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雨月のブログです。BLサイト「イチゴウニゴウ。」運営中。

   

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内野さん、だんだんいいぽっこりお腹になってきましたね!

先週は鶴松や利休(&秀長さん)サヨナラ回だったので、非常に重苦しい回だったためか、今回は結構明るめ回でした。
 (てか、瓜売の芸をどんだけ練習したのか知らないけど、秀吉の顔を立てるため棄権した真田家中のあの落胆っぷり。なんでそんなに悲壮感MAXやねん!(笑))

と、言っても、何気にババ様サヨナラ回だったけどね。
長々涙のお別れされるのも何かなあだけど、「煩い…」でガックリ来た時は、結構ビックリしました。ええっ? マジでそれで死んじゃうの?! と。まあ、フェイントでしたけど。

で、源次郎&兄ちゃんに最後の言葉を送るわけですが……何かなあ。
「離れていても、心はいつも一つ!」と偉そうに言われても、ずーっと兄ちゃんの言葉を「ああ? お前の声は聞こえん」と言い続けたあんたが言ってもねって気持ちにしかなれんかった。

兄ちゃんもやっぱそのこと気にしてて、こんな時でさえ源次郎に「俺の声は聞こえないからさ。お前、代わりに聞いてくれ」って言ってさ。兄ちゃん(泣)と思ってたら、「聞きたいことがあるなら、自分で聞けよ(どやあ)」みたいな言い草するから、はぁ?(`Д´) ムキー! と。

お前が散々、てめえの話なんか聞きたくねえと無視してきたんだろうがよ! それなのに、何ほざいてんのかと。
で、「え? やっぱりババ様、俺の声聞こえてたの?」という兄ちゃんの言葉をスルーして、ババはお前たちのことを見守ってるだの何だの。
全然兄ちゃんを見守る気がしねえと思うのは私だけ?

ということで、サヨナラシーンになろうが、私のババ様への好感度は最後まで上がりませんでした。やっぱね、好き嫌いで孫無視しといて、イイ女気取りの婆さんは嫌だし、私、兄ちゃんが好きだから。しょうがないね!
てかホント、あの兄ちゃん無視設定は何の意図があったんでしょう? 最後まで見ても、大した意味なかった気がするし。あれさえなければ、ここまで嫌いにならなかったのになあ。
  
(ちなみに、ここで地味に切なくなったのは、実の娘に怖がられた源次郎もだけど何より、おこうさんの座ってる位置。部屋に入れないんだよね、侍女だから。さらに、稲姫が部屋に入っていく姿を見上げる表情がねえ。。。さらっと映っただけでしたが、彼女の悲しみがひしひし伝わってきました)
 
 で、今回一番印象に残ったのは秀次。

もう、彼のシーンはホントいつもいいんですが、今回もよかった。
特に、茶々懐妊の報せを聞いてからの、我が子(男の子)誕生→死亡までの流れが、結構さらっとでしたが、彼の深い苦悩&悲しみが滲み出ていてとても良かった。

我が子が死んだというのに、これで殿下の不興を買わずに済んだとホッとしてしまった自分。
この秀次がどれだけいい人キャラか、これまで丁寧に描いてきていただけに、そんなことを思ってしまった自分にどれほど絶望したか。よく分かって。。。
これから先、彼がどうなっていくのか。心して見守りたいと思います。

そういや、源次郎の未来のお嫁さんが今回初登場しましたね。いやあ、知的でクールなお父様とは似ても似つかない馬鹿っぽい天真爛漫過ぎる言い回しに、結構「うっ…」となったんですが、この人もこれからどうなっていくのか。。。

 

