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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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尚さん、好きでした……(泣)

尚さん!!!!!!!!(号泣)


もうね、今日はこれに尽きます。

……いや、久しぶりの容保様や! 相変わらずお麗しい! とか、斎藤が藤田五郎と名乗って警視庁へ…とかいうと、どうしてもるろ剣がちらつく! とか色々あったわけですね! それでも全部ぶっ飛んじゃうよ。

だって……知らなかったんだもの。まさか、尚さんが死ぬだなんて!!!!

嗚呼、テレビ欄のあらすじ見て予習してたら、こんなにショック受けなかったのに! なぜ今日に限って見なかったし?!

ってか、死に方もなんというか……悲し過ぎる。
生活に困窮した上に、肺炎になって……とか。。。

でも……それでも、自分のなすべきこと(会津が滅ぶまでの記録を後世に残すこと)を見つけ、最期の最期まで全力注いで……

思い起こせば、尚さんは会津に来た時からそうでした。長いこと会津藩によそ者扱いされて、召し抱えてもらえなくても腐るんじゃなくて、今自分にできることを探して、こつこつ打ちこんでね。

尚さん、あの頃のまんまやったんや。

で、「死を目前にした人の字じゃない。なんて力強い…」というジョーの言葉で涙腺決壊ですよ。
おおお……尚さん、なんでや! 尚さん何で死んでしまうん(号泣)

……でもね、「あいつは、『会津と家を頼む』という俺の言葉を最期まで律儀に守って……そんなあいつに何も報いてやれなかった!」って兄ちゃんの言葉聞いた時、おい……それじゃぁ尚さんまるで兄ちゃんとの約束守るためにここまで頑張ったみたいじゃんかよ! 何? やっぱり(←?!)あんたたちそういう関係だったの!? と、ちらりとでも思ってしまった自分の腐った脳細胞を全力で殴りt…略

まぁでも……長谷川さん、とても名残惜しいですが、お疲れさまでした。あなたのおかげで、とても品がよくて、穏やかで……けれど、とても芯の強い魅力的な尚さんを堪能できました!

と、尚さんのことで頭がいっぱいいっぱいだったもんだから、この回で八重さんがジョーのプロポーズを受けちゃったことにぶったまげ。
うそーん! せめて、もう一週くらい引っ張ろうよ! これじゃ尚さんますます報われないやん!!!(涙)と思いたいところですが、相手がジョーだからと思うと、あまり強く批判できない。

だって、ジョー。すっごくいい奴なんだもの。

真っ直ぐで、温かくて、ユーモアあって、明るくて、背広似合うイケメンで、おまけに嫌味というか打算的なモノがまるでない……。

今日だってさ。「力強い、いい字だ」って言葉にもグッときましたが、二回目のプロポーズだってさ、尚さんが忘れられないって八重さんに「忘れて欲しくない、僕はむしろ彼に喜んでもらえる家庭を築きたい」とか……懐広過ぎや!!!

何なの? この完璧超人状態ですよ。

……ああもうこうなったら、ジョーはとことんこのドラマを明るいほうへ明るいほうへグイグイ引っ張っていってほしいものです。

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ってか、兄ちゃん家に居候って……まんま尚さんと同じ境遇やないかーい!

今回の大河ドラマの主役が新島八重で、こうこうこう言うコンセプトで話をやっていきます! という話を最初に聞いた時は、非常に微妙な気持ちになりました。

話は面白そうだけど、それ……朝ドラ向けの内容じゃね?
まぁ、幕末までは大河になるだろうけど、明治に入ったら……と。

そしてその予感は、だんだん現実になりつつあります。
……いや、話は面白いんです。見応えもあります。でも……大河ドラマ見てる気がしないなぁというか。。。

今回がかなりのまったり地味回だっただけに、余計そう思っちゃったのかも。
ってか、讃美歌歌うシーン長すぎじゃね? 尺が余ってるの??? と、去年大河の手を変え品を変えの尺稼ぎを思いだs…略

