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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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今回も飄々と格好いい正信に対して、息子は……うーん

先週大河、犬伏のシーンがあまりにも良過ぎて、心が震えるぅうう>< だったわけですが、今回も……派手な戦シーンはなかったものの、楽しく視聴できました。

まずは信幸兄ちゃん。
昌幸パパが裏切ったことに激怒する徳川家中に、一人残る辛さ、緊張感がよく出ていました。
そうだよなあ。下手をしたら、ここの時点で殺されていてもおかしくないし、たとえ許されたとしても、上田城攻めの先鋒を任されるのは明らか。

それでも、御家を残すため、徳川に留まった。そして、「父の裏切りは許されざること。ご命令とあらば、今すぐ腹を切ってお詫び申し上げます!」と啖呵を切って堂々と渡り合う兄ちゃんは相変わらず格好良かった!

で、その夫の決断を慮り、先に沼田城に立ち帰って、パパたちを追い返した稲姫も、今回は非常に……嗚呼。こんなに凛とした妻として描く気だったのなら、どうして最初あんな描き方したのかと怒りたくなるくらい男前で格好良かった(そして、子どもたちがメッチャ可愛かった)

信繁もその辛さは重々承知しており、終始兄ちゃんのことを気にかけていて、どうすれば兄ちゃんと戦わずに済むか策を練る。兄ちゃんもその策に乗れるよう、軍議で必死に砥石城攻めを志願し、敵味方で相対する。
それでも互いに見つめ合う姿は、以前となんら変わりないっていうのが、ひしひしと伝わってきて、切ないシーンではありますが、ぐっときました。

本当になあ、いい兄弟だよ、こいつら(しみじみ)

そんな中、相変わらずなのが昌幸パパ。
戦ということで、最近の腑抜けっぷりが嘘のように活力が漲り、活き活きとしていました。
「よーし! この際だから甲斐、信濃も治部に強請っちゃおう★」と調子に乗るくらい(「いいよ」という返事を受けての、「よっしゃああああ!」は爆笑しました)

徳川をどう攻めるかと、策を巡らせるとこは格好良かったなあ(「この際だから、秀忠の首をとってやれ」と笑うところは痺れました)

あと、地味に再登場の茂誠さんが相変わらずいい味出してました。
「義父上様、また徳川を裏切ったんだって。相変わらずだねえw」と、のほほんと笑い合って参戦。
「兵糧を根こそぎ奪い取ってやれ」という命令を、これまたのほほんと受け、敵の前に来てものほほんと笑って……おいおい、大丈夫かよ。と、思ったら、押し倒して首掻き切り! やだ、怖い! 素敵!

んで、味方は大勝利。「兄ちゃんには貧乏くじ引かせちゃったなあ」とか、「次の戦はどのあたりかなあ」とか、暢気に語り合いながら、酒盛りしてるとこへの西軍一日で大敗の報せ。

まるで、再来年大河の報を聞いた自分のようだと、遠い目になりながら今週終了。
次回は、忠勝を味方につけての兄ちゃん助命嘆願回。また格好いい兄ちゃんが見られることを楽しみにしつつ待ちたいと思います。




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真田丸の江、なかなか愛らしい感じでしたね

今回はとうとうかの有名な犬伏の別れ! 一体どう見せてくれるのか?! ……と、思ったら、今回は「治部&刑部愛の劇場」「犬伏の別れ」の二本立てだったでござる。

いやあ、犬伏は後に語るとして……治部と刑部のアレは凄かった。まさかここまでやるとはね! ここまでストレートにやられたら、圧倒されるしかないわ!

てか、刑部の愛が深すぎる! 

愛娘さえ、そばに座っていても「泣いておるのか?(疑問)」なのに、
結構離れたところに座ってる治部に対しては即座に、「治部殿、泣いておる場合ではない!(断定)」ですからね。どんだけ治部のこと分かってんねん!

その上、「勝てるかどうか分からないなんて弱音は二度と吐くな。大丈夫、俺が必ず勝たせてやる!」と言い切り、ぶっ倒れるまで西軍についてくれるよう諸大名に呼びかける文を、病身を押して懸命に考え続けて……やだ! 刑部男前すぎる><

これじゃ、治部が乙女になって、お目目うるうるさせたり、抱き締めたってしかたないわ! 