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6月28日20:23  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今回新刊分。色々来て今回はお稲荷様です。いやあ、日本はホント、動物の妖怪が多い素敵な国です!(笑)三池先生。素敵な絵を描かれる先生ですよね! 今回の話でも、実に素晴らしいイラストを描いてくださいまして、早くお見せしたいです(また、今回の話のお狐様。田舎から上京してきた設定なので、小狐丸ほど都会っこ(?)な感じじゃないですが、きりっとした男前ですよ)さて、今週大河。独特な構成でしたね。小山田さんは良かった良かったでしたし、大谷さん&利休の描き方が斬新で面白かった。茶々は……なんか、ここまでくると可哀想になってきます。確かに空恐ろしい下げマンですけど、本人に悪気はないからなあ……って、彼女のこれからを思えばこんなの序の口ですが、これからどういう描かれ方をされるんだか。瓜売りは勝秀吉のイメージが強いですが、どんな感じになるかな? そして、ドリフターズ。やはり、今回の配役だとちょっと上品過ぎますよね。てか、この作品に限ったことじゃなく、最近の声優さんは、泥臭い演技がする人ってあんまり見かけない気がします。確かにイケメン声なんだけど、味のある声じゃないっていうか……うーん。それから同僚さん。おっしゃるとおり、本当にお好きで。ちなみに一度、金田一のどこが好き? と聞くと、「犯人がターゲット全員殺し終えるまで犯人を突き止められないばかりか、犯人までうっかり自殺させちゃう、どうしようもなく無能なところ!」と笑顔で答えられました。なんという愛情(笑)読んだこともない金田一シリーズが……金田一って結構シリーズ出てますからね。さもありなん。

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「僕、脱いだらすごいんですよ!」(BY三成)

先週、激こゆキャラ・氏政さんが退場されて寂しい限りですが、今回は利休&鶴松ちゃん(ついでに秀長さん)がご退場。しかも、利休はもう死んでいて、回想で利休の死を振り返りながら鶴松ちゃんの死を見守るという、なかなかに変化球な回でした。

で……今回の話の構成もそうですが、「真田丸」の利休は今までにないキャラだったなあと。

これまで見てきた大河の利休像は、高潔にして、浮世離れした芸術家。死ぬ理由も、自分の美意識、美学を守るため。というのがほとんどでしたが、この利休はその対極。

「金で世の中が動く」「戦は儲かる」ってね。けれど、そこまで業が深いからこそ、茶の道を究めることができたというのがなかなか面白い。
最後の、「運命でしょうなあ。アハハハハハ」と嗤う様も妙に感慨深かったなあ。

そして、その利休を追い詰めたのが、大谷さんというのがまた面白かった。
だって、見たことないよ? 利休を切腹に追い込んだのが大谷さんだなんて(大抵は三成の陰謀)

でもホント、この大河の大谷さんはクールでしたたかです。

邪魔な利休を追い落とすためなら、病床の秀長さんを使うし、利休像の一件で、秀吉の前では「蟄居させよう!」だったのに、利休には「切腹じゃ!」と平気で嘘を吐く。
利休の死後、「鶴松様の病は利休の祟りでは?」と皆がガタブルする中、「そんなものあるもんか。あるなら、真っ先に俺が祟られてる」と言い捨て、淡々と鶴松葬儀の手配を進めるってね……いやあ、これはやり手だ!

この大谷さんの関ヶ原、楽しみだなあ。

それからこの人も今回でサヨナラな秀長さん。
出番は非常に少なかったのですが、私、この秀長さん非常に好きでした。何というかねえ、この人の笑顔がとても好きだったのですよ。
一見、包み込むように優しげなんだけど、どこか疲れていて、どこまでも悲しげな……なんか、これまでの秀長の人生の全てが滲み出るような笑みが。
もっとたくさん見たかったなあと思いますが、お疲れさまでした。。。

で、利休回想シーンの後は、本格的に鶴松死亡シーンに向かっていくわけですが、その前に、小山田さんが無事姉ちゃんの元に戻ることができたのは嬉しかったですね。
姉ちゃんに「あんた誰?」と言われたらどうしようと思ってましたが、ここでまさかの匂い袋フラグ回収とはね。
正直、前に「武田を裏切った小山田一族のお前を許すわけにいかん!!!」と言って追い出されたのに、もういいのかよ? と思わなくはないけど、まあこの人が幸せならそれでいいか(←小山田さんには甘い)