これからますますこんな感じになってくのかなぁ。まぁ最後まで見る気ではいるけれど……時代や国を動かした主人公の話に慣れている身としては、もっとダイナミックな歴史の流れを感じたい……云々


と、冒頭からブーブー言ってしまったわけですが、キリスト教の博愛精神が理解できないという八重さんの図はとてもよかったと思います。

そうだよね。あんな悲惨な戦争体験してて、「敵を愛せ」「悲しむ人こそ幸いである」とか言われても「何言ってんだ、こいつ???」だよね。
ここは、会津戦争を丁寧に描いていたから、とても説得力があった。

おそらく、これからジョーさんがこの教えを八重さんに理解させていくんでしょうけど、どんなふうに描いていくのか楽しみです。

で! 今回から本格参戦のジョー。

いやぁもう、考え方がかなり現代人ですね。
理想の女像といい(「顔は気にしない」ってのは……あれか? やはり史実の八重さんを差して言っt…略)、自分のことは自分でやったりするとこといい。

でも、最近の大河のような違和感はありません。
明治だもんね! アメリカ帰りだもんね! 文明開化だもんね! と納得できる。

そしてかなりアメリカン。
嬉しくなったからって初対面の兄ちゃんに抱きつくし(兄ちゃんの戸惑いっぷりは結構萌えt…略 でも、ジョー。槇村さんが学校作るの許してくれた時は槇村さんに抱きつかなかった……は! もしかして好みじゃなかったかr…略

八重さんへのプロポーズもねぇ。てっきり二、三週引っ張ると思ってたんですよ。だって、尚さんの時だってなっかなか……こっちが「ええい、早く言っちまえよ!」ってくらい引っ張って言わなかったから。
それなのに……

八重さん「他にご用はありますか?」
ジョー「一つあります。私の妻になってください」

なんだ、このソッコー攻撃! しかもなんか軽いぞ!!!
ジョーは思い立ったら吉日の人なのでしょうか? まぁ、これくらい思い切りのいい人じゃなきゃ日本飛び出してアメリカに身一つで亡命しようだなんて思いませんよね。

さて、このプロポーズがどうなるのか……って、最初は断られるんだろうなぁ。「川崎八重です」って名乗ってたし……なんか、まだ尚さん出るみたいだし(しかもますますやつれて酷いことになってるし!!)前途多難っぽいなぁ。

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いまいち、槇村さんの立ち位置が掴めない。。。

昨夜は色々バタバタして、見逃してしまったので、今日試聴。
ってか、昨日だけじゃなくて今週はずっとバタバタだったなぁ。墓参り行ったり何だり。そして、気がつけば盆休みが終わってる。。。あれ? いつの間に終わったの?

ってことはさておき、今回は尚さんとの再会回と銘打たれていましたが、そのシーンは実に短いもので、大部分は新政府の内部分裂、八重さんの新しい暮らしなどに割かれていました。

でも……これはこれで、上手い構成だったなと観終わって思いました。

なぜなら、「あなたはもう、私といるべきじゃない」という尚さんの言葉に、説得力が増したから。

すごく活き活きとしてるんだよなぁ、今の八重さん。

やってることは滅茶苦茶大変なんですけどね。

日本初の女学校の舎監やって、機織りの授業やって、その合間に英語の授業に出る。おまけに、女学校への資金を増やしてくれと談判にもいく……って、一個だけでも大変だろ、これ。
私は絶対無理だ! なんて、英語の授業風景を見て特に思う(英語大嫌い><)

けど、八重さんは全然苦に思ってない。むしろ、楽しくて楽しくてしかたないって感じがすごく伝わってくる。

着物にブーツ履いて、颯爽と軽やかに駆け回る。

そんな八重さんを延々見たあとで、何もかも失って暗い暗い貧乏生活送ってる(しかも、三千両の詐欺事件で公判中)の尚さんの元に戻ると言っても……ねぇ。

自分の気持ちより相手のことを優先させてしまう尚さんの性格考えたら無理だよね。

でも、ここは……八重さんへの愛してるからってのは勿論だけど、意地もあったような気がしました。

何もかも全部なくして、こんなにも落ちぶれてしまったけれど、愛する女の重荷にはならない。好きなことを好きなだけやらせてやる。そういう男でいたいっていう矜持と言いますか。
(八重さんを大成させることで、自分の人生を意味を持たせようとしたってのもあるかもですが)