ということで、二人の愛のメモリーに当てられまくったわけですが、そんな中、何だかなあってことになっちゃってたのがガラシャ。
時間がなかったから手短に済ませてしまったんでしょうが、もうちょっと何とかならなかったの??
 きりはどうやってガラシャの元までたどり着けたんや? とか、佐助、簡単に捕まり過ぎじゃね? という疑問もさることながら、あれじゃガラシャがただのバカに……ゲフンゲフン。

と、そんなこんなな大坂パートを経ての犬伏。

治部挙兵を聞いて、昌幸パパがなんで激怒するのか分からない兄ちゃんに、仔細を説明したり、「ここはどちらにも味方せず籠城を決め込んで、世が乱れたら打って出て~」というパパに、「夢を見るのはもうおやめくださいっ!」と一喝するまでは完全に信繁のターンでしたが、
徳川と豊臣、それぞれにつこうと言い出すのが兄ちゃんと言うのは意外だった。しかも、

「もし豊臣が勝ったら、お前はどんな手を使ってでも俺を助けろ。もし徳川が勝ったら、俺はどんな手を使ってでも、お前と父上を助けるから!」

これなあ。本当にやってのけると分かっているだけに、兄ちゃんが男前に見えてしかたなかった><

決断後の、兄弟二人きりの会話もなあ……我慢できずに泣き出しちゃう弟を、自分も泣き出しそうなのを必死に堪えながら、兄貴は労わるように肩を叩いて……ホント、ええ兄弟や。。。
(一人になった時のパパの表情もよかったなあ。寂しそうだけど、すごく嬉しそうで)

そしてラスト、三人の仲睦まじい酒盛りで〆るのが何かよかった。

ああ、本当に……いい親子だなあとしみじみしつつ次回。とうとう第二次上田城合戦となるようですが……心して視聴したいと思います!

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治部は清正になんて言ったんだろうなあ

前回は、治部の萌えキャラ臭が半端なさ過ぎて、若干引いてしまったのですが、今回はそれも控えめで、とても見やすくなっていました。

まあ、そうは言っても、相変わらず治部を見るたび歯がゆくなるんですけどね。
だって、初っ端から、


信繁「宇喜多様たちが、治部様の謹慎が解けるよう働きかけておられます」

治部「私がいないと政が動かぬからな。そろそろ誰かがそれを分かって、動き出すと思っていた(どや!)」

前回あれだけ「お前には人望ねえから!m9(^Д^)プギャー」されまくったというのに、この言いよう。
お前のその自信はどっから来てんねんw そして、少しは宇喜多さんたちに感謝しろ!
おまけに、愛想笑いさえちゃんと浮かべられなくなってきてる寧様を前にしても完全スルーするわ、茶々には昔っから嫌われており、だから協力してもらえないってことが発覚するわ。おおお、相変わらずダメダメや! と、思っていたら……

信繁「しばらくの間、佐和山に蟄居していただくしかありません」

治部「……なぜだ。豊臣家に全てを捧げて、こんなにも頑張って来た僕が、どうしてこんな目に……(´A`。)グスン 」

今にも泣き出しそうな顔をしてこの台詞。

自分はこんなにも頑張った……かあ。。。
これは、誰しも覚えがある経験ですよね。こんなにも頑張っている自分を、どうして周りは分かってくれない? 評価してくれない? って。でも……

「『こんなにも頑張った』ってね。そんなことは周りが評価することです。あなた自身がすることじゃない」

これは、私がある人からよく言われたことなんですけどね。
言われた時はズガガーンと来たものですが、今にして思えばそのとおりで、結果が伴わない(頑張りが相手に届かない)のでは意味がない。仕事なんか特にそう。

だから、信繁も心を鬼にして、そのあたりを指摘するべきだったんじゃないかなあ。
「僕ちゃんを理解できないあいつらがクソ! 分かってもらえない僕ちゃん可哀想」と嘆くぐらいなら、どうして駄目なのか原因を考えるべきだ! とか、何とか。

でも、信繁はやっぱりそういうことを言わない。
「あなたは何も間違っていない。悪いのは家康!」と同調するばかり。

おいおい信繁。いくら治部殿ラブだからって甘やかし過ぎでは? と、その時は思ったのですが、三成が去った後。
家康から「俺の家来になれ」という言葉に、光の速さで「お断りいたします」と即答&嫌味まで返したりするから、「え?」となる。
そんな言い方して……断るにしてもやり方があるでしょう? 真田家は今、一応徳川家の懇意にしてるわけなんだから……と、首を捻るとともに「治部殿の下での役目は終わった。これからは兄上と二人で真田の家を守っていく!」という言葉に違和感を覚えていたら。。。


昌幸パパ「俺、上杉につこうと思ってんだけど、お前らどうする?」


信繁「勿論上杉につくよ! 家康は亡き殿下をないがしろにしてる大悪党! 許してなんかおけないよ!