と、小山田さんは幸せいっぱいなわけですが、それは正反対に辛いことだらけなのが信幸兄ちゃん。YAZAWAの叔父貴は全然言うこと聞いてくれないし、新しい嫁も……こいつはホント、何のために嫁いできたのでしょう? 
真田の内情を探るために来たんじゃないのかよ。それなのに、懸命に歩み寄ろうとする兄ちゃんを邪険に扱い、いつまで経ってもツンツンツンツン! ウゼエし面倒臭ぇえ! そんなに嫌ならもう帰れよ! なんて思ってしまったので、兄ちゃんがおこうさんに走ってもそらしょうがねえよとしか思わず。
ホント、彼女の好感度が上がる日は来るのかしらん(遠い目)

その後、片桐さん&薫ママンのミニコントや昌幸パパ&家康狸対決などを経て、ついに鶴松御臨終シーン。

まず最初に目が行ったのは秀吉。鶴松の玩具の前で源次郎に問われるままに、鶴松の将来を語るシーンや、死んだ鶴松の傍らで鶴松お気に入りのでんでん太鼓を鳴らしてるところは非常に切なかった。

次に目が行ったのは、秀次。ひどく苦しげに顔を歪ませた彼の胸中ではどんな思いが渦巻いていたのか。想像するだけで苦しくなりました。

で、最後は茶々。
鶴松が死んだ後、立ち上がってフラフラ歩いて行くところはなかなかにぞっとしました。なんといいますか、本当に生気がないんですよね。
「鶴松様のそばにいなくてよいのですか?」と尋ねる源次郎に、「だって、もう死んでしまったもの」と返した声も、感情が一切抜け落ちていてねえ。
それなのに、寧様に抱き締められた途端、子どものように泣きじゃくって……茶々の心情を思うとやるせなくなるとともに、竹内さん、本当に上手いなあと思ってみたり。

さて、ということで今回は非常に濃厚な回でしたが、来週はとうとう朝鮮出兵に乗り出すご様子。また一波乱ありそうですねえ。




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6月20日21:12  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、おっしゃる通り、高嶋さんお見事でしたね。家康たち総出での説得シーンもそれぞれが上手い具合にキャラを出していて面白かった。小山田さん、いい人過ぎて、ヘルシングのヤンだということを忘れそうになります(笑)しかし、そういう役をやれと言われたら、この人はできるのでしょうね。どんな感じになるのか、一度見てみたい。秀吉&政宗シーン。これまたおっしゃるとおり、あの秀吉のオーラを出せる人なんていないでしょう。「こんなの猿じゃないわ! キングコングよ!」と言って、勝さんは秀吉に合わないと言う人もいますが、「天下人・秀吉」でいうなら勝さんは私の中でNo.1です。あと、確かに政宗の人は知らない人でしたね。どういう人なんだろう? あと、ドリフターズ。いまだ、アニメ同梱版を買うか否かで悩んでいたりします。OVAではなくテレビ版なのでクオリティは大丈夫かしらん? という心配もありますが、やっぱ声優がねえ。私のイメージとしては豊久も信長ももっと低くて泥臭い感じだったので、あのお二人では上品過ぎるかなと。まあ、お二人とも演技力は確かな方だと分かってはいるんですが……どうしたもんかなあ。あと、スケキヨクリアファイルですが、とある出版社が企画した金田一フェアでゲットしたとのこと。同僚さんは、本の装丁にもご執心でして、金田一本の表紙が改訂されるたびに本を買っていらっしゃるんです。それで、スケキヨクリアファイルに巡り会ったと。ちなみに、かの丸尾末広先生も表紙を手掛けていらっしゃいました。乱歩でも思いましたが、丸尾先生はつくづくあの時代の空気感を出すのがお上手です。