考えてみれば、尚さんって八重さんのやりたいこと全部、反対せずやらせてあげてたんですよね。鉄砲のことも、戦に参戦することも全部全部。

だから、最後までそういう男でいたかったんじゃないかな……とか。

本当は、今の生活を捨ててでもあなたと添い遂げたいと懇願する八重さんの気持ちは嬉しかっただろうし、そばにいて欲しいとも思ったはずですが。。。

ホント、ええ男です、尚さん。好きやわぁ。

八重さんもええ女やった。

……でもね。

「京都で頑張りながら、あなたが来るのをずっと待ってる!」
「それでこそ、私の知ってる八重さんだ」

……うん、すごくいい会話だと思うんだけど……ジョーのこと考えると、何だかものすごく悲しくなってくる。
だってこの後、ジョーと……おおおお(泣)チキショー! 尚さんに期待もたすようなこと言うな! 尚さんのライフはとっくにゼロなのYO!

そして、次回予告が「帰ってきたウルトラマン男」ですよ! チキショー! もう次の男かよ!!!

と、八重さんサイドは新しい時代に向かってまい進してってるわけですが、新政府サイドがねぇ。なんか暗雲立ち込めてきましたね。
「あいつらは錆びついた幕府を壊したが……壊しただけだ」
「まだ、藩だなんてモノに拘ってるんですか?」
この言葉は重いですね。

そんで、大久保さんと西郷さんの決別。
倒幕時はともに命をかけた戦友だというのに、どうしてこうなった。。。

この後、西郷さんは……こちらのほうも注目していきたいですね。


>web拍手レス
8月12日22:46 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、おっしゃるとおり、皆言いたいことはたくさんあるだろうに、それらをぐっと堪えて 気を遣う様が何とも好感が持てました。でも、いくら「これからは学問の時代だ!」ってことが分かっても、今から英語の勉強しろってのはきつい ですねぇ。私だったら卒倒しそうです(笑)次回の尚さん回。この人とても好きなので、サヨナラするのはとても残念なんですが、どうか彼にも希 望の光が見える別れ方をしていただきたいものです。ヘルシング。貪るように読んでます。インテグラ様は漫画のほうが色んな一面が見れて楽しい ですね(OVAはかっこよさに終始してた……いや、おばあちゃんになってからは可愛かった!)とはいえ、漫画で一番驚くのはバレンタイン兄弟 ですね。本編じゃソッコーで死んだのに、あのVIP待遇は何なんでしょうね(笑)コミカライズ、マチコさんはおっしゃるとおりすごく特徴的な 外見ですから、あれをどう絵に起こしたのか気になりますね。機会があれば見てみたいです。「孤島の鬼」と「ドグラマグラ」のコミカライズ!  そんなものがあるんですか!? あの世界観を漫画に起こそうなんて、すごくチャレンジャーですね。ぜひ読んでみたいですが……同人誌でした か。それは残念! ただ、「ドグラマグラ」はあの表紙絵がすごく印象に残ってます。あれは秀逸ですよね。