この言葉には……「家康をぶっ殺したら、天下は戦乱の世に逆戻りするだろう。だが、それでいい! その気に乗じて、信玄公の地を取り戻してやるんだ!」というパパの夢見過ぎ発言よりも吃驚。

前々から、豊臣家に感情移入し過ぎているなあと思っていましたが、まさかここまでだったとは。
てか、考え方が完全に治部と一緒! 感化されるなら、せめて大谷さんにすればよかったのに、寄りにもよって治部。こんなだから、


兄ちゃん「徳川殿を倒して、その後はどうなる?」

信繁「何とかなりますよ! 景勝様はあの狸と違って天下を狙う気はないし、石田様も大谷様もいるし、あと、秀頼様がとっても聡明な坊ちゃんだからね。徳川殿がいなくなったって、天下は乱れませんよ(どやあ)

こんな台詞まで飛び出しちゃう。
見えていない。パパと同じくらい周りが見ていないよ、信繁!

それなのに、信繁は自分は全部物事が見えていると思ってる。徳川を倒すために、夢見るパパを利用してやったとも思ってて……ああ。
昔もそうだったよね。自分は兄より優れていると長らく思っていたのに、実際はそうじゃなかった。
あの頃から変わってない……てか、こういうとこも治部と同じで……信繁と治部は類友だったのか。。。

パパは夢見るピーターパン。弟は自称正義のヒーロー。

それを見つめる兄ちゃんの顔といったら。。。
今回、兄ちゃんはパパの意向に従いましたが……次回はとうとう犬伏の別れ。どんな感じに描かれるのか楽しみです。

そういや、今日は直江状が出ましたね。
本当は原文のまま読んで欲しかったんですけど、やはり直江さんの中の人、ええ声ですわ。
が、それよりも萌えたのは、直江さんが書いた直江状を読んで、「これを読んだら、家康の奴……ぷぷ」と直江さんに笑いかけるエンジェル景勝。
嗚呼、やっぱりいいわ、この二人。



>web拍手レス
8月22日22:22 kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、ドラマ的には全力で山本三成に寄り添っていましたが、私も目が行ったのは近藤正信ですね。内野家康が悪人になり切れないキャラなので、腹黒な部分を結構担っており、かなりあくどいことをやっていますが、それも「主のため」という気持ちがあるのが見えているし、いつも飄々と楽しそうなので、あんまり嫌な感じがしないんですよね。それどころか、とても魅力的に見える。いいですよね。三成にも正信の余裕の十分の一でもあればいいんですけどねえ。それに……おっしゃるとおり、清廉は美徳のはずなんですけどね。やることなすこと全部裏目。関ヶ原の前哨戦っぽい今回でこの有り様では、関ヶ原どうなるんでしょう。心配半分、期待半分(笑)そして台風。かなり大変だったようで……お怪我などなくてよかったです。しかし、また新しい奴が太平洋でうろうろ。できればこのままどこか行ってほしいですが、そういうわけにもいかないようで。。。どうぞ、お気をつけください。

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忠興さんの独特の空気、なんか癖になる

真田丸前半主役:昌幸パパ
真田丸中盤主役:秀吉
秀吉死後の主役:治部 ←NEW!

ということで、今回も絶賛「石田丸」だったわけですが、何か……腐ってる女性ファンへのでっかい釣り針が見えたのは私だけでしょうか?

真っ直ぐで不器用過ぎるツンデレ総受け治部ちゃんを……

熱血幼馴染攻め(清正)とかけても良し★

インテリクールの同僚攻め(大谷さん)とかけても良し★

ちょっと頼りないチワワ系上司受け(景勝エンジェル)と百合っても良し★

いつもそばにいてくれる後輩攻め(源次郎)とかけても良し★

何なら、「味方について欲しいなら、君の体を……云々」とか言い出しそうな(←ひどい冤罪)取引先攻め(忠興)とでも……etc

……と、「さあ! 各種取り揃えておりますよ! どれでも好きなカプでお楽しみください!」と言わんばかりの充実っぷり! ……え? そう見えたのは、お前の心が腐り切ってるから? そんな! とんでもない! と、したいところですが、もうとにかくそういうふうにしか見えなかったのよね。

で、こういうでかい釣り針を露骨に出されると、私はいつもどうにも乗れない。で、今回もその例に漏れず。。。

いや、治部のために用意された攻めたち ↑の方々は、非常に良かったんですよ?