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昌幸「太平の世なんか糞喰らえや!」信幸「お前もかよ」

家康「氏政殿を説得してくれ! 頼んだぞ! 源次郎」

先週、とうとう↑のようなとんでも台詞が飛び出した真田丸。
多少の主人公ageはしょうがないと思いつつも、先週は結構引きました。あちゃーやっちまったか! と。
沼田評定はギリOKでも、これはアウトだったらしい。自分の判断基準って何なんだろな? と思いつつ今週大河。予想通り、氏政さんサヨナラ回でありました。

源次郎との対面時と、降伏後の全てを悟った時の風情がまるで別人なのは、さすがは大河の常連。お見事でした。

どちらのシーンも見応えがありました。

源次郎とのシーンは、追い詰められた氏政の憔悴っぷりもそうですが、氏政が源次郎に話す「この城は難攻不落! この城にさえ籠っていれば勝てる!」という言葉が、まんま大坂の陣の豊臣方の台詞だよなあと、先のことを色々考えてしまいましたし、

昌幸たちとのシーンは、プライドを捨ててでもとにかく家を守り、機会をうかがうことを決めた者たちと、捨てられなかったプライドに殉ずる者の、それぞれの想いがひしひし伝わってきてねえ。

まあ普通に考えりゃ、すっごいファンタジーですけど、それでもあの場にいた全員の心情がひしひしと伝わってきて、それぞれいいシーンだったと思います。

それから何気に、昌幸たちを待つそれぞれのお付きたちの会話。その後、帰ってきた主とのやり取りが妙にツボでした。
特に、景勝&直江コンビはね。最高でした。

殿を待つ直江さん「とにかくもかくにも、殿がまた、しちめんどい約束してこないかスゲー心配」

直江さん「じぃーーーーーーーー」
景勝「…………や、約束なんかしてないよ! ホントだったら!」

仲いいな、お前ら。いいぞ、もっとやれ!

そういや、前回再登場した小山田さん。やっぱりほのぼのしてていいなあ。
城を大軍に囲まれてるのにね……分かってるんだろうか? この人ってくらい。
てか、源次郎。「姉上は生きてるよ。ぜひ上田に行ってみてね!」と軽く言ってましたが、え? 小山田さんが真田に戻って大丈夫なの? 昌幸パパ許してくれたっけ? というか、姉ちゃんが記憶喪失なこと教えておけよ! 再会時に「このヒゲ誰?」と真顔で言われたら、小山田さんが泣いちゃうだろ!
 
で、小山田さんと再会した蔵で、利休が北条に売りつけた鉛を発見する源次郎。
(源次郎が小田原城に行ったのは、①氏政に逢うため②小山田さんと再会するため③利休が北条とも商売をしていたことを勘付かせるため……と、少なくとも三つの目的があったらしい。ただの主人公ageで終わらせないのはさすがですなあ)

戦が終わった後、大谷さんに報告し現場に駆けつけるも、その時には逃げられた後……て、つくづくこの大河の利休は俗物だなあ。茶人というよりも商人って感じで。
この利休と秀吉の確執、切腹騒動はどんな感じになるのか。今から楽しみです。

さて、前回から伊達さんが登場されたわけですが……実は小田原攻めということで、「独眼竜」を見直したんですが、勝秀吉との対面シーン。あれはやはり何度見てもいい! 大河屈指の名シーンですわ。
で、思う。このシーンに真っ向勝負して勝つとか無理やと(あんなプレッシャー、勝秀吉じゃなきゃ無理!)それに、今回伊達さんは脇役ですからね。こんくらいの扱いでいいのかなあと思ってみたり。