8月16日10:08 おはようございます、雨月様~ の方
大河感想へのコメント、ありがとうございます。尚之助が「女がいるぞ!」と言ったシーン。八重さんからしてみれば、命をかけてあそこに立っていたわけですから「プライドを傷つけられた!」と腹を立てるのも無理ないかとは思うのですが、尚之助が間違ったことをしたとは思っていません。もしそのまま一緒に行かせていたら、コメントに書かれておられているとおりのことが起こっていたでしょうからね。愛してるなら、そんな目に遭わせたくないと思うのが当然です(これはもう、「女だから」とかそういう問題じゃない)けど、相手にはその気持ちが伝わらない。哀しい話ですね。八重の家族に関しての描写ですが、これもおっしゃるとおり、普通だったら時栄を悪女のように描いて、ドロドロの昼ドラ展開に持って行きそうなのに、そうしないところに私も好感が持てました。色恋、不倫、そういうレベルの問題ではなく、あの時代、皆必死だった。命がけだった。そういう感じが出ていてとてもよかったと思います。「会津と薩摩は似ている」これを聞いた時は私も嗚呼確かにそうかもしれないと思いました。薩摩も会津と同じ立場に立ったら、最後まで徹底抗戦するだろうなと(長州もやりそうですけど)気質は同じ。気持ちも分かる。違いがあるとすれば、それは時代に乗れたか乗れなかったか。それだけなんですよね。あそこもとても味わい深くていいシーンだったと思います。最後にジョーですが、まずオダギリさんの佇まいが素敵ですね。垢ぬけて品があり、でもどこか儚い感じ。捨松との会話もよかったですね。学問のため……だと重くなりますが、「美味いモノをたくさん食べる」を付け足すことで、とても柔らかな感じになりますよね。こういうユーモアのセンスがあるところもいいなと思います。これから、本格的に登場していくことになりますが、活躍が楽しみです。

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何も知らなかったら、ジョーは捨松とくっつくと思うよね

先週が超鬱回で、終わり方も「うわぁ、なんか居心地悪いなぁ」って感じの時栄さんと「この人が、九年間も待ってたママを捨てたパパかよ…」とドン引きしたようなみねちゃんで〆だったから、今回も……

「義姉様捨ててこんな女に乗り換えるなんてぇえええ!! キィイイイ!!!」「この泥棒猫!!!!」みたいな、ドロドロの昼ドラ展開になるんじゃ……と、ビクビクしながら視聴したわけですが、杞憂でした。

いや、確かにみねちゃんがパパや時栄さんを認められず、ご飯時に納戸に籠ったり、時栄さんを無視したり……なんてことはありましたが、それでも皆自分をよく抑えていたと思います。

特に、時栄さん。

彼女は兄ちゃんがこれまでどれだけ辛い目に遭ってきたか見てきて、自分だってすごく苦労してる。

だから普通、「そっちも辛いだろうけど、兄ちゃん(もしくは、私)だって大変だった、辛かったのよ」と一言ぐらい言っちゃいそうなものなんですが、そんなことは一切言わず、みねちゃんや八重さんの「今まで辛かった」「城攻めの時、城にいなかった兄ちゃんには分からない!」って言葉を黙って受け止める。

ここはすごいなと思いました。


で、兄ちゃんも何も言わない(まぁ、兄ちゃんの性格上、そういう感情は口にしそうにないし、時栄さんの前でズバズバ言うのもねぇ…)
でも、うらさんの着物用意してたり、うらさんにあげた櫛のことを覚えていたりと、兄ちゃんがずっと大事に思ってたエピをちょいちょい入れてくるから何とも哀しくなりました。。

うらさんがもっと身分の高い武家の出だったら、側室というかそういう女性がいても平気だったんだろうけど……耐えられないだろうなぁ、こういう感じ。これはついてこなくて正解だったのかも、と思えてしまって。

……っていう、山本家のあれこれも見応えあったわけですが、今回のメインは八重さんが次のステップに進むまでの過程ですね。

過去に折り合いをつけて、前を向いて生きる。

理屈は分かっていても、具体的にどうそっちに心を持っていくのか。

最近の大河みたいな、「平和のために憎しみを捨てて、手を取り合って生きよう!」みたいな安易な綺麗事路線で行ったらどうしよう、と思っていましたが、このドラマは違いましたね。

会津がしたことは間違っていなかった。それなのに、どうして会津は逆賊として討たれてしまったのか。

説明してくれる人はいるけれど、今の自分にはその話が理解できない。

では、その話を理解できるほどの知識をつけるべきなのでは?