先週あんなに酷い態度を取られても、治部が私利私欲のためでなく、ただただ豊臣家のためを思って動いている。そして、一度言い出した手前、止められなくなってる。と、実は治部のことをよく分かっているからこそ、寧様に言われるまで治部と家康、どちらにつくか悩み、家康についても、単身訪ねてきて、一生懸命自分の言葉で治部を説得しようとする清正は、本当にいい奴やあと思いましたし、

言っても聞かない治部ちゃんを止めるため、病身に鞭打ち、あえて徳川に味方する大谷さんは男前過ぎたし
ついでに、「泣いておるのか?」という声音のあまりの優しさにうっかりときめく。
 
皆があれだけ言っても聞かなかったのに、最後に説得できたのが、源次郎ではなく景勝というオチもよかった。あれはとてもしっくり来た。

何だかんだ言って、治部を助けるための策とはいえ、大嫌いな家康側についてあげたパパもいい味出してた。
(とはいえ、「この前家康さまを襲撃したのって治部らしいよ」と言う言葉に、「マジで?! いやあ! それは許せないなあ!!」と、出浦さん送り込んだ張本人のくせに答えるとこは、笑いましたが)

と、治部の周りはよかったのですが、肝心の治部がなあ。
いくらなんでも不器用ツンデレちゃんに描かれ過ぎているような……それこそ、秀吉だってフォローし切れねえだろってくらいのレベルというか……ぶっちゃけるなら、まるで切れ者に見えない。
確かに、治部に人望がなかったのは定説ですが、ここまでひどくはないだろうと……まあ要するに、途中から面倒臭くなっちゃったんですよね。
入れ替わり立ち代わりやってくる優しい攻め仲間の諫言に頑なに耳を塞ぎ、「誰も僕を分かってくれない!」と一人悲劇のヒロインぶって、お目目うるうるさせる治部と、そんな治部を甘やかし倒す三成陣営が。

別にね、治部をBLテンプレ受けにしなくてもいいの! そんな小細工しないほうが返って萌えるんだよ!!

「もう御屋形様が苦しむ姿を見たくない。帰ってくれ」と、治部からの要請を断るものの、「三成はどんな男かな?」という主の問いには、「義のために死ねる男です」と誠実に答え、結局主の好きなようにさせてあげる直江さん(いや、これは狙ってるか?)

気弱な主にやる気を出させるためだけに、今回の件を利用した腹黒正信。
(実は今回、一番萌えたのはこの正信だったり。いやあ、この飄々とした老獪ぶりと、やる気を出した家康に嬉しそうにほくそ笑むあの顔。たまんなかったな!)

とにかく、もう少ししゃんとした治部希望!

そして、源次郎も……そろそろしっかりしてくれないだろうか。。。
確かに、今回も暴走治部ちゃんを止めるために、色々動いていましたが、肝心なところで役に立っていないんですよね。
結局、治部を止めたのは景勝だし、豊臣家で権勢を奮いたいなら、寧様の協力は必要不可欠なのに、寧様が治部に悪感情を抱いていると知っても放置。
治部相変わらずのツンデレキャラ炸裂に辟易して帰る清正も……ついでに、毛利を説得なんてできないと弱音吐いてる金吾も放置で……何と言うか、目先のことしか見えていない印象なんですよね(まあ、こういうところがあるから、大坂の陣で上に話を聞いてもらえなかったってなるのかもしれませんが)

ちなみに、もう一つ気になったのは茶々のシーン。
今回の件、茶々には何も知らされないってのが、結構新鮮でした。最近の大河だと筒抜けだったからね。
このことが、後々どう響いていくのか。そのへんが楽しみ。




>web拍手レス
8月14日23:46 kou様 
いつもコメントありがとうございます。大河、三成と家康の対比でしたが、残酷なくらい鮮やかに出ましたね。元来の性分(人の心の機微に疎い)もあるのでしょうが、やはり一番の原因は三成が秀吉を神格化し過ぎていることにあるのかなと思ってみたり。神様の教えに従っているのだから、自分に間違いなどないはず! と。その一点の曇りもない信じっぷりが痛々しくもあり、微笑ましくも見えて、彼に近い人たちほど放っておけないのかなあ。けど、この時代……特に、人の上に立つ立場だと、三成の性格も、三成との友情選ぶのも残酷ですよね。三成を選んだ人たちは結局……なんですから。こうしてみると、魔性の男ですね(笑)こちら、連日36度の猛暑日が続いていてダルダルですが、何とか元気です。kou様のほうもどうぞご自愛ください。

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片桐さん「殿下は非常に安らかにお亡くなりに…」←嘘吐け!!!

