許してくれないだろうから、何か趣向を凝らせとアドバイスされます。

そして、そのアドバイスを受け、政宗がやったパフォーマンスがあの有名な死に装束です。
んで、政宗のその死に装束姿がまた粋で格好いいんですよね。「傾く」とはまさにこういうことを言うんでしょうね。

と、ここまではかなり調子に乗ってたんですけどね。秀吉が登場した瞬間、空気が一変します。
もうね……なに、あの威圧感&緊張感。何でもこのシーンの臨場感を出すために、勝さんはこのシーンになるまで謙さんとは一切逢わなかったとい うエピがあるそうですが、効果覿面ですよ。いきなりこんな状態で初対面なんて、びびらずにいられるかっての!

謙さんの緊張がここまで伝わってくるようで……特に杖(?)でいきなり肩をバシンと叩かれて、「もうちょっと遅かったら、その首なかったと思 え」と言われるとこなんてね。怖すぎて鳥肌モノですよ。

けれど、ただ怖いだけじゃないのが勝秀吉の凄いところ。やっぱりここでもちらほら愛嬌が垣間見える。
そして、政宗が真に秀吉に平伏してしまったのが、睨まれて恐怖に竦み上がったからではなく、崖っぷちで脇差しを手渡され、目の前で堂々と立ち ションされた時ってのがいい!!!

力や恐怖だけではない天下人の大きさ、貫禄を示すいいエピだったと思います。

そうだよね、ただ怖いだけの威張りくさった男が天下を取れる訳がない。思わずひれ伏さずにはいられない溢れるばかりの魅力とカリスマ。それを 勝秀吉は見事に体現していたと思います。
最初、秀吉を勝新がと聞いた時は、合わんだろうと思ったものですが、政宗から見た天下人である秀吉というならこれ以上のはまり役はありません ね。

立ちはだかる相手が強大であればあるほど、ドキドキしちゃいます。

しかし、秀吉の貫禄に圧倒されながらも負けるモノかと傾くことを止めない政宗はいいですねぇ! 砂金をこぼれる程盛ったりして「伊達じゃのう……!」ってなもんです。
とはいえ、さすがに小十郎をくれと言われた時は顔色を変えましたね。この場面もどうして秀吉が小十郎をくれと言ったのかの説明はありませんが おそらく、小十郎が政宗にとっての腹心中の腹心で知恵袋であることを調べ上げているからなんでしょうね。力業に出ることなく、伊達家の力を殺ごうとするあたりがホント強かです。

で、ここで断固として断る小十郎がいいんですよね。伊達家を去る時は腹をかっさばいて死ぬ時だってね。小田原出立前、政宗が秀吉に殺されるこ とがあればお前らも見事自害して果てよと妻子に言い置いてきているだけに(この後の、成実との会話もよかったなぁ!)、本気度が伺えてとても よかった。
勿論その後、「馬鹿だなぁ、折角の出世のチャンスを」と散々言っといて、「ただ、有り体に申せば……俺は嬉しかった」と照れ笑いする政宗もすこぶるよかったですが(笑)

と、主従愛に燃え燃えした訳ですが、その後の「人質、めご」回は政宗&愛夫婦回で萌え死にそうになりました。

小十郎が駄目ならってことで秀吉、今度は愛を人質に差し出せと言ってくるんですよね。
勿論、政宗はこれを拒否。鷹や馬を献上したりして必死で秀吉のご機嫌を取ろうとしますが、秀吉は許してくれません。最初、お前を秀吉なんぞに くれてやるものかと強気な政宗に安心して、「私だって殿のそばを離れとうございません」と素直な気持ちを口にしていた愛でしたが、困り果てている政宗を見、ついに人質にいく決心を固めます。

この時のやり取りがたまりません。まさに戦国時代って感じで。

「秀吉は類い希な女好きと言うぞ。もし、お前を所望してきたらどうする気だ」
この政宗の問い。最近の大河だったら絶対、「そんなことさせやしませんよ(ニコッ」とか言いそうですが、