けど、滑稽なほど陽気にずんだ餅を作る様は、源次郎に無念さを語った時より、無念さが伝わってきたなあ。氏政、家康、景勝たちと同じく、悔しかったろうなあ。

さて、次回は鶴松ちゃんが……みたいですね。いや、その前に利休かな? 今までとは一味違う利休の最期、楽しみです。



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6月13日23:18  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、高嶋さんの演技が光る回でしたね。しかし、おっしゃるとおりトップに立つというのはこれほどまでに辛いことなのかと思う回でもありました。正直、皆百姓上がりの秀吉なんかに従いたくないし、まだまだ天下への夢が見たいって思ってるんですよね。けれど、当主はそのプライドも野心も御家を守るためなら捨てなきゃならない。家康たちは捨てたわけですが、氏政は……。小田原城の廊下で黙って控えているたくさんの兵を見ると、氏政がしでかしてしまった罪の重さが際立ちますね。辛いです。さて滅亡回はどうなりますか。横溝映画、いいですよね。あのレトロ感と陰鬱加減がたまりません。ちなみに、私の職場の同僚さんも金田一が大好きで、スケキヨのクリアファイル(!)を愛用しています。素晴らしい愛情です(笑)今の役者さんだと昭和のドロッと感を出すのは難しい。確かに、おっしゃるとおりだと思います。何がどうと言われると難しいんですけどね。  

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平和になったらつまんねえじゃん!(by出浦さん)

前々回くらいからの長い顛末を経て、ついに始まった小田原城攻め。
昨今大河では、何となく秀吉が北条攻めだして~な感じに始まるのに、今年はホントじっくりやったなあと感慨深く思いつつ、視聴開始したわけですが……

氏政ワンマンショーだったなあ……と。
いや、確かに他にもあったんですよ?

「徳川殿の下で働けないぃい? いやああ、残念だなあ!v(゚▽゚)v」パパ、すげえ感じ悪い!(褒め言葉)とか、

家康さん、源次郎と立ちションした直後に、秀吉に立ション誘われて、全然出ず! とか、

あ……一応、政宗ちゃん出すのか! とか、

小田原に呼ばれなかった寧様、切ねえ。そんな寧様を唯一労わる存在、秀長様の咳が切ねえ。とか、

「あそこの木、桜だ。もう少し早く来れば、咲いているところを見られたのに」言い方がね、もう……今回も好青年っぷりが半端ないわ! 秀次さん! とか、

小田原城を見つめる茶々の顔が、これまでの天真爛漫な感じとは全然違う! とか、

「治部に忍城攻めを任せてみては?」刑部がまさかのキラーパス! とか、


「私の見立てでは、もうとっくに忍城落ちてるはずなんですけど、どうして落ちてないんですか?」治部! 言い方! 相変わらず言い方がね……ほら、みろよ! エンジェル景勝でも声を荒げる酷さ! な治部さんとか、

「私の見立てでは四日で落ちる!(どやあ)」な治部を見つめる一同……てか、直江さんの顔が面白すぎる(爆)とか、

まあぼちぼち見どころあったんですけど、それを氏政さんが全部持ってってしまいました。
いやあ、あの追い詰められ過ぎて鬼気迫る感じ、たまりません。

「親父、こんな時に蹴鞠して、香炊いて、挙げ句の果てに化粧まで……もう何考えてんだかさっぱり分からねえよ!!」と、息子は嘆いておりましたが、江雪斎にはちゃんと分かってるってのが泣ける。

「蹴鞠をするのは誰よりも戦のことを気にしておられるから。化粧は顔に出ている疲労を隠すため。香を炊くのは、体臭を隠すため……」と、一つ一つ指摘していくところは、主への愛が滲み出ていました。
そんな江雪斎は、自分のプライドでがんじがらめになって、現実から逃げ続ける主をどう見ていたのか。このへんは考えると、非常に切ないです。

けどなあ。これ、氏直がもっとしっかりしていたら、こんなことにはなってなかったのでは? とも思わずにはいられなかったり。
今回でもう、完璧に「もう降伏しかねえよ!」と思っているのに、家臣に意見を聞いて無駄に過ごしてしまったり、「降伏しかないと思うけど……パパが嫌って言うなら、できないよね。。。」となってしまったり。
おい、もっとしっかりしろよ! と、歯がゆくなること頻りだったのですが、それもこれも皆、ラスト源次郎を氏政説得に向かわせるための布石だったとは!