この流れは上手いなと思いました。簡単に割り切るんじゃなくて、徹底的に向き合って、その先に何かを見ようとする。素敵な考え方だと思います。

兄ちゃんの「新政府が打ち捨てた、そして会津が命がけで守ったこの京都を、立派な町にしたい」ってのもよかったな。そうだよね、地元もだけど、京都は会津にとって思い出深い場所だもんね(ここで流れた回想シーン、容保様以外全員死んでるってのがまた悲しい、、、)

あと、今国内で争ってる暇はないって言葉も……ああ、そういえば、会津は最初そう主張していたはずなんだよね。
でも、それを公で主張したばっかりに、京都守護職やる流れになっちゃって、最後はあんなことに……。。。そう思うと、やるせなくなりました。

……なんて、真面目に見てましたが、瞬間瞬間。兄ちゃんの溢れ出るフェロモンにフフッとなる(←あ~あ~)
盲目になってから、儚さが増したといいますかなんといいますか……いやぁあの風情はいいわ。

あと、ジョーの背広姿がとっても素敵! オダギリさん、スタイルいいから背広がすっごく似合うv

と、キャッキャしてたら、来週は尚さん回! 正直、あのままフェードアウトなんかしたら、あまりにも報われないYO! と思っていたので、よかったけど……どうなっちゃうのか。尚さん好きとして、来週は心して視聴したいと思います。

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止めて!会津藩&視聴者のHPはとっくにゼロよ!!(号泣)

辛い辛い幕末が終わって、これから少しずつ明るい方向に向かっていくんだな……と、期待を抱いていた私の心を容赦なく踏みにじる! 

さすが、ドS製作者(&史実)! おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる!あこがれr…略

……もう、ホント。マジできつかった今回。


思わぬ詐欺に遭って訴えられるも、藩に迷惑をかけないため「悪いのは全部自分」と供述し、八重さんに離縁状を送った尚さん。

過酷な環境ゆえの深刻な食糧難&病死者続出。多額の賠償金払うわけにはいかないからと、断腸の思いで忠臣・尚さんを見捨て……それでも、いつかこの地で再起を図るのだと歯を食いしばって耐えるも、廃藩置県により斗南藩消滅。

九年間、ひたすら耐えて耐えて帰りを待っていた夫が、現在内縁の妻がいて、子どもも今年生まれたとか聞かされるうらさん等など……

登場人物皆、すべからく不幸だYO! どうなってんだ、これ!!!(泣)

しかも、これが……悪い人が誰ひとりいないというのがまた、やり切れなさ倍増。


尚さんと八重さんの離婚。

この仲良かった夫婦がどんな形で離縁するのだろうと思っていたら、まさか「女がいるぞ!」のあの場面が伏線になっていたとは。。

やはり、八重さんにしてみれば、あの行為は許されざる裏切り行為だったんですね。

確かに、この二人仲良かったけど、よくよく思い返してみれば、普通の夫婦のそれとは程遠い関係でした。
尚さんは、八重さんに「家事をして家を守る」など女としての側面よりも、仕事上のパートナー&戦友としての側面を多く求めていました。
そして、「女」という枠組みに窮屈さを感じていた八重さんはそのことを大変喜び、「この人なら」と思って今までついてきていた。

でも、あの場面。尚さんは公の場で八重さんを女扱いしてしまった。
それが、八重さんは許せなかった。そしてそこにきての、何の理由も告げずの離縁状。

尚さんの身に何か遭った。尚さんは自分に害が及ばないよう、自分との縁と切った。それは分かる。でも……夫とは対等で、一緒に戦っていきたい! と思う八重さんにとっては、そんな気遣いは屈辱以外の何物でもないわけで。

このコンボで、折れてしまったんだろうなぁ。。。

尚さんの、八重さんを大事にしたいという気持ちも痛いほど分かるだけに、これは非常に切なかった。

で、もっと切なかったのが、兄ちゃんとうらさん。
もう、うらさんの気持ちが痛いほど分かる訳ですよ。九年……九年もの長い間、待って待って、死んだと知らされても生きていると信じて待ち続けて、ようやく生きていると分かった途端。内縁の妻がいる。子供も生まれた……なんて聞かされちゃねぇ。どんだけショックだったことか。。。