「その時は見事操を立て、自害して果てます!」
と返し、政宗も「そんなことしないでくれ!」と言わないところがいい。

そうだよねぇ。昔は他の男に体を許すぐらいなら死ねという感覚が当たり前だったからねぇ(まぁ、政略のためとか例外もあったけど)
それだけの覚悟をもって、夫のため御家のため京へと向かう愛。かっこいいですね。

こういうのが、戦国の女の強さ、逞しさですよ。
(「江」もなぁ、「姫たちの戦国」と題しているんだから、こういうところをクローズアップして物語を描けばいいのに)

で、愛を送り出す際、愛に手を差し出し、指を絡めきつく握る政宗に激萌えした後。

折角奪い取った領地を取られ、上方連中にでかい顔をされた上に愛まで取られた政宗は面白くありません。
なので、爽やかなナイスガイなんだけど、なんかむかつく(←酷)蒲生さんに一泡吹かせてやろうとするわけですが……次回も楽しみです。


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7月31日12:29  柊さん...木口さんに~… の方  
拍手&不可解な男SSへのコメントありがとうございます。柊はぱっと見、嘘は吐かない、または嘘が下手な感じですが、実は結構さらりと真顔で嘘を 吐きます。特に、木口に対して(笑)長年の付き合いから、こうでもしないと自分の意見が通せないと熟知しているんですね。逆に木口は大抵の人間の嘘は見抜けるのに、柊の嘘には殆ど騙されます(笑)なんだかんだ言って、こいつは俺には絶対嘘吐かないと信じ込んじゃっているので。 まぁ、実際嘘がばれても、「令息のためを思ってのことだし仕方ないかぁ」と許してしまいますが。。。というように、今回は柊と木口の奇妙な関 係性も書いていこうと思っているので、次回もよろしければお付き合い下さいませ。


7月31日23:36  kou様 
いつもコメントありがとうございます。……そうなんです。柊、実は相当木口の操縦に長けています。多岐川社長の次くらいに。おっ しゃる通り、木口は難しそうに見えて、基本素直で真っ直ぐな子なので(笑)とはいえ、このまま負けっ放しの男でもないので、次回からの木口の 逆襲をお楽しみいただけたらと思います。今週大河、ここまで自己中で被害者意識の強いカップルは今までにありませんね。主人公からは母性の欠 片も感じられませんし(ネグレクト、度重なる死ぬ死ぬ詐欺、「娘は私が守ります!」宣言からの「もう二度と逢わないわ!」で、娘に一切の説明 もなく、ドロン。ご丁寧に娘の大好きな玩具まで持ってて)これでこれ以降、完ちゃんの名が一切出てこなかったら……そこで泣けてしまいます。
地震、まだ断続的に続いていますね。それに加え、最近では大雨……本当に今年はどうなっているんでしょうね。こればかりは人間の力ではどうに もならないことですが、ただただこれ以上何も起こらないことを祈るばかりです。余震や大雨に加え、連日猛暑が続いています。どうぞお体大事に なさってください。私も「節電のため、クーラー切って下さい」メールに毎日怯えながらも頑張ります(苦笑)

8月2日01:01 リンクミスを指摘して下さった方
リンクミス報告ありがとうございます。早速直させていただきました! 「不可解な男」もうかなり前の話で文章的にアレでお恥ずかしい限りですが、読んでいただいてありがとうございます。

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愛ゆえに人は苦しまねばなr… 略

最近の「江」は相当私にダメージを与えているらしく、狂ったように独眼竜を見ちゃってました。それも一気に7話分v(←あ~あ~)
でもねぇ、全然苦痛じゃないんですよね。それどころか、ホントはもっと見たかった。だって、次回が秀吉に会いに小田原に行く回なんですもの。