てか、源次郎が氏政説得?! ありえねえええええ!!! 

これまでも、「ええ? ここで源次郎?!」という展開は何回もありましたが、今回のありえなさは群を抜いてますね。

それでも、軍師官兵衛のクロカンさんより圧倒的に下準備がしっかりしてるってのが受けるw
(クロカンの場合は根回しも中からの手引きも糞もなく、正面玄関に突撃訪問。主人公ATフィールドで矢を避けながら「命を大事にされよ! 門を開けろ(どやあ)」でしたからね)

で、小田原城に入って出会ったのが、まさかの小山田さん。ここで出てくるとは! そういや先週のトニオさん回見ました。熱演でしたね!

「お久しぶりです! こっちです!」と満面の笑みで助けてくれたけど……いやあ、あなた無邪気に笑ってる場合じゃないでしょう! と、突っ込みたくなることしきりでしたが、たったあれだけの登場シーンでも迸るいい人感がたまらん。
これを機会に戻って来るのかな? どうなのかと思いつつ、次回。ついに氏政さんサヨナラ回かな?



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6月5日23:51  kou様 
いつもコメントありがとうございます。今週大河、江雪斎の報われなさにはくるものがありましたね。ただの暗君、愛着もなければ、さっさと見限れるけど、そういうわけでもないですからねえ。余計に辛い。お兄ちゃん、見せ場があったのは嬉しい限りですね。この調子で娘も落せればいいんですけどね。それと、芸達者な方々ばかりなのもいいですよね。去年は「たかちゅかしゃしゃまあ!」とか色々あれでしたからねえ。。。鵺のフレーズ、やっぱりあれでしたか! 印象的な台詞ですよね。私も横溝映画は好きで、ぼちぼち見ました。あと、金田一と言われたら、私も真っ先に思い浮かぶのは石坂さんですね。なんというか、イメージ的に一番しっくりくるというか。でも、一番インパクトに残っているのは渥美版金田一の「八つ墓村」ですね。あれは金田一がっていうか、田治見要蔵演じる山崎さんがね。あの溢れ出る狂気、怖すぎる(ついでに、ラストの小川さんも怖い(笑))多分、これからどれだけの役者さんが要蔵やろうが、越えられないんじゃないかってくらい嵌ってた気がします。   

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佐助、ホントに二日で行けたのか(実際は五日かかるのに。。。)

先週を前振りにして始まった沼田城裁判。リーガルハイみたいな感じになるのかなと思いつつ、視聴し始めたのですが、開始早々

江雪斎沼田は元々上杉のものだったけど、それを最初に奪い取ったのは俺たち北条だ! だから沼田はうちのもん!

「じゃあ上杉に返されよ」という直江さんのクールなツッコミが聞こえてくるようだ。ってか、何だよ、その理屈! 普通に考えておかし過ぎるだろ(爆)

その後も、他人から奪い取ったもんをかすめ取られた。奪い返されたと罵り合う、何ともシュールな展開に。

まあでも、戦国時代の領地なんてほとんどこれだよね。他人から分捕って得た土地。百姓出の秀吉なんてまさにそうだもの。

こんなこと話し合うなんてそもそもがナンセンス。それは皆分かってる。それでも、真剣にやるしかない。なにせ、この裁判の結果如何で戦を未然に防ぐことができるかもしれないのだから。

審議の合間、源次郎にそう呟いた江雪斎の悲壮な顔が印象的でした。
てか、今週の江雪斎は可哀想過ぎた。あんなに北条を生き残らせようと、必死に動いているというのに、そのことごとを主がぶっ潰していくっていう。
最後の、駿府城で来ないと分かってる家康をひたすら待ち続ける姿なんか切な過ぎた。なんて報われないんだ!
こうしてみるとホント、直江さんって幸せなんやなあそりゃ殿命vになっちゃうよねとつくづく思ってみたり。