これ、兄ちゃんも大変だったんや! 盲目になって足さえも悪くなって、それで……と、事情を聞かされていたらどうなってたんだろう。
……いや、たとえ聞かされていたとしても、うらさんにとってはやっぱり不貞。頭では分かっていても、うらさんの言うように、兄ちゃんや時栄に辛く当たってしまっていたことでしょう。

「私にも女の意地があります。旦那様には、この赤い櫛が似合う綺麗な私だけを覚えておいて欲しい」

この科白が一番やり切れなかったなぁ。
そして、その後の母と子の別れのシーンが、もう。。。

そうだよなぁ、女の意地云々言ったって、子どもにしてみれば、母親と別れ、ほとんど覚えてもいない父親の元に行かされるわけですから、辛いよなぁ。

ラスト、義姉様を裏切って、兄ちゃん絶対許すまじ! と思っていたのに、再会した兄ちゃんの姿を見て絶句する八重さんの顔が何とも印象的でした。

さて、これから京都でどんな生活が始まるのか。できれば、これ以上不幸が重ならないでいただきたいものです(涙)



>web拍手レス
7月30日23:49 こんばんは、雨月様。一週遅れになりましたが「鶴ヶ城開城」~ の方
大河感想へのコメントありがとうございます。「野風の笛」というお芝居は存じ上げないのですが、「天下一の家に生まれたのだから天下一の苦し みも引き受けようではないか」というのは実にいい台詞ですね。おっしゃるとおり、ここ最近の、自分の願望&権利を主張するばかりで、義務をま るで果たそうとしなかった大河に比べ、男として戦ったのだから、男として処断を受けるという八重の行動は清々しさを覚えました。自分の言動に 責任と覚悟を持つ。こういうあり方は男女関係なく、かっこいいと思います。古代ギリシャで参政権が男性にしかなかったのは、参政権に兵役義務 が共っていたからというのは、非常に興味深いですね。昔は政治に戦争が伴うのは当たり前で、政治に口を出すからには戦争に出る責任がある。重 いですね。でも、そういう側面でみると、ただの男尊女卑では片付けられないものがありますね。鶴ヶ城明け渡しの過程はおっしゃるとおり、秀逸 でしたね。無言のまま、「降参」と達筆で書き上げる照姫様や、綺麗に拭かれた廊下を見てはっとする板垣など、口には出さなくても雄弁に語られ る細やかさがよかったです。「俺たちだって田舎侍だろう!」と一喝する隆盛も男前でしたが、彼の今後を思うと切ないですね。でも、そこをどう 描いていくかは楽しみです。




7月31日00:08 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、会津戦争も悲惨でしたが、戦争後もかなり悲惨でしたね。おっしゃるとおり、戦争の熱から覚めて気がついたらってな感じで……これからどんだけ辛い現実が襲いかかってくるんだろうと思うと、ビクビクしてしまいます。権兵衛さんの最期はよかったですよね。一見すると、藩の責めを一身に背負わされ腹を切らされるんですから、非常に悲惨なんですけど、これまたおっしゃるとおり、自分の命で藩や主が救えるならと、どこか誇らし気な風情がとても印象的でした。慎吾ちゃん、ホントに最初から最後までいい演技でしたね。そして、権兵衛とは対照的に生きることになってしまった頼母。会津のために死ねなかったどころか、追放までされてしまったけれど、それでも最期まで生き続けてやると妻の辞世の句に語りかけるところはぐっときました。この人のこれからをどう描いていくのか楽しみです。そして、ヘルシング。私はOVAから入った口です。いやぁ、あの配役はまさに神キャスティングですね! 若本さんもそうですが、どこまでも病んでてエロいアーカードの中田さんも凛々しいインテグラの榊原さんも超絶カッコいい隊長の平田さんも何度聞いても飽きない名演説・少佐の飛田さんなど…たまりません!ドリフターズは、私も信長が好きですv外道なんだけど、どこか愛嬌のある感じがすごくいいです。早く続き出ないかな。。巨人は読んで損はないと思いますが、読んでも周りに話せる人がいないのはちと苦しいかもしれません。色々語りたくなる話ですからw

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