ついにあの名場面が見れる! と今からドキドキ。

さて、今回私が見た回。一応、表向きは政宗が主役ですが、真の主役はお東の方だったなぁと。
まぁもう、お東の方がこれでもかと出張りまくる(笑)

政治に一々口出しするわ、影で政宗を追い落とそうと暗躍するわ、兄貴(最上)のとこに早馬飛ばして何度も行っちゃうわ。
挙げ句の果てに、最上軍伊達軍がにらみ合う中央に甲冑姿で陣取って居座っちゃうわ。

ある意味、今年の江を超える出張りッぷりです。

でもねぇ、江のような嫌悪感、うっとうしさを覚えないんですよね。

確かに困った人だなと思うんですけど、伊達家のため、息子たちのため、実家の最上のため。周りから女のくせに出しゃばるなと怒られようが自分の出来る限りの力を費やし命を賭けて、自分のためじゃなくただただ大事なモノを守りたい一心で突っ走る。
その必死さに、とても好感が持てるんです。

何の覚悟も持たず、自分本位に喚き散らしてばかりで何もしない江とは格が違う。

と、そのひたむきさを分かっているだけに、政宗とのすれ違いが哀しすぎる。
お東の方の視点からみれば、全て政宗を思っての行動と分かるんですが、政宗からみると嫌がらせされてるようにしか見えないんですよね。その政宗の心情もちゃんと理解できるモノだから、切なさ倍増。
(そりゃ、「お前はダメな子だから当主の座を弟に譲るべき」と言われて、母の愛を感じられる訳がない。。。)

「母上は政宗を恨んでおられる!」「そなたの方こそ母を憎んでいるではないか!」と言い争った後、障子を挟んで「恨んでなどおりません。政宗はずっと母上をお慕い申しておりました……」と政宗が呟くシーンなんて、もうねぇ。。。

で、すれ違いまくり、我が子のためと思った末のあの結末。。。

ぱっと見、元凶は義光な感じもしますが、彼は多分きっかけに過ぎないんでしょうね(ってか、お東を唆す時の義光の妖しさ、いやらしさったらなかったです。なんだ、あの危ない男特有の色気は! たまんねぇYO!)

お互い、親ばかでマザコンなのに……・どうしてこうなった!

小次郎ちゃんなんて、とんだとばっちり! ではありますが……小次郎ちゃんにも原因はあるよねとも思えてしまう。

確かに、兄貴暗殺は小次郎ちゃんが命令したものではないし、彼は幼かったし、大好きなお母さんに逆らえなかったし……と、同情の余地はいくらでも あるんですが、それでも兄貴を追い落として自分を当主に据えようとする母や周囲を止めようとしなかったし、政宗に相談もしなかった。

それなのに、政宗に笑顔を見せ、「兄上v兄上v」とかなり懐いていて……。

このあたり、小次郎ちゃんは何を考えていたんだろうと思わずにはいられない。彼の内面がまるで描写されていないだけに、余計気になってしまいました。
ただ、心根はとても良い子だってことは分かるだけに(息子を戦で失い、泣き崩れる老いた母親を慰めるシーンなどからして)、彼がたとえどう思っていたにしろ、政宗とは別の意味で深く悩んで心を痛めていたんだろうと思え哀しくなります。

政宗もそう思っていたからこそ、小次郎が自分の欲してやまない母から愛情を一心に受けていても、憎め切れず可愛がっていたんだろうなと。
でも、母に毒を盛られたことによって、政宗の中の何もかもが歪んで弾けて……「許せ、小次郎。俺は母を斬る代わりにそなたを斬ったのだ」って……ホントやり切れない。どうしてこうなった(←大事なことなので二回……略)

と、メインは母と子の確執だった訳ですが、政宗と愛の不妊による不仲も政宗&愛夫婦に萌え萌えしてた私には痛かったです。
こっちも両者の気持ちが分かるだけに切なかったなぁ。

で、とうとう来ちゃったね、側室。。。
戦国の世では当然のこととはいえねぇ、ちょい複雑。しかし、政宗が側室もらってむくれる愛をお東さんが注意するのは違うでしょう(笑)あなたの旦那様は生涯側室を持たなかったじゃない! それに側室なんてもらったら最後、あなた嫉妬に狂って側室に喧嘩売ったでしょ、絶対!