あと、真田に味方した正信。これは多分、前回氏政に懸命な説得をした家康に感化されてのことでしょうね。
正信はきっと、どんな話し合いが行われようと、秀吉の意向が変わることはないと分かっていた。何を言っても無駄。むしろ、どちらの肩も持たず黙っておくほうが無難。でも、何の得にならなくても、助けてみたくなった。
そのへんの正信の心情を考えると、なかなか面白い。

それから秀次。今週も魅せてくれました。

秀次「本当に沼田が自分たちのものだと思っているなら、『譲り受ける』だなんて言葉は使わず『返してほしい』と言うはず。この時点で、お前は沼田が真田のものであることを認めてしまっている」

まさに正論。確信をついています。言い方もとても穏やかでいい感じ。しかし……哀しいかな、これ秀吉の意には反しているんですよね。
江雪斎の矛盾をつくことはできても、この裁判の意義自体までは思い至れない。このあたりが秀次の限界ということなのか。それを思うと、哀しくなるわん。。。

そしてパパ。
最初は、また息子に丸投げしていい気なもんやな! って感じでしたが、三成から切々と、大乱を起こさぬよう、ここは折れてくれと頭を下げられたあの土壇場で、「じゃあ、名胡桃だけは勘弁して! あそこは、真田家代々の墓があるんです(泣)」なんて大嘘を吐けるのが凄い。
しかも、名胡桃は沼田を押えるには好都合な土地ってのがなかなか。ホント、食えないやっちゃです。
ただ、沼田を手放さなくてはならない悲しみを思うとねえ。悔しさは計り知れない。

それは、YAZAWAの叔父貴も同じことで……ていうか、沼田を直接守り抜いてきた叔父貴のほうがずっとずっと悔しい……のは分かるけど、最後は完全に駄々っ子です、叔父貴(爆)

で、そんな叔父貴を切なそうに見つめる兄ちゃん。
兄ちゃんだって悔しい。その上、名胡桃まで取られちゃった日には、怒りは相当のものだったでしょう。
それでも、「奪い返してやりましょう!」といきり立つ家臣……と、ついでに舅を説き伏せ、戦を仕掛けないのはさすが。てか、「だったら、稲の元に戻られよ!」親馬鹿舅によく言った! あそこは、前回イライラさせられただけにスカッとしました。
ていうか、舅殿。今回の兄ちゃんのこと滅茶苦茶好きになったよね? なんかもう顔が全然違ったもの……って! 娘より先に落されてどうすんだ! チョロイン過ぎるぞ、舅殿w

さて、次回はとうとう小田原城攻め。しかも忍城の名が……来週は「のぼうの城」かしらん?



 
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5月30日20:46 
kou様 
いつもコメントありがとうございます。大河、確かに寧様をおバカに描いた作品と言うのは見たことがありませんね。おっしゃるとおり、それだけ彼女がすごい女性ということなのでしょう。そんな寧様を見出し惹かれた秀吉と、百姓出だろうが何だろうが秀吉についていった寧。ホント、すごい夫婦だと思います。兄上はねえ、どうしてこんなに不憫なのでしょう? ここまで来ると泣けてきます(泣)それでも、これから先。兄ちゃんが見返す瞬間を夢見ているのですが、どうなることやら。。。そしておっしゃるとおり、このドラマはおっさんばかりですね。実にいいことです。やはり大河は芸達者なおっちゃんたちがしのぎを削ってなんぼですよ!(完全な私の趣味です)あと、スマホ。そうだったんですか。会社で使うというからてっきり。でも、確かに気になりはしますよね。ここまで生活に浸透していると。それから配信について。ありがとうございます。またも趣味に突っ走ってます(笑)というか、鵺。「鵺の鳴く夜は~」でしょうか? 悪霊島は見たことないですが、有名ですよね。そしてとても味のあるフレーズ。「鵺」という漢字といい呼び方の響きといい、おどろおどろしくも惹かれちゃうんですよね、鵺。

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