前回は、ついに小日向秀吉がサヨナラしてしまったわけですが、今回は……

治部「俺って間違いを犯すことなんてほとんどないんだけど……」
源次郎「異議あり!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

もう、これが全て。
治部、今回はものの見事に間違いだらけだYO!
 
 一生懸命頑張っているのは分かるんです。言ってることも、合理的かつ正論です。
だから、治部としては、自分は何も間違ったことは言っていない(していない)のに、どうして皆分かってくれないんだと、首を捻ること頻りでしょう。

でもね、残念なことに、人はそれだけじゃ動かない。
というか、治部は誰に対しても配慮がなさ過ぎます。

寧様に対して
・夫の死を悼んでいるそばで、「殿下の遺体を塩漬けにする」とか平然と言っちゃう。
・秀吉の葬儀について、評定で決まったことをすぐ寧様に報告しない上、秀吉の遺体をしばらくあのままにすることになって申し訳ないという謝罪もしない。

自分が主催した飲み会に来てくれた客人に対して
・主催者のくせに、客人を一切もてなさないばかりか、早々に退席。

清正(朝鮮から戻った武将たち)に対して
・清正「お前には言いたいこと、山ほどあるけど言わない。とにかく一緒に秀頼さまを支えていこう!」→治部「それはさっき俺が言った。同じこと言うな」→清正「・・・」
・朝鮮出兵の労をねぎらうためと称し、自らが主催した宴なのに、やっぱり途中退席。しかも、「俺はお前と話したいし、飲みたいんだ」という清正に、「俺には仕事があるんだよ!!」と突っぱねる。それを見た武将たちがどう思うかも考えない。

ついでに言うと、今回も死ぬためだけに登場した秀吉の盟友・利家に対して、「あれはもう長くないから頼れない」などと言って、前田家と協力しようとしない。
 
こんなんじゃ、誰も味方になってくれないYO! と、治部はダメダメだったわけですが、家康がねえ。

まず、秀吉が死んだことを聞いて、一人静かに手を合わせるところが、内野の名演も相まって非常によかった。
そりゃ、目の上のたんこぶがいなくなってくれた! とか、これで自分にチャンスが巡ってきた! とか思ったと思いますよ?
けど、だからって「え? サルが死んだ? やったあああ! ざまあああwwww」と、喜ぶばかりってのはねえ、私的に器が小さすぎると思うんですよ。

だから、今回みたいに、色々と思うところはあるけれど、秀吉の死を素直に悼むことができる家康は器が大きいな。魅力的だなと思えるんです。

あと、この家康は周囲への気配りに余念がありません。

治部を陥れるためとはいえ、寧様を見舞い、なかなか夫の葬式をしてもらえない寧様に悔やみの言葉を言ってあげたり、宴に招いた大名たちが楽しめるよう気を配り、兄ちゃんのことも……言及は一切なかったけど、あれは、家康が事前に忠勝を言いくるめてるよね。
で、他の武将に対しても、ああいうことしてるんだろうなあと、自然に思えて……ああ。根回し? 配慮? なにそれ? おいしいの? な、治部とはえらい違い!

終盤の家康VS治部の直接対決もねえ。格の違いが出たと言うか。
言ってることは、間違いなく治部が正論。でも、皆家康を糾弾できない。全てを煙に巻く弁舌、これまでの根回し効果、そして家康が持っている絶大な軍事力によって……これでは、正論も糞もありません。

どう考えても、治部は家康には勝てない。だから、兄ちゃんが言ったように、治部は家康を立てて、家康を補佐するという立場を取るべきだった。

それなのに、治部が出した答えは、家康暗殺。何と言う悪手。。。

でも、治部は間違ってるとは思っていないんだよね。
自分がやろうとしていることは絶対に正しい。邪魔する奴は完全悪。どんな手を使っても排除しなきゃならない!! って……自身に正義があると思い込んでいる人間ほど性質が悪いと言いますが、次回もその性質の悪さが如何なく発揮されるのかな?

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