そんで、その側室の猫御前。女から見たらかなり嫌われるタイプの女性じゃないかしらん。正直、私はこんな人と友だちになりたくない(苦笑)
でも、母親や妻のことで精神的に参っていた政宗が惹かれちゃうのは理解できてしまう。。なんていうか、あの人といると変な気を遣わなくてもいいし、何より嫌なこと忘れて楽しめそうだから()
でも、妊娠の振りは悪気がないにしても酷いですよね。嗚呼、早く政宗夫婦に子ども出来ないかしらん。

それ以外でいくと……成実がどんどん好きになっててます。
粗野でがさつで押せ押せな人なんですが、妙に愛嬌があって可愛いんですよね。

奥さんから、「両親から『お前の夫は戦だけが好きで女には興味ないんじゃないの?』と言われました」と言われ、「馬鹿野郎! 興味なら大いに ある!」と昼間っから奥さんを寝所に引っ張ってくとことか、ニマニマしてしまいました。ええわぁ。

小十郎も相変わらず格好良くてねぇ。ただ、彼の奥さんは大変です。突き抜けた生真面目さと忠義心のせいでいつ、「離縁しろ」だの「子どもを殺せ」だの言われるか分かったモンじゃないっていう(笑)


それと、政宗がどうしても天下を諦めきれず、小田原にいくのを渋る葛藤もよかったです。
「俺はあと三十年……いや、二十年早く生まれて来たかった!」と悔し涙を浮かべる場面は本当に名シーンですね。
持って生まれた才能だけではどうにもならない、時の巡り合わせ。前に、「花の慶次」で秀吉が「天下人は天が決める」と慶次たちに話しているのを読んだことがありますが……本当にその通りですね。

あの時代、名武将は溢れていたというのに、その中で天下を取ったのは武将ではなく、何の後ろ盾も家来もいなかった百姓出の秀吉なんですから、彼自身の力を考慮するとしても得体の知れない強大な力が働いたような気がしてくる。

と、天の力も感じながら終わった今回ですが、次回はその天に見染められた天下人・秀吉との対面です! う~ん、凄く楽しみ!



>web拍手レス
7月24日23:28  kou様 
いつもコメントありがとうございます。おっしゃる通り、今週は「江」唯一の楽しみ、秀次さんが逝ってしまわれ残念無念です。そして次回からあの自己中現代カップルがメインになってくようで、今から眩暈がしています(というか、徳川の家臣は正信だけでやっていくつもりです かね? 榊原も井伊もでないなんてことはないと思いますが、う~ん)秀次の一族皆殺しについては案の定、保奈美無双であっさりしたものでした ね。おっしゃる通り、秀吉の非道さを出すには駒姫など詳しくやるべきだったし、秀次に「甥っ子の俺を…」と言わせるぐらいなら、どうか息子を 殺さないでくれと秀吉に懇願する秀吉の姉などを描写すべきだったんですけどね。あと、秀吉が狂った狂ったと言ってますが、今までの描写が酷す ぎただけに何処がどう狂ったんだかさっぱりなのもねぇ。むしろ、江に対して「誰に対してモノを言ってる」とか言いだしたから前よりまともに なってきたんじゃないの? と思ってしまったり(笑)そして、原田芳雄さん。おっしゃる通り、最近の若手さんには出せない男の色香溢れるいい 役者でしたね。本当に残念です。そして最上義光は悪役として描かれながらも大変魅力的で、原田さんのはまり役だと思います。これからも十分堪 能していこうと思います。

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